マイビジョンとは? わかりやすく解説

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マイビジョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/18 03:19 UTC 版)

マイビジョン
メーカー 日本物産
種別 据置型ゲーム機
世代 第3世代
発売日 1983年
対応メディア ロムカセット
売上台数 5万台[1]
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マイビジョンMy Vision)は、1983年日本物産が開発・製造した家庭用ゲーム機。当初のメーカー希望小売価格は39,800円[2]だったが、後に19,800円とされた。

概要

当初、1983年5月9日の販売元は中央産業であったが[3]、途中で1983年12月20日に関東電子(現:シネックスジャパン)も販売するようになった[4]。販売元は異なるものの日本物産が主体となって開発した家庭用ゲーム機であり、本体裏やRF端子ケーブルACアダプターには同社の「Nichibutsu」ロゴが記載されている。ゲームソフトの開発は日本物産とサードパーティーに関東電子の関連企業だったロジテックが参入し開発を担当した。ゲームソフトのサポートはウチダサービス(現:ウチダエスコ)が担当した[5]

ハードウェア

リバーシ麻雀などボードゲームに絞った家庭用ゲーム機で簡単なキーボードが搭載されており、2台のマイビジョンと通信ケーブルを揃えれば2人対戦プレイができる[2]。画像出力はRF端子出力ビデオ端子出力の2種類が可能で、ゲーム機本体裏にはスピーカーとボリューム調整ダイヤルが付いている。

仕様

  • CPU:NEC μPD780CZ80互換)(クロック周波数2.68465MHz)
  • VDP:TMS9918A
  • RAM:2KB
  • VRAM:16KB
  • サウンド:AY-3-8910
  • インターフェイス
    • RF出力
    • ビデオ出力(サウンド出力は無し)
    • 拡張コネクタ(36ピン)

ソフトウェア

全ゲームソフト定価4,500円[6]

周辺機器

  • 通信ケーブル

脚注

  1. ^ 山崎 功 『家庭用ゲーム機コンプリートガイド』 主婦の友インフォス情報社、2014年、60頁。
  2. ^ a b 第2回:TVゲームグラフティー 1984年日本編 テレビゲーム・ファーストジェネレーション - ファミ通.com
  3. ^ 日経産業新聞に掲載された中央産業の発表には5月9日発売予定と記載
  4. ^ 関東電子が配布したマイビジョンのパンフレットには12月20日発売予定と記載
  5. ^ ゲームソフトの取扱説明書にウチダサービス株式会社の社名が記載。
  6. ^ My Vision by Nichibutsu - The Video Game Kraken

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