ペレジア王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 18:45 UTC 版)
「ファイアーエムブレム 覚醒」の記事における「ペレジア王国」の解説
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ペレジア王国
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ギャンレル (Gangrel) 声:坂巻学 【世代:- / 初期兵種:トリックスター / 軍の中で一番:高いところが怖い / 誕生日:3月16日 / 髪色:小豆色 / 称号:ペレジアの暗愚王】 ペレジアの国王。粗暴且つ残酷な性格で戦を好み、他人を欺き陥れることに至上の喜びを覚える。貧民街出身で、母は奴隷に落ちた元貴族。その母は病と貧困が原因で亡くなっている。 「聖戦」の報復として聖王エメリナを捕らえて自殺に追い込むことに成功するが、最期まで平和を守り抜こうとしたエメリナに心を動かされた民から見放され孤立した挙げ句、イーリス・フェリア連合軍に敗れ去った。 11章で倒され死んだものと認知されていたが人知れず生き延びており、終章直前に解放される配信マップにて再登場する。東の大陸最南西に位置する離島の最南西にある「大海賊の城」をアジトとし“南海の王”の異名を持つ海賊団の頭、バーサーカーのザッハ(日本国外版名はZanth)から「クズ野郎」と罵倒される手下の一人にまで落ちこぼれており、地位も財産も失い自分でも救いようのないろくでなしであると考え腐っていたが、クロムから「俺はお前を許さない。だが、どうせ死んだ身と割り切っているなら、世界を救うためにギムレーと戦って死ね」と諭され、3回目の説得で仲間になる。 夢と平時に何をしているかを尋ねると、前者は「そんなもんねぇよ。見たっていつか裏切られるんだ」、後者は「俺の自由だろ。詮索すんじゃねぇよ」と答える。 最終決戦後は諸説あるも、生存していたとしても数年で死亡したと伝えられる。 マイユニット男との支援会話では、ヴァルム帝国の脅威をクロム達がヴィオールから知らされるよりも以前の早期から認識し、自分はギムレー信者ではなかったがインバースの洗脳宗教と自分の恐怖政治を飴と鞭に例え、東の大陸全てを征服するという形で統一してヴァルム帝国に対抗するつもりだったと明かす。女の場合は敵対していた頃から上玉の異性として興味があったと告げ、再び自分がペレジアの王になった時の軍師としてスカウトしつつ「大した女」「本当に良い女」「相変わらず良い女」などと褒め殺し、生まれて初めて花束を贈るなど積極的なアプローチを仕掛け、結婚した場合はマーク男の父親となる。 公式人気投票では、男性キャラ19位となった。 インバース (Inverse) 声:たなか久美 【世代:- / 初期兵種:ダークペガサス / 軍の中で一番:水浴びの時間が長い / 誕生日:11月3日 / 髪色:胡粉色 / 称号:暗闇の遊女】 ギムレー教団に所属するギャンレルの部下。日本国外版名はAversa。 間延びした口調やなまめかしい肢体の所作などが特徴で、男を破滅に導くのが得意の魔性の女と称される。年齢はクロムより8歳上。 最初の歴史(断章から絶望の未来へと続く時間軸)には存在しておらず、新たなる歴史(ゲーム本篇の時間軸)においてファウダーが目をかけて側近とした。そのため真の主として忠誠を誓っているのはファウダーであり、ギャンレルやエクセライに「炎の台座」を奪うよう進言するなど、影でギムレー復活のために暗躍していた。ファウダーの実子であるマイユニットのことは兄妹(姉妹)としての感情や立場上の敵愾心などが入り混じった複雑な心境を抱いている。 準固有スキルの「暗闇の加護」を有しているため、ダークペガサス兵種でありながら闇魔法が使用可能である他、究極のダークマージ系専用魔法「ゲーティア」の使い手でもある。「インバースの暗闇」という闇魔法名にも採用されている。 25章で倒されたが戦死はしておらず、直後に解放される配信マップにて再登場する。ヴァルム大陸中央最西端にある「真実の泉」に訪れたマイユニット達の前に現れ、出撃メンバーと全く同じクラス・スキルなどで構成される敵集団との戦闘に中立ユニットのまま参戦しクロム達に加勢する。 