如來とは? わかりやすく解説

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にょ‐らい【如来】

読み方:にょらい

《(梵)Tathāgataの訳》真理到達した人。仏陀をいう。仏の十号の一。「釈迦(しゃか)—」

[補説] 如(真理)より生来したもの、と解しての訳。


如来

如来の画像 如来の画像
芸名如来
芸名フリガナにょらい
性別男性
生年月日1997/6/21
星座ふたご座
干支丑年
血液型B
出身地長崎県
身長173 cm
体重70 kg
URLhttps://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=8314
プロフィール1997年6月21日生まれ長崎県出身お笑い芸人お笑いコンビポレポレ」として活動。趣味・特技は、映画鑑賞料理テニス、英語、持久走今後活躍期待される
職種お笑い
語学英語
好きなスポーツテニス/持久走
趣味・特技映画鑑賞/料理/テニス/英語/持久走

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如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 22:05 UTC 版)

仏教用語
如来
サンスクリット語 Tathāgata
チベット語 དེ་བཞིན་གཤེགས་པ་
中国語 如来
(拼音rú laí/ Cantonese=yu loi)
日本語 如来
(ローマ字: nyorai)
朝鮮語 여래
(RR: yeorae)
英語 One who has thus gone
クメール語 តថាគត
(tathakut)
モンゴル語 ᠲᠡᠭᠦᠨᠴᠢᠯᠡᠨ ᠢᠷᠡᠭᠰᠡᠨ
Түүнчлэн ирсэн
タイ語 ตถาคต
ベトナム語 Như Lai
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如来(にょらい)とは、サンスクリットタターガタ: तथागत, tathāgata)の漢訳であり、語義は諸説あるが、仏教釈迦や諸仏の称呼に用いられる[1]

仏陀の10の称号である十号の一つ[2][3]。如来を総名として十号の内に数えない場合もある(十号#異説を参照)[4]

語義

原語: तथागतtathāgata、タターガタ)であり、多陀阿伽陀(ただあかだ)、多陀阿伽度(ただあかど)などと音写し、如来如去と訳す[4][2][注釈 1]この上なき尊い者という意味で無上上ともいわれる[要検証][4]

解釈

ブッダゴーサ(仏音)による解釈

ブッダゴーサによる語義釈[5]の全てではないが、一部として、

  1. tathā āgata(如く到れる) - 「(古仏と)同じく一切を知る智慧に到達した者」。過去に出現した古仏がみな一切智性に到達した様に、同様に釈迦牟尼仏も一切智性に到達したため。
  2. tathā gata(如く去れる) - 「(古仏と)同じくすべての煩悩を滅して去る者」。
  3. tatha-lakkhaṇaṃ āgata(真如相に通じる) -  「真如 (tatha タタ) の特徴を悟った者」。

などがある。

中村元による解釈

仏教学者の中村元によれば、「タターガタ」(tathāgata)とは本来、「そのように行きし者」「あのように立派な行いをした人」という語義であり、仏教・ジャイナ教・その他の古代インド当時の諸宗教全般で「修行完成者」つまり「悟りを開き、真理に達した者」を意味した語であるが、「如来」という漢訳表現には「人々を救うためにかくのごとく来たりし者」という後世の大乗仏教的な見解がひそんでいて、初期仏教における語義とは乖離があるという[6]

真身如来

如来とは、如実の道に乗じて、正覚を来成するが故に、如来という。
(如来者乗如実道来成正覚故曰如来)
如実にして来なるが故に如来と名づく。…何れの法を如と名づくや?涅槃を如と名づく…知る故に来と名づく…来の義はかくのごとし。涅槃を如と名づけ、知解を来と名づく。涅槃を正しく覚するが故に如来と名づく。
(如実而来故名如来…何法名如涅槃名如…知故名来…来義如是。涅槃名如。知解名来。正覚涅槃故名如来。)
世親『転法輪経憂波提舎』
如実の道より来る。故に名づけて如来と為す。
(如実道来故名為如来)
大智度論

応身如来

如来というは如を体とし、しこうして来たる。故に如来と名づく…

問う。如を体とし、しこうして来るが故に如来と名づくとは、是れ応身にして来の義あるべし。真如法身には、いかんが来あるや。

答う。本は隠れしが今顕れるが如く、また来と称するを得。
(二釈名門者。体如而来。故名如来。又如諸仏。故名如来。問。体如而来。故名如来。此是応身可有来義。真如法身云何有来。答。如本隠今顕。亦得称来。)
吉蔵『勝鬘宝窟』
つつしんで真実の証を顕さば、すなはちこれ利他円満の妙位、無上涅槃の極果なり。すなはちこれ必至滅度の願(第十一願)より出でたり。また証大涅槃の願と名づくるなり。しかるに煩悩成就の凡夫、生死罪濁の群萌、往相回向の心行を獲れば、即のときに大乗正定聚の数に入るなり。正定聚に住するがゆゑに、かならず滅度に至る。かならず滅度に至るはすなはちこれ常楽なり。常楽はすなはちこれ畢竟寂滅なり。寂滅はすなはちこれ無上涅槃なり。無上涅槃はすなはちこれ無為法身なり。無為法身はすなはちこれ実相なり。実相はすなはちこれ法性なり。法性はすなはちこれ真如なり。真如はすなはちこれ一如なり。しかれば弥陀如来は如より来生して、報・応・化、種種の身を示し現じたまふなり。

