ウェッデル海とは? わかりやすく解説

ウェッデル‐かい【ウェッデル海】

読み方:うぇっでるかい

Weddell Sea大西洋南端南極大陸への湾入部の海域1823年英国人ジェームズウェッデル発見


ウェッデル海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/10 01:42 UTC 版)

南極の衛星画像:左上の「湾」部分がウェッデル海である
ウェッデル海
ウェッデル海の氷山

ウェッデル海(ウェッデルかい、Weddell Sea)は、南極海の一部を構成する海域。名称は、1823年にこの海域の南緯74度まで達したジェームズ・ウェッデルに因む。

概要

面積は約2800万km2、幅は最大で2000km。スコシア海の南に広がり、西は南極半島ベリングスハウゼン海、東はドロンニング・モード・ランドノルベジア岬ホーコン7世海と区切られる。南極大陸に深く湾入しており、南部はフィルヒナー・ロンネ棚氷(Filchner-Ronne Ice Shelf)に覆われている。バークナー島(Berkner Island、実際には島ではなく、浅海に棚氷が乗り上げた高地形)を境に、東がフィルヒナー棚氷、西がロンネ棚氷と呼ばれている。

最初の広範な探検はウィリアム・スペアズ・ブルースにより1902 - 1904年になされた。また、アーネスト・シャクルトンの遭難と帰還で有名な帝国南極横断探検隊の舞台にもなった。

この海域とその沿岸の領有権を主張しているのはイギリスイギリス領南極地域)、アルゼンチンアルゼンチン領南極地域)、チリチリ領南極地域)の3カ国である。ただし、南極条約によって、南極地域における領土主権と請求権は凍結されている。

関連項目

座標: 南緯75度 西経45度 / 南緯75度 西経45度 / -75; -45


「ウェッデル海」の例文・使い方・用例・文例

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