ケミカルとは? わかりやすく解説

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chemical

別表記:ケミカル

「chemical」とは・「chemical」の意味

「chemical」は、化学物質化学薬品を指す英単語である。複数形では「chemicals」となり、名詞として使用されることが一般的である。また、可算名詞であり、形容詞としても用いられることがある形容詞としての「chemical」は、化学的な性質化学反応関連するもの意味する

「chemical」の発音・読み方

「chemical」の発音は、/kémɪk(ə)l/ である。日本語では、「ケミカル」と読むことが一般的である。

「chemical」の語源・由来

「chemical」の語源は、ラテン語の「chymicus」やギリシャ語の「khemeioa」に由来する。これらの言葉は、物質変化融合意味する言葉であった中世ヨーロッパでは、アラビア語の「al-kimiya」を経由してalchemy」(錬金術)という言葉生まれ現代英語の「chemistry」や「chemical」へと進化した

「chemical」の類語

「chemical」の類語としては、「compound」や「substance」が挙げられる。「compound」は、化合物意味し2つ上の元素結合したものを指す。「substance」は、物質という意味で、化学物質化合物限定されない

「chemistry」と「chemical」の違い

chemistry」は、化学という学問化学反応扱う分野を指す言葉である。一方、「chemical」は、化学物質化学薬品意味する言葉である。両者は、化学関連する言葉であるが、用途や意味が異なる。

「chemical」の使い方・例文

1. The chemical reaction produced a lot of heat.(化学反応によって多くの熱が発生した。)
2. This substance contains harmful chemicals.(この物質有害な化学物質含んでいる。)
3. The chemical composition of this compound is quite complex.(この化合物化学組成は非常に複雑である。)
4. The chemical industry plays a significant role in the economy.(化学産業経済において重要な役割果たしている。)
5. Chemical engineers develop new materials and processes.(化学技術者新し材料プロセス開発する。)
6. The chemical properties of this element are not well understood.(この元素化学的性質十分に理解されていない。)
7. Chemical analysis revealed the presence of contaminants.(化学分析により汚染物質存在明らかになった。)
8. The chemical structure of this molecule is unique.(この分子の化学構造は独特である。)
9. Chemical reactions can be classified into various types.(化学反応さまざまなタイプ分類される。)
10. The chemical formula of water is H2O.(水の化学式H2Oである。)

ケミカル【chemical】

読み方:けみかる

多く複合語の形で用い化学的化学的に合成した、の意を表す。「—シューズ」「—パルプ

「ケミカル」に似た言葉

ケミカル

バイクきれいにしたり、部品滑りよくしたりする化学的に作られ液体。 普通の水洗いではなかなか落としづらい油汚れなどをすばやく分解してきれいにするパーツクリーナーキャブレター洗浄用のキャブレタークリーナーというのもある。また、チェーンなどに塗布するオイルやクラッチケーブルの動きよくするためのグリースなどもケミカルに含まれる修理点検のときにもケミカルは大活躍。販売店修理頼んだ際、料金明細に「ケミカル代」のがあったりするのはそのためだ。 化学製品意味するchemicals」からきている。
ケミカル


関連用語キャブレター チェーンルーブ

ケミカル


化学

(ケミカル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 23:50 UTC 版)

化学(かがく、英語: chemistry ケミストリー、羅語:chemia ケーミア)とは、さまざまな物質構造・性質および物質相互の反応研究する、自然科学の一部門[1]。物質が、何から、どのような構造で出来ているか、どんな特徴や性質を持っているか、そして相互作用や反応によってどのように、何に変化するか、を研究するとも言い換えられる[2][3][4]


注釈

  1. ^ 化学という学問を離れると、必ずしもこの仮説だけで説明しているわけではなく、(化学ではない)物理学・素粒子物理学などでは、物質の定義に、(原子や分子よりもはるかに小さな)レプトンクォークニュートリノなども加えた仮説を構築している。高エネルギー物理学・素粒子物理学/東京大学理学部物理学科・大学院理学系研究科物理学専攻

出典

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