伊達氏 伊達氏の概要

伊達氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 01:41 UTC 版)

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伊達氏
仙台笹せんだいざさ
本姓 称・藤原北家山蔭流中村氏
家祖 伊達朝宗
種別 武家
華族伯爵) - 宗家
華族(侯爵) - 宇和島
華族(子爵) - 吉田
華族(男爵) - 宗敦系
華族(男爵) - 宗倫系
華族(男爵) - 亘理
華族(男爵) - 当別
出身地 常陸国伊佐郡
主な根拠地 陸奥国伊達郡梁川
陸奥国伊達郡桑折
出羽国長井郡米沢
陸奥国宮城郡仙台
著名な人物 伊達政宗(9代)
伊達成宗
伊達稙宗
伊達晴宗
伊達輝宗
伊達政宗(17代)
伊達成実
伊達綱宗
伊達宗勝
伊達吉村
伊達宗紀
伊達宗城
伊達慶邦
伊達邦直
伊達邦成
伊達邦宗
伊達順之助
伊達みきお(幹生)
支流、分家 田手氏
桑折氏
大條氏
小梁川氏
紀州伊達家(陸奥氏 華族伯爵[1]
など
凡例 / Category:日本の氏族

出自

出自は魚名藤原山蔭の子孫と称し、藤原家が統治していた常陸国伊佐郡下野国中村荘において伊佐や中村と名乗り、鎌倉時代に源頼朝より伊達郡の地を与えられ伊達を名乗ったとされている。

ただし、伊達氏の出自が藤原北家であるというのはあくまで自称に過ぎないとする説もある。例えば太田亮は「山蔭の裔とする事については、何等確実徴証あるなく、且つ世数長きに失す」と指摘し「桓武平氏常陸大掾平維幹(平繁盛の子)の子為賢の末」説を挙げている。さらに下毛野氏とする説も提唱されている。また、常陸入道念西と伊達朝宗は別人であるという説もあり、新井白石元禄15年(1702年)成立の『藩翰譜』で『伊達正統世次考』の示す系図を疑っており、常陸入道念西は朝宗の子・宗村であるとしている。

「伊達」の読み

氏の由来である陸奥国伊達郡の「伊達」という地名は、もともと「いたて」「いたち」と呼ばれており、暦応2年[2]1339年)の文書には「いたてのかもんのすけ為景」、慶長18年(1613年)に支倉常長ローマ教皇に渡した伊達政宗の書簡や、ローマ市議会が常長に与えたローマ市公民権証書には「IDATE」とあり[3]、伊達氏自らはこの呼び方に従って「いだて」と称していたようである。

一方で、山科教言の日記『教言卿記』の応永13年(1406年8月4日条には「タテ」、万里小路時房の日記『建内記文安4年(1447年3月26日条には「タッテ」という表記が見える。このように15世紀から畿内で「だて」という読み方が広まったため、江戸時代を通じて「いだて」と「だて」が混用された[4]

通字

初代・朝宗以降、ほとんどの歴代当主が「」(むね)の通字を使用する。ただし、江戸時代に伊達綱村仙台藩第4代藩主)が父・綱宗と同名になるのを避け、第2代・宗村に由来する「」(むら)の字を使用してから、第8代藩主・斉村までの間、「村」が通字となった。

室町時代の歴代当主は足利氏(初め鎌倉公方家、のち足利将軍家)から、江戸時代の歴代仙台藩主は徳川将軍家から、それぞれ偏諱を拝領しており、例えば、仙台藩第6代藩主・伊達宗村は、第2代当主・宗村と同名であるが、「宗」は将軍・徳川吉宗から偏諱として拝領したもので、それに通字の「村」を合わせたものである。

江戸時代後期には、第9代藩主・周宗、第10代藩主・斉宗の兄弟が「宗」の字を使用したが、その後は仙台藩主が短期間で次々と交代する一方で、将軍徳川家斉の治世が長期化したこともあって、偏諱の「斉」字に合わせて通名を使用することで同名となることを避けるため、通字を使用しない時期が続いていたが、明治維新期の宗基邦宗兄弟以降は再び「宗」が通字となり現在に至っている。




  1. ^ 伊達朝宗の四男の為家を祖とする駿河伊達氏の支族。
  2. ^ 文書では南朝年号で「えんけん四年」(延元4年)と記されている。
  3. ^ 主な収蔵品(ローマ教皇にあう) - 仙台市博物館
  4. ^ 羽下徳彦「イタテとタテ」(『日本歴史』633号、2001年2月。63 - 65頁)
  5. ^ 国立歴史民俗博物館所蔵、『寒河江市史 大江氏ならびに関係史料』p.390
  6. ^ 真岡市史案内第4号・P69「中村氏」
  7. ^ 茨城県指定史跡の伊佐城跡(茨城県筑西市中館)に行朝の供養塔がある。
  8. ^ 『駿河伊達家文書』では、この時に成宗が奥州探題職を得たとしているが、当時の探題は依然として成宗正室の実家・大崎氏である
  9. ^ 118 伊達政宗が藤次郎と称したのは何故か”. 要説宮城の郷土誌 (1983年)(仙台市民図書館,種部金蔵 編)p.312. 仙台市 (2014年). 2014年8月19日閲覧。
  10. ^ 加賀藩支藩として富山藩大聖寺藩を分割し、前田宗家の石高は減じている。
  11. ^ 村川浩平『日本近世武家政権論』
  12. ^ この系統からサンドウィッチマン伊達みきおが出る
  13. ^ 涌谷伊達氏・村元の次男。
  14. ^ 宇和島藩主・宗城の次男。
  15. ^ 参考文献:『駿河伊達家文書 京都大学文学部・博物館の古文書』
  16. ^ 参考文献:『大日本古文書 家わけ第三 伊達家文書之一』
  17. ^ 元亀の変で討ち死に。
  18. ^ 伊達稙宗の娘婿で天文の乱では稙宗方。
  19. ^ 伊達忠宗の臨終に際し伊達綱宗擁立を推進。伊達騒動では反兵部派として奔走した。
  20. ^ 白河結城氏の末で、一門十席白河家の祖。伊達綱村の乳兄弟にあたる。
  21. ^ 『伊達世臣家譜』の編纂を行った。
  22. ^ 北海道開拓の功により男爵を授爵


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