収録されている作品とは? わかりやすく解説

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収録されている作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 00:16 UTC 版)

10の世界の物語」の記事における「収録されている作品」の解説

思いおこすバビロンI Remember Babylonフィクションではなく、クラーク体験談述べたもの。コロンボソ連大使館でのパーティ招待されたとき、クラーク話しかけてくる男がいた。その男テレビ関係仕事をしているらしく、後日ホテル会いたいという。ホテルで男は、ニューオーリンズ真南赤道上にテレビ送信機打ち上げるという計画話した。それはどの国の領土も侵さないので、政治的に問題がなく、アメリカ全土放送できる唯一の放送局だ。その放送では宗教的性的なものでも、だれにも検閲されないと言うのである。男はクラークの本から、このアイデア得たとも言ったイカルスの夏Summertime on Icarus太陽接近中の小惑星イカルス」の表面で、調査していた男の作業船が事故墜落した。いまは太陽反対側の夜の部分にいるが、やがてイカルス自転によって太陽になってしまう。そして温度上昇して焼け死んでしまうのだ。無線アンテナちぎれてしまい、母船との連絡つけられない。男は船についているアーム使ってイカルス表面移動しはじめたが、ほどなく大きな岩に衝突して本のアーム折れ片方使えないほど曲がってしまった。もう動くことはできず、死の夜明け迎えしかない暗闇のなかに、太陽コロナの光が見えてきた。 ゆりかごからOut of the Cradle, Endlessly Orbiting…) 人類月面基地建設してから、ずいぶん時が過ぎていた。3隻の火星探査宇宙船建設進んでいた。かつてソ連ツィオルコフスキー言った。「地球人類のゆりかご。だがゆりかご中にはいつまでいられない」。いまそれが実践されようとしていた。そして地球以外でのはじめての出来事起こった幽霊宇宙服Who's There?) 宇宙ステーションレーダーが、3キロ先に小さな物体捉えた1人の男が宇宙服着て調査でかけた。すると宇宙服の中で不思議な音がする。ひっかくような、手探りをするような音が…。もしかして、この宇宙服は、事故死した者が着ていたもの修理して使っているのでは…。 憎悪Hateソ連有人衛星が、着水地点外れて行方不明になった潜水夫の男がそれを発見したのだが、彼の家族がかつてソ連軍殺されたことがあり、彼はソ連憎んでいた。早く港に衛星届けようとする乗組員の裏をかいて、彼は妨害工作始めた彗星の中へ(Into the Comet宇宙船チャレンジャー号は、ランダール彗星のそばに接近した。すると、原因不明コンピューター故障起き、どうしても修理できないコンピューター無しでは、地球へ帰還する軌道計算不可能である。そのとき1人日系人が「そろばん」を作って軌道計算することを提案したわが家の猿(An Ape about the Houseわが家に、家事をするよう訓練され「ドーカス」が来た。ドーカスはひととおり家事はできたので、新し仕事教えてみようと思った。絵を描かせたのである初め不慣れだっただんだんと上達し、私の助けもあって、絵の個展を開くまでになったある日のこと、ドーカスの絵の技術疑問持っている女が、私の家族留守で、ドーカスしかいないのを見計らって訪問してきた。 土星は昇るSaturn Rising土星探検から戻った1人の男が、全国講演旅行していた。あるところで、彼に話しかけてきた紳士がいた。聞けば土星異常な興味持っているようだ。自作した望遠鏡で、土星見たときの感激はいまでも忘れられないという。二度目土星探検から帰った男に、再びあの紳士話しかけてきた。紳士ホテル王で、土星の衛星系にホテル建設する所を探しているので、どこがいいかというのだ。 光あれLet There Be Light) 妻の不貞閉口していた男が、完全犯罪思いついた。反射鏡で光を収束させ、車を運転している妻に照射して事故を起こさせようというのだ。天体観測趣味の男は、その知識生かし大きな反射鏡の製作を始めた死と上院議員Death and the Senator) その上院議員は、アメリカ宇宙実験所の計画反対していた。彼は重い心臓病になった無重力のところならば、心臓の負担軽くして回復させることができる。だが、アメリカには彼が反対したため宇宙施設が無い。やがて、ソ連宇宙病院から彼に連絡がきた。 時とのもめごとTrouble with Time火星のメリディアン・シティにある博物館には、火星発掘された「シレーン女神」という貴重な展示物がある。あるとき一人泥棒が、この宝物盗もうとした。彼は土曜日博物館の「東側」から入り見学したあとも館内潜んでいて、夜に盗み仕事始めた。ほとんど一晩かかってケースこじ開け宝物取りにせもの宝物入れてケース閉めるところまできた。今は日曜の朝だから、休館日で誰も来ないので、まだ一日余裕があるはずだった。だが、博物館入り口の鍵を開ける音が聞こえてきた。 エデンの園のまえでBefore Eden金星探検隊降り立った金星高温であるが、両極地帯ならば低温のはずで生命がいるかもしれない調べでかけた2人の男は、酸素濃度が濃いことを発見した。これは植物のある証拠だ。やがて彼らの目の前に液体のように動く生物現れた。2人写真撮り生物標本採取した軽い日射病(A Slight Case of Sunstroke) 南米にあるA国B国は、お互いにサッカー張り合っていた。前回試合A国行われたが、審判が不正とも思われる判定をしB国負けていた。今度試合B国開催され審判くだんのであったB国応援席には、日光反射するのようなパンフレット配られた。試合始まり、その審判はやはりB国不利な判定をしていた。合図とともにすべてのパンフレット審判向けられた。 ドッグ・スターDog Star) 男は飼っていた。カリフォルニア大地震が起こる直前に、鳴き声目覚めた男は助かった月面研究所転勤になった男は、やむを得ず知人預けたが、ほどなく死んだ。ある夜、夢で鳴き声聞いた男は起き上がったその瞬間地震月震)の揺れ襲ってきた。 海にいたる道The Road to the Sea未来地球。月との間を宇宙艇飛行し食料合成機食事準備する時代でも、人々牧歌的な生活をしていた。ある日一人若者が、海岸沿いにある見捨てられ都市シャスター」に行くことにした。彼は飛翔艇を使わずに、馬に荷物積んで徒歩向かった何日もかけて彼はシャスター到着した。そこに大型宇宙船来て見知らぬ人間たちが降りてきた。

