偉人の杜
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「リィンカーネーションの花弁」の記事における「偉人の杜」の解説
ジョン・フォン・ノイマン 偉人の杜の初期メンバーにして現在のリーダー。19歳。右目が7セグメントの「0」、左目が「1」を象っており、普段から車椅子を利用している。冷静沈着な性格で、仲間に的確な指示を出す。小柄だが小さいと言われると怒り、根に持つ。過去に項羽に殺されたダヴィンチの示した通り罪人格の廻り者を一掃することを目的とした。後に、実はナイチンゲールに操られていることが判明する。が、深層意識下で洗脳に抵抗するなどしていた。 項羽戦の後、ニュートン、ナイチンゲールと共に「偉人類計画」を宣言し、人類に宣戦布告をする。 前世は天才数学者ジョン・フォン・ノイマン。才能・予測演算 異常なまでの計算力と思考力によって予知のような精度で未来予測をすることができる。 才能・電脳の主 インターネットを介して世界規模のハッキングを一瞬で行なう才能。どんなプロテクトをも突破できるが、物理的に通信不可能な機器(イントラネット)は対象にできない。 ノイマンⅡ ノイマンが作成した自律型AI。左目が「1」ではなく「2」になっている。本体が行動不能になった際のサブとして作られた。携帯を圏外で開くことで自動的に起動する。スペックはオリジナルであるノイマン自身には劣るが、予測演算等は可能。また、デバイスのスペックに依存するため、東耶の携帯電話での長時間の予測演算は不可能。偉人の杜の宣戦布告後、東耶や北束らの協力者となる。 ニュートン リンゴ頭で、殴られるとリンゴの品種を叫ぶというユーモア溢れる人物。アインシュタインと共に偉人の杜の二強に数えられる。普段は飄々としてふざけた態度が多いが、かなり頭が切れる。項羽戦ではアインシュタインと共に後衛を担当していたが、ヒトラーとポル=ポトと遭遇し交戦する。偉人の杜への疑問が残り拠点に帰還したあとアインと共にノイマンらを問い詰めようとするがナイチンゲールの才能により態度が急変、アインを攻撃する。その後はナイチンゲールの隷属下に置かれ、偉人の杜メンバーとして操られていた。アルベルトと行動をともにするようになってからは、アインに噛まれ本来リンゴの品種を言うところを普通に「痛ッ」と叫ぶなど、自我が無くなりかけていた。絵之島にアルベルトと襲撃に来た際には、東耶たちの作戦でナイチンゲールに治癒された腕を切断され、自我を取り戻した。 前世はアイザック・ニュートン。才能・重力の実 リンゴの形をした実を中心に、重力を操ることができる。有効範囲は4メートル、即死範囲は2メートルとなる。 アインシュタイン 偉人の杜の初期メンバーにして二強の1人。通称アイン。ピンクの髪に緑のスーツで、胸には大きな歯車のような痣がある。男嫌いで東耶の偉人の杜加入にも反対していた。過去にはダヴィンチを攻撃されたことにより衝動的になり、項羽に瀕死の重傷を負わせた。後の項羽戦では復讐を誓っていたが、ヒトラーとポル=ポトとの交戦を通して疑問を抱く。その疑問をノイマンに問いただした際、ナイチンゲールに隷属されたニュートンに攻撃され、片足を失いながらも逃亡する。 項羽戦の後は長らく行方不明となっていたが東耶、北束らと合流、暴走する偉人の杜を止めるため協力する。ニュートンのことを意識しているような言動があり、アンリや灰都に度々からかわれている。 前世はアルベルト・アインシュタイン。才能・空間転移 1秒未満で空間を交換し、瞬間移動をすることができる。有効範囲は世界中だが、座標登録していない場所には移動できないという欠点がある。また、転移する空間の境界に対象を配置することで強力な攻撃が可能。アインシュタインがニュートンと行動を共にしていたのは、空間転移が強力な重力場や磁場の中だと安定するため。 舩坂 弘(ふなさか ひろし) 偉人の杜の日本メンバー。軍人らしい潔い心を持つ。ノイマンからスパイ容疑がかけられていた東耶を見張るよう言われ、項羽戦では東耶とファーブルと行動する。ファーブルとの連携でデサルボを倒した後、同じ不死の才能を持つルーデルと交戦する。 不死身であるがゆえに退屈をしていたが、ルーデルと交戦することで互いにすり減るような戦いを求めていたことに気付く。