如来の例

脚注

注釈

  1. ^ 「如 (tathā、タター) 」の後に来る語を「去れる (gata、ガタ) 」とするか「来れる (āgata、アーガタ) 」とするかで如去如来漢訳し分けられる[要出典]

出典

  1. ^ 『岩波 仏教辞典』第二版、岩波書店、2002年。
  2. ^ a b 如来(にょらい)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年10月23日閲覧。
  3. ^ 十号(じゅうごう)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年10月23日閲覧。
  4. ^ a b c 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合仏教大辞典』 下巻、法蔵館、1988年1月、1124-1125頁。 
  5. ^ 荻原雲来『怛他伽多(tathagata)と云ふ語の起原と其の意義』
  6. ^ 中村元 『ブッダ最後の旅』 岩波書店〈岩波文庫〉pp.263-264[要追加記述]
  7. ^ 親鸞 『[顕浄土真実教行証文類]』「証巻」 聖典註釈版、p.307[要追加記述]

参考文献

関連項目

外部リンク


如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 03:47 UTC 版)

「仏像」記事における「如来」の解説

如来(にょらい)とは仏の尊称(仏十号の一)である。「如去如来」あるいは「如来如去」の略、すなわち「真如世界へ去り、また真如世界より来られし者」という意味であり、修行完成して真理すなわち悟り開いた人を表す。 如来は三十二相八十種好呼ばれる身体の特徴持っていると言われていることから、如来像もこれを表現している。頭部盛り上がっている(肉髻)、頭髪右巻渦巻いている(螺髪(らほつ))、眉間から伸びた身長くらいの長さの白い毛が右巻渦巻いている(白毫)、体が金色である、装飾品身に付けない等の特徴である。もっとも、必ずしも三十二相八十種好全て造形的に表現している訳ではない通常衣服衲衣と裳をまとっているだけである。大日如来だけは例外で、菩薩のように着飾っている。また、如来は施無畏印与願印禅定印、説法印触地印などの印相結んでいる。持物(じもつ・じぶつ)は持たないが、薬師如来だけは薬壷(やっこ)を持っている日本における如来像の頭髪は、いずれも螺髪(らほつ)といって渦巻状の集合体造形されている。ガンダーラ仏初期のものにはなかったが、3世紀以後仏像は、螺髪有するようになった大阪大学教授肥塚隆によると、インドにおいて偉大な優れた人物凡人とは異なった特異な姿でこの世現れるという考えがあり、その1つが特殊な頭髪として現れたという。 釈迦如来 釈迦如来は、唯一現世悟り開いた実在人物とされるガウタマ・シッダールタ釈迦)を基に神格化脚色重ねられ結果として形成された仏(如来)を指す。左右に脇侍付いた形式釈迦三尊という。脇侍としては、文殊菩薩普賢菩薩多く梵天帝釈天、あるいは十大弟子である阿難摩訶迦葉が付くこともある。 盧舎那仏 盧舎那仏蓮華蔵世界に住むとされる仏であり、蓮華座の上座っている。造形としては釈迦如来とほとんど異ならないが、蓮弁線刻文様描かれている点が独自の特徴である。東大寺盧舎那仏像奈良の大仏)が有名である。 薬師如来 薬師如来は、菩薩時代十二大願立てることにより如来となった東方瑠璃光浄土に住むとされ、病気平癒信仰受けている。 像は、手に薬壷(やっこ)を持っている三尊形式場合脇侍として付くのは、必ず日光菩薩向かって右)と月光菩薩(左)である。脇侍とは別に薬師如来助け薬師如来信じる者をも守護する十二神将が従うことがある阿弥陀如来 阿弥陀如来は、法蔵菩薩四十八の大願立てて如来となり、西方極楽浄土説法行っている。平等院鳳凰堂阿弥陀如来1体のみであるが、脇侍観音菩薩勢至菩薩従えた阿弥陀三尊の形で祀られることが多い。 大日如来 大日如来は、密教において宇宙そのもの考えられている如来である。顕教の如来と異なり頭髪結い上げ宝冠頂き瓔珞ようらく)、首飾り、腕釧、臂釧などの装飾品着けている。 大日如来中心に東方阿閦如来南方宝生如来西方阿弥陀如来無量寿如来)、北方不空成就如来合わせて五智如来という。

※この「如来」の解説は、「仏像」の解説の一部です。
「如来」を含む「仏像」の記事については、「仏像」の概要を参照ください。

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如来

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 23:39 UTC 版)

名詞

にょらい

  1. 仏教で、真如真理)に到達し、さらにそこから(迷えこの世衆生済度のために)来た者を意味する語。狭い意味でののこと。
    1. 釈迦指して呼ぶ10種の名号(仏十号如来十号)の一つ
    2. 大乗仏教諸仏対す尊称。よく知られているものに、釈迦如来阿弥陀如来薬師如来大日如来などがある。(このうち阿弥陀如来は、もと法蔵菩薩名のり修行完成して仏になるとともに阿弥陀如来になったとされる。)

発音(?)

にょ↗らい

語源

サンスクリットの तथागत(tathāgata タターガタ 多陀阿伽陀真如(tathā タター)より来たるもの、真如へと去っていくもの、の意)。漢訳は「如去如来」または「如来如去」。その一部省略された形。

関連語


「如来」の例文・使い方・用例・文例

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