アストラ号の乗組員
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「彼方のアストラ」の記事における「アストラ号の乗組員」の解説
カナタ・ホシジマ 声 - 細谷佳正 / 小林裕介(ボイスドラマ) 年齢:17歳 誕生日:5月5日 身長:181cm 体重:71kg 本作の主人公。将来の夢は宇宙探検家。陸上十種競技の選手。 リーダーシップはあるが抜けたところもある。鼻を横切るように傷がある。「FALKEN」というブランドのレッドとブルーを基調としたメンズクラストスーツを着用する。恩師(声 - 羽多野渉)から譲り受けた古いタイプのスーツで、運動性に優れた定番モデル。 スルギ中学1年生の時「スルギ中の遭難事故」と呼ばれる事件で生徒だけで7日間を生き延びるが、日頃から励ましてくれていた恩師を失い、顔に傷を負った。遭難事故を機に宇宙探検家を目指し、勉強と父レイの軽蔑の視線を浴びても身体を鍛え始め、サバイバルのノウハウを身に着ける。また、プロ陸上選手であった父親の指導の下鍛錬を積んできたため高い運動能力を持つ。メンバー顔合わせ時にキャプテンに立候補するも空回りが多く周りを呆れさせたが、仲間の危機には真っ先に捨て身の行動力と決断力を何度も示したことからキャプテンとして認められる。相手を信じていることで油断したかか、惑星シャムーアでキトリーとユンファにそれぞれの理由でアームホイップをくらう。また、その身体能力ゆえに刺客であるシャルスには、銃を持つウルガー共々に抹殺の最優先対象として警戒される。 冒険の中でリーダーとして成長していき、この遭難事件の原因をザックと調べていくうちに、自分たちB5班員が親をオリジナルとしたクローンであることを突き止めてしまう。だが、親の愛情を受けていないことにショックを受ける仲間たちに対し、ともに様々な苦難を乗り越えてきた自分たちこそが家族だと断言し、無事に全員母星に戻ればオリジナルである親達の陰謀を白日の下に曝すことができると全員に檄を飛ばす。クローン一斉殺処分計画を行おうとし、すべてを話しながらも命を絶とうとしたシャルスを右腕と引き換えに救う。仲間と協力して惑星アストラに帰還。 公式ミニファンブックによればケアード高校を卒業後はノースデイタム大学宇宙学部宇宙生物環境学科に進学し、大学卒業後は宇宙探検家の夢を叶えるべく惑星調査会社に就職して幾つかの惑星探査の経験を重ねた。アストラ帰還より7年後の24歳の時、アリエスと婚約し、資金を貯めてアストラ号を買い戻した。ザックを操縦士として「スターアイランド探査」を立ち上げ、未知の惑星の調査業務を請け負う。最終話で出発した「新しいワームホールを設置する候補地の調査」は初仕事。 TVアニメ版ではアストラ号の冒険に出発する際、タラップで振り返ると亡き恩師が見送る幻影を垣間見た。 アリエス・スプリング 声 - 水瀬いのり / 諏訪彩花(ボイスドラマ) 年齢:17歳 誕生日:4月20日 身長:162cm 体重:52kg 本作のもう一人の主人公。語り手であり、B5班の書記として航海日誌という形で帰還後も自身の視点で物語を記し語る。 朗らかな性格でやや天然なところがある。右がヘーゼルで左がグリーンの特徴的なオッドアイの持ち主。「Hyperion」というブランドのピンクとホワイトを基調としたレディースクラストスーツを着用する。 よく言葉や名前を言い間違える。1度見たものを忘れない映像記憶能力がある。好奇心と食欲が旺盛。みんなと仲良くなりたいと色々と行動するが、何でも話せる友人になりたいと思うあまり、当初は相手に話したくないことがある場合のことを考えなかったため、ザックに注意される。幾つかの惑星を経由し、食糧と水を補給しながら帰還することを提案したり、映像記憶能力でシャルスと授業を共に受けたことがないことに気づいたり、機転が利く面もある。 自身は知らなかったが、シャルスのオリジナルであるヴィクシア王の娘・王女セイラのクローン。オリジナルのセイラにより「セイラ(SEIRA)」を逆読みにした「アリエス(ARIES)」と命名された。そのため、セイラを大切に思うシャルスにより幾度となく守られ、一斉殺処分の計画を妨げる要因となる。 帰還より7年後、冒険の旅に出たカナタが帰還後に結婚する予定であり、2人の間に女の子が生まれたら「セイラ」と命名したいとキトリーとルカに語る。 公式ミニファンブックの巻末イラストで、娘を膝に抱いた姿と祝福する仲間が描かれた。 TVアニメ版では第1話の冒頭、スラスターの故障で宇宙空間でもがく姿で物語が始まる。 ルカ・エスポジト 声 - 松田利冴 / 村瀬歩(ボイスドラマ) 年齢:17歳 誕生日:8月19日 身長:162cm 体重:47kg お調子者な性格の小柄な少年。一人称はオイラで語尾は「っす」。 瞳の色はグレー。「SMB」というブランドのグリーンとブルーを基調としたメンズクラストスーツを着用している。どんな体型にもフィットする万能モデル。誰とでも積極的にコミュニケーションを取ることができる。手先が器用で絵も上手く、船内のちょっとした修繕やメンバーの整髪も担当する。 父親は上院議員だが実子ではない。性別が判別しづらい「IS(インターセクシャル)」であることが途中で明かされる。 芸術家であるフェリーチェ・ジェンマのクローンであり、ISになるように遺伝子改造を施されて生まれた、オリジナルの願望を反映した存在である。元々記憶移植による若返りが目的のクローン計画だったが、若返り失敗のリスクを背負ってまで肉体に特殊な改造を施されたのはルカだけである。B5班との旅を経て、自分の性とも向き合い、「オイラはオイラだ」という人生観にたどり着いている。 帰還から7年後はアリエス、キトリーやフニシアと共にユンファのコンサートを観賞するために集まる。ジャーナリストになったウルガーとの関係については家に急に泊まりに来るなどしているようだが、「ほっとけばいいんすよ。あんなトンボみたいな人」と呆れ気味に話している。カナタとアリエスの婚約については「遅すぎるんすよ、あの男は」と言いつつ素直にアリエスを祝福する。 TVアニメ版では、惑星イクリスで「おザックさん、ここ液体の水と生命は存在するんすよね?」と原作のカナタの台詞を言っている。 シャルス・ラクロワ 声 - 島﨑信長 / 保志総一朗(ボイスドラマ) 年齢:17歳 誕生日:4月28日 身長:176cm 体重:58kg 生物に関する知識が豊富な少年。 金髪緑眼。二枚目だが、生物への愛情が強すぎて、ズレているアリエス共々に変態っぽいと思われることもある。料理も得意でメンバーの食事を作る。 作中でも特に複雑な役割を担っており、メンバーの中で唯一自分がクローンであることを知っている。そしてオリジナルであるヴィクシア王ノア・ヴィクス(アリエスのオリジナルである王女セイラの父親)の忠実なしもべとして教育されていた。王の命令でカナタたちの殺害を企む。 中盤、ヴィクシア王政地区の貴族出身ということが明かされる。平民であるセイラと仲良くし、とても貴族とは思えないくらいのヤンチャなお坊ちゃまであったが、彼女が昏睡状態になってからは親と絶縁して出奔しているとカナタたちに打ち明けるが、すべて作り話である。 旅を経て仲間たちを大切に思い、自らも生きたいという意思を獲得していたため、カナタたちの説得にによって真相を明らかにすることを誓う。 記憶移植が失敗した時の保険にヴィクシア王より「アストラ」と「地球」の秘密を教えられていたため、カナタと共に公表すべきだと政府を説得。ヴィクシア新国王として即位した際、政治的権力を放棄し、王家が隠匿していた「アストラの秘密」を歴史研究のために公開する。 