自身と同じ境遇で、そのことに気づかせてくれたルーデルに感謝し、誰のためでもなく己のために決着をつけると決意する。その後不死に限界が来たため東耶に才能を託し死亡。 前世は日本陸軍の軍人として活躍した舩坂弘。才能・不死の兵 どんな攻撃を受けても再生できるため、「不滅の不死」と呼ばれる。他の才能同様行使には限りがあると舩坂自身は思っていたが、実は限界が訪れ、身が白骨化しても生き続けられることが判明。また、他にも小銃や手榴弾を顕現できる。あくまでも兵装は小火器に限定されるのは前世が陸軍軍人であったためだと推測される。 ナイチンゲール 偉人の杜日本メンバー。後衛に徹し負傷した仲間を治療する。舩坂と共にいることが多いらしい。項羽戦ではノイマンと共に拠点で待機していた。 実際には、才能でノイマンを初めとする偉人の杜メンバーを操っていた黒幕。項羽戦では帰還したニュートンを洗脳してアインを攻撃させた他、罪人軍が全滅したことを受け「全人類偉人化計画」を遂行。ノイマンを操って間接的にメンバーに指示を出しており、「偉人の杜は3ヶ月以内に人類を滅ぼす」として宣戦布告をした。過去には、サナトリウムという場所で廻り者についての研究をしており、項羽とも面識が有った。元「医術会」所属。 前世はフローレンス・ナイチンゲール。 言動の端々から現在のナイチンゲールは偽物であることが示唆される。本物の現在の詳細は不明。炎を操る才能も顕現させている。これはサナトリウムでアルベルトと共に暮らしていた男の子の廻り者の才能だということが示唆されている。またテスラ曰く「万物を殺す」結晶を周囲の地表から出現させることも確認されている。才能・癒の天使 仲間の傷を癒すことができる。かなり大きな傷でも治せるが、死者を生き返らせることはできない。 才能・クリミアの赤い影 癒の天使によって治した者を自分に隷属させることができる。隷属の深さと早さは、治した傷の部位と大きさに比例し、指の切り傷での洗脳は数年単位の時間を要する。洗脳されて間もない場合は、その部位を切断することで解除が可能。隷属した廻り者の首からは黒い花弁が舞う。 パブロ・ピカソ 偉人の杜初期メンバーの1人。絵を描くことが大好きで、常にお面を被っている。非戦闘員であるため普段から戦いには参加しない。子供らしい無邪気で明るい性格。ダウィンチを慕っていた。元「美術会」所属。 前世はパブロ・ピカソ。才能・時代 能力の詳細は不明。ゴッホ曰く、「美術会の誰よりも強力な才能」。 ハンス・ドリーシュ 偉人の杜日本メンバー。ノイマンが信頼できる人物として呼ばれた中に含まれていた。ヴラド公をニュートン、灰都ら共に追い詰め、項羽戦では拠点でノイマンらを護衛する。 ハスコックによって全員射撃されたかに見えたが本体は無事であった。しかし他の多くの偉人の杜メンバー同様ナイチンゲールに操られていた。 前世はハンス・ドリーシュ。才能・複製者 液体の入った試験管を肩に装着しており、これを割ることで自分の分身を生み出すことができる。 柳生 十兵衛(やぎゅう じゅうべえ) 偉人の杜遠征組。左目に眼帯をしており、自身のことを俺と呼ぶ女性。灰都のことを同じ剣士として意識している。項羽戦では灰都らと行動するが、カエサルの裏切りによって戦闘不能にされる。戦い後は黒鋭隊に治療され、暴走する偉人の杜を止めるため東耶らと協力。逃亡した灰都を東耶と共に追う途中アラン・スミシーに出会い、過去の記憶を取り戻す。 柳生が廻り者になる前、武蔵の才能で道場破りを繰り返していた灰都に柳生の通う道場の師範代や弟弟子を打ち負かされ、自身も左目に怪我を負った。灰都に復讐を誓うも、廻り者になったことでこの記憶を失っていた。 才能を行使し剣技で灰都を圧倒するも、灰都の身体能力に依存する戦いやカエサルに負わされた傷が原因で敗北。東耶に戦い方と才能を伝授し、二晩に及ぶ灰都との戦いを見届けた。最期は「不完全な廻り者」である東耶と灰都の行く末に思いを馳せ、夜明けと共に死亡。 前世は江戸時代の武士柳生三厳。才能・一寸の極み 視覚を限界使用でき世界をスローで見ることができる才能。最速で躱し、最速で斬ることを戦術とする。欠点として脳への負担が大きいことが挙げられ、そのため長時間使用できない。 才能を行使する際に左目の眼帯を外しているが、右目でも使っているような描写がある、 ガイウス=ユリウス=カエサル 偉人の杜遠征組で、極度の女好き。