タロットの精霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/01 13:11 UTC 版)
タロットカードのナンバリング順に列記。 《愚者》 協力者:片桐 洸一(ティターンズ) 象徴の力:物質の分子運動を止め、限りなく絶対零度に近づける“凝結”。 自称「フーさん」。常におどけたナンパな口調の、女好き。女性ならば所属に関わらずちょっかいを出すが、過去に突然自身を封印した《女帝》だけは憎んでおり、初対面のライコを《女帝》と間違えて攻撃したほど。当時の協力者―ニーチェが晩年に精神崩壊したのは、この封印により《愚者》を失ったためとされている。 封印後は長らく行方不明だったが、坂崎が《神の家》の協力者―グレゴリー・ラスプーチンの聖遺物を媒介に《愚者》のカードを手にしたまま時間軸の外を彷徨っていた《神の家》を呼び戻し、1982年の私立円海学園に現れる。《戦車》とその協力者―大河 譲太郎の活躍で坂崎の手を逃れ、ライコに預けられる内に封印が解け、側に居た片桐を協力者にする。“世界の命運にかかわる重大な事象”におけるフェーデで《皇帝》を消滅させた後、片桐の安寧を言質として取り、消滅。 《魔法使い》 協力者:《戦車》(ティターンズ)→《女帝》(プロメテウス)→ライコ(ティターンズ)→《女教皇》(ティターンズ) 象徴の力:“移動”とその応用の“崩壊” 長いストレートの金髪に痩躯の美青年。瞳は、ライコによく宝石に喩えられる強い輝きを持つ。ツバが∞型をした青い帽子を被り、同色のマントに身を包む。得物は“高貴なる芴杖”。性格は傲岸不遜で口が悪く、決して泣き言や否定的なことは口にしない。 1982年の私立円海学園の資料館で、カードの封印が解かれた場に居合わせたライコを協力者としたことで、作中最初に登場する精霊。精霊達の時空を股にかけた闘いに巻き込まれたライコを、横柄な言動で導くが、自身の過去の記憶を喪失しており、その記憶を求めてフェーデを重ねていく。後に、1908年のツングース攻防戦のフェーデで《恋人たち》・《悪魔》ペアに助力した際、かつての協力者の1人―《女帝》を失った事、それにより《審判》に封印され、記憶を失った状態でライコに発見されたことが判明する。当初は協力者時代の記憶がないながらも《女帝》に想いを寄せていたが、敵対陣営であった事から想いを肯定はしなかった。しかしやがて、幾つものフェーデを経て、ライコに惹かれていく。 《女教皇》 協力者:《魔法使い》(ティターンズ) 象徴の力:世界を象徴する四つの存在を象徴化する能力の“四大”で、地の精“グノーメ”、風の精“シルフィード”(霊格上昇後は“エアリアル”)、水の精“ウンディーネ”、火の精“サラマンドル”を象った分身を操る。 赤と青を基調とした鼓笛隊のような、ミニスカートの服。天辺には三日月の飾り、脇からは白い布が垂れた青い小さな帽子を、斜めに被っている。肩下まで伸びた茶髪は、顔脇でレイヤーカットされた部分が大きく内巻きになっている。得物は巻物。 1996年の香港で行われた対《教皇》のフェーデで《愚者》に助力したライコが、《教皇》に加勢したカインに致命傷を負わされ、精霊に転写された姿。転写中に会堂が《教皇》の襲撃を受けたため、不完全な転写―ライコとしての記憶を失った状態で協力者の《魔法使い》とはぐれてしまう。しかし再会した《魔法使い》に言われるままにフェーデを重ねていく内、次々と引き起こされていく惨劇を目の当たりにし、心を閉ざしカードに篭ってしまう。記憶を取り戻した後は、プロメテウス時代の《魔法使い》の封印について重要な決定を行う。