シブヤン海とは? わかりやすく解説

シブヤン海

読み方:シブヤンかい
英語:Sibuyan Sea

フィリピン諸島囲まれ海域シブヤン島および複数の島がある。2015年3月、シブヤン海の海底において戦艦武蔵思われる船が発見されたことが伝えられ話題呼んだ

戦艦武蔵大和型戦艦2番艦として、1番艦「大和」に次いで建造され、そして大日本帝国海軍建造した最後戦艦となった1944年レイテ沖海戦参戦し米軍の攻撃により沈められた。

戦艦武蔵沈没後、戦隊フィリピン周辺海域にあると推定されいたものの、沈没位置特定されていなかった。2015年3月3日にシブヤン海での発見報じられ時点では、この船が武蔵であると断定されるんは至っていないが、この船が戦艦武蔵であれば武蔵はほぼ70年ぶりに発見されたことになる。

シブヤン海の海底武蔵思われる船を発見したという情報は、Microsoft協同創業者であるポール・アレンによりTwitter通じて発せられて一躍話題となった


シブヤン‐かい【シブヤン海】


シブヤン海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/19 16:09 UTC 版)

シブヤン海はロンブロン諸島(図中の赤い島々)を囲む海域
シブヤン島

シブヤン海英語:Sibuyan Sea)は、フィリピン海の一部に含まれる[1]フィリピン中央部にある小さな海域で、フィリピン北部のルソン島およびその周辺島嶼と、フィリピン中部のビサヤ諸島とを分けている海である。

南はパナイ島、西はミンドロ島、東はマスバテ島、北はルソン島のビコル半島に囲まれている。シブヤン海中央部にはロンブロン島タブラス島シブヤン島などからなるロンブロン諸島が浮かび、ロンブロン州を形成している。

シブヤン海海戦

太平洋戦争中の1944年10月24日、フィリピン奪還を目指しレイテ島に迫るアメリカ軍とこれを阻止する日本軍の間で行われた決戦、レイテ沖海戦(比島沖海戦)の緒戦で、ブルネイからレイテに向かう日本艦隊とフィリピン諸島内に展開したアメリカ艦隊が最初にこの海域で衝突した。これをシブヤン海海戦という。

戦艦武蔵はこの時シブヤン海に沈没したが、正確な沈没位置などは分かっていなかった。沈没からおよそ70年後の2015年3月3日、マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレンは、自らが率いる海洋調査プロジェクトがシブヤン海の水深1000mの海底にて武蔵の船体を発見したとTwitter上で発表し、2枚の写真を投稿した[2][3][4][5][6]

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ Limits of Oceans and Seas 3rd EDITION(1953) (PDF)”. IHO. 2016年1月2日閲覧。
  2. ^ 『戦艦武蔵』、比海底で発見か=米資産家、ツイッターに投稿 時事通信(2015年4月2日のオリジナルよりアーカイブ)、2015年3月3日19時38分配信。
  3. ^ 戦艦武蔵:船体発見か 米資産家、比シブヤン海で 毎日新聞(2015年3月3日のオリジナルよりアーカイブ)、2015年3月3日配信。
  4. ^ 戦艦「武蔵」、海底で見つかる MS創業者ポール・アレン氏が報告”. ITmediaニュース (2015年3月3日). 2016年1月2日閲覧。
  5. ^ 「[緊急企画] 海底の戦艦「武蔵」発見」『MC☆あくしず』第36号、イカロス出版、2015年5月1日、 111頁。
  6. ^ 「戦艦「武蔵」発見! シブヤン海に眠る巨艦」『世界の艦船』第816号、海人社、2015年3月25日、 66-67頁。

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