後期ロマン派の延長から無調音楽へとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 後期ロマン派の延長から無調音楽への意味・解説 

後期ロマン派の延長から無調音楽へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 14:31 UTC 版)

近代音楽」の記事における「後期ロマン派の延長から無調音楽へ」の解説

20世紀初頭から第一次世界大戦までは、後期ロマン派延長上にある音楽ドイツ語圏、特にオーストリアウィーン中心に多く作られた。マーラーリヒャルト・シュトラウスなどがその代表と言える。またツェムリンスキーから新ウィーン楽派初期にかけてが、この後ロマン派最後期見てよい。シェーンベルクの「浄夜」「ペレアスとメリザンド」「グレの歌」、ベルクの「ピアノソナタ」、ヴェーベルンの「夏風の中で」などがそれにあたる。 シェーンベルクベルクヴェーベルンはそれらの初期作品の後、1908年頃から徐々に調性放棄し無調による表現主義呼ばれる作風至った。また1920年代にはそれを組織化する手段として十二音技法生み出し以後この技法による表現可能性各人それぞれ独自性をも示しつつ探求した。 これに対しツェムリンスキーシュレーカー機能和声からは離脱し部分的に複調取り入れつつも、その後後期ロマン派香り留めた調的作品残した新ウィーン楽派影響受けたその後世代作曲家にはクレネクやアイスラーがいる。クレネクは若い頃新古典主義様式による歌劇大ヒットさせたりしていたが、1930年代後半からは十二音技法取り入れたアイスラー無調十二音技法影響をうけつつも、政治的作品多く残し大衆への訴えのために平明な調的語法用いた

※この「後期ロマン派の延長から無調音楽へ」の解説は、「近代音楽」の解説の一部です。
「後期ロマン派の延長から無調音楽へ」を含む「近代音楽」の記事については、「近代音楽」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「後期ロマン派の延長から無調音楽へ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「後期ロマン派の延長から無調音楽へ」の関連用語

1
10% |||||

後期ロマン派の延長から無調音楽へのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



後期ロマン派の延長から無調音楽へのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの近代音楽 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS