大統領一家とは? わかりやすく解説

大統領一家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:47 UTC 版)

ザ・ホワイトハウス登場人物一覧」の記事における「大統領一家」の解説

ジェド・バートレット (Dr. Josiah Edward "Jed" Bartlet) - 吹替小林薫シーズン1-4)→小林尚臣シーズン5-7アメリカ合衆国大統領第1話では冒頭自転車事故起こし、「ポータスが自転車事故」と各スタッフポケベル連絡が回る所からストーリー展開されるPOTUS(ポータス)とは、President Of The United Statesアメリカ合衆国大統領)の略である。シークレットサービスには「イーグル大統領旗紋章)」という暗号名コードネーム)で呼ばれている。 アメリカ独立宣言ニューハンプシャー州代表の代議員として署名したジョサイア・バートレット博士曾祖父曾祖父であり、直系の子孫である。ジョサイア・バートレットニューハンプシャー州最高裁判所主席判事知事歴任した故郷ニューハンプシャー広大な農場所有するなど、名家当主かなりの大富豪である。 再発緩解型の多発性硬化症MS)に罹っており、1期目大統領選挙の際は公表していなかった。アビーとの約束で、当初1期だけで辞めるつもりだったが、2期目目指すにあたり国民事実公表する。このMSに関しては、たびたびエピソードになり、シーズン後半になると症状次第悪化する父親校長務めキリスト教系高校通っていて、授業料無料だったらしい。この時、父親秘書として雇われたドロレス・ランディンハム(後述)と出会う父親とは不仲であり、正しいことをしていたバートレットにしばし手をあげることもあった。このことから大統領在任中にも何度トラウマのようになっており、カウンセリング受けている。また、トビー超えてならない一線超えてしまった要因にもあった。 神父になるためにノートルダム大学入学したが、他にもハーヴァード大学イェール大学ウィリアムズ大学から入学許可されていた。ノートルダム大に対しては現在でも愛着があり、ノートルダム大が出場するフットボール試合があった時などはたびたび話題上ることがある大学在学中アビー出会ったため、神父の道に進むのを止めロンドン大学経済学博士号取得するその後ダートマス大学教鞭を執ると共にノーベル経済学賞受賞する。このノーベル賞の額は、ホワイトハウス内のルーズベルトルームの暖炉の上置かれており、しばしば訪問者などに話題にされる。 大統領になる前は、下院議員三期ニューハンプシャー州知事二期務めた地元ニューハンプシャーでの人気絶大で、知事選では60%を超える得票獲得したこのため1回目大統領選挙では、ニューハンプシャーでの予備選挙合わせて地元での選挙活動行っていたバートレットに対してスタッフたちが「現状で既にこれだけ人気があるニューハンプシャーでは、これ以上大幅な支持伸び期待できない。」として、選挙戦有利に進めるためにニューハンプシャーでの選挙活動打ち切り、まだライバルたち誰も選挙活動行っていなかったサウスカロライナ州選挙活動を行うことを進言するエピソード登場する1回目大統領選挙では、「学者肌のニューハンプシャー知事」として決し本命視されておらず、後に副大統領務めるホインズ(当時上院議員)が最有力候補であったが、レオ始めとするスタッフ家族の協力各州での予備選挙勝ち抜いていく。ついにはホインズに次ぐ2番に付けていたワイリー上院議員やホインズまでも破り民主党指名受諾本選挙では得票率48%と得票数過半数達しなかったが、共和党候補勝利して合衆国大統領就任した演説名手であり、一般教書演説などの重要な場面においても、その才能遺憾なく発揮している。党の指名候補大統領選劣勢であったが、彼の演説によって事態好転したこともいわれている。最もその好例として、3回目一般教書演説の際には、拍手による中断73回にも上ったスピーチライタートビーサムはしばし言葉表現巡って議論繰り広げているのも同作品の見どころである。なお、トビー勝手にアドリブ入れバートレットに度々不満を漏らしていた。そのため、バートレット血圧の高い日はトビー近くにいさせないようにしている。 バートレット民主党大統領候補指名受諾演説も名スピーチであったと言われている。また、2期目狙った大統領選でも共和党リッチー知事との討論会相手圧倒する展開を見せて投票でも圧勝再選果たした首席補佐官レオとは30数年長い付き合いであり、親友である。ただしレオ曰く親友はあまり多くないとのこと典型的なアイルランド系アメリカ人カトリック教徒ラテン語が上手。感謝祭では毎年ラテン語スピーチをする。さらに、一般教書演説の晩に自身代わりにホワイトハウスに残す継承有する農務長官から、ラテン語書かれ合衆国憲法をもらい、その場大統領権限条文を訳すなどその語学レベルは高いと思われる敬虔なカトリック教徒であるが、シーズン2最終話では、自身秘書であり、長年親友(姉御存在)でもあったランディンハム夫人新車引き取ってホワイトハウスに戻る途中で酔った対向車衝突して事故死したことに大きなショックを受け、彼女の葬儀終わった後に大聖堂の中で独り神に向かって「あんたの罰など糞くらえだ。あんたなど糞くらえだ。」と毒づき、神との決別をしたシーンもある。なお、当初再選打って出ようとしていたスタッフたちを尻目に自身MS公表し不出馬固めていたが、亡くなったランディンハムさんが執務室出てきてバートレットキツイ言葉放ったことで一転して出馬目指すことになった。 ユーモアセンスは抜群正義感強く曲がったこと大嫌いだが、気さくな性格周囲和ませる。ただ、時折彼の豊富な知識から繰り出される時間的に長いうんちく」は周囲悩みの種である。ジョシュ後述)に国立公園に関するうんちく披露した際には、「オタク呼ばわりされていた。 普段は皮肉やユーモア交えつつも沈着冷静問題解決にあたりなおかつスタッフ家族には温厚な態度接するが、困難にぶつかった時などにしばしば激高しスタッフ家族怒鳴りつけることがある例えば、シーズン1第3話では、同シーズン第2話自身お気に入りだった主治医のモリス・トリバー海軍中尉任務のためにヨルダン空軍輸送機移動中にシリア軍攻撃によって落命した際には、限定的な報復攻撃プラン突っぱね、このプラン検討提示したフィッツウォレス統合参謀本部議長後述)らシチュエーションルーム参集していた軍人アドバイザーたちに対して全面報復!!」と怒鳴りつけるシーンがある。 シーズン1一般教書演説前に38台の高熱とともに体調崩して執務室で高級ピッチャーグラスを落としながら卒倒してしまう。インフルエンザ倒れたことになっていたが、実はMSの発症でこの時アビーレオ病状について告白したシーズン1最終話襲撃事件遭遇腹部銃弾を受けるも、比較軽傷で済む。この時バートレット銃弾受けたことに気づかずリムジン乗っていたが、異変に気付いた主任警護官バターフィールド後述)の機転で、即座にジョージ・ワシントン大学附属病院搬送された。 シーズン4のエピソード末娘ゾーイ誘拐され事件発生する自身誤った判断を防ぐ為、合衆国憲法修正第25条大統領権限一時的委譲)にのっとり辞任したホインズ副大統領に代わって大統領継承第2位のグレナレン・ウォーケン下院議長後述)に、事件解決まで大統領権限委譲する首席補佐官レオ前述のように30年来の親友であり、また政治面でも「大統領右腕」として重要な役割担ってきた。特に、一部政策分野(おもに外交・軍事安全保障テロ対策などの分野)に弱いバートレット軍事面などからアドバイス与え決断助けうながすのもレオ重要な役割1つとなってきた。同時にシーズン4でも赤道クンドュー共和国武力介入決断したときも、真っ先レオ官邸呼び戻すなどレオの「同意」を要するほど信頼していた。 しかしシーズン5で、中東議員視察団一行ガザ発生した爆弾テロ巻き込まれ、フィッツウォレス前・統合参謀本部議長ら3人が死亡する事態発生した際には、世論議会上級スタッフ、そしてレオ報復攻撃強く求めるなかで、敢えて軍事介入しようとせず中東和平の道を探ろうとする。もともとバートレットは、シーズン3の頃から外交政策テロ対策安全保障政策穏健政策を採りたかったのだが、レオ押し切られる形で強攻策を採っていた。バートレット自身兵役経験がないのも要因となっている。しかしケイト・ハーパー国家安全保障問題担当補佐官登場してからは、ケイト大統領意向沿う穏健策を提案することもあって、次第バートレットレオ遠ざけることになる。 その溝は次第深刻になり、シーズン6冒頭キャンプ・デービッドイスラエルパレスチナとの中東和平会談開催された際にも、レオ軍事指示出させる為だけにホワイトハウスに残るように指示する。このことが更にレオ遠ざけてしまう結果になり、後日キャンプ・デービットに来たレオ抜きでミーティング行ってしまう始末であった。さらに、その内容ケイト提案で「パレスチナ平和維持軍派遣する」というものであり、レオは「平和維持軍派遣すれば、中東問題泥沼巻き込まれることになる」という危惧から反対するが、バートレットはその反対すら聞く持たずの状態だった。ついに業を煮やしたレオから「私の意見不要なら(首席補佐官から)外して下さい」と告げられるバートレット愕然としながらも「意見合わないぐらいで…」と怒鳴り一旦は慰留するも、すぐに「辞める前に後任候補出してくれ」と告げてしまう。 だが、この辞意了承ショック一因となってバーナムレオ心臓発作起こし倒れてしまう。レオ長時間倒れて周り気付かずホワイトハウス戻っていたときに一報入りレオ倒れた聞いたバートレットは、発作自分辞意了承したせいだと思い自責の念駆られる。そして開胸バイパス手術終えて目を覚ましたレオに「首席補佐官続け覚悟はあるか」と聞く。しかしレオが「覚悟はあるが、続けることは無理だ」と応えたために、バートレット後任候補推薦させた上でレオ退任了承する。このときレオが「候補1人かいない」と大統領推薦したのが、当時報道官であったCJ・クレッグである。この時、以前首席補佐官就任するよう要請したときに言ったセリフ覚えているかとレオから聞かれ「崖から飛び降りてくれ」と口を揃えて答えシーンがあるが、バートレット後任CJにも同じ文句でそれを伝え首席補佐官任命するバートレット演じ俳優マーティン・シーンは、「地獄の黙示録」などに出演したトップ俳優ありながら長くヒット作品がなかったため、本作品で演じた大統領役を俳優人生最高の経験語っている。シーン自身リベラルな民主党支持者であり、アメリカではこのドラマとの関係からよく応援演説招待されるシーズン1〜4まで脚本製作総指揮担当したアーロン・ソーキンは、パイロット版シーズン1第1話)を制作した段階においては、このドラマ大統領の側近たちの日常題材とすることから、大統領本人はあまり登場させず、月に1度程度ペース登場させるつもりであった。これは、ソーキンが以前にもアメリカ大統領題材とした映画アメリカン・プレジデント」の制作携わっており、内容同じよう傾向になることを避けたい考えたからである。実際パイロット版では、大統領最後シーン初め登場してくる。しかしソーキンによればパイロット版制作した後に彼や他のスタッフたちが「大統領毎回登場させた方がリアリティがある。」ということに気づいたため、脚本練り直すと共にマーティン・シーン毎回出演持ちかけたという。これに対しシーン二つ返事出演快諾、これが現在に至るバートレット大統領誕生した由来である。 アビー・バートレット医学博士 (Abigail Ann "Abbey" Bartlet M.D.) - 吹替平淑恵シーズン1-4)→唐沢潤シーズン5-7ファーストレディ政治医療問題、特に女性人権問題などに熱心に取り組んでおり、それが行過ぎて夫のジェド喧嘩になることもしばしばある。しかし、心からジェド愛しており、多発性硬化症MS)という難病抱える夫を常に心配している。自らの地位顧みずに、夫に医療倫理規定違反治療行った事などからも、夫への愛が伺える。