OB懇親会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:22 UTC 版)
「ギャンブルフィッシュ」の記事における「OB懇親会」の解説
マカオのカジノ場で稼いだ金額の大きい者に出場権が与えられる、多額の金のみならず命までをも賭けたギャンブルである。 ゲームのルールの決定権は全て獅子堂学園長にあり、ルール解釈の曖昧な点の処理方法は、基本的に学園長に一任されるが、その判断は面白いかどうかが基準の人命を軽視したもので、基本的には常識や正論は考慮しない。 基本的に死んだら負けだが、先に相手を殺した方が勝ちとしてはギャンブルとは言えないと学園長は考えているため、反則行為があったと思われる場合は証拠がなくとも学園長の権限でそのプレイヤーを反則負けとすることもできる。 後の勝負になるほど、プレイヤー自身の命の危険性が高まっていく傾向にあり、決勝戦での敗者は必ず死亡することになっている。 ミートパイ・ルーレット OB懇親会決勝トーナメントで杜夢とフェイスマンが対決したギャンブル。直径1メートル・重さ約1トンの高温に熱せられた鉄球をボールとして使用する巨大なルーレットでの勝負。概要 プレイヤー2人が交互に親と子を務め、親は自分のターンで1投ルーレットを行う。 ルーレット盤のインサイド(1 - 36の数字の部分)のみを用い、各プレイヤーはボールの落ちた数字の書かれているマスを「陣地」として獲得する。同じプレイヤーが離れた2マス以上の陣地を獲得した場合、オセロの要領でその間に挟まれたマスも全て(相手プレイヤーが獲得していた陣地も)そのプレイヤーの陣地となる。ルーレットは5投ずつ行い、最終的により多くの陣地を獲得したプレイヤーが勝者となる。 子は親がボールを投げるまでの間にボールが入る目を予想してチップを張る(複数枚可)ことで、その目にボールが入った場合にそれを無効にすることができる。チップは1枚10億円で、各プレイヤーが予選で稼いだ金額を上限とする。 各プレイヤーは「0」「00」のマスを1つずつ「ミートパイ・ナンバー」として受け持つ。ルーレットの該当する目には深さ3メートルの穴が掘ってあり、そこに各プレイヤーが選んだ人物が1人ずつ「人質」として入る。ボールがそれらの目に落ちれば中の人質は高温に熱せられた鉄球に押し潰され死亡。どちらの人質であるかは関係なく、その時点で人質を殺した(ボールを発射するスイッチを入れた)プレイヤーの負けとなる。「ミートパイ・ルーレット」は、潰された人質の死体をミートパイに見立ててつけられた名称である。 詳細・備考 ルーレットの数字の配置は通常のルーレットとは異なり、ルーレット盤の角に近い数字ほど0もしくは00に近く、中央の数字ほど両方から遠い位置に配置されている。つまり角の数字を狙うほど人質を殺して負けとなる危険性が高い。 ルーレットが1回転する間に2回逆鱗が光るようになっているが、これはそのタイミングでボタンを押すと、0もしくは00、即ちミートパイ・ナンバーにボールが入り人質を殺すことになるタイミングを意味している。 獲得されたマスに対応するルーレットの目には仕切りの壁が張られ、ボールを投入することはできなくなる(つまり、自分の陣地で挟んで取り返すしか手はない)。初期状態ではミートパイ・ナンバーに鉄球が入る確率は約5パーセントだが、仕切りの壁が増えるということは、それだけミートパイ・ナンバーにボールが入る確率、つまり人質を死なせてしまう確率が高くなるということである。 通常は、プレイヤーは手元のパネルを使用して、どこに賭けたか相手に分からないようにしてチップを張る。しかし、杜夢は対戦中にフェイスマンのレーザーを使った攻撃により視力を失いパネル操作ができなくなったため、特別措置として張る場所を声で指定することを認められた。ただし、この方法ではどこに張ったかが分かってしまい、対戦相手への優位性は失われることとなる。 