ひょうげん‐しゅぎ〔ヘウゲン‐〕【表現主義】
表現主義
表現主義
【英】:EXPRESSIONISMUS
20世紀の初頭にドイツでおこった芸術運動。印象主義への反動と考えられる。つまり作品は自然が人間に入ってくる印象(impression)ではなく、人間の精神的なものの外への表現(expression)である、という考え方に立っている。1905年にドレスデンで「ブリュッケ(橋)」というグループが結成された。キルヒナー、シュミット=ロットルフなどの他、ノルデも短期間参加した。原色を多用した激しい色の対比や、線そのものの表現力を生かしたその画面は、抑制に反抗する。創造への衝動をあらわしている。1911年にはキュビズムをとり入れた表現主義的な活動をしたグループ「ブラウエ・ライター(青騎士)」が結成された。短期間の活動ではあったが、マルク,カンディンスキー,クレーらを輩出した。そして第一次世界大戦後は、これらの画家たちはそれぞれ独自の活動を展開していく。なお、フランスにおける表現主義的な活動は、フォーヴィズムと呼ばれ、日本の近代絵画にも影響を与えた。
表現主義
表現主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/14 04:22 UTC 版)
非認知主義 表現主義(expressivism)とは、道徳判断は信念(「XはYである」という命題構造をもった心的状態)の記述ではなく、何らかの主体の状態を表現したものだと考える立場であり、典型的な非認知主義である。
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表現主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:34 UTC 版)
1905年、パリのサロン・ドートンヌに颯爽とフォーヴィスムが登場した。後期印象主義に影響を受けたマティスらは、対象をキャンバスの上に再現するのではなく、大胆な色彩によって鑑賞者の感覚に直接訴える絵を描こうとした。 同じころドイツでも、激しい色彩を用いて絵画の方向性を探る運動が始まっていた。これは表現主義とよばれ、フォーヴィスムや象徴主義の影響を受けて分離派よりもさらに前衛色を増し、ドレスデンのブリュッケや、本項で扱うミュンヘンの青騎士といったグループを中心に展開した。
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「表現主義」の例文・使い方・用例・文例
- この戯曲は表現主義の様式で書かれている。
- 表現主義の、または、表現主義に関する
- 表現主義の芸術
- 表現主義に基づく芸術運動
- 表現主義を超えようと試みた運動
- 表現主義を支持する芸術家
- 米国の画家(オランダ生まれ)で、抽象表現主義の主要なアメリカの主唱者(1904年−1997年)
- ドイツの表現主義の画家(1880年−1938年)
- 米国の抽象表現主義画家(1910年−1962年)
- 米国の抽象表現主義の画家(1915年−1991年)
- フランスの表現主義の画家(リトアニア生まれ)(1893年−1943年)
- 表現派という,個人の主観や内面におきる感情の表現を重視する表現主義の芸術家
- 表現主義という,芸術上の考え方
- 表現主義音楽という,主観的表現を目指した音楽
- 新表現主義という,1980年代の絵画の表現傾向
- 新表現主義という,絵画の表現様式
- 新表現主義という,絵画の表現傾向
- 新表現主義に属する画家たち
- 抽象表現主義という美術表現様式
- 表現主義という,作家個人の強烈な主観を通して事象の内部生命を表そうとする芸術上の主義
表現主義と同じ種類の言葉
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