新ウィーン楽派とは? わかりやすく解説

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新ウィーン楽派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 04:42 UTC 版)

新ウィーン楽派(しんウィーンがくは、: Zweite Wiener Schule または Neue Wiener Schule, : Second Viennese School)は、主に1900年代初頭にかけて、ウィーンで活動した作曲家の集団[注釈 1]

以上の3人は、シェーンベルクを師とし、ベルクとヴェーベルンはその弟子である[1]無調音楽および十二音技法を開拓し、クラシック音楽の分野において現代音楽と呼ばれている時代や様式の区分に、最も重要なかかわりを持つ。当時の音楽界において最も前衛的な立場にあり、美術家のワシリー・カンディンスキー[2]、哲学思想家のテオドール・アドルノ[3]などとも関わりを持った。

その他の作曲家

一般的には主に上記の3人が新ウィーン楽派とされるが、それら以外にも以下の作曲家が楽派とかかわりを持っている。

脚注

注釈

  1. ^ 英語"Second Viennese School"やドイツ語"Zweite Wiener Schule"の呼称を直訳すると「第二次ウィーン楽派」であるが、日本語の文献では一般的に"Neue Wiener Schule"の方の訳である「新ウィーン楽派」又は「新ヴィーン楽派」とするのが通例である。門馬直美『西洋音楽史概説』春秋社、1976年、317頁など。

出典

  1. ^ ウルリヒ・ミヒェリス編『図解音楽辞典』角倉一朗日本語版監修、白水社、1989年、493頁。ISBN 978-4560036860
  2. ^ 門馬直美『西洋音楽史概説』春秋社、1976年、315頁。
  3. ^ 長木誠司編著『作曲の20世紀Ⅰ』音楽之友社、1992年、206頁。
  4. ^ 門馬直美『西洋音楽史概説』春秋社、1976年、318頁では「新ヴィーン楽派にはヴェレスも加えていいかもしれない」としている。

関連項目


新ウィーン楽派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 07:10 UTC 版)

20世紀のクラシック音楽」の記事における「新ウィーン楽派」の解説

詳細は「新ウィーン楽派」および「十二音技法」を参照 シェーンベルク場合それまで調性的な音楽延長として「無調」という概念提唱した。彼はその傾向をさらに押し進めて最終的に十二音技法」と呼ばれる作曲理論にまで発展させた。これは、楽曲の中でさまざまなかたちに変形できる特定の順序並んだ音列」により構成された、無調による音楽作曲するための技法である。十二音技法用い作曲法を「セリエル主義」という。こうしたシェーンベルク十二音技法影響受けた作曲家多く、特に彼の門下にあったアントン・ヴェーベルンアルバン・ベルクなどは、師であるシェーンベルク並べて「新ウィーン楽派」と呼ばれた

※この「新ウィーン楽派」の解説は、「20世紀のクラシック音楽」の解説の一部です。
「新ウィーン楽派」を含む「20世紀のクラシック音楽」の記事については、「20世紀のクラシック音楽」の概要を参照ください。

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