ジェド2期目からは、医師免許返上することで医師としての仕事ストップし、夫のそばに居続けることにした。 シーズン4ゾーイ誘拐されるも、その事背景大統領シャリーフ暗殺決断した事が遠因になっている事を知り夫妻の間に隙間風生まれてしまう。しかしその後和解し以後はしばし悪化する夫の病状などと闘いながら妻として夫を支えている。 ゾーイ・バートレット (Zoey Patricia Bartlet) - 吹替高橋ちよみ(シーズン1-2)/新井里美シーズン3-4)/竹村奈津シーズン5-) 大統領三女末娘自由に行動したい願っており、その行動大統領不安にさせているが、大統領からは一番可愛がられている。シーズン1で、ジョージタウン大学入学し医学生としての道を歩み始める。また同時に父親私設秘書務めていたチャーリー・ヤング後述)と知り合い付き合うようになる。しかし、ロスリンでの銃撃事件チャーリーが「自分ゾーイ付き合ったことで、大統領の命を危険にさらした」と深い責任感じたことを契機2人の関係は冷え込みついには別れてしまう。このあとゾーイは、フランス人ジャン・ポール付き合い始めたものの、チャーリーはまだゾーイのことを思っているようであり、またゾーイの方もジャン・ポール付き合うのに懐疑的なときもあった。 シーズン4最終話で、恋人であるジャン・ポールと共に行ったバーで、ジャン・ポールによって酒にエクスタシー混入された。さらにその後何者かに誘拐される。そのためバートレットは、自分冷静な判断できない状態だとして、アメリカ合衆国憲法修正第25条発動、グレナレン・ウォーケン下院議長政治的人間関係の項に詳述)に、大統領権限一時的に委譲したシーズン6チャーリー復縁する。 エリー・バートレット (Eleanor Emily "Ellie" Bartlet) - 吹替石塚理恵(シーズン2) 大統領次女名付け親公衆衛生局長官ミリー・グリフィス(後述)である。現在はジョンズ・ホプキンス大学医学生自身名付け親である公衆衛生局長官ミリー・グリフィスが、マリファナに関して合法化容認するともとれる発言をし、辞職危機さらされていた際に、バートレット断り無くグリフィス擁護する発言メディアに対して行ったことで、バートレットと言い争いになるなど親子関係一時険悪なものとなる。しかしその後グリフィスに諭されたことでバートレット自身思い直しエリー発言決し悪意のあるものではなく父親である自分のこと心から思ってのものだった気付いたことで、バートレットが自らエリー歩み寄り親子関係修復された。 シーズン7で、キイロショウジョウバエ研究者であるヴィック結婚するバートレットヴィックのことをハエ男バカにしていたが、最終的に結婚認めホワイトハウス挙式が行われる。バートレットエリーウエディング姿を見て、娘が幼い時を思い出し涙した。 リズ・バートレット・ウェスティン (Elizabeth Bartlet "Liz" Westin) 大統領長女。ダグ・ウェスティンの妻。他の姉妹違って登場回数少ないが、登場人物たちの会話の中で大統領に何かあったときに度々ホワイトハウス子供たち連れてきてやってきていることが明かされていた。最後に三姉妹揃ったのはレオ葬儀の時である。 ダグ・ウェスティン (Douglas Westin) リズの夫。シーズン5で、義父であるバートレット大統領地元であるニューハンプシャー州第一選挙区から下院議員選挙出馬する出馬にあたってダグは、選挙統括していたジョシュに「自らこそ候補相応しい」と民主党公認として推薦するよう頼んだものの、ダグ立候補しようとしていた選挙区には既に有力な候補者がおり、加えてダグには「大統領義理の息子」という点し特筆すべき点がなかったために推薦を受けることは叶わず、結局は無所属出馬強行することになる。 その後も、ニューハンプシャー州では大統領選出馬していたサントス候補会っている。ジョシュダグ応援得ようとしていたが夫婦共々これを拒否した

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