エアロプラザとは? わかりやすく解説

エアロプラザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/10 13:57 UTC 版)

エアロプラザ
AEROPLAZA

情報
用途 商業施設ホテル
設計者 松田平田設計
構造設計者 SDネットワーク
管理運営 新関西国際空港関西エアポート
構造形式 鉄骨造
延床面積 65,000 m² [1]
階数 地下1階・地上11階[1]
開館開所 1995年(平成7年)6月24日
所在地 549-0001
日本 大阪府泉佐野市泉州空港北1番地(関西国際空港内)
座標 北緯34度26分11.2秒 東経135度14分32.2秒 / 北緯34.436444度 東経135.242278度 / 34.436444; 135.242278座標: 北緯34度26分11.2秒 東経135度14分32.2秒 / 北緯34.436444度 東経135.242278度 / 34.436444; 135.242278
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エアロプラザAEROPLAZA)は、大阪府泉佐野市関西国際空港内にある複合施設。

概要

1995年(平成7年)6月24日に、関西国際空港内に開業した。第1ターミナルビルとは、関西空港駅を軸にして反対側に位置し、第1ターミナルビルや関西空港駅とは連絡通路で結ばれ、第2ターミナルビルへの連絡バス乗り場に隣接している。ホテル日航関西空港ファーストキャビン関西空港、レストラン、ショップ、コンビニエンスストア、歯科診療所、レンタカー取扱店、コインロッカー、銀行ATM、関西空港会議場などが入居している。

開業時の中核テナントは、髙島屋が運営する「エアロプラザ・タカシマヤ」および「ホテル関西空港」であった。「エアロプラザ・タカシマヤ」は、衣料や雑貨、土産物などを販売していたが、駅から旅客ターミナルへと向かう動線上に位置していないため利用客が少なく採算割れが続き、2004年(平成16年)3月末で閉鎖となった[2]。その後は温泉施設などが検討されたが[2]、テナントの誘致が進まず、空テナントの状態が続いていた。他方「ホテル関西空港」は、開業から3ヶ月後、現名称に改称している。

2012年(平成24年)3月1日から、第2ターミナルが開業する10月28日までの間、格安航空会社(LCC)Peachのチェックイン施設が2階に設置され、搭乗客はチェックインや手荷物検査や保安検査などを行い、1階のバス乗り場から2期島の駐機場に向かった[3]。現在の第2ターミナルへの連絡バス乗り場は、この時のバス乗り場を利用している。

大規模改修

関空へのLCCの誘致が成功し、訪日外国人が急増したことを受け、施設を運営する関西エアポートが、総額で最大100億円規模を投じ、大規模改修を行った[4]。これにより、2015年(平成27年)7月31日、2階にブース席などを備えたラウンジ「Refresh Square」、2017年(平成29年)3月、3階にカプセルホテルの「ファーストキャビン関西空港」がそれぞれオープンし[5]、商業施設も拡充された[4]2021年(令和3年)4月には、「Refresh Square」を代替する形で、KIXエアポート カフェラウンジ NODOKAが2階にオープンしているが、これは第1ターミナル内あり24時間営業を行っていた「KIXエアポートラウンジ」が移転してきたものである[6]

このほか、2016年(平成28年)にはPeach Aviationが、同じ関空の敷地内にある建設棟から本社を3階に移転した。ほぼ居抜きの形で入居したため、エスカレーターなどがそのまま残置されている[7]

主な施設

過去にあった施設

エアロプラザ・タカシマヤ

エアロプラザのオープンと同時に、中核店舗として開店。ショッピングホスピタリティセンターをコンセプトに若い女性、カップル、ファミリーなどの日本人観光客およびアジア人観光客を中心に、見学・送迎客、空港従業員などを含めた空港滞在時間の長い来港客をターゲットにオープン[1]。店舗面積は約6,100㎡、45店舗が出店した[1]

2階・3階の商業ゾーンに位置し[1]、2階エントランスフロア(フードとトラベルグッズ)では書籍売場や雑貨・物産品店、3階アッパーフロア(おしゃれとアミューズメント)では、美術館博物館のレプリカグッズを始め個性溢れる商品を集めたほか、アミューズメント施設も設置した[1][8]。しかし、関西空港駅と第1ターミナルビルの動線外にあることが影響し、開業から一度も黒字転換することなく、経営難のため、2004年3月31日に閉店した[9]

脚注

  1. ^ a b c d e f 「SC INFORMATION――エアロプラザ・タカシマヤ/いわきサティ」『ショッピングセンター』1995年11月号
  2. ^ a b さよなら関空タカシマヤ/31日閉店、利用者減で 四国新聞社 2004年03月30日 16:47
  3. ^ SankeiBiz(産経新聞社). (2011年8月29日). https://web.archive.org/web/20110930042328/http://www.sankeibiz.jp/business/news/110829/bsd1108292132004-n1.htm 関空商業施設でチェックイン 来年3月就航のLCC「ピーチ」 2012年2月8日閲覧。 
  4. ^ a b “産経WEST 関空にフランス流!?エアロプラザ大規模改修へ「仏バンシ」ノウハウ導入”. 産経新聞. (2016年3月29日). https://www.sankei.com/article/20160329-MEALPGVLSZICDH77XXC4YZAW34/ 2025年1月10日閲覧。 
  5. ^ “関空に初のカプセルホテル ファーストキャビン、17年3月に”. 日本経済新聞. (2016年8月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXLZO05893750Z00C16A8LDA000/ 2025年1月10日閲覧。 
  6. ^ “関空に24時間営業の「カフェラウンジ」 日本の空港ラウンジ初の「芝生エリア」も”. 大阪ベイ経済新聞. (2021年4月28日). https://osakabay.keizai.biz/headline/847/ 2025年1月10日閲覧。 
  7. ^ VOICE 【LCC絶好調ピーチのウラ側…就航5年貫き通す「ケチケチ」戦略とは】 - goo テレビ番組
  8. ^ a b c エアロプラザショッピングセンター(関空シティ株式会社)
  9. ^ “さよなら関空タカシマヤ 31日閉店、利用者減で”. 共同通信. (2004年3月30日). http://www.47news.jp/CN/200403/CN2004033001002533.html 2012年2月8日閲覧。 

外部リンク


エアロプラザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:06 UTC 版)

関西国際空港」の記事における「エアロプラザ」の解説

「エアロプラザ」を参照 延床面積 65,000 m2、第1ターミナルビル隣接した地上11階建てのホテル土産物店、レストランバーコンビニエンスストアやレンタカーカウンター等の商業施設中心とした複合ビルで、鉄道駅や第1ターミナルビルとはペデストリアンデッキ直結している。また、第2ターミナルへの連絡バス発着するホテル日航関西空港関空ペットホテルプロムナードなどの施設入居している。

※この「エアロプラザ」の解説は、「関西国際空港」の解説の一部です。
「エアロプラザ」を含む「関西国際空港」の記事については、「関西国際空港」の概要を参照ください。

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