項羽軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 05:42 UTC 版)
「リィンカーネーションの花弁」の記事における「項羽軍」の解説
項羽 偉人の杜初期メンバーの1人。偉人格の廻り者も罪人格の廻り者も同胞であると考え、生きがいを持って共に生きていけることを夢見ていた。しかしダヴィンチらと意見が割れ脱退してしまう。その時に感情的になったアインに攻撃され重症を負うも、罪人格の廻り者達によって一命をとりとめた。望まずとも罪人の才能を得てしまった廻り者たちの居場所を作ろうとしていたため、多くの廻り者からの信頼は厚く感謝されている。ダルモンの才能により延命していたが、左胸の傷は心臓を抉るほどのもので活動限界を悟っており、死ぬ前に自身の才能を譲ろうかと東耶に提案したが断られる。最期はダルモンの才能により重瞳の城にて死亡。 また、カエサルの花弁についての考察や、戦力としてゲッツら複数の廻り者を東耶と黒鋭隊に残していった。 前世は楚の武将項羽。才能・万象儀 あらゆるものを闘気で支配し武器として使用することができる。自身の闘気を纏わせることで岩のゴーレムを作り出すこともできる。誰かを傷つける(=武器と認識する)ことで何でもできる才能であり、傷をふさいだり空間を移動することも可能。 黒死無争 万象儀の闘気の波で結界を作り出す。 結界内は原子までも項羽の意のままに操ることができる。この性質を使い、結界内の物質を拡張と圧縮を繰り返すことで、 原子結合を壊され、最終的には原子崩壊に向かう。結果的に結界内に超重力場などが生み出される。 項羽は「略式的なビックバン」と称しており、作中では最強の才能でもある。 ダルモン 罪人格の廻り者で、項羽のことが大好き。項羽のことを悲しませたり悪く言う人を殺そうとする。偉人の杜との戦いの時も項羽に寄り添い続けた。最期は項羽のために才能を行使し、寄り添いながら共に一生を終える。 前世はシャルロット・コルデー。才能・暗殺天使 自身の命と引き換えに誰かの命を確実に奪うことができる。 才能・カーンの処女 ダルモンの才能が対象者を選んでいない場合、ダルモンを一切傷つけることが出来ない。また、才能の対象者はダルモンの死の執行まで死ぬことが出来ない。 この才能により対象者を項羽に定めることで項羽を延命させた。 アドルフ・ヒトラー 罪人格の廻り者で五虎将の1人。偉人の杜を項羽らが設立した時は項羽を信用していなかったが、どんな時でも罪人格に手を差し伸べる項羽に恩を感じていた。そのため項羽が攻撃されたことに激怒、偉人の杜への報復を決意する。その戦いでポル=ポトと共に何人もの偉人格を倒し、ニュートンとアインシュタインとも戦う。足が不自由で、移動の際はポル=ポトに運んでもらっている。いつも自信たっぷりで頭もかなり切れるが、感情的になることもある。 アインとニュートンの人間性を感じ、引き分けだと宣言する。その後ポル=ポトと共に自ら腐食に飲まれて死亡。 前世はドイツの独裁者アドルフ・ヒトラー。才能・掌握者(エニグマ) ハーケンクロイツに触れている生物の視覚や聴覚などを共有できる。 また、視線を合わせた相手の心底を読む能力も持ち、この能力により喋らないポル=ポトと意思疎通ができる。 ポル=ポト 罪人格の廻り者で五虎将の1人。寡黙で一切喋らないが優しい人を気遣う心を持つ。ヒトラーらと同じく初めに項羽が集めた罪人格の1人。項羽戦ではヒトラーと共に圧倒的な力で多くの偉人を倒し、ニュートンとアインシュタインと交戦する。 ニュートンとアインらを倒すが、2人の持つ人間性を感じ、殺さないことを決める。最期はヒトラーと共に自ら腐食に飲まれて死亡。ヒトラーとよく行動を共にするのはヒトラーに対しての恩義と意思疎通ができるのがヒトラーのみだから。 前世はカンボジアの独裁者ポル・ポト。才能・腐食果実(キリング・フィールド) 生物、植物、金属など物質に関わらず自身の周囲の物を腐食させる。有効範囲は半径50メートル以上。 ハンス・ウルリッヒ・ルーデル 五虎将の1人で偉人格にも関わらず項羽軍に属する廻り者。 偉人の杜との戦いで舩坂と不死同士の戦いをする。廻り者になって退屈に感じていたが、唯一無二の好敵手である舩坂と出会い、戦えたことに喜びを感じ決着をつける。 前世はスツーカの悪魔と呼ばれたドイツの英雄、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル。才能・不死鳥 どんな攻撃も無効化し、一切傷を負わないため「不変の不死」と称される。