エレファント島とは? わかりやすく解説

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エレファント‐とう〔‐タウ〕【エレファント島】


エレファント島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 08:30 UTC 版)

エレファント島(エレファントとう、英語: Elephant Island)は、南極海サウス・シェトランド諸島にある氷に覆われた山がちな。サウス・シェトランド諸島の中でも南極大陸から離れた場所に位置しており、イギリスサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島から西南西に1,290km、フォークランド諸島から南に940km、チリホーン岬から南東に890kmの場所にある。アルゼンチン、チリ、イギリスがそれぞれ領有権を主張している。




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エレファント島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 11:27 UTC 版)

帝国南極横断探検隊」の記事における「エレファント島」の解説

1916年4月末にジェームズ・ケアード号がエレファント島を後にしたとき、そこにはシャクルトン信頼していた副隊長フランク・ワイルドをリーダーとして22名が残っており、シャクルトンが再び戻ってくる日まで根気良く待ち続けていた。その間さまざまな逆境に立たされた。シャクルトン記述によると、彼がサウス・ジョージア島向けて出発する前の二週間時速7090マイルの風が吹き荒み、氷にしっかり繋がれていたテント暴風によって「ずたずた」に引き裂かれた。最初にエンデュアランス号が氷に捕われた所から1,000マイルほど北上したのに、気温はまだ極めて低かった。ここで生き残るために、残留した隊員達は残され二つ救命艇屋根として使い海岸の石を用いて小さな小屋建てたテント残骸ズック壁に作り変えられ建物断熱するため側面積み上げられた。この小屋はよく考えてあったので、頻繁に起る地吹雪時折吹くハリケーン並の暴風にも見事に耐えた。しかしその一方で天候良くなると、凍らせて保存していたペンギンアザラシの肉が溶けて腐り始め断熱のため積み上げた溶けだして、床が何百ガロンもの塩水溢れ返った実際隊員達は寒い方がいいと思うようになった

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エレファント島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 14:30 UTC 版)

ジェイムズ・ケアード号の航海」の記事における「エレファント島」の解説

サウスシェトランド諸島東端部にあるエレファント島は、遠征が行こうと計画していた何処よりも遠く、また通常の船が通るルートからも遥かに離れていた。救援船が探しに来る可能性低く外界機関救援考えるとしても無視して掛かるところだった。この島は荒涼として人には厳しく大地には植物生えなかったが、清水があり、アザラシペンギン比較多かったので、差し当たり生存するための食料燃料調達できた。南極の冬厳しさ急速に迫っていた。キャンプしている狭い砂利浜には既にほとんど連続した暴風や暴見舞われており、その暫定キャンプテント1つ破壊しており、別のテントぺしゃんこになった。それまで隊員経験した圧力厳しさが、さらなる困難さ予告しており、隊員多く精神的に肉体的に疲れ切った状態にあったこのような状態の中で、シャクルトン救命ボートの1隻を使って助け呼びに行くことにした。最も近い港は540海里 (1,000 km) 離れたフォークランド諸島スタンレーだったが、偏西風のため、近づくのが困難だったよりまし選択肢サウスシェトランド諸島西端部にあるデセプション島目指すことだった。そこは無人島だが、海軍本部記録では、難破船のための物資蓄えられており、捕鯨業者がときたま訪れているということ示していた。しかし、そこに行くためにはやや開けてはいない海だが偏西風逆行することになり、救援の手があるのか確実性無かった副隊長のフランク・ワイルドおよびエンデュアランス船長フランク・ワースリー検討した後、シャクルトン北東にあるサウスジョージア島捕鯨船基地に行くことに決めた。このことは南極海横切って800海里 (1,500 km) というかなり長距離救命ボート航行することを意味した。冬が急速に近づいていたが、追い風を受ければ実行できる思われた。シャクルトンは「海に氷がなく、ボート荒海に耐えれば、1か月の内に航海して救援隊と共に戻って来られる」と考えた

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