戦闘終了後、絶叫するほどのショックを伴いながら「記憶が戻った」と告げ、自分が本来はただの町娘であったこと、ファウダーに感じていた恩義は全て彼の洗脳によるもの、両親を含めた自分を知る者達は全てそのファウダーに殺されたことを語った。しかし、仇のファウダーはすでにクロム達によって討たれていたこともあり、ギムレーを倒す決意と共にクロム達の仲間になる。しかし敵だった頃を鑑み交流には一定の距離を置くが、性格や性癖は洗脳されていた頃とほぼ同じで悲壮感もあまり見られず、基本的にノリは軽い。マイユニットからは男女問わず歳の差から「おばちゃん」「おばさん」呼ばわりされ、女の場合はさらに軍師の座を争って喧嘩にまで発展する。また、血縁では無いと判明はしたが、男とは冗談込みで兄妹関係を続けていく(後述)。 かつての夢はファウダーに仕えることだったが、記憶を取り戻した現在は「過去の償いをする」こと。平時は戦闘で汗ばんだ身体を洗うため近くの湖に水浴びをしに行っている。 最終決戦後は生まれ故郷に戻り、失った過去を取り戻すかのように町娘として暮らしたと伝えられる。 マイユニットが男で結婚する際には、敵だった頃から異性としても気になっていたことを明かして兄妹ごっこも終了を宣言、特別な想いを込めていなかった会話を勝手にプロポーズと受け取りつつ「私、こう見えて意外と尽くすタイプなのよ」と述べて成立し、子供に娘のマーク女を授かる。 有料DLCの異伝シナリオに登場するインバースは名前と姿が同じというだけの別人という設定になっている。 公式人気投票では、女性キャラ20位となった。 ファウダー (Fauder) 声:子安武人 邪竜ギムレーを心から崇拝するギムレー教団の教主で、強力な闇魔法「魔書ギムレー」を使うソーサラー。日本国外版名はValidar。 代々ギムレーの血を引く家系の出身で、邪竜ギムレー復活のために生贄などを捧げ力を蓄えてきた。ギムレー復活のための器はギムレーの血を引くのと同時に天性の素養が必要であるが、ファウダー自身も祖先もその素養はなかった。教団の女性との間に授かった子が待望のギムレーの器と判明したが、その妻が教団を裏切り赤ん坊を連れて逃亡してしまう。そうして成長したのがファウダーの実子・マイユニットである。 絶望の未来に至る歴史では、クロムとマイユニットに倒された直後に竜の祭壇(炎の台座)の力の恩恵を受けて復活、マイユニットを操ってクロムを殺害し、マイユニットを邪竜ギムレーとして覚醒させた。その後は力尽きたのか、詳しい顛末は不明のまま絶望の未来の後年(子世代が戦っている頃)には登場しなくなった。 新たなる歴史(ゲーム本篇の時間軸)では、絶望の未来の歴史では存在していないインバースを従えている。ペレジアでギャンレルの側近を務めさせつつ、自身はイーリス城に夜襲をしかけエメリナの暗殺と「炎の台座」を奪取しようとするが、ルキナの介入で失敗し返り討ちにされる。そのまま生死の境を彷徨っていたが、未来から転移してきたギムレーの加護を受けて一命をとりとめ、以降は歴史の裏側で暗躍する。エメリナの顛末が自己犠牲へと変わるなど多少のイレギュラーはあったがペレジアの新国王となって幾度かマイユニットを操ることを試みつつ、最終的には断章と同じ舞台を整えることに成功する。しかし、マイユニットとバジーリオの策によって宝玉が偽物とすり替えられていたため、マイユニットを完全に操ることができず、クロム殺害とギムレー覚醒に失敗。クロム達に敗れ死亡した。 最高司祭 / ギムレー ファウダーがペレジアの新たな国王になった12章以降(2年後の世界)から登場する、マイユニットと全く同じ姿かつ名前で呼ばれる謎の人物。その正体は、最初の時間軸(エメリナが暗殺され断章から絶望の未来へと続く歴史)においてクロムを殺害した「裏切り者のマイユニット(以下、混同を避ける意でルフレと記す)」であり、破滅と絶望の邪竜ギムレーの人間体(精神、半身)とでもいうべきもの。 本作のラストボス。日本国外版名はGrima。 人間を「虫けら」と見下し、絶大な力によって世界に絶望をもたらしたが、その歴史を変えるために過去への時間転移を始めたルキナ達の後を追って自らも転移した結果、邪竜の力の大半を失ってしまうと共に魂の一部が分離してしまい、クロムと出会い仲間として取り入るはずだった自分が「記憶を失ったルフレ」に入れ変わってしまうという事態が起こってしまう。 