フジサンケイ ビジネスアイ フジサンケイ ビジネスアイの概要

フジサンケイ ビジネスアイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 08:21 UTC 版)

フジサンケイ ビジネスアイ
FujiSankei Business i./
Bloomberg Global Finance


種類 日刊紙
サイズ タブロイド判

事業者 (株式会社日本工業新聞社(初代)→)
株式会社産業経済新聞社
株式会社日本工業新聞社(2代)
本社東京本社
東京都千代田区大手町1-7-2
大阪本社
(大阪府大阪市北区梅田2-4-9→)
大阪府大阪市浪速区湊町2-1-57
代表者 遠藤一夫(日本工業新聞社(2代)代表取締役社長)
創刊 2004年平成16年)3月1日
廃刊 2021年令和3年)6月30日
以後は産経新聞に事実上統合
前身 日本工業新聞(初代)
(1933年6月20日 - 1942年10月31日)
産業経済新聞(現:産経新聞)
1942年11月1日 - 分離独立)
日本工業新聞(2代)
(1958年1月4日 - 2004年2月28日)
言語 日本語
発行数 15万1000部(公称)
ウェブサイト http://www.business-i.jp/corp/
テンプレートを表示

産業経済新聞社の完全子会社である日本工業新聞社(にほんこうぎょうしんぶんしゃ)が発行していた。2009年平成21年)6月30日付までは旧社「日本工業新聞社(初代)」から発行されていた。旧題は日本工業新聞2021年令和3年)6月30日付で休刊した。

概要

源流となる旧:日本工業新聞は1933年昭和8年)6月20日夕刊大阪新聞社の発行で創刊された。

大東亜戦争太平洋戦争第二次世界大戦)激化に伴う1942年(昭和17年)の新聞の統廃合令により、日本工業新聞、大阪毎夕新聞と愛知以西の経済専門新聞の統合で「産業経済新聞」となったため一旦休刊となったが、産経新聞社創業者の前田久吉は産経新聞が一般紙に転向した後も独自の経済専門紙を手元に置きたいとして、一度は消滅していた日本工業の紙号を持ち出してきて復活させた。1957年(昭和32年)12月に日本工業新聞社を改めて新会社として発足し、1958年(昭和33年)1月より再創刊された。

このため、1958年(昭和33年)を新・日本工業新聞の創刊年としており、1933年(昭和8年)は産経新聞の正式な創刊年であると、現在の産経新聞社は解釈している。

ビジネスアイの創刊

2004年(平成16年)3月1日に産業経済新聞社が100%子会社化すると共に、製造業を題材とした経済専門紙であった「日本工業新聞」から総合経済紙フジサンケイ ビジネスアイ」として再出発をする。

2004年(平成16年)3月から5月にかけて、同じフジサンケイグループフジテレビスポットCMが放送された他、電車中吊り広告などが出稿された。日本工業新聞からの通号を継続しているが、広告では「新創刊」と打ち出していた。

紙面の特徴として、実質的な競合紙となった日本経済新聞(日経)と同様の経済記事に加えて、一般的な社会記事(事件など)、文化(芸能・生活)・スポーツ(どちらも産業や企業と関係させた内容が多い)とラテ欄(首都圏版のみ)などを盛り込む。一般紙的な記事については産経新聞東京本社の編集部員による執筆または産経新聞からの転載により構成が実現した。経済を絡めた社会問題や行政問題なども取り上げている。ただし、経済記事については産経が社として支持する立場を取っていた経団連や加盟大企業に関する記事は日経と比べると少なく、日経の一面で取り上げられるようなスクープ記事はほぼ皆無だった。

日本の日刊紙としては初めて中国株株価・指標と中国経済に関係のある記事を連日掲載し、NIESBRICsといった経済発展途上のアジア諸国に強い事をアピールとしていた。日本工業新聞を継承した部分として、機械情報通信バイオケミカル系の中小企業ベンチャー企業を取り上げる傾向が多かった。携帯電話と対応した音の出る記事も掲載していた。これらの結果、紙面量が32ページ(平日版)となった。

2004年(平成16年)10月1日付から、1部売り定価が120円から100円に値下げ、10月3日付からは、これまで休刊だった日曜日も「Sunday i」の愛称で発行。月ぎめ宅配契約は3,150円。年月日表記は、親会社の産経新聞とは正反対に、日付欄が1面では「2006年(平成18年)」のように「西暦(元号)」で表記し、2面以降は西暦のみの表記となっている。また記事中の表記は原則西暦表示となっている。これは、2006年(平成18年)から2016年(平成28年)まで発刊されていたグループ紙のサンケイエクスプレスも同様だった。




「フジサンケイ ビジネスアイ」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フジサンケイ ビジネスアイ」の関連用語

フジサンケイ ビジネスアイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フジサンケイ ビジネスアイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフジサンケイ ビジネスアイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS