こうせい‐しゅぎ【構成主義】
構成主義
【英】:KONSTRUKTIVISM
ロシア革命前から1920年代にかけてソ連で展開された芸術運動。ウラジーミル・タトリンが1913年に始めた鉄板や木片によるレリーフを「構成」と呼んだのを発端とする。現実の素材による非再現的構成という造形理念は、ロドチェンコなど多くの共鳴者を得て、構成主義という運動に発展し、モスクワの前衛美術界を、マレーヴィチの提唱したシュプレマティズム(絶対主義)と二分した。革命後は、革命政府の美術政策の推進勢力となり、絵画、彫刻をブルジョワ芸術として否定するとともに、鉄・ガラスなどの工業生産物の使用と社会的効用性を主張し、建築・デザイン・舞台美術などの分野にも拡がり、1920年には造形芸術の各分野をほとんど支配した。運動としては1919年頃から効用派と純粋造形派とに分裂し、純粋造形派のペヴスナー、ガボらは運動を離れ、効用派もその後産業との一体化を推進したが1930年代に政府より批判され終結したが、国外の抽象芸術運動に与えた影響は大きい。タトリンの「第3インターナショナル記念塔(模型)」はその代表的作品。
構成主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 14:54 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動構成主義(こうせいしゅぎ、英: Constructivism)は、様々な領域や学問分野で使われる。
- 教育における構成主義は、子供たちがある対象について、彼ら自身による(それぞれ違った)理解を組み立てるようなかたちで教育すべきである、あるいは子供たちの中に既に存在している概念を前提に授業を組み立てる必要がある、という学習・教授理論を指す。ここでの教師の役目は、子供がある対象範囲における事実や考えを見つけるのを手助けすることである。
- 政治学また国際関係論では、構成主義(社会構成主義)は国際関係において標準的な見方である現実主義と自由主義を廃し、国家利益は国家間の無政府状態(Anarchy)の影響から生まれるのではなく、むしろ国家のアイデンティティーや国際的規範から生まれると主張する、アメリカで発達した理論をさす。構成主義は言語とレトリックがどのように現実を「構成」するのに使われるかにも注目する。よって、国際関係理論の一つであるが、構成主義の若手論者の一人であるアレクサンダー・ウェントが1999年出版のSocial Theory of International Politics(Cambridge: CUP)で述べているように認識論や存在論といった社会学、哲学、科学哲学をふんだんに応用した基礎的部分、またその上に建てられる国際関係理論によって成り立っている。
構成主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 14:19 UTC 版)
詳細は「構成主義 (数学)」を参照 直観主義と同様、構成主義もまた、一定のいみで明白に構成することのできる数学的なものだけが数学的言説において認められるべきであるという規制原理を主張する。この考え方によれば、数学とは人間の直観の営みであって、有意味な記号を用いたゲームなどではない。そうではなく、数学とは、われわれが心的活動を通じて直接作り出せるものに関係している。また、構成主義の支持者たちの中には、非構成的証明(背理法など)を拒否する者もいる。
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