ポップコーンとは? わかりやすく解説

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popcorn

別表記:ポップコーン

「popcorn」の意味・「popcorn」とは

「popcorn」は、一般的にポップコーンと呼ばれる食品を指す英単語である。ポップコーンは、特定の種類トウモロコシ高温加熱することで爆発的に膨張し白くふくらんだ食品となる。映画館サーカスなどの娯楽施設でよく見かける他、家庭でも手軽に作ることができる。

「popcorn」の発音・読み方

「popcorn」の発音は、IPA表記では /ˈpɒpkɔːrn/ となる。カタカナ表記では「ポップコーン」となり、日本人発音する際も同様に「ポップコーン」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語はないため、特別な注意必要ない。

「popcorn」の定義を英語で解説

「popcorn」は、"A type of corn that expands from the kernel and puffs up when heated."と定義される。これは、「加熱するコーンから膨張し、ふくらむ種類トウモロコシ」という意味である。

「popcorn」の類語

「popcorn」の類語としては、「popped corn」や「pop-corn」がある。これらはいずれもポップコーンを指す言葉であるが、表記発音異なる。

「popcorn」に関連する用語・表現

「popcorn」に関連する用語としては、「kernel」(コーン)、「pop」(爆発的に膨張する)、「puff up」(ふくらむ)などがある。これらの用語は、ポップコーンの作り方特性説明する際に頻繁に使用される

「popcorn」の例文

1. English: I love eating popcorn while watching a movie. (映画を見ながらポップコーンを食べるのが好きだ。)
2. English: Popcorn is a popular snack at the cinema. (ポップコーンは映画館人気スナックだ。)
3. English: The popcorn popped loudly in the microwave. (電子レンジでポップコーンが大きな音を立てて弾けた。)
4. English: The smell of popcorn filled the room. (部屋中にポップコーンの香り広がった。)
5. English: Popcorn is made from a special kind of corn. (ポップコーンは特別な種類トウモロコシから作られる。)
6. English: I accidentally burnt the popcorn. (うっかりポップコーンを焦がしてしまった。)
7. English: The popcorn machine is over there. (ポップコーンの機械はあそこにある。)
8. English: Popcorn is often served with butter and salt. (ポップコーンはよくバターと塩をつけて提供される。)
9. English: The popcorn is too salty for my taste. (このポップコーンは私の好みには塩辛すぎる。)
10. English: I prefer caramel popcorn to plain popcorn. (私はプレーンのポップコーンよりキャラメルポップコーンの方が好きだ。)

ポップコーン【popcorn】

読み方:ぽっぷこーん

トウモロコシの実をいってはじけさせ、塩味をつけた菓子

ポップコーンの画像
加熱前のポップコーン
ポップコーンの画像

ポップコーン

名前 Popcorn

ポップコーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/18 09:01 UTC 版)

ポップコーン
100 gあたりの栄養価
エネルギー 472 kcal (1,970 kJ)
59.6 g
デンプン 正確性注意 (59.5) g
食物繊維 9.3 g
22.8 g
飽和脂肪酸 (6.30) g
一価不飽和 (6.76) g
多価不飽和
n-3
n-6
(7.73) g
(0.18) g
(7.75) g
10.2 g
トリプトファン (71) mg
トレオニン (380) mg
イソロイシン (370) mg
ロイシン (1300) mg
リシン (290) mg
メチオニン (210) mg
シスチン (180) mg
フェニルアラニン (500) mg
チロシン (410) mg
バリン (520) mg
アルギニン (510) mg
ヒスチジン (310) mg
アラニン (760) mg
アスパラギン酸 (710) mg
グルタミン酸 (1900) mg
グリシン (420) mg
プロリン (890) mg
セリン (490) mg
ヒドロキシプロリン (0) mg
ビタミン
ビタミンA相当量
(2%)
15 µg
(1%)
91 µg
(6%)
300.6 IU
チアミン (B1)
(11%)
0.13 mg
リボフラビン (B2)
(7%)
0.08 mg
ナイアシン (B3)
(13%)
2.0 mg
パントテン酸 (B5)
(9%)
0.46 mg
ビタミンB6
(21%)
0.27 mg
葉酸 (B9)
(6%)
22 µg
ビタミンB12
(0%)
(0) µg
ビタミンC
(0%)
(0) mg
ビタミンD
(0%)
(0) µg
ビタミンE
(79%)
11.8 mg
ミネラル
ナトリウム
(38%)
570 mg
カリウム
(7%)
330 mg
カルシウム
(1%)
7 mg
マグネシウム
(27%)
95 mg
リン
(41%)
290 mg
鉄分
(33%)
4.3 mg
亜鉛
(25%)
2.4 mg
(10%)
0.20 mg
他の成分
水分 4.0 g
コレステロール (0) mg
灰分 3.4 g
食塩相当量 1.4 g
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: 日本食品標準成分表2020年版(八訂)”. 文部科学省 (2020年). 2022年12月11日閲覧。