また、爆撃機に搭載される機関銃を顕現させる。外観からMG34機関銃だと推測される。また急降下爆撃を可能にする跳躍力を持つようになる。 ジェリコのラッパ 跳躍し、ルーデルが搭乗していたJu87爆撃機に搭載される爆弾をマントの下から顕現させ地表へ投下する技。 カルロス・ハスコック 偉人格にして項羽軍に属する五虎将の1人。白い羽で覆われ鳥人のような容姿をしている、偉人の杜の拠点に奇襲をし、多大な被害を与えた。その後狙撃手同士シモ=ヘイヘと交戦し、相討ちとなる。 前世はアメリカ軍の狙撃手カルロス・ハスコック。才能・緑の地獄 ベトナム戦争の舞台の熱帯林に相手を強制的に引きずり込む。第三者の介入は不可能。 ノストラダムス ペストマスクを被った廻り者。内情を探るためにわざと黒鋭隊に捕まる。帰還の際には攻撃されるも、才能を使って無傷であった。偉人の杜との戦いではダルモンと共に項羽の城で待機していたが、暴走した灰都を止めるためにカエサルと共闘。戦闘中に自身の死を予言し、灰都によって殺害される。 黒鋭隊から逃げる際に、花弁に関わる重大な情報を残していた。 前世はノストラダムス。才能・大予言者 予言書を使って未来を予言することができる。予言の的中率は70%で、案外外れる。ある程度ならは自分で書き加えたり修正することもできる。 ヴラド三世 罪人格の廻り者。項羽軍の中で偉人の杜と初めに戦い、舩坂、ニュートンに追い詰められていたところを項羽に助けられる。2度目の交戦ではドリーシュ、灰都、ニュートン、舩坂と戦い罠にはめようとするが後ろから東耶に才能を盗まれる。大戦直前に東耶によって殺害。 前世はヴラド・ツェペシュ。才能・串刺し公 周りの鋭角(50度から60度)の物質を串状に伸ばし、敵を串刺しにする。 デサルボ 罪人格の廻り者で、ヒトラーらと同じく項羽が初めに集めた廻り者の1人。自身の衝動は物を握りつぶすことで抑えられるらしい。偉人の杜との戦いでは舩坂、ファーブル、東耶と交戦する。結果ファーブルによって殺害。結局、誰一人握りつぶせず退場した。 前世はボストン絞殺魔事件の犯人、アルバート・デサルボ。才能・絞殺魔(ストラングラー) 絞殺する才能で、握力はコンクリートを握りつぶすほどに。また、手榴弾が効かないほど強靭な体となる。 チャールズ・ホイットマン 罪人格の廻り者。次々と倒れる仲間の敵討ちにライト姉妹を倒そうとする。それをシモ・ヘイヘに防がれ交戦し敗北、最期は項羽に感謝しながら息を引き取る。 前世はテキサスタワー乱射事件の犯人、チャールズ・ホイットマン。才能・時計仕掛けの精密射撃(クロックロック・ファイア) 巨大な時計を展開し、その秒針が“12”を指すと同時に狙撃すると100%相手に命中させることができる弾道を得る事ができる。また狙撃銃を顕現させる。 アンドレイ・チカチーロ 罪人格の廻り者。廻り者になる前は真面目な青年であり、殺人衝動を抑えようと動物を殺していた。しかし、段々と抑えられなくなり、人を殺める前に自害しようとしていたところを項羽に拾われる。偉人の杜との戦いではダーウィンと交戦し、殺害される。項羽に自分を最期に居場所を作ってくれたことに感謝しながら息を引き取る。「悪だな」「悪だろ」などが口癖。 前世は連続殺人者アンドレイ・チカチーロ。才能・赤い切り裂き魔 両手の爪で触れるだけで爪の長さより短いありとあらゆるものを切り裂くことができる。 ワイルド・ビル・ヒコック 罪人格の廻り者。普段はねっとりとした口調で話すが、焦ると普通に話す。偉人の杜との戦いではシュレーディンガーと戦い殺害される。 前世はアメリカ西部開拓時代のガンマンワイルド・ビル・ヒコック。才能・死人の手札(デッドマンズ・ハンド) 引いたトランプのカードによって銃の弾丸を変えることができる。 ジャハーンギール 罪人格の廻り者。偉人の杜との戦いで複数の廻り者を引き連れボビー・フィッシャーと交戦し殺害される。 前世はジャハーンギール。才能・象の足 足踏みをするだけで踏んだ場所を大きく凹ます。 岡田以蔵 罪人格の廻り者。偉人の杜との戦いで複数の廻り者を引き連れて灰都、十兵衛、カエサルと交戦し、十兵衛によって殺害。 前世は岡田以蔵。才能・人斬り 戦闘シーンがなかったため、どのような能力かは不明。
※この「項羽軍」の解説は、「リィンカーネーションの花弁」の解説の一部です。
「項羽軍」を含む「リィンカーネーションの花弁」の記事については、「リィンカーネーションの花弁」の概要を参照ください。
- 項羽軍のページへのリンク