わが青春のアルカディア 無限軌道SSX わが青春のアルカディア 無限軌道SSXの概要

わが青春のアルカディア 無限軌道SSX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 22:36 UTC 版)

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わが青春のアルカディア 無限軌道SSX
ジャンル SFアニメ
アニメ
原作 松本零士
監督 勝間田具治、佐々木正光
キャラクターデザイン 小松原一男
音楽 菊池俊輔
アニメーション制作 東映動画
製作 東急エージェンシー、東映
放送局 TBS系列ほか
放送期間 1982年10月13日 - 1983年3月30日
話数 全22話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

放送時間は毎週水曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)。ただし、北陸放送は当時この時間帯にNTVの音楽バラエティ番組「歌のワイド90分!」をネットしていたため、本作については遅れネットで対応していた。

作品解説

ハードな世界観で描かれた、映画『わが青春のアルカディア』の続編。ハーロックとトチローが理想郷を求めて宇宙を航海し、様々な惑星を訪れるというプロットは、『銀河鉄道999』や松本が制作に関わった『SF西遊記スタージンガー』などとも共通している。

松本ワールドに数多く存在するミッシングリンクを繋ぎ、アニメ版『宇宙海賊キャプテンハーロック』への橋渡しとなる物語となることを目指して制作され、当時の劇場用アニメ映画なみの映像音響クオリティを毎週のTV放送回で維持提供していた。しかし、『わが青春のアルカディア』の興行不振で松本ブームの陰りが顕在化したため、テレビ化にあたっては説明セリフの多用や毎回ハッピーエンドとなる勧善懲悪的展開など、全体的に低年齢層と新規視聴者獲得を意識した演出がなされ、松本の漫画作品の作風とは幾分異なるものとなった。本編と初期の次回予告ナレーションは野田圭一が担当。次回予告では途中からメインキャラクター同士の掛け合いが行われ、最後にハーロックの「アルカディア号、発進!」というセリフで締める形をとっている。

本作でも登場するハーロックは『ハーロック』、『999』劇場版など先に映像化された作品などによって定着した寡黙なイメージが強いが、本作ではこれらの作品と比較して明るい性格で、多弁なキャラクターとなっている。詳細は当該項目の性格・人物の項目を参照。

最終回

当時すでに松本アニメのブームは去っており[1][2]、視聴率が振るわずに最終回を迎えた。なお、アニメ版『ハーロック』も平均視聴率約7%と本作よりは高いものの、ゴールデンタイムの番組としてはそれほど高い視聴率ではなかった。

この結果、ロマンアルバム『わが青春のアルカディア』で松本零士が語っていた『999』のヒロイン・メーテルの本編登場(第1話でメーテルらしき女性のシルエットが登場している)やその劇場版第2作で登場した星野鉄郎の父・黒騎士ファウストの登場、「イルミダスが中盤で倒され、新たな敵が登場する」といった展開は実現せずに終わった[3]。こうして松本ワールドのミッシングリンクを繋げることは事実上放棄され、結局イルミダスの実態や全宇宙征服の目的などが全く明かされることはなく、最終回ではアルカディアの女王・光の女神がハーロックに力を貸し、得体の知れないパワーでイルミダス母星は消滅。そしてハーロックが荒廃した地球の復興を乗組員の少年・物野正に託して地球を去るという形で最終回を迎えており、ハーロックが自分より若い世代に地球の未来を託して宇宙のかなたへと去っていくラストはアニメ版『ハーロック』のそれをなぞったものとなった。

本作がアニメファンの間でもあまり話題にならずに終了したことについて、小黒祐一郎は自身のコラムで「ライトなノリ、パロディ感覚をベースにし、美少女、ラブコメ、メカ等を織り込むかたちで作られるようになった」と語るようにアニメ作品の傾向やファンの嗜好が変わっていった時期であることを理由として挙げており[4]、こうした享楽的な時代の傾向に本作を含めた松本アニメが相容れるものではなかったとの見解を裏番組の『うる星やつら』(フジテレビ)を引き合いにして述べている[2]

ストーリー

侵略者イルミダス占領下の地球からアルカディア号で脱出したハーロック(S-00999)・大山トチロー(S-00998)とエメラルダス(X-00001)は、コードナンバーSSXとして全宇宙に指名手配され、イルミダス軍の攻撃を受けながらも、異星人のラ・ミーメなどの仲間とともに大宇宙のどこかにあると信じる理想郷「アルカディア」を探して旅を続けていく。その戦いの中で、地球人の少年物野正と少女レビ有紀螢、そして船医としてドクター蛮が仲間に加わる。

一方、イルミダス地球占領軍はアルカディア号を超える艦を建造するため、若き天才科学者Mr.ゾーンにアルカディア号を分析調査するよう命じた。そしてMr.ゾーンもまた大宇宙へと旅立ち、アルカディアを目指す。




  1. ^ 名前はゼーダー・ゾーンと表記されている場合もあり、東映オンデマンドでの第6話のあらすじではこの名前で記載されている[1]
  1. ^ 宝島社別冊宝島293 このアニメがすごい!』での本作の作品紹介より。
  2. ^ a b 小黒祐一郎 (2009年4月27日). “WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第115回 『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』”. 2012年8月1日閲覧。
  3. ^ 『わが青春のアルカディア』徳間書店〈ロマンアルバム・エクストラ〉、1982年、118頁。雑誌 61577-69。
  4. ^ 小黒祐一郎 (2009年2月16日). “WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第66回 ぼくらの時代”. 2012年8月1日閲覧。
  5. ^ ケイブンシャ『さよなら銀河鉄道999大百科』の記述より。
  6. ^ 4Gamer.net (2019年11月19日). “スパロボ最新作「スーパーロボット大戦T」発表。レイアースやカウボーイビバップなど新規参戦。PS4/Nintendo Switch向けに2019年発売予定”. Aetas. 2018年11月19日閲覧。


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