ポップコーン: Popcorn)とはトウモロコシの実を炒って爆裂させ、などで味付けした食品である。主にスナック菓子として食されている。

カロリーゆえジャンクフードに見られがちだが材料は全粒穀物であり、植物繊維ビタミン類、ミネラル分がバランスよく含まれている。ポップコーンをよく食べる人は認知症リスクが低下するという研究もある[1]

製法

ポップコーンの種

小粒で種皮が固いポップ種(爆裂種)のトウモロコシを乾燥させた粒を、油やバターをひいたフライパンなどで数分間炒り続けると、粒の中の水分が蒸発して膨張する圧力に耐えられなくなり、固い種皮が弾けてスポンジ状に膨張する。これがポップコーンである[2]

中には加熱しても種皮を破れず、爆裂しないものもある。通常は生産過程上取り除かれるが、製品に混じることもある。食べても害は無いが大変硬く、歯を損傷することもあるほか、食味も良いとは言いがたい。

一般的に食塩粉チーズ砂糖シロップキャラメル等の調味料香料をかけて、そのまま食べる。

爆裂後の形によってバタフライ型とマッシュルーム型の2つに分けられる。従来はバタフライ型が多かったが、近年ではマッシュルーム型が人気になり、増えてきている。これはトウモロコシの品種による違いであるが、マッシュルーム種は爆裂する温度が高く、十分な安定加熱が行われない場合、マッシュルーム種でもバタフライ型になることもある。

爆裂種とは別の品種であるジャイアントコーン圧力鍋穀類膨張機に入れて加熱し、減圧を利用して急激に膨張させて出来あがったものの表面に砂糖をかけ、乾燥させてそのまま食べるものは、「ジャンボコーン」や「ポリコーン」などと称されている。

なお、同じトウモロコシのスイート種では、ポップコーンは作れない。

ポップコーンの弾ける様子

歴史

1880年代にシカゴのチャールズ・クレトールによって発明された、ストリートカートの初期のポップコーンマシン

ポップコーンはネイティブアメリカンメキシコ先住民がトウモロコシを利用し始めた頃から存在したらしい[3]ニューメキシコ州紀元前3600年頃の遺跡からポップコーンの痕跡が見つかっている[2]。どうやら、焚き火の中に乾燥させたポップ種の種子を投げ込んで、焚き火から飛び出した物を食べていたようである。

16世紀から17世紀にかけてアメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人は彼らからポップコーンのことを知ったが、ヨーロッパではトウモロコシは専ら家畜の餌として利用され始めたため、ヨーロッパ大陸ではポップコーンはあまり広がらなかった。しかしアメリカに渡った初代移民たちは、現地での農業に失敗しながら冬を迎える事態に直面したとき、友好的なネイティブアメリカンから提供されたシチメンチョウシカの肉、そしてポップコーンといった食材によって餓死をまぬがれた経歴があるといわれ、感謝祭の伝説となっている[4]

アメリカ合衆国では、ポップコーンは19世紀後半から菓子として食べられるようになっていたが、当時はコーンシロップから作った糖蜜を絡めた甘味仕立てであった。塩味が主流となったのは、世界恐慌時代である。他のあらゆる物価がインフレーションで上がっていく中、ポップコーンは比較的値段が上がらなかったため、5~10セントという安値で買える塩味のポップコーンは映画を見ながら食べる映画館の定番となった(館内へのポップコーン持込みを認めるかどうかは、映画館の売り上げを大きく左右したといわれる)。このことは恐慌中のアメリカの農家をいくばくか救ったとされている。

日本にポップコーンが入ってきたのは第二次世界大戦後、アメリカ進駐軍とともにであり、国内での製造販売も当初は米軍向けであった。 その後、1957年(昭和32年)、晴海で開かれた国際見本市で販売されて人気を得て、各地に広まった[5]

