マルハワ学園とは? わかりやすく解説

マルハワ学園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 04:43 UTC 版)

バイオハザード〜マルハワデザイア〜」の記事における「マルハワ学園」の解説

アジア某所存在する『クダンカン』と呼ばれる国の北部 エルナウル地方位置するアジア最大名門校1902年創設全寮制で、世界中から名家の子息、令嬢などが在籍しているが、その多く格式の高い家の生まれである事を自負してエリート意識強く学園外の人間貧乏人見下す横柄な態度選民思想者達である。四方山地囲まれ山間部にあり、外部との交通連絡の手段も最低限のものしか用意されていない為、学園関係者の殆どは外部人間接触する機会がない一方学内にはショッピングモールなども存在しており、ある程度生活に不自由する事はない模様また、学園全体動力源司っている広大な地下施設や、マシンガン搭載したヘリコプターなど、常識はずれな備品設備など整っている。その様特殊な環境の影響から学園内は理事長であるマザー・グラシアを頂点とした絶対君主制に近い体制敷かれており、生徒教職員全員グラシア心酔し緊急事態起きても彼女の指示ひとつで冷静さ取り戻すなど傍から見れば異様な態となっていた。事実ビンディとC16がパンデミック引き起こしグラシア殺害された後は、生き残っていた生徒達は殆どは自分達が置かれ状況対応する事ができず、友人捨て駒にして自分だけ助かろうとしたり、自ら死を選ぶなどして、最終的に誰一人生き延びる事が出来なかった。ピアーズ連絡で遅れながらも駆けつけBSAA極東支部部隊によって学内ゾンビはほぼ一掃された後、学園事実上廃校封鎖され事となった。尚、一連の騒動は(リッキーを除く)関係者全員死亡した事で証明する方法なくなった為、BSAA内のみの極秘事項とされ、公には「原因不明」とされ、生徒遺族達にもその真相明かされる事はなかったが、一部マスコミによってグラシア隠蔽し続けてきた学園起きた不祥事数々明らかになり、その異常性暴かれ世界中報道され多く人々驚愕させた。 マザー・グラシア / グラシア・デレニカス マルハワ学園の女理事長32歳。ダグの元恋人でもある。学園内で発生したバイオハザードを、学園体面を守るために公にすると無く極秘裏に解決するようダグ依頼をする。また、犠牲者化した生徒たち旧校舎ごと焼却処分させるなど、意味深な行動見られる。 元々は資産家にして篤志家でもあった父を慕う娘であり、彼の意向で他の兄弟同じよう外国留学出される。しかしその後父は自分前に顔を出すことはなく、この不遇な扱いから「父は自分愛していないのではないか」と疑念抱き成人してからもその思いは変わらなかった。父の死後現れた父の代理人から生前要望としてマルハワ学園の理事長就任要請されるが、その役目自分務まるかどうか不安を抱きながらも結局は父の意向従い就任就任当日式典学園の生徒教職員全員が自らに傅く様子見て以来、このマルハワ学園こそが「父が自分残してくれた聖域」と思うようになった。マルハワ学園を守ることに意欲を燃やすようになり、この点についてダグは「昔と今は精神的に反対」との旨の発言をしている。 今まで学園内で起きた都合悪いことやそれによる数十件の不祥事徹底的に隠匿しナナンイジメに関してビンディ訴え全て握りつぶし、完全に見て見ぬ振り放置状態であった。またビンディ理事長権限をもって学園祭最中発生した事件引き起こした元凶として多く生徒の前で生徒会長地位剥奪自室にて3ヵ月停学謹慎処分にするなどの行き過ぎた処置ビンディ追い詰めてしまう。 このように一見すれば冷徹非情な人物見えるが、その行動原理決し悪意名誉欲などではなくタヒル曰く子供のように純粋」な性格で、上記のような冷徹な手段をとり続けていた理由全てはただ一心にマザーの父にして先代理事長が遺してくれた学園守りたいという切なる思いからであり、かつての恋人であったダグ所有する車を破壊してリッキー共々学園から出られないようにするなど、事態極秘解決することに異常なまでに固執していた本当理由も、3ヵ月前に起きたナナン事件隠蔽してしまった事により、後へ引けなくなったためであった。