Abbreviationとは? わかりやすく解説

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abbreviation

別表記:アブリビエイション

「abbreviation」とは、省略省略形のことを意味する英語表現である。

「abbreviation」とは・「abbreviation」の意味

「abbreviation」は、省略短縮という意味を持つ不加算名詞である。加算名詞として使われる場合は、省略形略語略字といった意味を持つ。「A abbreviation for(of) B」で、「AはBの略語だ」という意味の表現になる。省略形もしくは略語そのもの指したり、省略形略語をつくることを表したりする時に使う言葉である。複数形は、「abbreviations」のように、語尾に「s」を付ける。略語一覧は、「Abbreviations list」と表現する

派生語としては、動詞の「Abbreviate短縮する、略する)」が挙げられる一部残して略すことや、略して書くといったニュアンス含んでいる。また、似たような意味を持つ言葉としては、「curtailment」や「omission」などが当てはまる。ただし、「curtailment(短縮)」は、費用時間などに対して使われることが多い。「omission省略)」は、故意に、もしくはうっかり省くニュアンス含んでいる。

覚え方としては、「abbreviation」が語源としている「brevio」からコアイメージを捉える方法挙げられる。「短くする」という意味を持っており、そこから短縮短縮形などの意味につなげることができる。

「abbreviation」の発音・読み方

音節は「ab・bre・vi・a・tion」である。発音記号は「əbrìːviéiʃən」で、「アブリーヴィエィシャン」と発音する第一アクセントは「エィ」で、第二アクセントは「リー」の部分にくる。

「abbreviation」の語源・由来

「abbreviation」は、「abbreviate」に、接尾辞「-tion」が加わったのである。「-tion」は、状態や結果などを指す接尾辞で、動詞名詞化させる際に使われる。「abbreviate」は、「~へ」という意味を持つラテン語ad-」と、「短くする」を意味する「brevio」を語源としている。これらが組み合わさってできた「abbrevio(短くする)」から、「abbreviatus(短くした)」というラテン語経て、「abbreviate」へと形を変えていった。

「abbreviation」と「acronym」の違い

「abbreviation」は、短縮短縮語という意味を持つ。「acronym」も、連語などを短縮した言葉表しているが、その中でも特に、連なったアルファベット通常の単語同じよう発音して読むものを指す。「abbreviation」は短縮語全体表しているが、「acronym」は特定の新し読み方を持つ短縮語指しており、その点において違いがある。「acronym」の例としては、アメリカ航空宇宙局という意味の「NASA(=National Aeronautics and Space Administration)」などが挙げられる。この場合、「NASA」は「エヌ・エー・エス・エー」ではなく、「ナサ」と読む。なお、世界保健機関「WHO(=World Health Organization)」のように、アルファベット一文字ずつそのまま発音する短縮語のことは、「initialism頭文字語)」と言う。この場合は、「ダブリュー・エイチ・オー」と読む。

「abbreviation」の対義語

「abbreviation」の対義語としては、「amplification拡大)」や「dilation拡大拡張)」 、「expatiation(詳細な説明)」などが挙げられる

「abbreviation」を含む英熟語・英語表現

「abbreviation」の略とは


「abbreviation」は、「abbr.」や「abbrev.」などと訳すことができる。

「abbreviation」に関連する用語の解説

「abbreviate」とは


abbreviate」は、略して書く、短縮する、略するなどの意味を持つ動詞である。活用変化は、「abbreviating(現在分詞)、「abbreviated過去形)、「abbreviated過去分詞)」、そして「abbreviates(三人称単数現在)」となる。

「abbreviation search」とは


「abbreviation search」は、略語検索という意味を持つ。

「acronym」とは


acronym」は、頭字語という意味を持つ名詞である。連語になっているフレーズから、それぞれの頭文字最初言葉などをつなげてつくった言葉のことを指す。対義語としては、「non-abbreviation(非省略語)」が挙げられるまた、元々の意味、元々の表現といった意味を持つ「complete expression」「original meaning」なども、反対の意味合いを持つ。

「abbreviation」の使い方・例文

「abbreviation」を使った例文は、下記の通りである。

UFO is the abbreviation for Unidentified Flying Object.(UFOは、未確認飛行物体略語である。)
・Abbreviations can be used to keep sentences concise.(略語用いると、文章簡潔にまとめることができる。)
・This paper is full of abbreviations and is difficult for non-experts to understand.(この論文短縮語ばかりで、専門家なければ理解するのが難しい。)
APEC is an abbreviation of what?(APECは、何の略?)

省略記号[abbreviation]

譜面書いた読んだりする際に、それを簡単にする目的使われる記号トレモロ表記容易にしたり、同じ音型のものを省略するときに使う。

略語

(Abbreviation から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 04:41 UTC 版)

略語(りゃくご、: abbreviation)とは、あるの一部を何らかの方法で省略または簡略した形で、なお元の意味を保っているもの[1]。広義では、頭字語をも指す。類似する概念に、省略語(しょうりゃくご)・短縮語(たんしゅくご)がある。地名人名団体名その他の固有名詞の正式名称について略したものは、略称(りゃくしょう)という[2][3]


注釈

  1. ^ 『日本語学』1988年10月号[5]を基に作成[6]
  2. ^ 『日本語学』1988年10月号[7]を基に作成[8]
  3. ^ 「O-LEXブログ 新語リポート 第3回 略語とその種類(1)」を参考にして作成[11]
  4. ^ a b ただし、VAT付加価値税)のように2通りに発音できるものや、DVD-ROMのように1つの略語の中に2種類の発音が混ざったものもあるため、最近ではイニシャリズムアクロニムは、あまり厳密に区別されない。
  5. ^ アブジャドを参照。
  6. ^ 『日本語学』1988年10月号[12]を基に作成[13]

出典

  1. ^ 松村明『日本文法大辞典』明治書院
  2. ^ a b c 平凡社『世界大百科事典』改訂新版 p.607【略語】林大執筆項より。
  3. ^ "略語". 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年1月8日閲覧
  4. ^ "略語". 世界大百科事典 第2版. コトバンクより2023年1月8日閲覧
  5. ^ 『日本語学』1988年10月号, pp. 4–12, 森岡健二「略語の条件」.
  6. ^ 『日本語学』1988年10月号, pp. 7–10, 森岡健二「略語の条件」.
  7. ^ 『日本語学』1988年10月号, pp. 13–21, 田辺洋二「外来語の略語ーカタカナ語とローマ字語ー」.
  8. ^ 『日本語学』1988年10月号, pp. 15–18, 田辺洋二「外来語の略語ーカタカナ語とローマ字語ー」.
  9. ^ 『日本語学』1988年10月号, p. 8, 森岡健二「略語の条件」.
  10. ^ 『日本語学』1988年10月号, p. 11, 森岡健二「略語の条件」.
  11. ^ 花本金吾 (2015年12月16日). “新語リポート 第3回 略語とその種類①”. オーレックス英和辞典・和英辞典 [O-LEX]. 旺文社. 2023年1月8日閲覧。
  12. ^ 『日本語学』1988年10月号, pp. 22–29, 竹中憲一「中国語の略語」.
  13. ^ 『日本語学』1988年10月号, pp. 23–25, 竹中憲一「中国語の略語」.
  14. ^ 李 & 孙 1988, p. [要ページ番号].
  15. ^ 『日本語学』1988年10月号, p. 26, 竹中憲一「中国語の略語」.


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