殻口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 09:38 UTC 版)
殻口は内唇から軸唇にかけて細かい斜めの襞が多数あるが、あまり強くはない。外唇縁は単純で成貝では丸みを帯びて滑らかだが、成長途中のものは薄く鋭い。殻口下端(前端)には深く切れ込んだ水管溝がある。
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殻口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 17:56 UTC 版)
外唇は単純で、側面から見ると上部はほぼ垂直で下部はやや後退する。内唇滑層は薄く、殻底へ拡がらない。軸唇の末端は襞を作るが、それ以外の襞はない。臍孔はない。
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殻口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:10 UTC 版)
陸貝のうち前鰓類(ぜんさいるい)のものは殻口を塞ぐ蓋をもつが、カタツムリの大部分は蓋をもたない有肺類である。そのため、敵に襲われて殻内に逃げ込んでも殻口が無防備となりやすく、一部の種では殻口を厚くしたり狭くしたりして、殻破壊の糸口や外敵の侵入などを防ぐように進化している。キセルガイ科では殻の内壁が弁状に突出したバネ式の閉弁構造を発達させており、体が殻奥に引っ込むと自動的に通路を塞ぐようになっている。またキバサナギガイやスナガイ、クチミゾガイ類などは殻口や殻内に多数の歯状突起や襞(ひだ)をもつ。海岸近くに棲むオカミミガイ科にも同様の歯状突起をもつ種が多い。外国のものではオニグチマイマイやサカダチマイマイなどが殻口内部に複雑な突起を発達させた種としてよく知られている。このようなさまざまな殻口の構造は成貝になって初めて形成されるのが普通で、成長の最後の仕上げとして大きなエネルギーを費やすのである。このような殻口には種類ごとの特徴が出やすく、殻口が破損しているものや完全に形成されていない幼貝などでは同定が難しい場合が多い。殻口は貝自身にとっても観察者にとっても重要な部分の一つである。
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