そして、彼女自身一連の自分行い対し内心では罪悪感後ろめたさ感じており、リッキーダグ真実告白する際「ナナン自分殺した」と懺悔ともとれる発言をしている。 根は決し悪人ではないものの、学園を守るためとはいえ数々不祥事隠蔽するのみで何の対策もとらずにいたその姿勢学園教員達の頂点に立つ理事長としては適正でなかったといえ、そこをフードの女利用され結果学園愛し守りたいという過剰なまでに行き過ぎた彼女の思いは、学園破滅へと導く遠因になるという皮肉な結果招いた学園祭一件鎮静した後、ダグリッキーに自ら3ヵ月前に起きた事件の真相明かし真実知って尚も自分受け入れてくれたダグ励ましによって、ようやくこれまでのバイオハザードに関するすべての真実公表する決意固めるも、その矢先出現したナナンこと実験体C16によってタヒル死亡しダグ重症を負う事態となり、これを受けて事態最早自分達だけで解決し得ない事を悟りBSAA救援呼ぼうとするも、その翌朝本性露わにしたビンディがC16を使って爆発感染パンデミック)を引き起こし多く生徒達ゾンビにしてしまう。学園大混乱陥る中、これまでのすべての事件ビンディの手によって引き起こされていた事に気づき学園関係者を無差別に虐殺していく彼女を止める為に対峙銃撃するも、この時、ビンディは既に自身にもC16のサンプル投与しており、怪物化した彼女の返り討ち遭って致命傷負い、父に対し学園生徒達守れなかった無念謝罪言葉呟きつつ、駆けつけリッキーダグの姿を重ね彼のことを想いながら死亡した。 後にダグ病室残されていたダグの手紙から、ダグリッキー脱出させる為に地下に緊急用ヘリ手配していたことが判明し、そのヘリ最終的にリッキークリス達の脱出手段として使用されるが、その手紙がダグ読まれることはなかった。 彼女の遺体は、後に学園突入したBSAA回収され事件終結後同じく遺体回収されダグの隣の墓に埋葬された。 使用武器ワルサーPPK、及びグロック17である。 ビンディ・ベルガーラ 本作ヒロイン学園の生徒会長リッキー行動から学園の裏で何かが起こっていることを察知しリッキー協力申し出る。後に深夜のマルハワ学園の地下立ち入り調査する際、ボウガンを手にリッキーたちに同行する閉鎖的な社会でもあるマルハワ学園の中では、よそ者リッキー俗世界人間品がない見下す発言をした女子生徒二人にその無礼窘めるなど(1巻参照)、良識分別のある人物。またそれ故グラシア盲信はせず、逆に彼女が学園体面を守るために、都合悪いこと徹底的に隠匿する彼女のやり方批判している。 その正体一連のバイオハザード引き起こした黒幕であり、本性も、グラシアアリサなどの本命敵対者は勿論、(グラシア心酔し、二年以上もイジメ受けているナナン助けようとしなかったという理由で)他の一般生徒達や、イジメ知っていながらグラシア同様に何もしなかったレイタヒルなどの教職員更にはリッキーダグなど自分協力的だった人間ですら、グラシア呼んだ人間事情話してもどうせグラシア味方して信用できない(特にダググラシアの元恋人だから)という理由容赦無く抹殺しようとする冷酷非道な性格である。 それでも本来は当初リッキー達に見せていた表の顔と同じ、虐めを受けるナナン苦労労い学園閉鎖的かつ差別的な信条改善しようとする平等的で心優しい性格だったが、三ヶ月前の事件でのナナン死によって生じた狂気によって大きく歪んでしまった。 フードの女からC16のサンプル受け取りナナン死体投与以降ナナン操りナナンいじめた生徒達や、レイなどをゾンビにして小規模バイオハザード事件引き起こしていく。それもグラシア今まで学園内で起きた不祥事隠蔽し続けてきた罪を白日元に晒して学園正常化するためであったが、グラシア多く生徒の前で全ての罪をビンディ着せたことと、彼女に何の疑問もなく盲目的に従う生徒達見て、もはやどんな手を尽くして理事長真実を表に出すことはなく、学園変えることも無理だ悟り目的を「学園変える」事から「学園を壊す」事へと変更し本格的な凶行走り始める。 