新関西国際空港
別名:新関西国際空港株式会社、新関西国際空港会社、新関空会社
関西国際空港と大阪国際空港の経営統合により、2012年4月1日に設立された事業者。空港施設と区別するために「新関西国際空港会社」のように表記される場合も多い。
新関西国際空港は、2011年に成立した特別法を根拠とし、政府の主導のもとに設立された。株式も政府が保有している。空港の統合は日本では初の試みである。
関西空港は埋め立て地に設置された大規模な空港で、24時間稼動できる点などを強みとする反面、埋め立て事業に費やしたコストが回収しきれずにいる。伊丹空港は大阪の都心部から近いという強みがあり、堅実な経営を続けているが、都心部近くに位置するため騒音問題がつきまとい、路線の拡大などが困難となっている。こうした異なる性格を持つ空港を一体的に運営することで、経営の効率化と収益性の向上を促進しようという狙いが新関西国際空港の設立の背景となっている。
2012年7月に新関西国際空港による空港の運営が開始された。オープンスカイ戦略に乗った国際線のネットワークの拡大とローコストキャリア(LLC)の誘致、ターミナルビルの運営による増収などを推進していくという。
関連サイト:
新関西国際空港株式会社
新関西国際空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/21 02:56 UTC 版)
新関西国際空港株式会社(しんかんさいこくさいくうこう、英: NEW KANSAI INTERNATIONAL AIRPORT COMPANY,LTD.[2])は、大阪国際空港(伊丹空港)と関西国際空港(関空)の一体的運営のために、「関西国際空港及び大阪国際空港の一体的かつ効率的な設置及び管理に関する法律」に基づき2012年(平成24年)4月に設立された株式会社(特殊会社)。「新関空会社」と表現される場合もある。2012年(平成24年)7月に大阪国際空港と関西国際空港の一体運営を開始した。
- ^ a b c d e f g h i j k l 新関西国際空港株式会社『第10期(2021年4月1日 - 2022年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2022年6月30日。
- ^ 新関西国際空港株式会社 定款 第1章第1条2項
- ^ 大阪国際空港ターミナル株式会社の全株式取得について (PDF) 新関西国際空港株式会社・2013年12月27日。2014年1月20日閲覧
- ^ 大阪国際空港ターミナル株式会社との合併契約締結について 新関西国際空港・2015年12月15日
- ^ 役員体制等について (PDF) 新関西国際空港・2016年3月31日
- ^ 実施契約の概要について (PDF) 新関西国際空港・2015年12月22日
- ^ 令和4年度 鉄道要覧(電気車研究会・鉄道図書刊行会刊)160ページ
- ^ 新関空社長、仙台空港運営に意欲日本経済新聞 2012年12月5日
- ^ 新関西国際空港株式会社創立総会の概要について 国土交通省・報道発表資料平成23年3月23日
- 1 新関西国際空港とは
- 2 新関西国際空港の概要
- 3 概説
- 4 主な事業内容(運営権移管前)
- 5 関連項目
- 新関西国際空港のページへのリンク