ゲーム機 種類・分類

ゲーム機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/06 00:36 UTC 版)

種類・分類

当記事の最初で説明したように、ゲーム機には以下のような種類がある[1]

  • 家庭用ゲーム機(家庭用ゲームコンソール。本記事前半で詳説)
  • 電子ゲーム(主にLSIチップによって動作する装置。任天堂のゲーム&ウオッチシリーズや(初期の)たまごっちなど)
  • アーケードゲーム機(いわゆる「ゲームセンター」などに設置されるゲーム機のこと。ゲームセンターなどの経営側が、業務(商売)のために使うゲーム機なので「業務機」とも)
  • ゲームをプレイするために使われる状態になっている(汎用の)パーソナルコンピュータ

分類方法はさまざまであるが、たとえば以下のように分類する方法がある。

家庭用ゲーム機の下位分類

家庭用ゲーム機の下位分類としては、以下のような大分類をされることがある。

「据置型(すえおきがた)」とは特定の位置に設置して使用される前提で設計されている機器・装置のことであるので[4]、「据置型ゲーム機」というのは、特定の位置に設置して使用されることが前提で開発されたゲーム機のことである。一般に、家庭に置かれているテレビ受像機に繋いで使うことを前提に設計されている。それに対して「携帯型ゲーム機」というのは、携帯していろいろな場所でプレイすることを前提として開発されたゲーム機のことであり、携帯可能な大きさ・重さになるように設計されたゲーム機であり、一般に小型の画面を備える。ただし、以前は「据置型ゲーム機 / 携帯型ゲーム機」の線引きがかなりはっきりしていたのだが、近年では、あえてそれらの境界領域を狙って、それ自体に小型の画面を備えていて携帯して遊ぶこともできながら家庭用の大型テレビに接続し大画面でプレイもできる機種、あるいはドッキングステーションのようなものに接続することでそれを実現するものなども開発され、それらの機種も相当な販売台数になっているので、「据置型ゲーム機 / 携帯型ゲーム機」という分類は以前に比べるとやや曖昧になっている。

家庭用ゲーム機は、時代とともにそのアーキテクチャや性能の水準が変化してきており、複数のメーカーによって開発・製造されているにもかかわらず、大まかに言うと時代ごとにある種の類似性でまとめることができるので、第一世代、第二世代...などと、世代(generation)で分類するということが広く行われている。据置型で顕著であるが、携帯型ゲーム機についても同様の分類がされることがある。

アーケードゲーム機の下位分類

アーケードゲーム機は、下位分類としては、以下のように大分類されることがある。

  • ビデオゲーム用アーケードゲーム機 / エレメカ

ビデオゲーム用のアーケード機は筺体のタイプで以下のように大分類されることがある。

  • アップライト筐体(型) / テーブル筐体(型) / プロジェクタ筐体(型)
アップライト型(筺体)というのはプレーヤが立った状態でプレイするアーケード機であり、テーブル型(筺体)というのはゲーム機がテーブルのような形をしており、プレーヤは椅子にこしかけてテーブル状マシンの上面の画面をのぞきこみ、マシン側面にあるレバーやボタンを操作するものである。上の3分類以外にもセミ・アップライトなどの中間的なものもある。特に大きな筺体でできている業務用ゲーム機を大型筺体ゲーム機と分類する方法もある。

また、汎用筺体と専用筺体に分類されることもある。汎用筺体(汎用タイプ)というのは、ソフトウェアやボード類を入れ替えてさまざまなゲームを走らせることができる業務用ゲーム機のことである。それに対して専用筺体(専用タイプ)というのは、ある特定のゲームにしか使えないようなゲーム機であり、たとえば特定のカー・レースゲームに特化して、ハンドル・座席・画面・画面まわりの装飾などを作りこんであって、他のゲームには転用できないようなゲーム機、そのゲームの需要が無くなったら、分解・廃棄処分せざるを得ないようなゲーム機のことである。

ゲームで使われるPC類の下位分類

ゲーム機として用いられている状態のパーソナルコンピュータは以下のように分類することも可能である。

  • 汎用PC / ゲーミングPC
前者は汎用のPC、つまりさまざまな用途に使う目的で設計された汎用のPC(パソコン)に、ゲームソフトをインストールしてプレイしている状態である。「2Dゲーム」など呼ばれる、平面的な、立体視をともなわないゲーム類は汎用のPCで十分に楽しむことができる。一方、「ゲーミングPC」とはいわゆる「3Dゲーム」を(快適に)プレイするために(高速、美麗な)3Dグラフィックスを実現可能な高性能なパーツ類を搭載したPCのことであり[5]、一般には、滑らかで美麗な3D画像を実現するため、高速に無数のポリゴンを描画できるGPU(画像処理ユニット)および特に高速なCPUや大きな主メモリ等を備えたPCのことを指している。

注釈

  1. ^ マイクロプロセッサ無しであり、ソフトウェアで動く方式ではなかった。
  2. ^ パソコンの単一機種の販売記録では世界一。この記録を破る機種はその後出ていない。
  3. ^ 教育用などにも使われた。
  4. ^ Apple IIなどはビジカルクという会計処理にも使えるソフトが購入可能だったので、会計の仕事をする人に限れば、その目的に一応事務的に使うことができたが、当時、プリンターは性能がきわめて低く文字をとても少ない点(ドット)で印字するような代物で、インターネットもまだ存在していない時代だったので、「ホームコンピュータ」や「ホビーコンピュータ」と呼ばれたものを購入した人々は、それを購入しても、(会計をする人でない、大多数の人は)美しい文書を印刷できるわけでもなく、情報検索をできるわけでもなかったので、1970年代後半や1980年代のパソコンというのは購入後しばらくすると、結局のところ、もっぱらゲームで遊ぶことや、ゲームソフトを書いてプログラミングの腕を磨くために使う、などということが主たる用途になってなってゆくことが、実はかなり一般的だった。
  5. ^ 4ビットまたは8ビットだからというようなアーキテクチャ的な理由ではない。
  6. ^ なお、1990年代後半以降のインターネット普及により、英語圏との情報流通が密になったため、「ゲームコンソール」という表現が日本語圏で見られることも多くなっている。
  7. ^ 例えばパソコンにおけるラップトップ機に近かった形態のPCエンジンLTなど。