手始め邪魔者であるリッキー達の前にC16をけしかけタヒル死に追いやり、ダグ行動不能に陥らせた後、自身にもサンプル投与し事件の真相気付いたリッキー怪力気絶させ、学園から脱出する為の移動手段全て破壊し学園を完全に孤立させるなど、念入りな下準備行った上で、C16を使って大勢生徒達の前でバイオテロ決行した。これによって大勢生徒達ゾンビ変貌学園大混乱へと陥るその後辛うじてゾンビ化免れていた生徒達殺害して周る中で、グラシア対峙し、彼女からの攻撃によって負った傷を再生させていく過程で、ジュアヴォ ルウカ・スルプの様な片腕異形の腕に変異させると彼女を返り討ちにして殺害全ての対象者達に復讐終えた後も「ナナン死に追いやった学園破壊し尽くす」為に生存者殺し続け遂に聖堂逃げ込んでいた最後生き残り生徒達虐殺して、学園の生徒教職員達を全滅追いやった直後駆けつけメラ・ビジ遭遇し交戦そのとき会話からウィルス影響濃く受けてメラに対して居丈高な態度とっているものの、この時はまだ完全に理性失っていないことがわかる。最初こそその驚異的な再生力優位に立ったが、再生の隙を与えないメラ猛攻徐々に追い込まれサナギ化するその後巨大な蜘蛛のようなクリーチャーへと変異メラ圧倒したが、助け入ったピアーズによって撃破された。 その後学園から脱出しようとしたリッキー達を追って再び現れクリスによって撃破された実験体C16ナナン)の姿を見て暴走襲い掛かったが、リッキークリス達の銃撃浴びた影響で、ウィルス作用により発火、火に焼かれてようやく絶命した。 アリサ・リン 学園副生徒会長明るく軽快社交的な印象の強いお嬢様リッキーカツアゲようとしていた不良生徒たち叱咤して追い払いリッキーに対して友好的に接すると同時にアプローチをかけるなどし、彼からもビンディ共々好印象持たれていたが、後にゾンビ化して寝起きリッキー前に現れ彼に襲いかかる即座にグラシア達に捕えられ、最終的にグラシアの手配により旧校もろとも焼却処分された。 本性全て自分思い通りにならない気が済まないワガママ陰湿な性格持ち主で、生前ナナン受けていたイジメ主犯格でもあった。後にビンディナナン実験体C16)に奇襲され、ゾンビにされたことがビンディの口から語られるラナ マルハワ学園で最初にゾンビになった女子生徒初めてマルハワ学園を訪れたダグリッキーグラシア見せられゾンビでもある。 ビンディアリサナナン同級生アリサのように積極的にナナンイジメには参加していなかったが、彼女の嫌がらせに対して見て見ぬふりをしていた為、ビンディ復讐対象者加えられ実験体C16変異したばかりのナナン実験台にされる形でゾンビにされた。後にゾンビ化したアリサ共々グラシアの手配により焼却処分された。 レイ・スー 主幹教諭眼鏡をかけた男性で、タヒルとは内戦国で生まれ育ってからの親友同士サーベル使い手で、地下制御施設への立ち入り調査中にゾンビ襲われた際にも勇猛果敢サーベル立ち向かう冷静沈着性格だが、グラシア心酔しており、目の前で少しでも彼女に対す不平悪口を言う者にはサーベルを向けるなど短気な一面もある。 地下制御施設への立ち入り調査中、突然発生した原因不明停電の間に忍び寄ってきたゾンビ咽喉噛まれ絶命死後ゾンビ化すが、タヒルの手引導を渡された。 後に彼を死に追いやるきっかけとなった停電は、ビンディ故意引き起こしたもので、ゾンビ化地下制御施設内に潜伏していたC16によってガス吸入された為であった事が、彼女自身の口から語られている。 タヒル・カプール 特別高等警備員言動荒っぽくレイ同様にグラシア心酔しているが、その一方で学園を守る事に必死になっているグラシア現状憂う思慮的な一面もある。地下への立ち入り調査時にはハンマーを手にゾンビ達と戦いゾンビ化したレイ引導を渡した。