宝生如来とは? わかりやすく解説

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ほうしょう‐にょらい〔ホウシヤウ‐〕【宝生如来】

読み方:ほうしょうにょらい

五智(ごち)如来の一。大日如来に備わる平等性智(びょうどうしょうち)から出たもので、金剛界曼荼羅(まんだら)の南方月輪中尊。肌は金色で、一切財宝つかさどるという。宝生仏。


宝生如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 06:03 UTC 版)

宝生如来
五智如来のうち宝生如来、パリ、ギメ美術館蔵
宝生如来
梵名 「ラトナサンバヴァ」
रत्नसम्भव
蔵名 རིན་ཆེན་འབྱུང་གནས།
種字  タラーク
真言・陀羅尼 オン・アラタンノウ サンバンバ・タラク
信仰 密教
関連項目 五智如来
大日如来阿閦如来、宝生如来、無量寿如来不空成就如来
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宝生如来
宝生如来(蓮華院多宝塔の五智如

宝生如来(ほうしょうにょらい、: रत्नसम्भव [ratnasambhava]、ラトナサンバヴァ)は、大乗仏教における信仰対象である如来の一尊。

三昧耶形三弁宝珠種子(種子字)はत्राः(タラーク、trāḥ)。

密教における金剛界五仏の一で、金剛界曼荼羅では大日如来の南方(画面では大日如来の向かって左方)に位置する。唯識思想における仏の悟りの境地のひとつ「平等性智」(びょうどうしょうち)を具現化したものである。これは、全ての存在には絶対の価値があるということを示す。 印相は、左手は腹前で衣を掴み、右手は手の平を前に向けて下げる「与願印」(よがんいん)を結ぶ。

日本における宝生如来の彫像は、五仏(五智如来)の一として造像されたものが大部分であり、宝生如来単独の造像や信仰はまれである。単独の造像の例は藤次寺の本尊像である。

真言

オン・アラタンノウ サンバンバ・タラク (oṃ ratnasambhava trāḥ

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