清水健太郎 清水健太郎の概要

清水健太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 08:22 UTC 版)

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しみず けんたろう
清水 健太郎
本名 園田 巌(そのだ いわお)
生年月日 (1952-10-11) 1952年10月11日(68歳)
出生地 日本福岡県小倉市(1952年当時)
身長 175cm
血液型 B型
職業 歌手俳優
ジャンル 映画オリジナルビデオテレビドラマ
活動期間 1975年 - 2008年2013年 -
活動内容 1975年:『ぎんざNOW!
1976年:「失恋レストラン」で歌手デビュー
配偶者 アメリカ人モデル(1985年 - 1991年)
森 香名子(2002年 - 2004年)
個人事務所の社長(2014年 - )
事務所 オフィスKS
主な作品
オリジナルビデオ
首領への道』シリーズ
雀鬼』・『真・雀鬼』シリーズ
テレビドラマ
ムー』・『ムー一族』/『Gメン'82
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経歴

「失恋レストラン」でブレイク

大学生時代に北九州市小倉魚町の東映会館前でスカウトされ上京。TBSの若者向け情報番組『ぎんざNOW!』の1コーナー「素人コメディアン道場」に大学の後輩清水アキラが出場してものまねを披露する際にバックでギターを弾いていたのが好評を受ける[注釈 1]1975年から『ぎんざNOW!』で木曜日のコーナーを担当し、そのアイドル的なルックスで大きな話題となる。

1976年11月にデビュー曲「失恋レストラン」(作詞作曲つのだ☆ひろ)リリース、翌1977年にかけ大ヒットとなる。その後も「帰らない/恋人よ」「遠慮するなよ」「泣き虫」などのヒット曲を飛ばした。1977年12月31日第19回日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得するなど、同年の新人賞受賞を総ナメにし、さらに『第28回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。同時期にはアイロンパーマをかけた髪を短くカットする清水の独特のヘアスタイルが「健太郎カット」と呼ばれ、男性の間で流行した。

俳優活動

歌手活動と並行し、ドラマ『太陽にほえろ!』で俳優としてもデビュー。『ムー』『ムー一族』などにも出演した。1977年には寺山修司が手がけた初の商業映画として話題を呼んだ『ボクサー』に東映で主演、東映は引き続き同社の主演スターとしてプッシュしていく意向を示すが、歌を重視する事務所の方針で頓挫した。

オリジナルビデオ・Vシネマへの出演

1985年、アメリカ人モデルと結婚するが、1991年に離婚[1]。同時期からテレビなどの表舞台から遠ざかり、『雀鬼』の桜井章一役などオリジナルビデオ作品を中心に仕事をするようになる。

1994年平成6年)には後述の経緯で、覚せい剤所持で3度目の逮捕となり懲役1年6か月の実刑判決を受け服役。出所後はどこからも声がかからず、本人も役者の道に戻れるとは思っていなかったため、飲食店で皿洗いのアルバイトをしていたところ、夜通し働いているのを知った先輩俳優の岡崎二朗が「こんなに頑張っているんだから、何とかしてやりたい」と業界関係者にかけあった結果、芸能界復帰が叶った[1]

復帰後は主に暴力団の組長役が当たり役となり哀川翔竹内力と並んで“Vシネマ[注釈 2]の帝王”と呼ばれるまでになった。特に1998年からの『首領への道』シリーズはヒット、ビデオ販売に大きく貢献した[1]。また、4時間超の長編アダルトビデオ『さすらい 愛が泣いている』(AV監督村西とおる)にも出演した。

メディア出演の再開

2002年には22歳年下の女優・森香名子と再婚、公私ともに順調に見えていたが、2004年4月離婚[1]。直後に後述の経緯で、再び覚せい剤取締法違反で懲役2年4か月の実刑判決を受け再度服役。2006年5月仮釈放[2]後は身元引受人新日本キックボクシング協会市原ジム(千葉県市原市)会長・小泉猛の元に住み込み、再起に向け体を鍛錬する日々を送る[1]。一方、2007年3月22日日本テレビ系列の特別番組『あの人は今!?』で約3年ぶりにテレビ出演し「失恋レストラン」を披露。同年4月には格闘家としてのデビューを発表し、俳優の押尾学にキックボクシング対決を申し込むが[3]、押尾にブログを経由して拒否され、立ち消えとなった。

2008年1月31日、記者会見にて芸能界への復帰を表明。看板シリーズ『首領への道』の原作家である村上和彦を後見人とし、1か月ごとの定期健診を条件に、俳優・歌手業の再開を宣言したものの[4]、どこのプロダクションも清水を獲得しようとしなかった[1]

2008年2月6日宮川賢司会のラジオ番組『バツラジ』に出演。

その後、2008年10月には交通事故を起こし、後述の経緯で懲役7か月の実刑となった[1]。そして2010年には再び覚せい剤取締法違反で6度目の逮捕となり、懲役1年10か月の実刑となった[1]