プレイヤーは通常高台の上からルーレットを見ながらボタンを押すが、高台から降りても反則にはならず、高台の下でボタンを押してもかまわない。 エクスタシー・ジャック OB懇親会決勝トーナメントでジャスミンとガトー姉妹が対決したギャンブル。大小に使われるダイスマシーンと20面ダイスを用いて行う変則ブラック・ジャック。概要 学園長が親を務め、プレイヤー2人が子として戦う。先攻と後攻があり、1ゲームごとに入れ替わる。 親がダイスマシーンを作動させてシャッフルし、同時に出目が見えないよう覆いをかける。次に各プレイヤーは1つずつ持った20面ダイスを順番に振り、両者の出目が決まった後で覆いを取って親の出目を確認する。それぞれの20面ダイスの出目と親のサイコロの出目の合計が21より小さく21に近い方が勝ちとなる。なお、20面ダイスは美華がピアノ曲を一曲引き終わるまでに投入されなければならない。 両者とも出目が同じだった場合は、先に振った方の勝ちとする。また、後攻がダイスを振った時に先攻が振ったダイスにぶつかり出目が変わった場合は、変わった後の出目が有効となる。 美華が弾くピアノ曲はあらかじめ園長から順番も含めて指示された物であり、その曲の調を知ることで親の出目が分かる仕掛けになっていた。 ダイスマシーン内のダイスは白いダイス2つと赤いダイス1つの計3つで、シャッフルによってダイスが重なった場合は1番上の出目のみが有効となる。つまり、親の出目が1や2になることも理論上はあり得る。 この「重なったら上のダイスの出目のみ有効」というルールは20面ダイスにも適用される物であり、下になった方のダイスの出目は0として扱われる。 各プレイヤーが予選で稼いだ金額分をチップとして用い、チップがなくなった時点で敗北が決定する。1回のベットの上限は1000万香港ドルで、勝ったプレイヤーに支払われる。なお、ブラック・ジャックが出た場合は払い戻しが2倍、さらに親のダイスが3段重ねになり、かつ1番上が赤いダイスだった場合には払い戻しが100倍になる。 プレイヤーは腰までの深さの水槽に入ってプレイし、バーストしたプレイヤーの水槽にはエクスタシー・フィッシュ(通称ヨガリウオ、詳細は用語にて)という珍魚が21をオーバーした分の数だけ投入される(ガトー姉妹は2人で戦うので、オーバー分の倍の数が投入される)。どちらかがヨガリウオにより気絶したらその時点で敗退となる(ガトー姉妹はどちらか1人でも失神すれば敗退)。 詳細・備考 ダイスの角が台にめり込んで反対側の角が最頂点になり出目が不明な場合、出目は重ねられた場合と同様0として扱われる。 最後の勝負では、ヨガリウオが服の中に飛び込んだため美華がピアノをまともに演奏できない状態になったが、園長の判断で続行となった。 減圧チキン危機一髪 OB懇親会決勝トーナメントで竜島とロメロが対決したギャンブル。黒ひげ危機一髪を極限にまで過酷にしたような内容である。概要 特製ガラスルームの中で、プレイヤー2人が1対1で行う。 ガラスルームの中には中央に人形が入った円形テーブルがあり、そのテーブルの側面には1 - 12番までの穴が空けてある。この穴にプレイヤー達が交互に剣を刺していき、1つだけある当たりの穴にどちらかが剣を刺すまで続ける。当たりに剣が刺さると人形が飛び出し、刺したプレイヤーの勝利が決定するが、外した場合には部屋の空気が抜かれ気圧が下がる。ゲームスタート時の気圧は平地とほぼ同じ1100ヘクトパスカルだが、1回外れる毎に100ヘクトパスカル下げられていく。減圧ルームの中には、室内の気圧の変化を分かりやすくするために、風船やスナック菓子の袋等が置かれている。 本番では人形の代わりに、窃盗行為を見逃してもらうことを条件に五木島が使用された。五木島の頭には角のついたヘルメットが被せられており、当たりに剣が刺さると五木島が時速100キロメートルでテーブルから打ち出され、ガラスの天井を突き破ることで気圧が元に戻る仕組みになっていた。 