後にリッキーダグに、自分とレイ内戦国で生まれその日生きるのにもままならぬグラシアの父に拾われ、彼が院長務め孤児院育った過去明かす同時に学園でのグラシア行動が、幼い頃から慕っていた父が残した聖域であるマルハワ学園を守るのに必死なためと語りまた、三ヶ月前の事件にもレイ共々立ち会っていた為、彼女の苦悩慮っている。地下での戦闘後レイ死亡によって事態重く見たグラシアから拳銃支給されダグリッキー手渡したグラシア心酔している者達の中では比較良識的な考え持ち主でもあるが、一方でグラシア面目を守る為ならば手段選ばずグラシア以外の人物対す配慮欠けている一面もあり、生徒会でも問題になっていた不良男子2人1巻第1話リッキーカツアゲ働こうとしていた生徒で、後にアリサ取り巻きであった事が発覚する)がゾンビになり学園祭が大パニックになった際には、ビンディ元凶仕立て上げる方法グラシア提案し事態収める事には成功するも、それによりビンディ追い詰めてしまった結果、マルハワ学園壊滅直接的な動機繋がってしまった。 その後ダグリッキーに銃の扱い方指導するが、グラシア真実公表する決意固めた日の夜、ビンディ指示によって出現した実験体C16との戦闘片腕を失う重傷負い、さらにC16から口移し特殊なガスを吸わされる。そして瀕死の状態でリッキーゾンビ化すであろう自分を殺すよう頼むが、ためらったリッキーまともに拳銃撃て銃弾外れる。その直後タヒルゾンビ化するが、決意固めたリッキーの手倒された。 先代理事長 マルハワ学園の先代理事長で、グラシア父親故人財力恵まれた資産家ながら篤志家の面も持ち内戦国に直接出向いてレイタヒルといった戦災孤児を自らが営む孤児院入れるなど、精力的に動いていた。しかしその反面幼い頃から自分慕い孤児院にも手伝い通っていた娘のグラシアを、外国留学出したきり放任したり、事前に何の相談もなくマルハワ学園の次期理事長任命したりするという、人間的に不可解な面を有するナナン・ヨシハラ ビンディクラスメイトで、日系人物語開始時の3ヵ月前に行方不明になっている実家はかつて世界的に有名なレストランだったが、内部対立原因で、ナナン高等部上がる直前倒産し、このことが原因で貧乏な人間対す偏見による陰口蔑視2年以上も晒されていた。 ナナン最初果敢に応戦していたが、度重なる嫌がらせエスカレートしてイジメ働いたアリサ達とナナン双方怪我をするという暴力沙汰にまで発展していく。それがきっかけ学園閉鎖的な社会嫌悪感抱きどんなに訴えても少し動かないマザー・グラシアに失望しついにはビンディ2人学園から脱走し真実外の世界伝えようとするが、追いかけてきた警備員達との争い果てに、近くにあった岩に頭を強打して死亡した。そして、この1件はグラシアの手によって隠蔽され表向き行方不明として処理され父親にも真相最後まで伝えられなかった。 ヤン・タイミン 中国人男子生徒肥満体型で臆病な性格ゾンビ化した女生徒本人曰く憧れていた先輩)に襲われそうになった際、幼なじみクワン助け出され、共にゾンビ達から逃れようとするも、ダクト逃亡中に外れた天蓋より足から落下しそうになったところを複数ゾンビ捕まり食い殺された。 グエン・ティ・クワン ベトナム人女子生徒。タイミンの幼なじみで、性格男勝り学園内でバイオハザード発生した際は金属バットを手にゾンビ達から逃れていた。タイミンがゾンビ食い殺された後、自身ゾンビ襲われかけたところをリッキー助けられ、共にグラシアのいる部屋へ向かう。そこでグラシアの死を目の当たりにし、逆上して怪物化したビンディバット殴りつけるビンディ怪力で外へ放り出され、そこでゾンビ襲われ死亡

※この「マルハワ学園」の解説は、「バイオハザード〜マルハワデザイア〜」の解説の一部です。
「マルハワ学園」を含む「バイオハザード〜マルハワデザイア〜」の記事については、「バイオハザード〜マルハワデザイア〜」の概要を参照ください。


マルハワ学園(事件名:マルハワデザイア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:02 UTC 版)

ラクーンシティ」の記事における「マルハワ学園(事件名:マルハワデザイア)」の解説