また、日本ではジャパンフリトレー株式会社によって9月9日がポップコーンの日に制定され、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

主な販売形態

店舗での販売

  • 映画館縁日などで、ポップコーン製造機で作成したものを販売する。特に映画館などでは、ポテトチップ煎餅とは異なり観客が食べても音が出にくい事や食べると小便が出にくくなってトイレに行く回数が減るという効能から、興行側も好んで販売している。上映された映画がつまらなかった場合、怒った観客がスクリーンに投げつけても傷つきづらく、周りにも危害を与えづらいことから、ポップコーンが定番化したという俗説もある。
  • カップに入ったトウモロコシを電子レンジで加熱してポップコーンにする自動ポップコーン製造機で無人販売する。おもちゃ売り場、ゲームコーナーなどにあることが多い。

商品としての販売

  • アルミ製の簡易なフライパンの中にトウモロコシが調味油とともに封入されており、ガスレンジやガスコンロ、電気コンロで温めることでポップコーンが出来るようにしているものが販売されている。過去にはハウス食品が「アメリカンポップコーン」を販売していたが2000年代に生産終了し、現在はクローバーの「ジャズポップコーン」[6]が国内市場を占めている。
  • 紙袋にトウモロコシが調味油とともに封入されており、電子レンジで加熱することでポップコーンができる商品として販売されている。
  • ポップコーン用の粒をそのまま販売することも多々みられる。

食品以外の用法

ポップコーンは軽く、人や物に当たっても傷つけない特性から、パーティー会場で用いられることもしばしばである。

梱包用の緩衝材として、味付けをしていないポップコーンが用いられることがある[7]。使用後にはそのまま食用として使用できるほか、飼料肥料として再利用できる。反面、発泡樹脂製の緩衝剤に比べて緩衝性能が劣り、カビ発生や虫害のリスクがある。

タンカーの座礁などにより漏れた重油を処理する訓練においては、重油の代用として味付けをしていない大量のポップコーンで行うことがある。ポップコーンはの餌となるため、万が一回収し損ねても自然に悪影響を与えない[8]

脚注

  1. ^ ポップコーン食べれば認知症リスク減少の可能性 全粒穀物に効果 米大学で研究調査 |よろず〜ニュース
  2. ^ a b Helmenstine, Anne Marie (2021年2月16日). “How Popcorn Pops” (英語). ThoughtCo. 2022年12月11日閲覧。
  3. ^ 串間努『昭和B級文化論 ザ★おかし』扶桑社扶桑社文庫〉、1999年12月16日、[要ページ番号]頁。ISBN 9784594028244NCID BA7897141X 
  4. ^ 21世紀研究会 編『食の世界地図』 378巻、文藝春秋文春新書〉、2004年5月20日、83頁。 ISBN 978-4-16-660378-7NCID BA67043411 
  5. ^ 世相風俗観察会『現代世相風俗史年表:1945-2008』河出書房新社、2009年3月、79頁。 ISBN 9784309225043 
  6. ^ 有限会社クローバー”. 有限会社クローバー. 2024年2月12日閲覧。
  7. ^ この緩衝材「食べられま………す!」人気すぎて製造元は10連休も半分稼働で生産”. まいどなニュース (2019年4月20日). 2022年12月11日閲覧。
  8. ^ 映画館の定番ポップコーン 海に大量投棄は何のタメ?”. TVでた蔵. バカリズムの深掘り学 (2017年5月28日). 2022年12月11日閲覧。

関連項目

外部リンク


ポップコーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 14:18 UTC 版)

ティンクルピット」の記事における「ポップコーン」の解説

Bボタン投げ、敵に当たらなかった場合15秒で消える。初期配置されている場合もあり、出現位置はあらかじめ設定されている数ヶ所の中から乱数決定されるまた、倒した敵がランダムで出す場合もある。

※この「ポップコーン」の解説は、「ティンクルピット」の解説の一部です。
「ポップコーン」を含む「ティンクルピット」の記事については、「ティンクルピット」の概要を参照ください。

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ポップコーン

出典:『Wiktionary』 (2021/08/18 12:43 UTC 版)

名詞

ポップコーン

  1. トウモロコシのうち、小粒種皮固いポップ種(爆裂種)を乾燥させた粒を炒って、膨化させて作った食品

語源

発音(?)

ぽ↗っぷこ↘ーん

翻訳


「ポップコーン」の例文・使い方・用例・文例

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