エアロビックとは? わかりやすく解説

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aerobic

別表記:エアロビック

「aerobic」の意味・「aerobic」とは

「aerobic」とは、酸素を必要とする、または酸素利用するという意味を持つ英語の形容詞である。生物学においては、酸素を必要とする生物細菌過程を指すために使用されるまた、フィットネス業界では、酸素多く消費する運動、つまり有酸素運動を指す言葉としても使われる例えば、「aerobic exercise」は有酸素運動意味し心肺機能を高め効果がある。

「aerobic」の発音・読み方

「aerobic」の発音は、IPA表記では /eɪˈroʊ.bɪk/ となる。IPAカタカナ読みでは「エイロウビック」となる。日本人発音するカタカナ英語では「エアロビック」と読む。

「aerobic」の定義を英語で解説

「aerobic」は、"Involving, requiring, or relating to oxygen"と定義される直訳すると、「酸素関与する、必要とする、または関連する」となる。これは、生物生存するために酸素を必要とする性質、または運動酸素大量に消費する性質を指す。

「aerobic」の類語

「aerobic」の類語としては、「oxybiotic」や「aerobiotic」がある。これらも同様に酸素を必要とする生物過程を指す言葉である。

「aerobic」に関連する用語・表現

「aerobic」に関連する用語としては、「anaerobic」がある。これは「aerobic」の反対で、酸素を必要としない生物過程を指す。また、aerobic exercise」や「aerobic respiration」など、「aerobic」を含む表現多く存在する

「aerobic」の例文

1. Aerobic exercise is good for your heart.(有酸素運動心臓良い
2. Aerobic bacteria need oxygen to survive.(好気性細菌生存するために酸素を必要とする)
3. The aerobic process produces a large amount of energy.(有酸素過程大量エネルギー生み出す
4. Aerobic activities include running and swimming.(有酸素活動には走ることや泳ぐことが含まれる
5. The aerobic capacity of an athlete is important for endurance.(選手有酸素能力耐久力に重要である)
6. Aerobic respiration occurs in the mitochondria.(有酸素呼吸ミトコンドリアで起こる)
7. Aerobic exercises help to improve lung capacity.(有酸素運動肺の容量改善するのに役立つ)
8. The aerobic system is used for long-duration activities.(有酸素系は長時間活動使用される
9. Aerobic organisms are found in oxygen-rich environments.(好気性生物酸素豊富な環境存在する
10. Aerobic conditioning is a key component of physical fitness.(有酸素コンディショニング身体の適応重要な要素である)

エアロビック

歴史と沿革

エアロビックは、1980年代一世を風靡したエアロビクス”を起源とし、その後派生したエアロビックダンス競技として発展したスポーツ

1982(昭和57)年、アメリカの「ランナーズ・ワールド」誌発行人ロバート・アンダーソン氏がフィットネスとは一線を画する観点からエアロビクス・コンテストを考案しカリフォルニア州マウント・ビューで開催したのが始まりといわれている。

日本ではその2年後の1984(昭和59)年に「第1回全日本エアロビック選手権大会」(Dole CUP)が開催されまた、1990(平成2)年には本格的な国際競技大会幕開けとなる「スズキワールドカップ世界エアロビック選手権大会」が開催されるなど、いち早く競技普及すすんだ

その後アジアをはじめ、アメリカ南米ヨーロッパで国際大会開催されるようになり、1995(平成7)年から体操競技統括する国際体操連盟(FIG)も競技エアロビックに参入するなど、現在、世界50ヵ国以上で行われオリンピックの種目化を目指すまでになっている。なお、日本ではいち早く指導者養成競技会開催など、競技エアロビックの普及取り組んできた背景もあって、競技力世界トップ水準にある。

一方一般愛好者のエアロビックは、健康づくり美容など日常的に親しまれている他、子どもたち学校スポーツとしても行われるなど、世代越えて広がっている。

また、1998(平成10)年から生涯スポーツ祭典全国スポーツ・レクリエーション祭」の正式種目にも採用されNHKのBS-2でもエアロビック定時番組放送されるなど、ニュースポーツから大衆スポーツへと発展している。


競技概要

競技部門(種目)

部  門 年齢区分 演技時間 競技エリア
一般 男子シングル 17才以上 1分30秒±5秒 7m×7m
女子シングル
ペア 1分45秒±5秒 10m×10m
トリオ
ユース AG2男子シングル 1416才 1分30秒±5秒 7m×7m
AG2女子シングル
AG2トリオ 1分45秒±5秒
AG1シングル 1113 1分30秒±5秒
AG1トリオ

注)AGAgeGroupの略
  ・年齢区分大会開催12月31日現在での年齢

演技構成

ルーティン(演技)は、リズミカル連続的な動き表現重視される音楽同調したエアロビックらしい軽快ステップ柔軟性筋力を必要とする難度エレメントバランスよく盛り込んでなければならず、体操競技宙返り倒立などの技は減点となる。

審判得点
主任審判 禁止動作規定数を超えるリフトなどの減点を行うほか、各審判員得点確認して最終得点責任を持つ。
芸術審判 次の観点基づいてルーティン芸術面を評価する
 ・コリオグラフィー構成
 ・エアロビックの内容
 ・プレゼンテーション音楽
技術審判 次の観点基づいてルーティン技術面評価する
 ・テクニカル・スキル技術遂行度)
 ・シンクロナイゼーションペアトリオ一致性
難度審判 実施エレメント評価する
ライン審判 ラインオーバーを判定する
タイム審判 演技制限時間判定する

得点
技術点10点満点)、芸術点(10点満点)、難度点(エレメント評価点)を合計後、主任審判員減点加えて
最終得点となる。



エアロビクスダンス

(エアロビック から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 04:07 UTC 版)

エアロビクスダンスあるいはエアロビックスダンスと呼ばれる運動はダンス形式の有酸素運動である。


注釈

  1. ^ 走る・跳ねるといった両足が同時に床から離れる動作ハイインパクトと呼ぶ。着地の際に体重の約3倍の衝撃がかかる。
  2. ^ 互いに反対の作用をする筋肉。例えば肘関節を曲げる上腕二頭筋と肘関節を伸ばす上腕三頭筋
  3. ^ 体幹部は胴体、屈曲は曲げる動作、回旋はひねる動作。

出典

  1. ^ 「月刊FITNESS JOURNAL」2008年11月号


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「エアロビック」の例文・使い方・用例・文例

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