公式ミニファンブックによれば、クローン犯罪の隠滅を企んだヴィクシア前王の命令により、自身を含めたB5班の一斉殺処分計画の実行犯兼抹殺対象者だったが、洗脳状態にあったことと仲間の擁護により罪には問われなかった。逮捕されたノア・ヴィクスのクローンということで血筋的には本人なので新国王に即位し、高校生と王様業の二足の草鞋を履く生活を送る。情報公開により世界の秘密が混乱なく伝わるよう尽力した。特異なルールは廃止したが、王城や古い街並みをそのまま残し、より一層の観光地化を推し進める。進学せずに為政者として公務を務めながら宇宙生物研究者として学会や研究所に籍を置き、第一人者となった。B5班の中で最も多く本を出版しており、宇宙生物学、エッセイ、家庭料理のレシピ本などジャンルが幅広い。アストラ帰還より5年後の22歳の時出版した自伝「石の森」はベストセラーとなり、映画化された。24歳の時、黙って王城を抜け出し、会社を立ち上げたカナタの初仕事である宇宙探検に生物学者兼料理人として参加。 くしゃみが3回に1回は「シャルス」と聞こえ、ツボに入ると「キャバキャバキャバ」と笑う。キャバキャバ笑いは原作本編とTVアニメ版で採用された。 クラストスーツの老舗「GENESIS」というブランドのネイビーとホワイトを基調としたメンズクラストスーツを着用している。高級感溢れるデザイン。着こなす人を選ぶため、プリンススーツと呼ばれている。カナタたちと冒険の旅に出る際は、薄緑を基調としたスーツを着用。 キトリー・ラファエリ 声 - 黒沢ともよ / Lynn(ボイスドラマ) 年齢:17歳 誕生日:6月1日 身長:157cm 体重:43kg 金髪とヴァイオレットの瞳、褐色の肌が特徴の少女。ザックと家が隣同士の幼なじみ。 「SMB」というブランドのピンクとブラックを基調としたレディースクラストスーツを着用している。若い女性に人気のハイレグタイプ。特徴的なバックパックは「ブルヘッド」と呼ばれ、ブランドである「SMB」のブランドイメージとなっている。家は病院で、本人も跡を継ぐため医学を専攻している。その知識を活かし、メンバーの救護も担当する。 当初は周りの人間に素っ気無い態度を取るが、惑星ヴィラヴァースにおいて、カナタに義妹フニシアを助けられ、仲間として行動するようになる。 母オリーブのクローンで、実際母親とは不仲だったが、母からはただの若返り計画の道具としか見られていなかったと知り、それを知った際は激しいショックを受ける。だがカナタの言葉とザックの存在で立ち直り、生きて故郷に戻ることを決意。そしてザックと結婚することも打ち明ける。 帰還より7年後のエピローグでは、ザックと結婚する。 ザック・ウォーカー 声 - 武内駿輔、石上静香(子供ザック) / 濱野大輝(ボイスドラマ) 年齢:17歳 誕生日:6月9日 身長:185cm 体重:76kg IQ200を誇る青い瞳の少年。宇宙船の操縦免許を持ち、科学者志望。 「FALKEN」というブランドのグリーンとネイビーを基調としたメンズクラストスーツを着用している。両肩の光るファルケンマークを密かに気に入っているため、ケアード高校の校章シールは胸に貼っている。 船のジャンクパーツで可食判定機を作ったり、壊れたスーツを修理したりと、機械的な知識も豊富。アリエスに「お母さん」や「ジャックさん」と言い間違えられたり、カナタに「おザックさん」と呼ばれることもある。仲間を生き延びさせるため、常に冷静でいることが自身の役割だと考え実践している。 宇宙船の通信機を壊したスパイがいることに気づき、カナタに報告している。いつも何を考えているか分からない目つきで、当初はキトリーの恋愛感情に気づかない鈍感な男であると仲間たちから認識されるが、惑星イクルスでキトリーから告白された際、「俺達、結婚するんだろ。」と無表情で返答する。子供の頃の約束をずっと覚えていたが、キトリーからは「子供の約束」なのでノーカン程度に思われていた。その後は自分たちがクローンであることに気づき、沈む船員たちに対してキトリーと結婚することを打ち明けるが、真顔で言うため、周りからは冗談なのではと疑われる。だが本人は本気でキトリーのことを好いている。 帰還より7年後、結婚したキトリーを置いてカナタやシャルスと共に冒険の旅に出る。 TVアニメ版では瞳の色が薄くデザインされた。 公式ミニファンブックによれば、冷静すぎる自身の性格と反対に感情的なキトリーの性格の違いも相まって一度は破綻しかけたが、仲間たちのフォローで結婚できた。 フニシア・ラファエリ 声 - 木野日菜 / 田中あいみ(ボイスドラマ) 年齢:10歳 誕生日:10月19日 身長:136cm 体重:31kg キトリーの義理の妹。金髪とヴァイオレットの瞳、褐色の肌の女の子(ただし母親(代理母)は白い肌の女性)。一人称は「フニ」で仲間からもフニと呼ばれる。 キャンプに際してB5班に課せられた、「10歳の少女を同行させる」という課題によってメンバーとして参加した素直な少女。思っていることをアニメキャラの喋りで再生するパペット(片手遣い人形)「ビーゴ(アニマロイドB5号)」(声 - 龍田直樹)を持つ。B5班員が使用する「了解」の合図である「アイ・イェー!(Aye, yeah!)」は、アニマロイドの言葉。「SMB」というブランドのオレンジを基調としたキッズクラストスーツを着用する。飾りのミニスカートやクマのバックパックなどが子供に人気のキッズシリーズ。 キトリーの母オリーヴは、亡くなった友達の一人娘を児童養護施設から引き取り、養子にしたと説明していた。当初は義姉キトリーとはギクシャクしていたが、惑星ヴィラヴァースを機に義姉妹の絆を得る。だが、その正体はキトリーのオリジナルであるオリーヴの2人目のクローンであり、彼女はオリーヴの独断で生み出されたクローンで、しかも自分の臓器移植用の使い捨てであると判明している。キャンプ課題も他のクローンたちとともに殺処分するための口実であった。 施設に入所した夜、園長とサングラスの男性が「ビーゴニーレテイッセーサショブン」と話していたのを聞くが、アニマロイドの「ビーゴ」のことだと勘違いしていた。実は「B5に入れて一斉殺処分」だとカナタが気づき、B5班員の遭難が何者かの陰謀によるものだということを知るきっかけとなる。 アストラ帰還から7年後のエピローグでは、ケアード高校に通う高校生になる。キトリーが着用していたヘアバンドと同じものを着用し、ウルガーからキトリーにそっくりすぎると評される。ウルガーの車に同乗するポリーナを羨むなど、ウルガーに対する好意を匂わせる。 公式ミニファンブックによれば、出生証明書の再発行にてキトリーの実の妹として定義された。また、死んだとされた養母は生きており、サンハリオン地区よりムーサニッシュ地区に呼んで再会し、養子縁組により養子となった。 ユンファ・ルー 声 - 早見沙織 年齢:17歳 誕生日:8月25日 身長:179cm 体重:67kg 黒髪でブラウンの瞳、長身の眼鏡少女。 右の口元に艶ぼくろがある。「Hyperion」というブランドのパープルを基調としたレディースクラストスーツを着用している。色々大きい女性専用モデル。バストリフトバンド付き。引っ込み思案であまり喋らず、自分が皆の役に立っていないという劣等感を持つ。 母親はルーシー・ラムという有名な歌手であり、本人も歌が好きで母親に匹敵する歌唱力を持つが、その母親からの心無い言葉と目立たないようにするよう言われ続けた事が原因で極度に内気な性格になってしまった。しかし、惑星シャムーアにて毒で苦しむ仲間達を自分の歌で癒したことにより自信を持つようになり、ルカに頼んで髪型をボブカットにし、伊達眼鏡も外してイメチェンして新しい自分に生まれ変わる。 その後、自分が母親であるルーシー・ラムのクローンである事を知ってからはどうして自分が目立たないよう強要されていたかの理由をようやく理解した。そしてオリジナルと同じ歌手になりたいとカナタに打ち明ける。惑星ガレムにて、刺客であることが発覚したシャルスの葛藤を知り、自分が旅を通して変わったことを語り「変われるわ!」と訴えた。帰還より7年後、歌手となりカナタたちが冒険の旅に出発する頃、アース記念ホールでコンサートを開催していた。 ウルガー・ツヴァイク 声 - 内山昂輝 / 北山恭祐(ボイスドラマ) 年齢:17歳 誕生日:8月30日 身長:165cm 体重:56kg ニット帽を被ってアンバーの片目が前髪で隠れている少年。 「FALKEN」というブランドのクラストスーツには珍しい黒を基調としたカラーリングのメンズクラストスーツを着用する。態度は尊大で皮肉っぽく「うるさい黙れ」が口癖。中盤までは他のメンバーと積極的に関わろうとしない。 父親はケアード高校の教頭。疎まれながら育ったことで上述のような性格となり周囲に心を閉ざすようになった。唯一慕っていた兄フィンの死亡が、当時フィンがジャーナリストとして追っていたマルコの汚職に起因すると確信し、キャンプ参加まで復讐のために生きる。惑星アリスペードでルカがマルコの息子であると知り、ルカの殺害が世襲政治家であるマルコへの復讐になると考え、銃殺しようとしたが、ルカが親から愛されていないという自身と似た身上にあることを知り、ルカを殺しても何の意味もないと悟り落胆する。この事件をきっかけにメンバーに心を開き始める。 上述の復讐のために銃の訓練をしていたため、銃射撃、弓が得意。 シャルスの過去と彼自身を含めたクローンの一斉殺処分計画の実行犯だと知った時、当初は激昂するも一緒にアストラに帰ろうと真っ先に告げる。帰還から7年後、ジャーナリストになって飛び回ってルカに「トンボみたい」と呆れられている。TVアニメ版では投獄された父ゲルトに面会した後、出発直前のアストラ号を見に行き、ザックに冒険に勧誘されるも「大将(カナタ)と一緒だとまた遭難しそうだから」と冗談交じりに丁重に断ったことがザックの口から語られる。 ポリーナ・リヴィンスカヤ 声 - 生天目仁美 惑星イクリスのアストラ号(アーク12号)と同型の宇宙船(アーク6号)で、コールドスリープ状態になっていた宇宙飛行士のロシア人女性。機関士。メンバーからは「ポリ姉」と呼ばれる。 金髪とグレーの瞳が特徴。アーク6号の男性ばかりの乗組員の中の紅一点。 コールドスリープ開始時の年齢は28歳。隕石により地球が滅亡の危機に瀕したため、移住先の惑星を見つけるべく機関士として惑星探査の任務に当たっていた。同乗していた仲間はイクリスに棲む生物に襲われ全滅。カナタたちにより救助され、以後の旅に同行する。 同じ言語を話し、外見もさほど変わらないB5班員を見て、地球が滅亡を回避したと思い込む。そして自身はカナタたちを同じ地球人と思い、カナタたちからは同じアストラ人と思われていたが、惑星アストラの映像を見て初めて彼らの母星が地球ではないことを知り、過去に対する興味の薄さと教育方針の作為的なものに秘密を感じ取る。対決と和解を経てシャルスの「アストラの秘密」を聞いて地球がすでに滅び、カナタたちアストラ人が地球から移住した地球人の子孫であることを悟る。 B5班に救助されて覚醒したのは西暦2063年と思われていたが、惑星アストラは地球より西暦を100年戻しており、実際は西暦2163年だとシャルスに告げられ、コールドスリープで眠っていたのは12年ではなく112年で自身が140歳だと分かり、ショックを受けて倒れてしまう。7年後、ケアード高校の非常勤講師となり、地球と惑星アストラとの関係について知る旧時代の証人としてカナタたちよりも多忙。 TVアニメ版でフニシアに「さすが147歳!」とからかわれ、怒って「36歳よ!」と言い返す。
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