一方男には興味が全くと言っていいほど無く、全てブルータスに見えるとさえ言われた。軽いノリだが実際は思慮深い。「花弁」に関する考察・研究を最大の行動原理とする。 その正体はスパイとして偉人の杜に送られた項羽軍の廻り者。偉人の杜が立ち上がる前から項羽とはヒトラーらと共に顔を合わせており、強者揃いの五虎将の中でも最強とされている。ノストラダムスと共闘して覚醒状態の灰都に立ちはだかるが、殺害される。花弁についての考察や研究の結果を項羽に残しており、その後黒鋭部隊に託される。 前世はローマ期の軍人、政治家であるガイウス・ユリウス・カエサル。才能・ピグマリオン 赤い戦旗を掲げることで1000人以下の味方を潜在能力を最大に引き出した状態で完璧に統率する、カエサルの第一の才能。この才能を使うことは無かった。 才能・英雄の証 サイコロから実在する武器を生み出し、全て最高練度で使用できる、カエサル第二の才能。作中では使用されなかったが銃火器も召喚可能、さらには未完成であったとしても設計図や構想があるものならば召喚可能。(例として震電や未収航空母艦グラーフ・ツェッペリンなど) ライト姉妹 偉人の杜遠征組で、姉妹揃って極度のシスコン。四六時中べったりしているらしい。項羽戦では拠点で序盤から才能を使い、偉人の杜を有利にしていた。そのために項羽軍の狙撃手から二度狙われ、ハスコックの狙撃により死亡。 前世はライト兄弟。才能・空の人 お互いの片手が翼となり、空を飛行することができる。空の範囲であればどんな気候、気圧だろうと影響を受けない。 ファーブル 姿の見えない廻り者。誰も自分を認識できないためひとり遊びが得意。項羽戦では東耶、舩坂と共に行動し、デサルボを倒す。しかしその後2人とははぐれ、ヒトラーとポル=ポトに遭遇。自身の才能を過信して2人を始末しようと考えたが、彼らの作戦にはめられ、殺害される。 前世はジャン・アンリ・ファーブル。才能・観察者 視覚情報はもちろん音や匂い、振動なども無効化される完全なステルスになる。そのため仲間からも認識できない。殺虫防腐剤を注射して攻撃する。 シュレーディンガー 猫の容姿をした偉人の杜遠征組。綺麗好きと自称し、単独行動を好む。項羽戦ではビル・ヒコックと交戦し、勝利する。その後ヒトラーとポル=ポトに殺害される。ラプラス、マクスウェルとは知り合いである。 前世はエルヴィン・シュレーディンガー。才能・猫は選択者 確率のある選択肢から、 その選択肢が起こる確率がどんなに低くても1%でもあれば、それを選択して現実にできる才能。起こる確率が0%のことは選択できない。 ダーウィン 偉人の杜遠征組。罪人格を劣等種と呼んでいた。生物を見て進化に思いをはせるくせがある。項羽戦ではチカチーロと戦い、勝利した。その後ヒトラーとポル=ポトに殺害される。 前世はチャールズ・ダーウィン。才能・進化論 目を複眼にする、猛禽類の爪を得るなど自身の体の一部を既存の生物の一部に自由に進化させることができる。ヒトラー曰く「個体における形態の変化は『進化』ではなく『変態』だろ」 ボビー=フィッシャー 偉人の杜遠征組。人の指図を受けるのが嫌いで、単独行動を好む。項羽戦では軽口を叩きながらジャハーンギールを倒す。その後はヒトラー、ポル=ポトと交戦し、殺害される。項羽戦の前にアランと接触し、チェスをしていたことが分かった。 前世はチェスプレイヤーのボビー・フィッシャー。才能・神に届く白軍 戦場をチェス盤に見立て、顕現させたチェスの駒の兵士で戦う。また、通常駒が全滅すると通常駒より強い4種類の特殊駒を使うことができる。 シモ=ヘイヘ 偉人の杜遠征組の女性狙撃手。砲身がとても長い狙撃銃を扱い、項羽戦ではライト姉妹をチャールズ=ホイットマンから守るため戦う。その後はカルロス・ハスコックと交戦し、強い敵と戦えることに喜びを感じていた。ハスコックと相討ちとなる。 前世は白い死神と呼ばれたシモ・ヘイヘ。才能・白い地獄 相手にスコープを向けることで、自身が最も得意とする雪原を模した異空間へ引きずりこむ。外界とは時間の進みにズレがあり、第三者の介入は不可能。 扇寺 西耶(せんじ せいや) 東耶の兄。その優しさから人望も厚い。あらゆる面で優秀だったが、実は「万能器」によって得た才能であった。東耶のことを一番に考えており、誇れる兄になることを目標に才能を集めていた。