教導団ネメシス
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「機動戦士ガンダム カタナ」の記事における「教導団ネメシス」の解説
漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』に登場。一年戦争にて活躍した教導部隊で、特命を受けたサキ・デッサウ大佐の元、再結集した。ユージ・アルカナ中尉など主だった隊員が所属している。本作での詳細は該当項目を参照。
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教導団ネメシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 15:49 UTC 版)
「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊」の記事における「教導団ネメシス」の解説
地球連邦宇宙軍ジャブロー基地所属のMS教導団。司令官はサキ・デッサウ少佐。その名のとおり、MS操縦技術向上のための教導が主任務だが、新兵器の実戦時データ収拾を任務とする実験部隊としての側面も併せ持ち、その任務のために戦闘に赴くことも少なくない。戦闘中は主にTACネーム(コードネーム)が用いられる。なお、宇宙世紀0084年を舞台にした前述の読み切り漫画や漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、部隊の主な隊員が反地球連邦組織「シン・フェデラル」に所属している。部隊エンブレムは「翼持つ獅子」。 ユージ・アルカナ 本作の主人公で、階級は中尉。カナダ自治州バンクーバー出身の日系カナダ人。姓の「アルカナ」は、漢字では「有兼」と表記する。TACネームは「タフドッグ」。あごの切り傷跡がトレードマーク。 ボクシング新人王戦でベスト3になるほどの実力者で、鬼神の如き強さと闘争本能を持った戦士にして、勇猛果敢なMSパイロット。コロニー落としの影響から「災害からの人命救助」を志して連邦軍へ志願入隊した、心優しい好漢。 ボクシングのインファイトスタイルをMS操縦に活かし、最小限の動きでダメージを最小限に食い止める術に長けている。全距離で闘える技量を持つオールラウンダーだが、基本的には最前衛での接近格闘戦を専門とする「インファイター」。 性格は、良くも悪くも快活な不良少年そのままだが、尊敬できる上官には素直。仲間を救うことに拘りがあり、自らの危険を顧みず危機を救いに行く熱さと、共に生還するタフさもある。反面、味方や弱者を見捨てる非情な者に対しては激しい怒りを露にし、上官だろうが誰彼構わず喧嘩を売る。その熱い性格はサキをはじめとする仲間たちの心情を変えていく。ネメシスへの入隊を決意したのも、味方を鍛え、彼らの技量を底上げすることで、間接的に彼らの命を救う、という理由を、教導隊の任務の内に見出したためである。 一方で仲間が死ぬのを目の当たりにするなどで、無口になり戦闘能力が向上する。いわゆるキレた状態だが咄嗟の思いつきや適応性にも優れる。ボクシング北米3位だったのも準決勝で凶暴な強さから相手を壊し失格になってしまったため。コルテスによるとかつて『マッドドッグ』と呼ばれていたらしい。 口癖は「DEAD」(主に「美味い」「最高な」など様々な形容詞として使う他、「クソッタレ」的な意味でも使用し、吹き出しのルビもいろいろと変わる)。スナック菓子「まうい棒」と炭酸飲料「マメッコーラ」が大好物だが、両方とも彼以外には大体マズイと言われている。趣味はマメッコーラのボトルキャップコレクション。 雑誌『ガンダムエース』2017年9月号増刊『ガンプラエースSPECIAL』掲載の曽野由大の漫画「ストライカー イン トリントン Ninja of the Torington Base」では、ストライカー仕様のネモに搭乗し、トリントン基地を襲撃したイフリート・シュナイドを中心とするジオン残党軍と交戦しており、宇宙世紀0096年でも健在であることが描かれている。ネメシス所属であるかは明言されていないが、通信では「タフドッグ」と呼ばれ、ジムII・セミストライカーのパイロットからは「教官」と呼ばれている。 搭乗機はジム、ジム・ストライカー、ジム・ストライカー改、ストライカー・カスタム。漫画『機動戦士ガンダム カタナ』での描写 一年戦争後にバンクーバー基地へと戻るが、北米一帯で発生した暴動で住民を射殺したことや友人のタラが処刑されたことが切っ掛けで、連邦軍を除隊。賭けボクシングで生計を立てるが、サキの要請で反地球連邦組織シン・フェデラルに身を投じる。かつての快活な性格はなりを潜め、コルテスとの戦いによるガンダムに対するトラウマを抱いている。 後に強化手術を受け、黒いストライカー・カスタムに搭乗し、BGSTのイットウ・ツルギ中佐と交戦するが、両者の機体に搭載された「妖刀システム」の影響によって、本来の自分を取り戻す。コテヅの元教官でもある。 ホーク・ロイザー 教導団ネメシスにスカウトされた最古参の隊員で、現場を統括する立場を任された実質的なリーダー。階級は大尉。元々は戦闘機パイロットで、トリアーエズを愛機としていた。TACネームは「プレジデント」。 女癖と口の悪さが玉に瑕だが、パイロットとしての実力は一流で、尊大な態度を取るだけはあり、ジオン軍との地球降下迎撃戦での活躍から「東の鷹」の異名を持つ。また「ネメシス四十八手」という技も隠し持つ。教官としても一流で、ふざけた態度を取っていた教習生たちをあっという間に掌握した(ただその直後の指示は「上質な女性の下着を持って来い」であったが)。ユージの凶暴な強さについても感づいていた節がある。 搭乗機はジム改、ジム・ジャグラー(操縦専門)。 