MD』に登場アジア某国クダンカンの北部エルナウルの奥地位置するアジア最大名門校2012年閉鎖的かつ排他的エリート意識が強い校風築いた理事長マザー・グラシアに憎悪抱いた生徒会長ビンディ・ベルガーラが、親友ナナン・ヨシハラ変異した実験体C16使ってC-ウィルス(この時はまだ「新種ウィルス」としか明かされていない)によるバイオテロ決行その結果グラシアクリーチャー化したビンディ殺害され生徒教職員たちも全員ゾンビ化もしくはビンディやC16に殺戮され、全滅するビンディとC16はそれぞれ倒され学園内のゾンビ突入したBSAA攻撃でほぼ駆逐された後、学園廃校経て厳重に封鎖された。後述するリッキー・トザワを除く関係者全員死亡したため、この事件BSAA内のみの極秘事項とされ、マスコミにもほとんどの事実隠蔽された。生存者クリスピアーズ・ニヴァンスリッキー・トザワ

※この「マルハワ学園(事件名:マルハワデザイア)」の解説は、「ラクーンシティ」の解説の一部です。
「マルハワ学園(事件名:マルハワデザイア)」を含む「ラクーンシティ」の記事については、「ラクーンシティ」の概要を参照ください。


マルハワ学園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 06:29 UTC 版)

バイオハザードシリーズ登場人物」の記事における「マルハワ学園」の解説

マザー・グラシア / グラシア・デレニカス (Mother Gracia / Gracia Delenikas) 『MD』に登場するマルハワ学園の女理事長32歳。ダグの元恋人でもある。学園内で発生したバイオハザードを、学園体面を守るために公にすると無く極秘裏に解決するようダグ依頼をする。また、犠牲者化した生徒たち旧校舎ごと焼却処分させるなど、意味深な行動見られる。 元々は資産家にして篤志家でもあった父を慕う娘であり、彼の意向で他の兄弟同じよう外国留学出される。しかしその後父は自分前に顔を出すことはなく、この不遇な扱いから「父は自分愛していないのではないか」と疑念抱き成人してからもその思いは変わらなかった。父の死後現れた父の代理人から生前要望としてマルハワ学園の理事長就任要請されるが、その役目自分務まるかどうか不安を抱きながらも結局は父の意向従い就任就任当日式典学園の生徒教職員全員が自らに傅く様子見て以来、このマルハワ学園こそが「父が自分残してくれた聖域」と思うようになった。マルハワ学園を守ることに意欲を燃やすようになり、この点についてダグは「昔と今は精神的に反対」との旨の発言をしている。 今まで学園内で起きた都合悪いことやそれによる数十件の不祥事徹底的に隠匿しナナンイジメに関してビンディ訴え全て握りつぶし、完全に見て見ぬ振り放置状態であった。またビンディ理事長権限をもって学園祭最中発生した事件引き起こした元凶として多く生徒の前で生徒会長地位剥奪自室にて3ヶ月停学謹慎処分にするなどの行き過ぎた処置ビンディ追い詰めてしまう。 このように一見すれば冷徹非情な人物見えるが、その行動原理決し悪意名誉欲などではなくタヒル曰く子供のように純粋」な性格で、上記のような冷徹な手段をとり続けていた理由全てはただ一心にマザーの父にして先代理事長が遺してくれた学園守りたいという切なる思いからであり、かつての恋人であったダグ所有する車を破壊してリッキー共々学園から出られないようにするなど、事態極秘解決することに異常なまでに固執していた本当理由も、3ヶ月前に起きたナナン事件隠蔽してしまったことにより、後へ引けなくなったためであった。そして、彼女自身一連の自分行い対し内心では罪悪感後ろめたさ感じており、リッキーダグ真実告白する際「ナナン自分殺した」と懺悔ともとれる発言をしている。 根は決し悪人ではないものの、学園を守るためとはいえ数々不祥事隠蔽するのみで何の対策もとらずにいたその姿勢学園教員たちの頂点に立つ理事長としては適正でなかった。