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収録されている作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 02:22 UTC 版)

明日にとどく」の記事における「収録されている作品」の解説

序文 著者自身書いたもの。この短編集収められ作品いくつかを、簡単に紹介している。 太陽系最後の日Rescue Party銀河系巡視宇宙船「S9000号」は、太陽系向かってエンジン悲鳴をあげるほどの全速力航行していた。知的生命体からと思われる電磁波探知し超光速観測機太陽系焦点合わせて観測したところ、太陽が前ノヴァ段階にあることを確認したのだ。爆発までに残された時間は少ししかない乗組員たちの使命ただひとつ、少数でもいいからその惑星にいる知的生命体救助し、その絶滅を防ぐことであった地球到着した宇宙船からは、2班わかれて捜索隊出発したが、地表には生命気配もない。 闇を行く(A Walk in the Darkアームストロングは、キャンプから宇宙港へ続く道を1人歩いていた。手元に1台しかないトラクター故障したのである銀河系中心から離れたこの惑星には、小さな衛星しかなく、星明かりほとんどない。彼は昔に聞いた話を思い出した夜道には得体しれない生き物出没し、「カリカリ」という爪を合わせるような音を出すというのであるそのとき笑って聞いていたアームストロングだが、いまの状況では本当のことにも思える恐怖戦いながら歩くうちに、遠く宇宙港明かり見えてきた。宇宙船貨物積み込む音も聞こえる。あと一つ暗闇になったカーブ曲がりさえれば大丈夫だそのとき前方暗がりから、カリカリという音が聞こえてきた。 忘れられていた敵(The Forgotten Enemy地球氷河期入り、いまやロンドンと氷に覆われていた。ここに残った1人の男は、街に残され食料燃料を漁って生き延びてきた。動物の姿はたまに見かけるが、人間はほとんど皆無である。電気店残されていたラジオ使っても、聞こえてくるのは空電の音ばかり。時が過ぎ、遠くのほうから轟音聞こえるようになってきた。北に住んでいた動物たちも、その方向から逃げてくる。轟音日ごと大きくなるように感じる。男は人類がなにかの機械使って、氷を砕きながらロンドン向かってきているのかと考えたエラーTechnical Error超電導利用した世界初発電所造られた。技師機器点検中に過負荷かかった発電機大電流流れてスパークし、その技師倒れた幸いにも大きな怪我はなく意識正常だったが、彼の体内たんぱく質構造反転していた。これでは普通の食料どんなに食べても、消化吸収されずに餓死するのだ。初め人工合成した食料使って男を生かしていたが、これでは経費がかかりすぎる。技師元通り身体反転させるため、あの日同じよう大電流を流す試みが行われる。その直前に、とある博士とんでもない危険に気付いたのだが・・。 寄生虫(The Parasite) AとBの2人の男が話し合っていた。精神治療受けている男Aは、何かにとりつかれているみたいだと言う2人分カクテル作ったときに、なぜだか分からないが3人分を作ってしまい、他の誰かがいる気配がしたとも言う。それはAの脳のなかに、何年も前からいるように感じるらしい。Aはそれを「オメガ」と呼んだある日、Aはピストル自殺しようとした。Bはやめてくれと懇願したが、Aはためらわず引き金引いたその瞬間、Bはオメガ実在していると確信した。そしてオメガ新し宿主探していることを知った地中の火(The Fires Within) ハンコック教授は、超音波使った地底レーダー」を作った初期装置でも、地下鉄路線をとらえることができた。予算をつけてもらい、出力大きな装置作るにつれて、どんどん深いところが探査できるようになった地下15マイル達したとき、格子模様物体とらえられた。明らかに自然のものではなく何者かが造った建造物である。しかしそれほど高温高圧の場所に、何が存在しているのか?。 目覚めThe Awakening人類恒星飛行するのを見たい思った男がいた。男は人工冬眠装置付けた宇宙船造り、自らを太陽から遠く離れた軌道打ち上げた何十万年過ぎてから、男は目覚めた地球には海がなくなり、月もなくなって代わりに輪があった。着陸した男を迎えたのは、人類ではなかった。 親善使節Trouble With the Natives) 1隻の空飛ぶ円盤地球着陸した乗組員様々な星の種族だったので、人類似た体形2人変装して下船した2人ラジオ放送聴いて英語を話せるようになっていたので、行く先々人間話しかけた。だが、配達忙し郵便人、耳の聞こえない老女セールスマン嫌いの主婦SFオタク若者などにしか会えなかった。不審な行動をする2人は、警察署留置場入れられた。そこには先客がいた。酔っぱらって入れられたが、知的な学生だった。彼と会話した2人宇宙人は、隠しもっていた機械使って脱獄することにした。取り出した小さな機械を向けると、留置所の壁は崩れ落ちた呪い(The Curseロンドン目標とした水爆ミサイルのうちの1発がそれた。そのミサイル小さな町落ち教会破壊した教会には300年も前の墓石があり、こう書かれていた。「わが骨を動かす者に呪いあれ」。(※シェークスピアの墓のこと) 時の矢Time's Arrow2人考古学者が、谷で発掘作業をしていた。谷の下流では何かの施設があり、多くの人が働いていた。2人はその施設科学者親しくなり、施設見せてもらうことになった聞けば時間旅行研究をしているというではないか木星第五衛星Jupiter Five木星第五衛星に、探検隊乗せた1隻の宇宙船Aが着陸した一行は、第五衛星そのもの異星人巨大な宇宙船残骸であり、その内部には貴重な資料残されていることを発見した。まもなくもう1隻の宇宙船Bも第五衛星着陸したので、その乗組員たちに事情説明し内部資料には手をつけないことを約束させた。だがBの乗組員たちは密かに資料持ち出そうとした。資料盗まれることを防ぐため、探検隊員たちは意外な方法宇宙船Bを離陸できないようにしたのであるその方法とは・・。 憑かれたもの(The Possessed) 何百万ものあいだ、故郷の星を失って宇宙さまよっている精神体の「群れ」があった。一つ惑星見つけたそれらは、そこに住む原始的な生物に「群れ」の一部精神寄生させた。残りの「群れ」はさらに旅を続けることにした。それらは約束交わした。この惑星太陽廻るあいだの特定の日に、この場所で再会しようと。ときが移りその場所は海に沈んだ。だが太古の精神体の記憶受け継ぐその「レミング」たちは、今年約束の場所に向かうのであった

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