五木島には当たりの穴が何番か前もって知らされており、各プレイヤーは何らかの手段を用いて五木島から聞き出してもよいとされた。また、五木島が簡単に口を割らないよう、両プレイヤーが減圧に耐えきれず試合続行不能となった場合には、五木島には2人のチップの合計(約24億円)が与えられ無罪放免になるというルールも追加された。 どちらかが外す度に、両プレイヤーはカードを提示することで続行するか否かの意思を示す。カードには「勇者」「臆病者(チキン)」の2種類があり、両者とも「勇者」を出したら通常通り気圧を下げて続行だが、一方が「勇者」でもう一方が「臆病者」だった場合は「勇者」を出したプレイヤーの勝利が決定する。両者とも「臆病者」だった場合は気圧は下げられず最初と同じ1100ヘクトパスカルに戻して勝負を続行となる。 10ポイント・ポーカー OB懇親会決勝トーナメントで阿鼻谷とオマハが対決したギャンブル。ポーカーとロシアンルーレットを組み合わせた、命懸けの物である。概要 1デック(ジョーカー2枚含む)を用いた得点制のポーカーで、役に応じて以下のポイントが与えられる。親はなく、1対1で戦う。ワンペア:1ポイント、ツーペア:2ポイント、スリーカード:3ポイント、ストレート:4ポイント、フラッシュ:5ポイント、フルハウス:6ポイント、フォーカード:7ポイント、ストレートフラッシュ:8ポイント、ロイヤルストレートフラッシュ:9ポイント、ファイブカード:10ポイント。 通常のポーカーと異なり、手札は4枚で行う。お互いのプレイヤーはデッキから1枚引いて1枚捨てる行為を交互に行い、相手が捨てたカードと手札の5枚で役が作れる場合に「コール」を宣言することで役が成立する。1枚引いて手札が5枚になった時点で役ができていても役とは認められない。つまり麻雀でいうとロンあがりはできてもツモあがりはできないということになる。 ジョーカーは完全なるオールマイティ。必ずしも最も高い役になる札として扱う必要はなく、あえて低い役になる札として扱うことも可能。 役を作る際は、相手が捨てたカードが完成役に絡んでいなければならない。例えば、手札がキング3枚とジョーカーの状態で相手がキング以外の札を捨ててもその相手が捨てた札はフォーカードに絡んでいないためフォーカードであがることはできない。但しジョーカーを相手が捨てた札と同じ数とみなせばフルハウスとなり、かつ相手が捨てた札が役に絡んでいるためフルハウスであがることは可能。 役を作ったプレイヤーは繰り越しポイント(後述)に加え作った役の分だけポイントを獲得し、ロシアンルーレットを行わせる「ヒット」と、ポイントを貯める「ステイ」を選択することができる。 「ヒット」を選択した場合、負けたプレイヤーは各自に用意された10発装填の特製リボルバーに相手の獲得ポイントと同じ数の弾丸を込め、自分の頭に向けて引き金を1回引くロシアンルーレットを行う。弾が発射された、引き金を引いたプレイヤーが死んだらその時点で生き残ったプレイヤーの勝利となる。弾が発射されなかった場合は、役を作ったプレイヤーのポイントを0とした上で勝負を続行する。 「ステイ」を選択した場合、その時点でのポイントは次のゲームに繰り越される。ただし、繰り越しポイントと完成役ポイントの合計が11以上になった場合は1の位の数字だけが有効となる。例えば6ポイント繰り越してる状態でフラッシュ(5ポイント役)を完成させると合計が11ポイントのため1ポイントとなってしまう。 自分が待ちカード(手持ちの4枚と合わせて役ができるようなカード)を捨てていたからといって麻雀のフリテンのようにあがりが制限されることはない。相手が捨てたカードで役ができるからといって必ずしもコールする必要はなく、より高い役を狙うために(もしくは10ポイント越えによりポイントが減ってしまうのを防ぐため低い役の方を狙うために)スルーしてもよく、この場合もあがりは制限されない。 