11年ぶりのCDリリース・歌手として活動再開

61歳の誕生日を迎えた2013年10月11日台東区根岸の歌謡曲カフェ「Lover's」で誕生日パーティーと記念ライブを開催。「失恋レストラン」など15曲を披露し、映画監督として活動を再開する意向を語った[5]

2014年10月10日、オフィスKSの代表取締役を務める18歳年下の女性と3度目の結婚を発表。約11年ぶりとなるアルバムCD『リスタート(再起動)』をリリース[6]。その後、埼玉や大阪でライブを行い、10月29日にはSoundScanの週間チャートで『リスタート(再起動)』が96位にランクインした。

犯罪歴・不祥事

1900年代の逮捕、大麻覚醒剤所持・使用

1973年(昭和48年)大学2年在学時には、自動車を運転中に当時23歳の女性歩行者をひく交通死亡事故を起こし、業務上過失致死の容疑で現行犯逮捕・起訴され、罰金15万円の有罪判決と免許停止180日の行政処分を受けた[7][8]

1983年大麻取締法違反で現行犯逮捕された[8]。同事件は起訴猶予処分となった[1]1986年にも同じく大麻取締法違反で逮捕・起訴され、懲役1年・執行猶予4年の有罪判決を受けた[1]

1994年平成6年)、大麻取締法違反及び覚醒剤取締法違反で3度目の逮捕[1]。この時もドラマ『横浜心中』で刑事役を演じていたため、出演が予定されていた『雀鬼・外伝 東海道麻雀無宿』は加納竜が代役として出演した。同事件でも起訴され、懲役1年6か月の実刑判決を受けた[1]

2004年の覚醒剤所持・使用

2004年5月29日、覚せい剤取締法違反で4度目の逮捕[9][1]。同年8月9日に実刑2年4か月の判決を受け、前橋刑務所に収監。2006年5月仮釈放[2]

2008年のひき逃げ

2008年10月27日午後に東京都台東区の交差点で乗用車を運転中、自転車で交差点を横断していた男性と衝突し、軽傷を負わせそのまま逃走[1]。3日後、警察に出頭し逮捕[10][1]

自動車運転過失傷害と道交法違反の罪で起訴され[7]。検察には懲役10か月を求刑され、2009年1月28日に懲役7か月の実刑判決を受けた[1]。清水に判決を言い渡した秋吉淳一郎裁判官は「事故が警察沙汰になれば芸能活動再開の支障になるとの身勝手な理由で逃走した」と非難した[8]

2010年の覚醒剤所持・使用

2010年8月18日に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で6度目の逮捕[11][12]・起訴[1]

同年11月1日に東京地裁で開かれた公判では「刑務所を出た時は薬物をやめられたと思い違いをしていた。振り返ると、これまではやめる努力をしたことがなかった。今回は薬物依存という病気を治すことに専念する」と述べた[13]。検察には求刑懲役2年6か月を求刑され、同年11月16日に懲役1年10か月の実刑判決を受け、弁護側・検察側とも控訴せず確定[14]。2012年7月に出所し、支援者とともに社会復帰を目指していた[15][1]

2011年の元妻の覚醒剤共同所持・使用

清水が2010年の実刑判決で服役中に、清水の元妻(元Vシネマ女優で2004年に離婚)も2011年11月に覚醒剤取締法違反(共同所持・使用)で逮捕・起訴され[16]2012年1月20日に懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けたが、関東信越厚生局麻薬取締部による調べの過程で、森は清水と交際を開始して間もない2000年頃に、清水に覚醒剤の使用法を教わって使用を開始したことが明らかになった[17]

2013年の合成麻薬使用

2013年5月22日午後6時ごろ、東京・渋谷区の路上で足下をふらつかせながら歩いているところを警察官に職務質問され、尿検査を受けたところ合成麻薬「α-PVP」を使用した疑いの成分が検出されたため2013年6月6日に麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕[18][19]。「α-PVP」は、以前は合法ドラッグとして流通されていたが、2013年3月に厚生労働省が麻薬として指定した物であり、清水が違法性を認識していなかったことから6月24日に処分保留で釈放され[20]、7月3日には不起訴処分が決定した。

2013年の脱法ハーブ吸引による入院

2013年7月9日午後11時ごろ、台東区にある清水の自宅マンションから「ハーブを吸って吐き気がする」と119番通報があり、清水が30代の知人男性と共に都内病院へ搬送された[21]。搬送時には軽度の意識障害があったが、病院で意識と体力の回復を待って帰宅した[21]

2015年の交通事故

2015年10月22日午前10時過ぎに、東京都文京区本郷の片側3車線の幹線道路を車で走行中に左車線から中央車線に移る際、右後方を走っていた40代の会社員男性が運転する車と接触した。本富士警察署によると、清水の後方不確認が原因と見られ、双方の車の一部が破損したが負傷者はいなかった[22]。清水への刑事処分も無かったと見られる。




