2班
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 03:36 UTC 版)
近衛家に宿泊 遠野 藍作(とおの あいさく) 小説のネタ探しの為に農村体験に参加する。自身の小説をバカにする人間を見返したい気持ちを心の奥底で持っている。初めはこの状況でも静観する水火土に対して非難していたが、非日常を小説のネタに使える事を彼女から反論され、善悪の感情を捨てて小説のネタ集めの為に謎を追いかける事、謎を解き明かす事を決める。その中でも良心は残っており、石上と宵子が2班を訪ねてきた際はあいつらに気付かれる前に立ち去れと忠告したり、田中が死んだと勘違いした際は膝から崩れ落ちたりしている。随所で各班の人間を陰ながら助けている。水火土との会話の中で自分達が10年前にいること、幸神村がもうじき滅ぶ事の真相を知る。 田中 孝雄(たなか たかお) 遠野を「遠野ちゃん」と呼んでおり、遠野の小説を応援している。田中自身はカメラマンで将来は遠野の小説の表紙になる写真を撮りたいという夢を持っている。その為、遠野も口では冷たく言ってあるものの内心は田中のことを大切に思っている。使っているカメラは祖父のもの。本作途中、園村と長楽寺に遠野のための人質となってしまう。その為、本来は優しい性格だが、村人の監視などやりたくない事を半ば強制的にやらされている。 長楽寺 縁(ちょうらくじ えん) ご当地アイドル。牡蠣組のメンバー。 園村と共に人形様の幻覚にかかり、園村と共に暴走状態に陥る。その暴走具合は酷く、他人の命を奪う事に何の躊躇いもなく、遠野の水火土の敵討ちなら1人で十分だという発言に命の重さが一緒だとでも思うのかという人命差別ともとれる反論をしている。現在は田中と一緒に村人の監視を主に行なっている。 園村 空子(そのむら そらこ) 田中曰く、「スーパーお嬢様」。 生まれつき病弱なお嬢様という事で周りからは距離を置かれていたが、長楽寺の明るさに助けられる。他の班員と共に命の危険に晒されるが、長楽寺の危機と人形様の影響で幻覚にかかってしまう。その後は人形様を頭部を破壊し、さらに幻覚が悪化。本作品の登場人物の中で最も人形による人格変化が酷く、村の和尚を薙刀で殺害して串刺しにした。さらには遠野の協力を得る為に田中の命を人質にし、自分達がいる家に入ってくる者はクラスメイトでも皆殺しにするというとんでもない行動を平然と行おうとしている。 水火土 礼子(みかど れいこ) 田中曰く、「学校一の才女」。遠野を「遠野氏」と呼ぶ。幸神村が存在しない村であることを見抜いており、謎を解き明かそうとする。遠野に幸神村の記事が載っているオカルト雑誌『月刊オーパーツ』を見せる。 途中、何者かに殺されたように見せかけ生きており遠野に村の風習や村の日付が2006年であることを教えたりと遠野のネタ作りを手伝っている。その異常さは壱子から馬鹿げているとまで酷評されている。
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