ギブアップはいつでも可能。これは相手が10ポイントの状態で「ヒット」を選択した場合も例外ではない。 詳細・備考 試合では先の勝負でヨガリウオにより失神した美華が「女体デック」、水原がディーラーを務めた。全裸の美華にトランプが張り付けてあり、ディーラーが任意の場所からカードを剥がして配っていくため、勝負が続くにつれて美華の裸体が衆目に晒されることとなる。また、どの部位に貼られたカードから剥がしていくかは全てディーラーの判断に委ねられる。プレッシャーに打ち勝つだけの欲を持つ者として、学園長は水原に目をつけてディーラーに指名した。月夜野はこんな水原を「ディーラーとしては最適だけど人として最低」と評していた。 弾が発射されても、頭をかすめるだけの撃ち方は意図の有無に関わらず無効となる。また、頭部を貫通すれば、撃ち抜く場所の指定はない。 実は弾が頭部を貫通しても生き残る方法があり(通称「ブレイン・スルー・ショット」。詳細は用語にて)、これに成功して生き残った場合、弾が発射されなかった場合と同様、役を作ったプレイヤーのポイントを0とした上で勝負続行となる。 ゲームに使用されるカードは最初に用意された1デック分のみで追加は無く、勝負がつく前にカードが無くなった場合はその時点で各自4枚持っているカードの中で最も位の高い数字同士を比べ、より位の高い方の勝ちとするハイカード勝負となる。同点の場合、次に位の高い数字同士を比べ、以下同様に続ける。 ラストターン(残りカードが4枚以下の状態でのコール・ヒット)に限り、ロシアンルーレットを実行後に弾が頭を貫通しても、意識を失う前に「続行」と言い切ることができれば通常の「死んだ方の負け」のルールは適用されず、勝負は続行し、ハイカード勝負に移行することとなった。 試合には特製の銃が使用されるため、その銃が何らかの理由で使用不能となった場合、試合続行は不可能となる。実際の試合ではエミリーが銃を2丁とも破壊したため、その責任を取る形でオマハがリタイアした。 チェンジ麻雀 OB懇親会決勝トーナメント・準決勝で杜夢、阿鼻谷、ジャスミン→モーリー、周の4人が行った。通常の麻雀牌に加えてオマハの顔がデザインされた「チェンジ牌」を使った麻雀で、基本的なルールは通常の麻雀と同じ。概要 オープンリーチ有り。国士無双の暗カンのチャンカンも有り。 チェンジ牌の使用法は、席の交換、およびポーカーにおけるジョーカー同様オールマイティー。前者の使用方法は、牌をツモ切りした場合にチェンジを宣言。チェンジを宣言せず、ただ切るだけでも構わないが、その場合は鳴きおよびロン牌として他のプレイヤーはオールマイティーとして使用が可能。また、チェンジ牌をツモって切らないことも可能だが、その場合それ以降同じ局内でこのチェンジ牌を切ることができなくなるため、その局での上がりはなくなる。なお、チェンジを宣言した場合、得点および配牌はプレイヤーではなく席に付与されているため、得点や配牌がプレイヤーと一緒に移動することはない。 麻雀卓の他にワイヤーで吊るされた巨大風船4つとギロチンネックレス付きのワイヤー4つ、さらに協力者として守護天使4人が用意された。守護天使はそれぞれ風船の上に乗り、さらにギロチンネックレス付きのワイヤーと手を繋がれ、プレイヤーにはギロチンネックレスが首にかけられた状態でゲームを行う。チェンジが発生した場合は、プレイヤーのみがギロチンネックレスを付け替える。風船を吊るすワイヤーは、そこを伝って脱出できないよう、棘が無数に植え込まれている。 プレイヤーの点数が動くたびに、その点数に合わせて風船が上下に動く。なお、風船の下には針山があり、持ち点が0以下になった者が出ると、その者と繋がった守護天使の乗った風船が降下し、その下端が針山に達し風船を割るようになっている。風船が割れれば、上に乗っている守護天使は針山に落ち串刺しになり、同時に巻き上がったワイヤーにより、ギロチンネックレスが持ち点が0以下になったプレイヤーの首を切断して両者とも死亡する。すなわちプレイヤーと守護天使は一蓮托生である。この時点で他の3人は勝ち抜けとなる。 一見すると守護天使の誰か1人が確実に死亡する、殺人を前提としたゲームのようだが、守護天使が着ている服を脱いで風船を吊るすワイヤーの棘に絡ませれば風船が割れても針山に落ちることはなくなり、ギロチンネックレスもプレイヤーの首を切断する直前で止まるため、両者とも無傷で済むようになっている。但し守護天使には両者とも無傷で済むようになる方法があるとだけ伝えられ、具体的な方法は知らされなかった。 詳細・備考 エミリーは10ポイントポーカーで勝負の邪魔をしたとして、月夜野・朝比奈・花咲の3名は同じく邪魔をしたと学園長がみなした杜夢の身代わりとして、守護天使役を強要。杜夢は月夜野たちを命の危機に晒すわけにはいかないとこれを拒否したが、月夜野たちは杜夢のため守護天使役を引き受けた。 ギブアップは基本的にいつでも可能で、その者以外の3人が勝ち抜けとなる。但し誰かが牌を倒した後のギブアップは認められない。これはオープンリーチにより倒された場合でも同様だが、この場合の説明は事前になされておらず、阿鼻谷が杜夢がギブアップ出来なくなるだろうと踏んでオープンリーチをかけた際に、ギブアップできない方が面白いからという理由で園長がその場で採用したものである。 風船はかなり弾力のあるものであり、守護天使の1人であるエミリーだけがそれを足場にしてジャンプし、頭上の鉄骨に飛び移ることで落下の危険からは免れた。これは学園長の想定していない脱出法であったが、反則行為とはみなされなかった。 当初のルールでは、誰かの持ち点が0以下になるまで勝負は何局でも続く予定だったが、モーリーが風船を割り守護天使が宙吊り状態になったため、彼女たちの力が尽きる前に勝負を決めるべく、試合は最大で南4局までとしその時点で最下位のプレイヤーのみ敗退というルールへの変更を周が提案。美華の懇願も入り学園長に了承される。但し途中で守護天使が落下するか誰かの持ち点が0以下になったらその時点で終了である。 プレイヤーの席と守護天使の落下点とには距離があり、その距離差によってプレイヤーの首が切断される仕組みになっている。そのため、守護天使が落ちてもプレイヤーが針山に飛び込み、身を呈して受け止めれば守護天使だけは無傷で済むようになっている。なお、この仕掛けは杜夢用に用意したものである。 青蛇 OB懇親会決勝トーナメント・準決勝第2試合で杜夢、阿鼻谷、モーリー→ジャスミンの3人が行った。字牌7種のみのカードを使った特殊麻雀。概要 手牌は4枚で。1雀頭1面子で上がり。 得点の単位は「本」で、加算方式で振り込んでも減点はなし。 水がそそがれ続ける特殊な巨大金魚鉢内で、プレイヤーは両足を拘束された状態で戦う。5点獲得すれば片足を、10点で両足を解放され金魚鉢から脱出、生還を果たせることとなる。2人解放されたら終了。 特殊役は以下の3つ。 青蛇 發と西の2種、雀頭と面子の区別はなしで和了。名の由来は發(アオ)と西(シャー)で、このゲームの名前の由来にもなっている。 バージン 白と中の2種、青蛇と同様、雀頭と面子の区別はなしで和了。 国士無双 東・南・西・北の4種で和了。4牌と1雀頭。頭待ちでないと認められない。 天和・地和はなし。オープンリーチあり。オープンリーチを行うとアガリの際に本が1つ増える。 詳細・備考 敗者は足を拘束されたまま出口を塞がれ、金魚鉢が満水になるまで注水され溺死。そのまま凍結保存され、獅子堂学園のコレクションとして永久に飾られる。学園長曰く、運が良ければ未来の技術で蘇生される可能性もあるとのこと。 金魚鉢に注がれる水は、試合開始後10分でプレイヤーの頭上に達する(頭の位置も身長に合わせて足を拘束する台により同じ位置に調整されている)。