鰒とは? わかりやすく解説

ふぐ【河豚/×鰒】

読み方:ふぐ

《「ふく」とも》フグ目フグ科総称海産のものが多い。体はふつう太っていて腹びれがなく、体表にとげ状のうろこをもつものや、うろこのないものがある。口は小さく、歯は癒合してくちばし状を呈し、よく飲んで体を膨らませる多く内臓に毒をもつ。肉は淡白美味。トラフグ・マフグ・キタマクラなど、日本近海に約40種が知られるフグ目にはハコフグ科ハリセンボン科なども含まれる。ふくべ。かとん。《 冬》「—の面世上の人を白眼(にら)む哉/蕪村


あわび〔あはび〕【×鮑/×鰒/石明】

読み方:あわび

ミミガイ科巻き貝のうち、マダカアワビ・クロアワビ・メガイアワビ・エゾアワビの総称貝殻は平たい楕円形で、殻口大きいために二枚貝片側だけのように見える。殻径1020センチ。殻の外面褐色呼吸孔が並ぶ。雌雄異体。肉は食用、殻は螺鈿(らでん)細工真珠養殖用いる。《 夏》「太陽海女の太腕—さげ/三鬼



読み方:フグfugu

フグ科魚類総称


読み方:アワビawabi

耳貝科に属す巻き貝

季節

分類 動物


読み方:フグfugu

マフグ科の卵巣激しい毒がある

季節

分類 動物


アワビ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 09:27 UTC 版)

アワビ英語: abalone [æbəˈləʊni])は、ミミガイ科の大型の巻貝の総称[1]。雌雄の判別は外見からではほぼ不可能で、肝ではなく生殖腺の色で見分ける。生殖腺が緑のものがメス で、白っぽいものがオスである。


  1. ^ 魚介類の名称表示等について(別表1)” (PDF). 水産庁. 2013年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月29日閲覧。
  2. ^ 乾鮑について”. 吉浜漁業協同組合. 2012年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月25日閲覧。
  3. ^ a b c d 『甲州食べもの紀行』(山梨県立博物館、2008年)、pp.30 - 31
  4. ^ 自然毒のリスクプロファイル:巻貝:ピロフォルバイドa(光過敏症) 厚生労働省
  5. ^ ネイチャーテック|ハンマーで殴っても、車でひいても大丈夫!丈夫なアワビの貝殻の秘密
  6. ^ 万葉集』巻第六・933番に「鮑珠」と表記が見られる。
  7. ^ 向井広樹 ほか、アワビ真珠層の構造と成長機構について 日本鉱物学会・学術講演会,日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集 2007, 179, 2007-09-22, NAID 10019865601
  8. ^ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」のリアル”. 東洋経済オンライン (2018年10月6日). 2018年11月23日閲覧。
  9. ^ Haliotidae Rafinesque, 1815 WoRMS
  10. ^ Haliotis Linnaeus, 1758
  11. ^ 千家尊統『出雲大社』(学生社、1968年8月25日)167頁


「アワビ」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 08:07 UTC 版)

神饌」の記事における「鰒」の解説

熨斗」も参照 神宮神饌にとって鰒は特別な御物である。それは御贄調舎に神職一同介し神饌代表として忌刀で三度切り、御塩和える特別な儀式があることからもわかる。内宮天照大御神鎮座した後、倭姫命が御贄を探して志摩の国々を巡った際、現在の鳥羽市国崎町で湯貴潜女海女差し出した鰒に感動し、それを神宮献納するよう伝えた古事あるように、神宮鎮座以来2000年以上に渡って鎧崎で獲れた鰒が奉納されてきた。鎧崎には御料調製所があり、毎年漁の盛んになる5月にはここで熨斗鰒が作られる熨斗鰒とは、もみ洗いしてぬめりを取り除いた鰒を桂剥きにした後、竿に干し、白い布で覆った上からぬるま湯をかけて伸ばしながら作られる乾物である。中型の鰒では3メートル程度桂剥きが可能で、湯をかけながら4時間から5時間かけて伸ばし終わった頃には3倍ちかくにまで伸びている。こうして伸ばされた鰒はさらに竹筒用いて餅やうどんのように伸ばされ見取鰒、玉貫鰒用に決められ寸法に切りそろえられる大きい身取鰒では片側10合わせて20熨斗鰒が紐でくくられ小さい身取鰒では片側3枚2枚ずつ、合わせて5一組となってくくられる。玉貫鰒は編んだ紐に片方12両方24縄梯子のように配置され干される国崎からは2010年で生、熨斗あわせて660キロ奉納されその他に若布鹿尾菜ヒジキ)、荒布アラメ)、栄螺サザエ)なども奉納される

※この「鰒」の解説は、「神饌」の解説の一部です。
「鰒」を含む「神饌」の記事については、「神饌」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 09:30 UTC 版)

発音(?)

熟語


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