そこをフードの女利用され結果学園愛し守りたいという過剰なまでに行き過ぎた彼女の思いは、学園破滅へと導く遠因になるという皮肉な結果招いた学園祭一件鎮静した後、ダグリッキーに自ら3ヶ月前に起きた事件の真相明かし真実知って尚も自分受け入れてくれたダグ励ましによって、ようやくこれまでのバイオハザードに関するすべての真実公表する決意固めるも、その矢先出現したナナンこと実験体C16によってタヒル死亡しダグ重症を負う事態となり、これを受けて事態がもはや自分たちだけで解決し得ないことを悟りBSAA救援呼ぼうとするも、その翌朝本性露わにしたビンディがC16を使って爆発感染パンデミック)を引き起こし、ほとんどの生徒たちゾンビにされてしまう。学園大混乱陥る中、これまでのすべての事件ビンディの手によって引き起こされていたことに気づき学園関係者を無差別に虐殺していく彼女を止めよう対峙するも、ビンディはすでに自身にもC16のサンプル投与していたため、怪物化した彼女の返り討ち遭って致命傷負い、父に学園生徒たち守れなかった無念謝罪言葉呟きつつ、駆けつけリッキーダグの姿を重ね彼のことを想いながら死亡した。 後にダグ病室残されていたダグの手紙から、ダグリッキー脱出させるために地下に緊急用ヘリ手配していたことが判明し、そのヘリ最終的にリッキークリスたちの脱出手段として使用されるが、その手紙がダグ読まれることはなかった。 遺体は後に学園突入したBSAA回収され同じく遺体回収されダグの隣の墓に埋葬された。 使用武器ワルサーPPK、及びグロック17である。 ビンディ・ベルガーラ (Bindi Bergara) 『MD』に登場するマルハワ学園の生徒会長リッキー行動から学園の裏で何かが起こっていることを察知しリッキー協力申し出る。後に深夜のマルハワ学園の地下立ち入り調査する際、ボウガンを手にリッキーたちに同行する閉鎖的な社会でもあるマルハワ学園の中では、よそ者リッキー俗世界人間品がない見下す発言をした女子生徒二人にその無礼窘めるなど(1巻参照)、良識分別のある人物。またそれ故グラシア盲信はせず、逆に彼女が学園体面を守るために、都合悪いこと徹底的に隠匿する彼女のやり方批判している。 正体一連のバイオハザード引き起こした黒幕であり、本性グラシアアリサなどの本命敵対者もとより、(グラシア心酔し2年以上もイジメ受けているナナン助けようとしなかったという理由で)他の一般生徒たちや、イジメ知っていながらグラシア同様に何もしなかったレイタヒルなどの教職員さらにはリッキーダグなど自分協力的だった人間ですら、グラシア呼んだ人間=事情話してもどうせグラシア味方して信用できない(特にダググラシアの元恋人だから)という理由容赦無く抹殺しようとする冷酷非道な性格である。 それでも本来は当初リッキーたちに見せていた表の顔と同じ、虐めを受けるナナン苦労労い学園閉鎖的かつ差別的な信条改善しようとする平等的で心優しい性格だったが、3か月前の事件でのナナン死によって生じた狂気によって大きく歪んでしまった。 フードの女からC16のサンプル受け取りナナン死体投与して操り、彼女をいじめた生徒たちレイなどをゾンビ化させ、小規模バイオハザード事件引き起こしていく。それもグラシア今まで学園内で起きた不祥事隠蔽し続けてきた罪を白日のもとに晒して学園正常化するためであったが、グラシア多く生徒の前ですべての罪をビンディ着せたことと、彼女に何の疑問もなく盲目的に従う生徒たち見て、もはやどんな手を尽くして理事長真実を表に出すことはなく、学園変えることも無理だ悟り目的を「学園変える」ことから「学園を壊す」ことに変更し本格的な凶行走り始める。 