注釈

  1. ^ その清水アキラは後に「ものまね王座決定戦」で清水健太郎の物真似をしたことがある。
  2. ^ 俗称として「Vシネマ」と呼ばれているが、これは東映ビデオの登録商標。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 芸能人犯罪 2012, p. 20
  2. ^ a b “今度こそ大丈夫?逮捕4度…清水健太郎が仮釈放”. zakzak. (2006年5月12日). オリジナルの2006年7月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20060716071133/http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_05/g2006051201.html 2006年7月16日閲覧。 
  3. ^ “格闘家デビューする清水健太郎が押尾学との一騎打ちを要求!”. livedoor sports. (2007年7月13日). オリジナルの2007年8月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070819151544/http://news.livedoor.com/article/detail/3232584/ 2007年8月19日閲覧。 
  4. ^ “健太郎“シロ” 芸能活動再開へ”. リアルライブ. (2008年2月4日). http://npn.co.jp/article/detail/46342820/ 2017年1月14日閲覧。 
  5. ^ “清水健太郎「最近は薬も、運転もしていません」誕生日パーティー開催”. zakzak. (2013年10月15日). http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20131015/enn1310151130000-n1.htm 2014年3月23日閲覧。 
  6. ^ “清水健太郎、18歳年下と3度目出直し婚”. 日刊スポーツ. (2014年10月11日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20141011-1380267.html 2014年10月14日閲覧。 
  7. ^ a b “ひき逃げ清水健太郎被告の婚約者が証言台”. nikkansports.com. (2009年1月15日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20090115-450193.html 2009年1月22日閲覧。 
  8. ^ a b c “清水健太郎 出所後の芸能界復帰はどうなる?”. リアルライブ芸能ニュース. (2009年1月31日). http://npn.co.jp/article/detail/36046983/ 
  9. ^ “清水健太郎、4度目覚せい剤逮捕”. zakzak. (2004年5月31日). オリジナルの2004年6月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20040603014520/http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_05/g2004053108.html 2004年6月3日閲覧。 
  10. ^ “今度は浅草でひき逃げ…あの俳優逮捕される”. Sponichi Annex. (2008年10月31日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/10/31/kiji/K20081031Z00000090.html 2017年1月14日閲覧。 
  11. ^ “覚せい剤“あぶり”清水健太郎容疑者、6度目逮捕”. Sponichi Annex. (2010年8月19日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/08/19/kiji/K20100819Z00001750.html 2010年8月21日閲覧。 
  12. ^ “清水健太郎容疑者また逮捕 6回目、覚せい剤使用”. 47NEWS. (2010年8月18日). オリジナルの2010年8月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100820120603/http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081801000477.html 2010年8月20日閲覧。 
  13. ^ “清水健太郎被告「今回は薬物依存を治す」”. nikkansports.com. (2010年11月1日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20101101-697065.html 2013年4月27日閲覧。 
  14. ^ “清水健太郎被告に懲役1年10月「やめたい気持ちが伝わった」”. Sponichi Annex. (2010年11月16日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/11/16/kiji/K20101116Z00000740.html 2017年1月14日閲覧。 
  15. ^ “【編集局から】清水健太郎、今度こそ“再起”なるか”. zakzak. (2012年8月3日). http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120803/enn1208031209008-n1.htm 2012年8月5日閲覧。 
  16. ^ “清水健太郎の元妻も逮捕!「覚せい剤は元夫に教わった」”. 日刊サイゾー. (2011年11月24日). http://www.cyzo.com/2011/11/post_9171_entry.html 2011年11月25日閲覧。 
  17. ^ “清水健太郎の元妻も逮捕!「覚せい剤は元夫に教わった」”. excite ニュース. (2011年11月24日). https://www.excite.co.jp/news/article/Menscyzo_8596/ 2020年10月11日閲覧。 
  18. ^ “違法薬物で6度目!元俳優・清水健太郎容疑者を逮捕”. テレ朝news. (2013年6月7日). オリジナルの2013年6月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130610174929/http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000006729.html 2013年6月10日閲覧。 
  19. ^ “清水健太郎逮捕、道玄坂で千鳥足「一目でおかしい」”. SANSPO.COM. (2013年6月8日). オリジナルの2013年7月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130724122424/http://www.sanspo.com/geino/news/20130608/tro13060805040001-n1.html 2013年7月24日閲覧。 
  20. ^ “清水健太郎、処分保留で釈放「懲りた」”. nikkansports.com. (2013年6月25日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20130625-1147356.html 2013年7月6日閲覧。 
  21. ^ a b “脱法ハーブ吸引か…清水健太郎さん 救急搬送”. Sponichi Annex. (2013年7月12日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/07/12/kiji/K20130712006198240.html 2017年1月14日閲覧。 
  22. ^ 清水健太郎が運転中に接触事故…双方の車の一部破損もけがはなし(2015年6月24日)”. SANSPO.COM. 2020年3月5日閲覧。
  23. ^ “清水健太郎の更生阻んだ“兄貴分”の死”. 日刊ゲンダイ. (2013年7月13日). オリジナルの2015年12月1日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/XZsRC 2015年12月1日閲覧。 
  24. ^ a b “清水健太郎、三田佳子次男逮捕でビビット出演中に「現場が凍り付いた瞬間」”. Asagei-plus. (2018年9月13日). https://www.asagei.com/excerpt/112262 2018年9月16日閲覧。 





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