コア・ファイター 宇宙世紀以外の作品

コア・ファイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 03:03 UTC 版)

宇宙世紀以外の作品

機動武闘伝Gガンダム

機動武闘伝Gガンダム』には、コア・ファイターに類似した装備としてコア・ランダーと呼ばれる小型浮上式車両(エアカー)が、一部のモビルファイターの装備として登場している。用途は緊急脱出やガンダムファイターの移動用[26]

∀ガンダム

∀ガンダムでは腰部のフロントアーマーが緊急脱出用のコア・ファイターとなる[27]

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』には、インパルスガンダムの装備としてコアスプレンダーという小型戦闘機が登場する[28]

機動戦士ガンダム00

機動戦士ガンダム00』では、機体数は少ないもののいくつもの陣営でコアファイターが採用されている。また、そのどれもが太陽炉搭載機であり、ソレスタルビーイング(以下CB)の技術・データを利用している点が共通の特徴である。

設定上は外伝作品『00P』に登場する第2世代ガンダム「ガンダムプルトーネ」で実装され、GNドライヴとパイロットの回収を目的として導入された[29][注 8]。また、アルケーガンダムにもイノベイター専用機と同様の設計思想を持つコアファイターが導入されている[32]

『00V戦記』にて「ジンクスIV」への配備が進んでいる。ELS戦を生き残ったジンクスIV全機に配備され、次世代機の「ジンクスV」では標準装備が予定される。ジンクス系統のコックピットは腰部にあるため、コアファイターは腰部の一部とスカートアーマーとなるよう設計されている[33]

機動戦士ガンダムAGE

機動戦士ガンダムAGE』では、「第3部・キオ編」にて登場するガンダムAGE-3、および「第4部・三世代編」にて登場するガンダムAGE-FXに装備されている。

AGE-3ではコクピット脱出ポッドと戦闘機を兼ねた「コアファイター」が採用され、AGE-3の各ウェアにはコクピットが用意された有人機として運用され、ドッキング後はコアファイターとウェアのそれぞれのコクピットが接続されて複座型のコクピットを形成する[34]。また、AGE-3を改修したガンダムAGE-FXにもXラウンダーの生存性を高めるため、コアファイターが採用されている[35]

また、ヴェイガン製のMSであるガンダムレギルスもガンダムAGE-3を参考に開発されており、「レギルスコア」と呼ばれるコアファイターを形成可能としている[36]

ガンダム Gのレコンギスタ

ガンダム Gのレコンギスタ』では、G-セルフにコア・ファイターが搭載されている。あくまで緊急脱出システムのため、武装は機首内蔵の炸薬系バルカンのみ。高い運動性を持ち戦闘力もあるが、武装のバルカンはMS戦には心許ない[37]。合体はバックパックのない状態のG-セルフの背中から合体する。

ガンダムビルドファイターズ

ガンダムビルドファイターズ』および『ガンダムビルドファイターズトライ』では、分離した機体もサブマシンとして使用可能なため、状況によっては本体が破壊されてもコアファイターやバックパックブースター等を使用し戦闘を継続することが可能となっている。

『ガンダムビルドファイターズ』に登場する、ビルドストライクガンダム フルパッケージは支援戦闘機となるビルドブースターが分離可能で、改良型となるスタービルドストライクガンダムはプラフスキーパワーゲートを発生させることができるユニバーサルブースターが分離可能。ビルドガンダムMk-IIのバックパックは、ビルドブースターMk-IIに分離可能で、更にブースターのコクピット部はコクピットブロックに分離する。

『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場するウイニングガンダムおよびスターウイニングガンダムは、ボディの各種が支援武器となり、頭部が変形しコアファイターとして単独行動が可能となっている。


注釈

  1. ^ アトラクション『ガンダムクライシス』壁面には「FF-7」表記も存在する。
  2. ^ フレーム材質にルナ・チタニウムを使用したとする資料も見られる[3]
  3. ^ ゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』では、ガンダムAパーツとガンタンクBパーツを組み合わせた機体が登場している。
  4. ^ テレビ版23話。クリンク中尉率いるドダイYS部隊との戦闘より。アムロはコア・ファイターの機銃でドダイYSを撃墜し、続いて空中に放り出されたグフに対しミサイルを連射した。
  5. ^ ガンプラ・マスターグレード版で設定されたものが、『GUNDAM EVOLVE』に登場している。
  6. ^ 漫画版ではコロニー崩壊時に機体大破したことから脱出に使用され、紛争終結時に残存していたパーツとして封印されている
  7. ^ 原作ではホワイトベースを護るためリュウは意図的に「特攻」したが、『ORIGIN』では単なるニアミスでハモンのマゼラトップと「空中衝突」した。
  8. ^ プルトーネのデータをベースに開発されたガルムガンダムにおいては、疑似太陽炉を備えたバックパックにパイロット脱出装置が組み込まれている[30]。また、ガデッサやガラッゾといった機体群にも脱出システムが採用されている[31]