出典

  1. ^ a b c d e f ゲーム機とは - IT用語辞典バイナリ”. 2014年4月8日閲覧。
  2. ^ 大河原克行 (2008年7月10日). “大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」「ゲーム機が無くなる日」を示唆したゲーム白書、「50代のゲーム利用増加」を裏付けたCESA報告書”. PC Watch. インプレス. 2021年7月4日閲覧。
  3. ^ 大河原克行 (2009年6月10日). “大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」ゲーム白書2009に見る、ゲーム機市場の大転換期〜急増するゲームコンテンツのダウンロード”. PC Watch. インプレス. 2021年7月4日閲覧。
  4. ^ [1]
  5. ^ ドスパラ、ゲーミングPCとは?
  6. ^ J. M. Graetz (1981), “The Origin of Spacewar”, Creative Computing (August, 1981), http://www.wheels.org/spacewar/creative/SpacewarOrigin.html 
  7. ^ 宮沢篤; 駒野目裕久アーケードゲームのテクノロジー(その1) 増補改訂版「<小特集>遊び・エンタテインメントとメディア」『情報処理学会研究報告.IM, [情報メディア]』第96巻第29号、9〜16頁、1999年https://ci.nii.ac.jp/naid/110002929678 
  8. ^ a b 樺島榮一郎「コンテンツ産業の段階発展理論からみる一九七二〜八三年の北米ビデオ・ゲーム産業─いわゆる「アタリ・ショック」をどう解釈するか」『コンテンツ文化史研究』第4号、コンテンツ文化史学会、24〜42頁、2010年。 
  9. ^ Michael Miller (2005年4月1日). “A History of Home Video Game Consoles”. InformIT. 2009年3月3日閲覧。
  10. ^ "Innovation and competition in standard-based industries: a historical analysis of the US home video game market" IEEE Trans. Eng. Manag. 49(2002)”. 2014年4月8日閲覧。
  11. ^ ケンタッキー・フライド・チキンがチキン保温機能搭載の本格ゲーミングPC「KFConsole」を正式発表!その正体は、4Kや240fpsにも対応するハイエンドゲーミングPCだった”. jp.ign.com. jp.ign.com. 2021年1月11日閲覧。
  12. ^ 八木基; 竹村裕夫5-5民生機器(5.画像応用)「<特集>テレビジョン年報」『テレビジョン学会誌』第32巻第7号、映像情報メディア学会、597〜601頁、1978年https://ci.nii.ac.jp/naid/110003698158 
  13. ^ PlayStationStore「ゲームアーカイブス」カテゴリ内にて「PCエンジンアーカイブス」を、本日より取り扱い開始”. ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン ニュースリリース (2007年9月15日). 2012年9月21日閲覧。
  14. ^ Video Business誌の1995年1月号の記事「Game makers dispute who is market leader.」より
  15. ^ スマートテレビの本質が問われる”. ダイヤモンド社. p. 3. 2013年12月3日閲覧。
  16. ^ Wii UはWiiの失敗を繰り返すか その2”. All About. オールアバウト (2013年4月4日). 2013年5月1日閲覧。
  17. ^ 「WiiU」不振・PS4は来年発売…“寒〜い”ゲーム年末商戦(産経新聞 2013年10月27日)
  18. ^ Xbox Oneは2013年中には出ない? 日本マイクロソフトのゲームビジネスはどうなる? 日本マイクロソフトのキーパーソン3名に直球で聞いてきた(4Gamer.net 2013年7月2日)
  19. ^ Xbox、今更日本でのプロモに力を入れるワケ マイクロソフト幹部が語る「日本重視戦略」
  20. ^ 家庭用ゲーム機逆風下でも24時間で実売100万台! ソニーPS4好発進のカギはインディーズの発展 ――吉田修平SCEワールドワイド・スタジオ プレジデントに聞く”. ダイヤモンド社. 2013年12月3日閲覧。
  21. ^ スティック型から手のひらサイズのSteam用PCまで――相次ぐ“ゲーム機”発表を読み解く【CES 2013】”. ファミ通. エンターブレイン (2013年1月9日). 2013年12月3日閲覧。
  22. ^ Amazon AppStream”. Amazon.com. 2013年12月3日閲覧。
  23. ^ クラウドゲームサービス「ジークラウド」あらため「GameNow」のサービスが本日開始。「イースI 完全版」など計26作品をAndroid端末で楽しめる”. 4Gamer.net. Aetas (2013年4月30日). 2013年5月1日閲覧。
  24. ^ スマホやタブレットで高負荷のオンラインゲームを楽しめる……データホテルのクラウドゲーミング”. イード (2013年6月13日). 2013年6月24日閲覧。
  25. ^ 生きていたシンラのDNA! Genvidが目指す“ゲームプレイ配信2.0”の世界 より自由で柔軟なゲーム観戦を実現。プレーヤーと視聴者のインタラクションも可能に”. 2017年7月12日閲覧。
  26. ^ モノ・マガジン 2020年2月16日号P43 家庭用ゲーム年代記
  27. ^ 「Nintendo Switch本体」品薄の お詫びとお知らせ”. 任天堂 (2017年6月22日). 2017年6月24日閲覧。
  28. ^ ソニーPS5販売を脅かす「転売屋」、買い占めで供給不足に拍車”. Bloomberg (2020年12月17日). 2021年2月4日閲覧。
  29. ^ ヨドバシアキバ、PS5店頭販売で警察が出動する騒ぎに”. GameWatch (2021年1月30日). 2021年2月4日閲覧。
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  32. ^ Amazon Luna”. www.amazon.com. www.amazon.com. 2020年9月25日閲覧。
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  36. ^ カンタン、あんしん、無料!任天堂Wi-Fi connection ジーパラドットコム - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
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  38. ^ iPod touchの"ゲーム機としての"魅力とは - 米AppleのiPod担当者に聞く”. マイコミジャーナル (2011年2月7日). 2011年5月15日閲覧。
  39. ^ 3D立体グラフィックゲーム
  40. ^ トミー3D立体グラフィックゲーム シャーマンアタック
  41. ^ 3D立体グラフィックゲーム・宇宙壮絶戦車戦
  42. ^ 週間電子ゲームレビュースペースレーザーウォー
  43. ^ 週間電子ゲームレビュー宇宙壮絶戦車戦
  44. ^ Jaguar VR
  45. ^ ATARI JAGUAR VR HEADSET
  46. ^ AGH Jaguar Review: MISSILE COMMAND 3-D
  47. ^ 【西田宗千佳のRandomTracking】3D対応したPS3 Ver.3.30の狙いとこれから - AV Watch
  48. ^ RETRO GAMES THE C64
  49. ^ TRON RETRO STATION





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