勝負が長引けば2人、あるいは全員が死亡するケースもあり、1人抜けの状態で残プレイヤー2人が共に死亡した場合、決勝戦を行わずして自動的に勝ち抜けした1名の優勝が決定する。 勝負の遅延行為は、反則行為に抵触しない。 天使と悪魔(エンジェル・アンド・デビル) 概要 基本ルールはブラックジャックと同じ。使用するカードは2つのデッキからジョーカーを除き、それに天使カード1枚・悪魔カード3枚を加えた計108枚。 阿鼻谷は「王者の椅子」、挑戦者は「敗者の椅子」(詳細は用語にて)に座り拘束された状態でゲームは行われる。 まず、親には1枚は裏向きでもう1枚は表向き、子には2枚とも表向きでカードが配られる。なお、親に配られた裏向きのカードは親のみが何のカードであるか確認できる。 勝負の結果によらず、親番は1回交代で、バーストしたらそれ以上ヒットはできない。ただし、ルール上は21の時点からさらにヒットすることも可能。 ヒットは親から行い、親がステイを選択したら今度は子がヒットを行う。なお、ヒットしたカードは全て表向きで配られる。 天使カードの使用方法はオールマイティ。これは通常のカードにあるA - Kの13種、すなわち1 - 11の間に限定されず、天使カード1枚で最大で21として使用することも可能。ただし、マイナスの数としては使えない。 悪魔カードは強制ステイカードで、このカードを引いたプレイヤーは、その時点のカードがどうあれ、そこでステイしなければならない。これは親に配られた裏向きのカードが悪魔カードであった場合も例外ではない。なお、悪魔カードの数は「0」として扱う。 通常のブラックジャックではエースと絵札の2枚での21はブラックジャックとし、3枚以上のカードでの21より上位として扱われるが、この「天使と悪魔(エンジェル・アンド・デビル)」では3枚以上のカードでの21や天使カード込みの21もブラックジャックとなり、エースと絵札の2枚でのブラックジャックと同等に扱われる。また、スプリットやダブルダウン等のオプションはなし。 このゲームは敗北=死の過酷なもので、1度の負けで即2000ボルトの電圧をかけられ死亡することになっており、その時点で生き残ったプレイヤーの勝利となる。引き分けの場合は親をチェンジした上で続行となる。なお、電気椅子を死刑執行に使用する際には、囚人を気絶させ苦しめぬために電極を頭部につけるが、この勝負ではそのような措置は取られない。また、ホテル内は自家発電設備が備わっているため、かつての阿鼻谷のように通電中断により一命を取り留める可能性は無く、確実に敗者を殺せることになっている。 詳細・備考 前述のように敗者を確実に殺せる算段を取っているにもかかわらず万が一殺し損ねた場合は、その敗者が続行の意思を示すことによりその負けは引き分けだったものとし、親をチェンジした上で続行とすることができる。電圧は学園長が任意に設定できるようになっており、杜夢と阿鼻谷の対戦時に、杜夢が電気椅子にかけられながらフェニックスのお守りにより死の淵から甦ってきた際には、次は確実に杜夢を殺せるようにということで電圧をMAXに設定した上でゲームを続行した。 最後の勝負で杜夢は、親番のため伏せカードだった1枚目を事前にオープンし、ヒットした3枚目のカードを裏向きに配ってもらって、そのカードを「絞り」により自らの手でオープンした。
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名目上は毎年夏に行なわれている同窓会であったが、現在は獅子堂の卒業生である政界や財界の人間が中心となった一種の経済サミットと化している。余興としてゲームも行なわれていたが、阿鼻谷が獅子堂に来てからは獅子堂の代表とゲストによる、多額の金を賭け、時には命を落すかも知れない危険なギャンブルが行なわれるようになった。
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