“ティターンズ”と“プロメテウス”のどちらの陣営の在り方にも疑問を持ち、“本当に正しい選択”とは何かを常に考え続け、“世界の命運にかかわる重大な事象”に関わることになる。 《女帝》 協力者:《皇帝》(プロメテウス)→《魔法使い》(プロメテウス) 象徴の力:アカシック・レコードに記載されているデータから、物質を再構成する“再生”。 白いドレスの胸元は大きく開き、深く切り込んだサイドのスリットから覗く脚と見た目は悩殺系だが、性格は江戸っ子姉さん。腰まであるストレートの赤毛で、背には巨大な純白の翼、頭には金の輪が飾られている。そのため、幼少期のタイガ―大河 譲(その他の項目参照)に天使と間違えられた。プロメテウスの代表的な精霊。全精霊の中でも、単体で時空を移動出来るほどの力を誇り、象徴の力が攻撃的なものばかりな中で“再生”がほぼ完全な回復を可能とするものであることから、癒やし手としても稀有な存在。唯一、ライコをフルネームで呼び、敵対陣営ながらも肩入れしていた。 《女教皇》が《魔法使い》と愛し合い、霊格を上げた存在。結婚式も挙げた愛する《皇帝》を失うという未来を変えようと、プロメテウスになる。《皇帝》が滅消した直後、悲しみで混乱していた《女帝》の前に現われた《愚者》を過去の存在と気付かず封印し、《愚者》の恨みを買ってしまう。その後は単独で時空を超え、ライコの前の《魔法使い》の協力者となるが、1908年のツングース攻防戦のフェーデで消滅。 《皇帝》 協力者:《女帝》(プロメテウス) 長いストレートの金髪に、黒い鷲の額飾りをしたプロメテウスの筆頭。《女帝》の最愛の夫で、ライコと《女教皇》のファーストキスの相手。 《魔法使い》が《女教皇》と愛し合い、霊格を上げた存在。後に、“世界の命運にかかわる重大な事象”における《愚者》とのフェーデによって消滅してしまう。単体での時空移動が可能な程の強大な精霊だが、作中では戦闘シーンが描かれておらず、唯一象徴の力が明かされていない。 《教皇》 協力者:ピーター・ブルックリン(プロメテウス) 象徴の力:思念と肉体の依存度を入れ替える“転換”。 金の鎧のような装甲に全身を包んだ精霊。背にはバズーカのように2本の柱を背負っている。ライコが《女教皇》に転写される深手を負ったフェーデで助力していた《愚者》・片桐ペアの、対戦相手。精霊や協力者の霊格を数値化して読む事ができ、それを「レベル」と呼んでいる。目的は人の生死ではなく“改変”そのもので、虚数意識論を提唱した教授―ミハイル・ゴーリキーの命を狙って暗躍する。 《恋人たち》 協力者:木村 文華(ティターンズ)→?(プロメテウス)→《悪魔》(プロメテウス)→?(円海学園関係者) 象徴の力:特定の相手に幻を見せる“幻像”。 名前に反し、赤と緑の服に身を包んだ一青年の姿のみで現れる精霊。ライコ・《魔法使い》ペアの、最初のフェーデの相手。 文華との死別後、一時的にソ連の秘密施設―『メデューサの首』に封印され、超能力者開発のための秘密組織―TAO機関により『第六虚数解』の名を与えられて実験材料とされた。それからはプロメテウスへ転向して協力者を転々と変えていたが、1908年のツングース攻防戦への参加で《審判》と《死神》(プロメテウス)の密約により当時の協力者―《悪魔》と記憶を失い、自身の新たな協力者をライコが当てるというフェーデの相手となった。ライコ達に敗退後、会堂に封印される直前に若干の記憶を取り戻し、《魔法使い》に『ラスプーチンに気を付けろ』と言い残す。 《戦車》 協力者:大河 譲太郎(ティターンズ)→《魔法使い》(ティターンズ) 象徴の力:亜光速まで物質の速度を上げる事で、対象の相対的な質量を増大させ、最終的に破壊する“加速”。 長いストレートの黒髪を腰で1つに纏め、古代中国風の鎧を纏った男性。