出典

  1. ^ a b c 『ロマンアルバム・エクストラ35 機動戦士ガンダム』徳間書店、1980年7月、123頁。
  2. ^ a b c d e f g 『機動戦士ガンダム記録全集2』日本サンライズ、1980年5月、164頁。
  3. ^ a b c 『1/35 U.C.ハードグラフ 地球連邦軍 多目的軽戦闘機 FF-X7 コアファイター』バンダイ、2011年2月、組立説明書。
  4. ^ a b c 『模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック2』バンダイ、1983年5月、2-6頁。
  5. ^ a b 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、110-114頁。ISBN 978-4063721775
  6. ^ 『MG 1/100 ガンダムVer1.5』バンダイ、2000年6月、組立説明書、7頁。
  7. ^ 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、32頁。ISBN 978-4063721775
  8. ^ 『ガンダムマガジンNo.6』講談社、1991年6月、102-103頁。
  9. ^ Web現代「ガンダム者」取材班編集「第4章 メカニックデザイン 大河原邦男 《マーチャンダイジングとデザイナー》」『ガンダム者 ガンダムを創った男たち』講談社、2002年10月9日、ISBN 4-06-330181-8、200頁。
  10. ^ a b c d 『機動戦士ガンダム MSV-R ジオン編』KADOWKAWA、2014年2月、66-67頁。
  11. ^ a b 『機動戦士ガンダム MSV-R ジオン編』KADOWKAWA、2014年2月、126-127頁。ISBN 978-4-04-121018-5
  12. ^ 『1/100 MG ガンダム RX-78 GP01』バンダイ、1997年8月、組立説明書、3頁。
  13. ^ 『1/100 MG ガンダムGP-03S』バンダイ、2001年4月、9頁。
  14. ^ 『HGUC 1/44 スーパーガンダム』バンダイ、2002年11月、組立説明書。
  15. ^ 『ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに Vol.5』メディアワークス、2007年3月、68-70頁。ISBN 978-4-8402-3780-2
  16. ^ 『1/100 MSZ-010 ダブルゼータガンダム』説明書、バンダイ、1986年7月。
  17. ^ 『モデルグラフィックス スペシャルエディション ガンダム・センチネル』大日本絵画、1989年9月、79頁および91頁。ISBN 4-499-20530-1
  18. ^ メカニカル”. 『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』公式サイト. 2018年12月9日閲覧。
  19. ^ 竹内清人、福井晴敏小説 機動戦士ガンダムNT』(初版)KADOKAWA角川コミックス・エース〉、2018年11月26日、317-319頁。ISBN 978-4-04-107596-8 
  20. ^ 福井晴敏機動戦士ガンダムUC 第11巻 不死鳥狩り』(電子書籍版)KADOKAWA角川コミックス・エース〉、2016年3月26日。ISBN 978-4-04-103921-2 
  21. ^ 竹内清人、福井晴敏小説 機動戦士ガンダムNT』(初版)KADOKAWA角川コミックス・エース〉、2018年11月26日、85-86頁。ISBN 978-4-04-107596-8 
  22. ^ 『1/100 F90Y クラスターガンダム』バンダイ、1993年3月。
  23. ^ 『1/100 ネオガンダム』バンダイ、1992年9月。
  24. ^ 『MG 1/100 クロスボーンガンダムX-1 フルクロス』バンダイ、2007年1月、組立説明書、11頁。
  25. ^ 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック』角川書店、 2004年8月、84頁。 ISBN 978-4-04-713644-1
  26. ^ 『電撃データコレクション 機動武闘伝Gガンダム』メディアワークス、2000年5月、4-5頁、ISBN 978-4840215763
  27. ^ 『1/100 ターンエーガンダム』バンダイ、1999年7月、組立説明書。
  28. ^ 『1/100 フォースインパルスガンダム』バンダイ、2004年12月、組立説明書。
  29. ^ 『電撃データコレクション 機動戦士ガンダム00外伝』メディアワークス、2011年5月、10-11頁。ISBN 978-4048706506
  30. ^ 『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダム00V編』ホビージャパン、2010年3月、142頁。ISBN 978-4798600246
  31. ^ 『HG 1/144 ヒリング・ケア専用ガラッゾ』バンダイ、2009年6月、組立説明書。
  32. ^ 『HG 1/144 アルケーガンダム』バンダイ、2009年4月、組立説明書。
  33. ^ 『GUNDAM WEAPONS 機動戦士ガンダム00編IV』 ホビージャパン、2011年1月、156-159頁。ISBN 978-4-7986-0275-2
  34. ^ 『機動戦士ガンダムAGE メカニック&ワールド』双葉社、2013年3月、56-60頁。ISBN 978-4575464726
  35. ^ 『1/144 HG ガンダムAGE-FX』バンダイ、2012年8月、組立説明書。
  36. ^ 『HG 1/144 ガンダムレギルス』バンダイ、2012年10月、組立説明書。
  37. ^ 『1/144 HG ガンダム Gセルフ用オプションユニット 宇宙用パック』バンダイ、2014年12月、組立説明書。


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