その中で項羽、ノイマン、ピカソ、アインと共に世界平和を目指し、罪人格をも受け入れようと考えていた。しかしある日東耶が罪人格の廻り者に襲われ、重傷を負ってしまう。そのことを受け罪人格一掃を決意、項羽と仲違いしてしまう。その後項羽から受けた傷が致命傷となり、死亡。 前世はレオナルド・ダヴィンチ。才能・万能器 あらゆる才能を開花しうる才能。他の偉人らに教わることで才能を模倣して習得できるが、その質は修行の練度による。確認できた才能は、項羽の「万象儀」とロベール=ウーダンの「欺く才能」のみ。廻り者の才能のみならず、いずれ項羽の武、ノイマンの頭脳、アインシュタインの論理、ピカソの芸術性を身につけると言われた。 また背中の帯を展開することで、複数の才能を同時に使用可能。
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偉人の杜(「偉人類計画」宣言後 )
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項羽戦の後、偉人の杜に違和感を覚えた東耶、灰都、柳生、アインシュタインが袂を分かつ。しかし、偉人の杜メンバーの多くがナイチンゲールの隷属下にあり、そのまま所属している。(ナイチンゲールの他、ノイマン、ニュートン、ピカソ、ドリーシュ、エジソン、ノーベル) 隷属下にないのはテスラ、ピカソ、アルベルトなど少数。 偉人の杜メンバーの管理は元々ノイマンが担当しており、そのノイマンがナイチンゲールの隷属下であったため、他の廻り者たちも前々から所属していたと思われる。 ノーベル 大きな体をした偉人の杜日本メンバー。当初から東耶と顔を合わせていたが、長らく戦いに参加していなかった。項羽戦後はノイマンらの指示によりガガーリン、ニコラ・テスラと共にオーストラリアでテロを起こし、オーストラリアの大規模地域で信号を消失させる。 前世はアルフレッド・ノーベル。才能・死の商人 腕から反物質、もしくはそれに準ずる物質でできたであろう爆弾を投下し、かなりの広範囲に高エネルギーの爆発を起こす。さらにその爆心地にいても無傷でいられる頑丈な体を手に入れる。 ニコラ・テスラ 偉人の杜メンバー。ノーベルらと共にテロを起こし、ユーラシア北部の雪山を一瞬で溶かし、山々を炭化させた。「ギハハハハハ」という笑い方をする。ナイチンゲールの隷属になっておらず、単独行動が可能。しかし、ナイチンゲールが休眠に入った後に電力不足になったため、その解消に取りかかっている。 サナトリウムを運営していたころからナイチンゲールと面識がある。苦悩するナイチンゲールを偽物だと見下しており、現在入れ替わっている偽物のことも知っている。 前世は電気技師で発明家のニコラ・テスラ。才能・世界システム 地球の自転からのエネルギーを用いて電力に変換し放出する。 ユーリ・ガガーリン 偉人の杜メンバー。ノーベルら共にノイマンらの指示のもと宇宙空間からテロを引き起こす。 前世は宇宙飛行士のユーリ・ガガーリン。才能・神の不在 自身が宇宙空間に移動し、地球へ向かって小型のスプートニク1号に似た球状の物体をピンポイントで投擲する 特筆すべきは攻撃範囲ではなくその貫通力であり、地下900メートル程度まで到達するため(既存の地中貫通爆弾の到達深度は30 - 60メートル程度)、地下シェルターなどが意味をなさない。 アルベルト ナイチンゲールが支配する偉人の杜のメンバー。ナイチンゲールが作ったサトナリウム出身。ニコラ・テスラと同様ナイチンゲールの隷属になっていないが、ナイチンゲールの為に良い子になりたい役に立ちたいと思っている。アインシュタインの後に才能に目覚めたためアルベルトと名乗っているが、「アインシュタインは二人もいらない」と発言している。「浮草」のメンバーの名前を聞いただけでそこから才能の詳細を当てるなど、かなり頭がキレる。才能・ワームホール 自身の背後にワームホールを生み出し、自由に行き来が可能となる。そこからエジソンの兵器やテスラの雷撃などを転送して攻撃する。ワームホールは一人では運用不可能であり、ニュートンの重力場やテスラの磁場などの支援があって成り立つ能力。
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