そのルフレの指揮やルキナの介入によってエメリナの暗殺が防がれたことで、このままでは歴史が最初の時間軸ではなく新たな時間軸(=ゲーム本篇での歴史)で進んでいってしまうと思慮したギムレーは、戦いに敗れ半死半生となっていたファウダーの前に現れて力を与えて暗躍を務めさせ、最終的にはルフレとの融合も果たして完全な復活を目論むようになる。 しかし、ルフレには絶望の未来へと続く時間軸の記憶がおぼろげながら残っていたために近い将来(断章)での最悪の事態を予見することができ、仲間にも教えていなかった秘策で保険をかけていたことでクロム殺害は避けられファウダーも倒されてしまう。その後は、ファウダーが残していた竜の祭壇の力によって邪竜の姿を取り戻し、最後の戦いを繰り広げる。 有料DLCの「絶望の未来」ではマイユニットの姿でイーリス城に侵入し、ルキナを殺そうとするもチキの妨害に遭い失敗する。その後はルキナと、無事に城に戻って来たセレナ、ジェローム、ロランの前に現れ彼らを追い詰め、異界から駆けつけて来たクロムたちと戦いを繰り広げる。 『ファイアーエムブレム ヒーローズ』ではルフレ名義の派生バージョンキャラという形で、男女別共に竜ユニットとして登場している。 サーリャ (Sallya) 声:阿久津加菜 【世代:親 / 初期兵種:ダークマージ / 軍の中で一番:スタイルが良い / 誕生日:4月2日 / 髪色:紫がかった黒 / 称号:物陰の闇使い】 ペレジア王国の呪術師。一人称は「私」で、陰気で執念深い性格。日本国外版名はTharja。 ギャンレルを王と認めておらず、ナーガとギムレーの因縁に縛られ自らの意志を見失っているペレジアの民にも嫌気がさし、クロムの説得でイーリス軍に寝返る。 へその緒を切るにも呪術を施されるほどの呪術師の家系に生まれ、幼き頃より修行させられてきたという過去を持つが、家族仲は良好で近況報告など手紙のやり取りもしている。 性別に関係なくマイユニットのことを「私が本当に求めていた人」とも称して一目ぼれし、以降は場所も昼夜も伴侶の有無も問わずに妄想とストーキング行為に勤しむようになる。自分に目を向けてもらうためならばあらゆる努力を惜しまず、邪魔者やマイユニットに危害を加える可能性のある者は味方ですら容赦しない。軍一というグラマーな身体はマイユニット曰く「目のやり場に困るほど肉感的」、アンナ曰く「思っていた以上」とのこと。 とはいえ他者に対する情に深い面も持っており、頼まれごとや相談に労力を割くことも間々ある。多少医術の知識もあり外傷を手当てする程度は出来るが、発熱の看病にはおまじないも用いていた。 夢を尋ねられると「自分は明るくないし上機嫌になる夢も無い」と答える。平時はおまじないをして過ごしている。趣味は呪いの研究。 結婚した場合は子供に娘のノワールを授かるが、呪術は危険が伴うものでもあるため未来のサーリャは親心でノワールには一切教えず(ただし夫が健在だった頃から新しい呪いの人体実験に利用してはいた)、後にウェディングリングと共に形見の品となる “心を強くするお守り(呪術込)” を作って渡した。そのノワール曰く夫婦仲はかかあ天下で、口答えする度に返り討ちにしていた。 有料DLCの「絆の夏」ではティアモと共に赤いビキニの水着姿を披露している。 ドラマCD(オーディオドラマ)シリーズでは「一触即発のイーリス・ロマンス」に出演しており、ガールズ・トークでは男性陣の批評を担当していた。戦闘シーンでは炎魔法「エルファイアー」を使用。 公式人気投票では、女性キャラ3位となった。 ヘンリー (Henri / Henry) 声:岡村明美 【世代:親 / 初期兵種:ダークマージ / 軍の中で一番:低血圧 / 誕生日:11月13日 / 髪色:胡粉色 / 称号:壊れた心の】 ペレジア王国の呪術師。屍兵に襲われているクロム達の前に、鴉の大群と共にいきなり現れ仲間になった。 常に笑顔を浮かべた無邪気で素直な少年だが、呪術師としてはペレジアでも指折りの実力を持ち、サーリャにその名を知られていたほど。呪詛返しが得意で支援会話シーンでは様々な呪いを披露する。無垢で明るい性格をしているが、「戦争が大好き」と語る他、敵対する者に命を奪う、深い苦しみを与えるといった凶悪な呪いをかけることに一切躊躇しない残酷さを持つ。