雨の西麻布とは? わかりやすく解説

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雨の西麻布

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 16:47 UTC 版)

「雨の西麻布」
とんねるずシングル
B面 僕は鳥になりたい
リリース
規格 7インチシングル
ジャンル 歌謡曲ムード歌謡
レーベル ビクター音楽産業
作詞・作曲 秋元康見岳章
作曲 見岳章
プロデュース 秋元康
チャート最高順位
とんねるず シングル 年表
青年の主張
(1985年)
雨の西麻布
(1985年)
歌謡曲
(1986年)
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雨の西麻布」(あめのにしあざぶ)は、とんねるずの5枚目のシングル1985年9月5日発売。1993年9月22日に8cmCDで再発売。

概要

作詞の秋元康はあまり有名ではない街で曲を作りたいと考えて「雨の亀戸」として制作したが、石橋が亀戸に行ったことがなかったため、西麻布に変更された[1]

イントロや曲中の語りにあるように、本作を機に『紅白歌合戦』の大舞台に立つことを本気で目指しはじめた。「紅白を」「狙います」とはしていたものの、当時はNHKのオーディションに合格していなかった。石橋が後年語ったところでは、当初は「やぶさかでない」でオーディションを受けようとしたが、懇意にしていた美空ひばりに「『雨の西麻布』の方がいい」とアドバイスされたため、本曲でオーディションを通過した。2人はバラエティを中心にNHKのテレビ番組に出演し、6年後の1991年に「情けねえ」のヒットで、念願の紅白出場を果たした。

曲の最後の「双子のリリーズ」というフレーズは、演歌(とセリフの中でも称しているが実際はムード歌謡)を真面目に歌うだけでなく「お笑い性を少しだけ出そう」というスタッフの考えによるものである(ニッポン放送とんねるずのオールナイトニッポン』で秋元が発言)。

内山田洋とクール・ファイブがコーラスで参加している。「雨の西麻布」の累計売上は40万枚[2]

2009年9月11日放送の『おもいッきりDON!』(日本テレビ)に出演したザ・リリーズによれば、本曲のレコーディングの際、リリーズは同じスタジオ(ビクター青山スタジオ)に居合わせていた。

本曲は2バージョン存在する。『自歌自賛 ザ・ベスト・オブとんねるず』収録バージョンは、楽器・冒頭にくしゃみを挿入・「双子のリリーズ」のフレーズをセリフに差し替えという違いがある。1985年12月16日には6曲入のカセットテープのみの企画で、「雨の西麻布~にっぽんの心」が発売された。

収録曲

オリジナル盤

  1. 雨の西麻布
  2. 僕は鳥になりたい
    • 作詞:秋元康/作曲・編曲:見岳章

再発盤

  1. 雨の西麻布
  2. 歌謡曲
    • 作詞:秋元康/作曲:見岳章/編曲:水谷公生

カセットテープ企画 『雨の西麻布~にっぽんの心~』

《SIDE-A》

  1. 雨の西麻布 (唄:とんねるず、コーラス:内山田洋とクールファイブ
  2. その後の西麻布 (唄:ボブ&トメ)
  3. 双子の西麻布 (唄:リリーズ)

《SIDE-B》

  1. 一気!
  2. Chadawa
  3. 雨の西麻布 (オリジナル・カラオケ)(演奏:ビクターオーケストラ)

受賞ほか

関連項目

脚注

  1. ^ “石橋貴明「いかに秋元康がふざけてるか」とんねるずの大ヒット曲の裏話告白”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2020年3月24日). https://thetv.jp/news/detail/228113/ 2020年3月25日閲覧。 
  2. ^ 世相風俗観察会(編)『現代風俗史年表 昭和20年(1945)→昭和60年(1985)』河出書房新社、1986年、370頁。ISBN 4-309-24089-5

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