手始め邪魔者であるリッキーたちの前にC16をけしかけタヒル死に追いやり、ダグ行動不能に陥らせた後、自身にもサンプル投与する事件の真相気付いたリッキー怪力気絶させ、学園からの脱出手段をすべて破壊して完全に孤立させるなどの念入りな下準備行ったうえ、C16を使って大勢生徒たちの前でバイオテロ決行したその後辛うじてゾンビ化免れていた少数生徒たち殺害して周る中でグラシア対峙し、彼女からの攻撃によって負った傷を再生させていく過程で、異形変異させた片腕返り討ちにして殺害する復讐終えた後も「ナナン死に追いやった学園破壊し尽くす」ために生存者殺し続けて全滅させた直後駆けつけメラ・ビジ交戦する最初こそその驚異的な再生力優位に立ったが、再生の隙を与えないメラ猛攻徐々に追い込まれサナギ化を経て巨大な蜘蛛のようなクリーチャー変異するメラ圧倒したが、助け入ったピアーズによって撃破された。 その後学園から脱出しようとしたリッキーたちを追って再び現れクリスによって撃破された実験体C16ナナン)の姿を見て暴走し襲いかかる最後リッキークリスたちの銃撃浴びウィルス作用によって発火した猛火焼かれ、ようやく絶命した。 アリサ・リン (Alisa Lin) 『MD』に登場する学園副生徒会長明るく軽快社交的な印象の強いお嬢様リッキーカツアゲようとしていた不良生徒たち叱咤して追い払いリッキーに対して友好的に接すると同時にアプローチをかけるなどし、彼からもビンディ共々好印象持たれていたが、後にゾンビ化して寝起きリッキー前に現れ彼に襲いかかる即座にグラシアたちに捕えられ、最終的にグラシアの手配により、旧校もろとも焼却処分された。 本性全て自分思い通りにならない気が済まないワガママ陰湿な性格持ち主で、生前ナナン受けていたイジメ主犯格でもあった。後にビンディナナン実験体C16)に奇襲され、ゾンビにされたことがビンディの口から語られるラナ (Lana) 『MD』に登場するマルハワ学園で最初にゾンビになった女子生徒初めてマルハワ学園を訪れたダグリッキーグラシア見せられゾンビでもある。 ビンディアリサナナン同級生アリサのように積極的にナナンイジメには参加していなかったが、彼女の嫌がらせに対して見て見ぬふりをしていたため、ビンディ復讐対象者加えられる実験体C16変異したばかりのナナン実験台としてゾンビ化させられた後、ゾンビ化したアリサ共々グラシアの手配によって焼却処分された。 レイ・スー (Ray Hsu) 『MD』に登場する主幹教諭眼鏡をかけた男性で、タヒルとは内戦国で生まれ育ってからの親友同士サーベル使い手で、地下制御施設への立ち入り調査中にゾンビ襲われた際にも勇猛果敢サーベル立ち向かう冷静沈着性格だが、グラシア心酔しており、目の前で少しでも彼女に対す不平悪口を言う者にはサーベルを向けるなど短気な一面もある。 地下制御施設への立ち入り調査中、突然発生した原因不明停電の間に忍び寄ってきたゾンビ咽喉噛まれゾンビ化するが、タヒルの手引導を渡された。なお、停電ビンディ故意引き起こしたもので、ゾンビ化地下制御施設内に潜伏していたC16によってガス吸入されたためであったことが、後に明かされている。 タヒル・カプール (Tahir Kapoor) 『MD』に登場する特別高等警備員言動荒っぽくレイ同様にグラシア心酔しているが、その一方で学園を守ることに必死になっているグラシア現状憂う思慮的な一面もある。地下への立ち入り調査時にはハンマーを手にゾンビたちと戦いゾンビ化したレイ引導を渡した。後にリッキーダグに、自分とレイ内戦国で生まれその日生きるのにもままならぬグラシアの父に拾われ、彼が院長務め孤児院育った過去明かす同時に学園でのグラシア行動が、幼い頃から慕っていた父が残した聖域であるマルハワ学園を守るのに必死なためと語りまた、3か月前の事件にもレイ共々立ち会っていたため、彼女の苦悩慮っている。地下での戦闘後レイ死亡によって事態重く見たグラシアから拳銃支給されダグリッキー手渡したグラシア心酔している者たちの中では比較良識的な考え持ち主でもあるが、一方でグラシア面目を守るためには手段選ばずグラシア以外の人物対す配慮欠けている一面もあり、生徒会でも問題になっていた不良男子2人第1話リッキーカツアゲ働こうとしていた生徒で、後にアリサ取り巻きであったことが発覚する)がゾンビ化して学園祭が大パニックになった際には、ビンディ元凶仕立て上げる方法グラシア提案し事態収めることには成功するもそれによりビンディ追い詰めてしまった結果、マルハワ学園壊滅直接的な動機繋がってしまった。 