色の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:06 UTC 版)
現行のフランス憲法には「青・白・赤」の具体的な色合いについての規定がないため、大統領が細かい色調の指定に関する決定権を有する。 現行のフランス第五共和政の下では色合いに2度の変更があった。1976年に欧州連合の旗に合わせて、バレリー・ジスカールデスタン大統領によってエリゼ宮殿や他の大統領関係建物に掲揚される国旗の青色をネイビーブルーからブライトブルー(パントーンReflex Blue)に変更されたが、2020年7月13日にエマニュエル・マクロン大統領は青の色の変更を命じ、ブライトブルーから第二帝政以来の慣行で、フランス海軍水路海洋部発行の仕様図に基づく伝統のネイビーブルーに戻した(大統領演説の際に置かれる国旗はそれに先立つ2018年に変更されていた。一方、凱旋門の国旗は一貫してネイビーブルーの方である)。これによりエリゼ宮殿や他の大統領関係建物に掲揚される国旗は2020年以降に順次ネイビーブルーの方に戻された。2020年の変更は当初気づいた人はおらず、1年後の2021年11月に2人のジャーナリストの著書『エリゼ・コンフィデンシャル』(Élysée Confidential)で初めて明らかになり、大統領府も報道内容を認めた。
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