無愛想で口数が少なく、冷静で慎重な性格から大河には常に目的のための行動を求め、時に叱咤する。彼の得物は大河の任意の姿に形を変え、現在は彼の愛車―シトロエン2CVとなっているが、本来の姿は巨大な蛇が引く古代風の戦車である。 《愚者》のカードを巡る坂崎や《神の家》との戦いで、大河と共にライコと知り合う。最後は転写したての《魔法使い》を《女帝》へ引き渡す道半ばで消滅してしまうが、その引き渡しを承諾させるため、《力》に自身の象徴の力を一部譲渡する。 《正義》 協力者:マダム・ゴーリキー(プロメテウス) 象徴の力:マイクロブラックホールを生み出す“縮退”。 青い長髪に金の冠、赤い上着から青いマントを垂らした少年の姿をした精霊。その意匠から、マダムの孫娘―カーシャの遊び相手として小さな姿で実体化した際は『妖精の王子様』と呼ばれており、普段の言動もやや芝居掛かっている。 1950年代にガンジー暗殺を阻止するフェーデに敗北し、低下した霊格の回復に長い時間を費やしていた。が、《女教皇》・《魔法使い》ペアのソ連でのフェーデにカーシャの未来が掛かっていたことから、カーシャを守るべく《女教皇》達の対戦相手―《死神》・田村ペアに協力する。その際、マダムを核爆発によって失いながらも最後の力を振り絞り、《女教皇》に助力した《恋人たち》をマイクロブラックホールに引きずり込み、消滅する。マイクロブラックホールは消滅後も残り、『メデューサの首』の電磁場に捕獲された。 《隠者》 協力者:《死神》(ティターンズ) 象徴の力:特定空間における時間の速度を速める“変移”。 金の髪にターバンを巻いた、褐色の肌の青年。あるフェーデの最中に会堂に封印されてしまい、後に他の封印された精霊と共に、脱出を試みた。再びの封印に《死神》を巻き込むのを恐れ、自ら消滅する。 《運命の輪》 協力者:碧川 和国 象徴の力:仮象の時の流れである“枝”を断ち切る“終極”。 テイルコートのようなジャケットを着て、背に白い翼を生やしたボブカットの美女。巨大な時の輪の付いた長い杖―『世界輪』を持ち、その回転は時間の流れを示すことから常に時計回りだが、時間を遡る際には逆回転する。ティターンズにもプロメテウスにも属さない中立の立場をとり、フェーデを司る存在。見届け役として開始と終了、報酬の授与などを執り行う。自分以外の存在も連れての時空移動が可能で、単体でも時空移動出来ない精霊達にとっては、しばしばフェーデの報酬になる。また“終極”は、本来の時の流れを傷付けることのないフェーデの場―“枝”を作るという、希少な能力。唯一、協力者を精霊達の戦いには同行させず日常生活を営ませている精霊で、和国の元には時間軸に沿った形で、定期的に訪れている。 《恋人たち》との対戦を取り仕切るのに出会って以来、ライコを気に入っている。再三に渡り《太陽》と坂崎が封印から逃げ続けたため、完全に封印出来るよう《世界》に同調し、その主体の一部となる。 《力》 協力者:《審判》(ティターンズ) 象徴の力:時間軸を超えて思念を別の地点へ送り込む“射出”。 大きく胸元を開けた茶のライダースーツのような服に、長いストレートの黒髪の女性。一見するとテンガロンハットのような、ツバが∞型をした茶の帽子を被っている。単体での時空移動が可能で、ティターンズ最強に位置する霊格の精霊。人生において愛すべき存在との交感を得た《女帝》に激しく嫉妬し、「勝利し続けること」を目的としてティターンズに身を置く。また、脇に抱えた獅子の首によって《戦車》の象徴の力である“加速”を使うことができ、この首は時として《戦車》の生首になるが、これは《魔法使い》を《女帝》へ託す代償として《戦車》の思念の一部を複製し、所有を許されたことによる。 《吊るされた男》 協力者:キガワ・イクミ 象徴の力:“遡行” 行動の全権を協力者に委託しており、自分自身の人格は持ち合わせていない。 《死神》 協力者:《隠者》(ティターンズ)→田村 桂子(プロメテウス) 象徴の力:時間の流れに枝を作り出す“分岐”。 骸骨のピンクのマスクと骨を象ったスーツに身を包み、大鎌を持って白馬に跨って現れる、銀髪の美青年。《運命の輪》と同じく自分以外の存在にも時空を渡らせる能力を持つが、協力者によって所属を変えている。《愚者》を親友と呼ぶが、《愚者》には嫌われている。 《隠者》消滅の現場に現れた田村に従い、プロメテウスに転向。1962年で《恋人たち》・文華ペア(ティターンズ)とのソ連のカザフでの全面核戦争が掛かったフェーデに敗れ、その結果封印されることになるが、田村との“改変”の約束を破り、《隠者》と同じ末路―田村を残して自決を選択する。 《節制》 協力者:満田(プロメテウス)→紺屋 泰三(プロメテウス) 象徴の力:「水」を体内に入れることで対象を操作する“統御”。 肩まである金髪をカールさせ、ツボの耳飾りと幾何学模様のワンピースを纏った妙な英語なまりの女性。男性を協力者として選んだ時には相手にかなり精神的に依存し、最も長く協力者であった紺屋とは恋愛関係にあった。 1962年のソ連のカザフで《恋人たち》・文華ペア(ティターンズ)と文華抹殺を賭けてフェーデを行うが敗北し、満田を失い、《力》の“射出”によって時間軸を吹き飛ばされた。その後紺屋と活動しながら、ライコが1人であった時に消滅させようとつけ狙うも、ライコに協力した《女帝》によって会堂に封印されてしまう。 《悪魔》 協力者:カイン・クリストファー・鷹羽(プロメテウス)→《恋人たち》(プロメテウス) 象徴の力:肉体から思念を剥ぎ取り物質化させる“剥離”。 一見するとボンテージを纏って尖った尻尾を生やした、赤毛をツインテールにした少女だが、両性具有の体を持つ精霊。カインと肉体関係があり、表向きはカインの妹―キャロラインとして振舞っているが、そう呼ばれると不快感を示す。人間だった時は男で、カインとは兄弟であった。一人称は「《悪魔》ちゃん」で普段はキャピキャピとした少女だが、その性格は気まぐれで残酷。得物は「小悪魔」という《悪魔》をそのまま小型化した分身で、分裂した感情の表れでもあり、何体も小悪魔を出すと関西弁やのんびり口調の者など、性格が別れる。また剥ぎ取った思念は、棒状の「ソウル・キャンディ」として常時複数コレクションしている。「ソウル・キャンディ」を読み取ることで、その人物の記憶を見ることが出来る。 《神の家》 協力者:グレゴリー・ラスプーチン(プロメテウス) 象徴の力:物質に対するエネルギーの伝達率を下げる“停止”。 金髪をショートカットにして、軍服を着た女性の精霊。肩当ては自由に外れ攻防両面に使用される。ラスプーチンを絶対の心服と信頼の対象としている。 1908年のツングース攻防戦のフェーデでは、本来は隕石の消滅・被害の減少を目的に掲げて複数のプロメテウス側精霊の助力を受けていたにも関わらず裏切り、“停止”を用いて被害を拡大させた結果、《女帝》を始め多くの消滅者を両陣営に出した。その後、《愚者》を手に入れようとして時間軸の外に放り出されていたが、坂崎によって円海学園のコレクションとして保持されていた聖遺物―ラスプーチンの死体の一部を媒介に召喚されたラスプーチンの残留思念に引き寄せられ、帰還する。しかし坂崎達の身代わりとなって、追って来た《世界》により会堂へ封印される。 《星》 協力者:リンダ・ウェーブ 象徴の力:“連鎖” 褐色の肌をメイド服に包む女性。霊格は胸の大きさに比例するとさえ言い放つ、豊満なバストの持ち主。獲物は背後を飛び回る星で、回転しながら敵を攻撃する。高慢な口調で自らを『わらわ』と称する。数十年規模の長いキャリアからかなりの霊格を持つが、それ故にもはや歴史の守護や改変に興味を失い、今はリンダ共々《世界》の主体を求めており、実験に釣られて《世界》が現れるよう、鴻桂(ほんぐい)グループによる1980年のロートワング計画実験に助力するため、カインの元からライコを攫う。 《月》 協力者:?(プロメテウス) 象徴の力:アカシック・レコードにの記録を追体験する“体験”。 頭に真っ赤なエビを乗せた無邪気な娘と、その背後の月に横顔が浮かぶ穏やかながら厳しい母親という2つの人格を持つ精霊。演劇部公演のジュリエット役―河内 美代子の死を巡り争われた、ライコ・《魔法使い》ペアの二度目のフェーデの相手。 交通事故で娘を失った教師―城田が自害しようとした際、《死神》によって精霊に転写された姿であり、ミイラ化してぬいぐるみに入れられていた娘―城田 美代子の残留思念が《太陽》の“召喚”で坂崎によって宿されており、協力者としていた。美代子の死の真実をライコに見破られたことで、フェーデに敗北したと同時に《月》は狂乱。やがて心の平静を取り戻した《月》は報酬を果そうと、《運命の輪》に伴われ、《女帝》の補助でライコ達に《魔法使い》の過去を“体験”で見せ始める。が、《魔法使い》が全く見られないまま、ライコだけが1908年のツングース攻防戦のフェーデを見て、《魔法使い》の《女帝》への想いを知らされた段階で、何者かに協力者を破壊されて消滅。 《太陽》 協力者:哀(プロメテウス)→坂崎(プロメテウス) 象徴の力:残留思念のこもった場所やモノの一部からその思念を復元し、亡者として蘇らせて思うがままに操る“召喚”と“使役”。 あどけない少年少女と、坂崎の片目に宿る青年の3つの人格から構成された精霊。青年は顔のみながら協力者の肉体の一部となるため、協力者は比較的早い段階で高い霊格を示す。哀の時には、青年は額中央に宿っていた。 1908年のツングース攻防戦で哀が命を落としたのは優しかったが弱かったからだと、「マスター」と呼ぶ坂崎の強引さを強さだとして心酔している。過去に《恋人たち》・文華ペアとのフェーデで、文華の親友―陽子を枝で殺害するも敗北している。《戦車》とのフェーデに敗れ封印された折も、《神の家》を身代わりに封印を回避。その後《魔法使い》やライコ達によって弱ったところを、追って来た《世界》に捕まり封印される。 《審判》 協力者:《力》(ティターンズ) 象徴の力:相手の額にヘブライ文字を浮かべ、そのアルファベットの意味する所によって行動を規定させる“言霊”。 前を大きく開けた白いジャケットの首には大きな十字架を下げ、縮れた黒髪に褐色の肌をした、黒人風の青年。頭には丸い輪の飾り、背には白い翼があり、常にトランペットを持ち歩く。が、本人が好きで吹いているトランペットは、お世辞にも上手いとは言えない。単体での時空移動が可能な、ティターンズ最強の精霊の一体。歴史の必然を実現させるために行動し、感情によって動くことを嫌う。『運命のタロット』の役割が世界の終わりを速めることにあると考え、そのための時間エネルギーのエントロピーを極大にする《世界》を誕生させようとする。 フェーデに勝利したものの、その結果に心を閉ざしてカードに隠れてしまった《女教皇》を、報酬として1980年の《悪魔》の元に届ける役割を果たす。 《世界》 会堂の管理の任についている精霊。会堂を守る事が主目的なので自我や理性はないが、その力は絶大。その誕生はこの世界の終焉を意味していると考えられている。そのため、協力者や象徴の力は特にない。
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