ツツガムシ病
ダニの一種であるツツガムシの幼虫を媒介として、「リケッチア」と呼ばれる病原体に感染することで生じる感染症。
ツツガムシ病はリケッチアを体内に保有する「有毒ツツガムシ」に咬刺されることで感染する。発熱、発疹が見られ、抗生物質が普及する以前は死亡率の高い危険な病気であった。
なお、ツツガムシの中にはリケッチアを持たない「無毒ツツガムシ」もあり、これに咬刺された場合は咬み傷が数日残る程度で済む。
2011年3月に発生した東日本大震災では、多くの人が住居を失い避難所生活を強いられている。4月に入り、ツツガムシが活動しだす季節を迎えるため、国立感染症研究所などが十分に警戒するよう注意を呼びかけている。
関連サイト:
被災地におけるつつが虫病について - 国立感染症研究所 ウイルス第一部・感染症情報センター 4月1日現在
つつがむし‐びょう〔‐ビヤウ〕【×恙虫病】
ツツガムシ病
ツツガムシ病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 05:03 UTC 版)
ツツガムシ病(ツツガムシびょう、恙虫病)は、ツツガムシリケッチア(Orientia tsutsugamushi) への感染によって引き起こされる人獣共通感染症の1つ。病原体を保有するツツガムシ(ダニ目ツツガムシ科のダニ)によって媒介される[1][2]。感染症法の4類感染症に指定されている[2]。
注釈
出典
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- 1 ツツガムシ病とは
- 2 ツツガムシ病の概要
- 3 臨床所見
- 4 日本における歴史
- 5 ツツガムシと俗説
ツツガムシ病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 21:56 UTC 版)
0.1% から 3% の個体が経卵感染によってツツガムシ病リケッチアを保菌しており、これに吸着されるとツツガムシ病に感染する。保有するリケッチアの血清型は、種との関連性があることが知られ、タテツツガムシはKawasakiまたはKuroki型、アカツツガムシはKato型、フトゲツツガムシはKarpまたはGilliam型を保有している。日本では、感染症法に基きツツガムシ病の症例を集計している。2009年の症例458件死亡例3件。
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