その後ダグリッキーに銃の扱い方指導するが、グラシア真実公表する決意固めた日の夜、ビンディ指示によって出現した実験体C16との戦闘片腕を失う重傷負い、さらにC16から口移し特殊なガスを吸わされる。そして瀕死の状態でリッキーゾンビ化すであろう自分を殺すよう頼むが、ためらったリッキーまともに拳銃撃て銃弾外れる。その直後タヒルゾンビ化するが、決意固めたリッキーの手倒された。 先代理事長MD』に登場するマルハワ学園の先代理事長で、グラシア父親故人財力恵まれた資産家ながら篤志家の面も持ち内戦国に直接出向いてレイタヒルといった戦災孤児を自らが営む孤児院入れるなど、精力的に動いていた。しかしその反面幼い頃から自分慕い孤児院にも手伝い通っていた娘のグラシアを、外国留学出したきり放任したり、事前に何の相談もなくマルハワ学園の次期理事長任命したりするという、人間的に不可解な面を有するナナン・ヨシハラ (Nanan Yoshihara) 『MD』に登場するビンディクラスメイトで、日系人物語開始時の3ヵ月前に行方不明になっている実家はかつて世界的に有名なレストランだったが、内部対立原因で、ナナン高等部上がる直前倒産し、このことが原因で貧乏な人間対す偏見による陰口蔑視2年以上も晒されていた。 ナナン最初果敢に応戦していたが、度重なる嫌がらせエスカレートしてイジメ働いたアリサたちとナナン双方怪我をするという暴力沙汰にまで発展していく。それがきっかけ学園閉鎖的な社会嫌悪感抱きどんなに訴えても少し動かないマザー・グラシアに失望しついにはビンディ2人学園から脱走し真実外の世界伝えようとするが、追いかけてきた警備員たちとの争い果てに、近くにあった岩に頭を強打して死亡した。そして、この1件はグラシアの手によって隠蔽され表向き行方不明として処理され父親にも真相最後まで伝えられなかった。 ヤン・タイミン (Yang Tai Ming) 『MD』に登場する中国人男子生徒肥満体型で臆病な性格ゾンビ化した女生徒本人曰く憧れていた先輩)に襲われそうになった際、幼なじみクワン助け出され、共にゾンビたちから逃れようとするも、ダクト逃亡中に外れた天蓋より足から落下しそうになったところを複数ゾンビ捕まり食い殺された。 グエン・ティ・クワン (Nguyen Thi Quan) 『MD』に登場するベトナム人女子生徒。タイミンの幼なじみで、性格男勝り学園内でバイオハザード発生した際は金属バットを手にゾンビたちから逃れていた。タイミンがゾンビ食い殺された後、自身ゾンビ襲われかけたところをリッキー助けられ、共にグラシアのいる部屋へ向かう。そこでグラシアの死を目の当たりにし、逆上して怪物化したビンディバット殴りつけるビンディ怪力で外へ放り出され、そこでゾンビ襲われ死亡

※この「マルハワ学園」の解説は、「バイオハザードシリーズの登場人物」の解説の一部です。
「マルハワ学園」を含む「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事については、「バイオハザードシリーズの登場人物」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「マルハワ学園」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マルハワ学園」の関連用語

マルハワ学園のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マルハワ学園のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのバイオハザード〜マルハワデザイア〜 (改訂履歴)、ラクーンシティ (改訂履歴)、バイオハザードシリーズの登場人物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS