雨の西麻布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 20:35 UTC 版)
「雨の西麻布」 | ||||||||
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とんねるず の シングル | ||||||||
B面 | 僕は鳥になりたい | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||
ジャンル | 歌謡曲(ムード歌謡) | |||||||
レーベル | ビクター音楽産業 | |||||||
作詞 | 秋元康 | |||||||
作曲 | 見岳章 | |||||||
プロデュース | 秋元康 | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
とんねるず シングル 年表 | ||||||||
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音楽・音声外部リンク | |
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試聴 | |
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![]() (ビクターエンタテインメント提供のYouTubeアートトラック) |
}} 「雨の西麻布」(あめのにしあざぶ)は、とんねるずの5枚目のシングル。1985年9月5日発売。1993年9月22日に8cmCDで再発売。
概要
作詞の秋元康はあまり有名ではない街で曲を作りたいと考えて「雨の亀戸」として制作したが、石橋が亀戸に行ったことがなかったため、西麻布に変更された[1]。
イントロや曲中の語りにあるように、本作を機に『紅白歌合戦』の大舞台に立つことを本気で目指しはじめた。「紅白を」「狙います」とはしていたものの、当時はNHKのオーディションに合格していなかった。石橋が後年語ったところでは、当初は「やぶさかでない」でオーディションを受けようとしたが、懇意にしていた美空ひばりに「『雨の西麻布』の方がいい」とアドバイスされたため、本曲でオーディションを通過した。2人はバラエティを中心にNHKのテレビ番組に出演し、6年後の1991年に「情けねえ」のヒットで、念願の紅白出場を果たした。
曲の最後の「双子のリリーズ」というフレーズは、演歌(とセリフの中でも称しているが実際はムード歌謡)を真面目に歌うだけでなく「お笑い性を少しだけ出そう」というスタッフの考えによるものである(ニッポン放送『とんねるずのオールナイトニッポン』で秋元が発言)。
内山田洋とクール・ファイブがコーラスで参加している。「雨の西麻布」の累計売上は40万枚[2]。
2009年9月11日放送の『おもいッきりDON!』(日本テレビ)に出演したザ・リリーズによれば、本曲のレコーディングの際、リリーズは同じスタジオ(ビクター青山スタジオ)に居合わせていた。
本曲はシングル版のほか、コーラスなし版、楽器・冒頭にくしゃみを挿入・「双子のリリーズ」のフレーズをセリフに差し替えた「雨の西麻布(Original Version)」(『自歌自賛 ザ・ベスト・オブとんねるず』収録)の3バージョンが存在する。1985年12月16日には6曲入のカセットテープのみの企画で、「雨の西麻布~にっぽんの心」が発売された。
収録曲
オリジナル盤
再発盤
- 雨の西麻布
- 歌謡曲
- 作詞:秋元康/作曲:見岳章/編曲:水谷公生
カセットテープ企画 『雨の西麻布~にっぽんの心~』
《SIDE-A》
- 雨の西麻布 (唄:とんねるず、コーラス:内山田洋とクールファイブ)
- その後の西麻布 (唄:ボブ&トメ)
- 双子の西麻布 (唄:リリーズ)
《SIDE-B》
- 一気!
- Chadawa
- 雨の西麻布 (オリジナル・カラオケ)(演奏:ビクターオーケストラ)
受賞ほか
- FNS歌謡祭 特別賞
- 第18回 全日本有線放送大賞 最優秀新人賞
- 第18回 日本有線大賞 最優秀新人賞
- 第23回 (1985年度)ゴールデン・アロー賞 芸能新人賞
- 「ザ・トップテン」1位
関連項目
脚注
- ^ “石橋貴明「いかに秋元康がふざけてるか」とんねるずの大ヒット曲の裏話告白”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2020年3月24日) 2020年3月25日閲覧。
- ^ 世相風俗観察会(編)『現代風俗史年表 昭和20年(1945)→昭和60年(1985)』河出書房新社、1986年、370頁。ISBN 4-309-24089-5。
外部リンク
固有名詞の分類
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