本人曰く過去ギャンレルの部下だった頃は戦闘にあまり出させてくれなかったとのこと。 親の愛情を受けず放置され、代わりに森の獣達と過ごした時期があり、その経緯から動植物と意思疎通が可能。しかし親代わりであった狼を人間に殺された他、入れられた施設で日常的に虐待を受けたことから、人間味のある感情と死生観の欠落を引き起こし、痛覚も鈍くなってしまっている。それが原因で感情表現がうまくできず、普段は常に笑っている。しかし倒れた味方を前に取り乱したり、人間味が完全になくなったわけではない。 夢は「苦しまずに死ぬ」こと。平時は空が飛べるかもと考えカラスの羽を集めて回っている。 ドラマCD(オーディオドラマ)シリーズでは「不撓不屈のペレジア・ストーム」にペレジア軍小隊の一兵として出演している。ゲーム本篇より先んじての登場で、クロム達を逃がすため奇襲してきたマルスに興味を持ち、仲間割れの方が面白そうだからと闇魔法「ルイン」と「スライム」で自軍を攻撃し加勢。予言やテレパシーなどの呪術も使ってクロム達の窮地を間接的に救うことになったが、最終的には同行したマルス以外とは面識のないまま新たな戦乱の場所を求めて立ち去った。 公式人気投票では、男性キャラ7位となった。 ゲリバ 声:ふくまつ進紗 イーリスに無断で侵入し、領内の村々を荒らす山賊団首領の蛮族。日本国外版名はGarrick。「逆らう奴は皆殺し」など過激な発言が多い。イーリスとペレジアの確執を深めるという陰謀のために利用されていた一人。 アーリオ イーリスとの国境を守っていたペレジア将のドラゴンナイト。「残忍な戦闘狂」との肩書き通り、手当たり次第に敵兵を殺そうとする。戦争が始まったことを喜んでおり、軍事力の低いイーリスには負けない、という絶対的な自信を持っていた様子。 オーリオ 逃亡するエメリナ一行を追撃するため、足場の悪い旧街道でドラゴンナイトの大軍を率いてイーリス軍を襲ったペレジア将のドラゴンナイト。ペレジアに寝返ったはずの執政官を惨殺したり、エメリナを臆病者呼ばわりして挑発するなど、粗暴な態度が目立つ。イーリス人を倒すというペレジアの悲願を、自らの手で成し遂げようとしている。彼に与えられた役割は寝返った執政官の始末とイーリス国の主力である自警団の足止めであり、撃破した際には捨て台詞を遺す。劇中でもよく笑っているが、ヘンリーによるとすごくおしゃべりでよく笑い、母親は編み物が上手だと自慢していたとのこと。 シャラール ギムレー教団のダークマージ。教団からの脱走者を追跡していたが、道中で不運にもイーリス軍と出会ってしまい、結果的には逃げ切られることになる。「ひゃひゃひゃ」という笑い方が特徴。狂信的なギムレー教の信者で、自分の命を邪竜の供物に捧げようとさえしていた。 ポモドーロ エメリナの処刑を執行するため、処刑場の入口をイーリス軍の攻撃から守っていたペレジア将のジェネラル。頑固で意志の固い性格ゆえに、イーリスへの憎しみも人一倍強く持っている様子。 ムスタファー ペレジア領内から脱出しようとするイーリス軍追撃部隊のバーサーカー将軍。好戦的な兵が揃う他のペレジア軍の将とは違ってイーリスに同情的であり、エメリナの死に様に感銘を隠せない様子だった。自身は戦いを望んでいないが、逆らえば故郷の妻子が見せしめになるという理由もあり、イーリス軍と戦い散った。死の間際にイーリス軍に部下の助命を要求する。家族思いだったらしく、息子に似ているヘンリーに会う度に砂糖菓子をあげていたとのこと。父はペレジアの将軍であったが、前イーリス軍との戦いで戦死している。 アルゴル ペレジア城から逃走するイーリス軍を待ち構えていた、ファウダー配下の不気味なバーサーカー。魔法の斧「ボルトアクス」を操る異端の司祭。有料DLCの「生と死の境に」にも登場するが、本篇とは別の存在で邪教の信徒。数え切れないほど村を襲っては罪なき村人を虐殺し、戦える者を捕えては教団の暗殺者にするための屍兵に作り替えていた。そして、生きているうちから命令に逆らわないように仕込んだことで、人の命令を受け付けるようになった最高傑作の屍兵(凶眼の屍兵将)を完成させた。
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