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』にも登場。グラナダのポール・マーキュリー大尉とは知り合いである。 エリンスト・ポノワ 愛称「エリ」。索敵や音紋解析を担当し、後方からネメシス実働部隊をサポートする戦況オペレータで、階級は中尉。的確な指示と冷静さを持つ。TACネームは「コックローチ」。 元はジャブローでMS教官を務めていたが、教え子が事故死して以来、指導下で事故が多発。ジャブローでは前方のパイロットを誘導できない後方は(うるさいだけの)「トランペット吹き」と呼ばれるが、誘導できないどころか事故まで起こす彼女は「呪われた虎ンペット」とまで揶揄されるようになる。一時は除隊も考えるが、サキに説得されて自らの呪いを断ち切るべくネメシスへ転属した経緯がある。 教え子の事故死も、的確な指示を出したにもかかわらず、相手が従わなかったことが原因であった。シェリー絡みの事件では、ユージの熱意もあって指示の的確さを証明。呪いを断ち切ることに成功する。サキとウェイン中将の会談にも同伴。彼女の才覚と人脈がウェインとデノーメルの企みを崩壊させる鍵となる。 搭乗機はブラッドハウンド。 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』にも登場しており、相変わらずの才媛ぶりを見せている。 サキ・デッサウ ネメシスの司令官で、階級は少佐。 デノーメル准将から全権を委ねられ、教導団ネメシス創設に携わる。つねに冷静沈着に物事を進め、作戦立案や戦術指揮にも優れている。が、怜悧なあまりの非情さ・冷静さが癪に障るのか、ユージはサキを信頼しつつも、「俺はこいつがDEAD(嫌い)だ」と評している。 士官候補生時代に師事していたシャマランを、未だ尊敬して止まない。そのために出世コースからは完全に脱落し、実績・能力を正当に評価してもらえず、少佐という地位に甘んじる(他の同期は中佐以上に昇進している)立場を強いられているが、本人は全く気にしていない様子。 当初は冷徹で任務遂行以外全く関心を見せなかったが、ユージの影響で弱きものを助け不正を正す熱意を持つ。それはシャマランの思想でもあり、「ガルマ・ザビ計画」を少しずつ狂わせる要因となっていく。 ネメシス隊として度々苦境に陥るも、的確で迷いない指示で切り抜け、更にガルマ・ザビ計画の真相へ近づいていく。しかしデノーメルにガルマ・ザビ計画の締めとして、ウェイン中将暗殺の汚名を着せて射殺されそうになる。それが未遂に終わり逆にデノーメルを追い詰めた際は、シャマランの名を汚す行いに怒りを爆発させ射殺しようとするが、すんでのところでユージが割って入り、身柄の確保に止めた。 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、大佐に昇進。シン・フェデラルを内部から調査する特命を受け、かつての隊員を召集して再結成したネメシスごと、彼らに合流する。ユージに対しては、かつての姿を取り戻すよう助ける気持ちでいる。 ダグ・キーソン 寡黙な黒人男性で中距離支援を担当。階級は中尉で、TACネームは「コング」。 本業は僧侶であり追悼式典にも参加している。また死者と会話する「口寄せ」の能力を持つが、普段は筆談を通して会話をしている。ユージとタラを早い内から評価していたが、ジム・ストライカーの評価試験の最中に襲来したジオン軍からユージを庇い戦死。 搭乗機はガンキャノン量産型。 ジャン・ディベビエ フランス系白色人種の男性。皮肉屋でキザだが女性に優しいフェミニスト。階級は中尉で、TACネームは「エイプ」。 ネメシス隊で唯一、全てのMSを乗りこなす実力者。全距離で闘える技量を持つオールラウンダーだが、特に射撃戦を得意とする、ユージとは好対照の「アウトボクサー」。 幼少の頃に川で溺れた自分を助けた人が死んでしまい、それから仲間をかばう行為を毛嫌いしている。身を投げ打って味方を救助する考え方のユージと対立するが、風船割り対決やミディア撃墜事件での戦闘において自分の完敗を認めている。その後、タラ・I・キケロのスパイ疑惑の調査のため部隊を去り、ネメシスのスパイ疑惑裁判で証人として現れ、逃走時に合流する。 表では憎まれ口を叩くが、ユージをかなり認めており、その背中を追うことで同じく人を救える術を得ようとしている。 搭乗機はジム、ガンキャノン量産型、ジム・スナイパーカスタムII。 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、大尉に昇格している。ヤスの駆るストライカー・カスタムを遠距離から狙撃して状況を有利に導くなど、スナイパーとしての有能ぶりは相変わらず。 イーグル・ロック 連邦空軍シアトル基地に所属する航空機パイロットで、階級は中尉。純血のネイティブ・アメリカンであり、祖先を重んじ誠実に行動する性格を持ち、自在に天空を舞う誇り高き戦士。 ネメシスのスパイ容疑裁判時では不利になる証言をするが、上層部から強要されたものであり、騒動の最中に彼らの逃亡を助力。以降彼らと同行して「ネメシスを守る翼」を名乗り、空にある脅威から彼らを守る戦士となる。 鈍重な大気圏内用SFS・ライトライナーを戦闘機並みに機動させ、純戦闘機であるコアブースターIIと空中戦で競り勝ち、ミディアを狙った空対空ミサイルを容易に叩き落としてみせるなど、凄腕の持ち主である。 ネメシス実働部隊の中でも特にユージを認めているが、そのためホークからは「ホモ野郎」呼ばわりされる羽目になる。 エリに好意を寄せ、彼女を危難から守るべく、自らのお守りである鷹の羽を託す。乗機が損壊状態でも彼女とネメシス隊の乗るミディアを守るため、これの撃墜を図ったコルテスのGアーマーに特攻、そのまま死亡したかに思われたが、最終回において生存が確認されている。 乗機はガンペリー、ライトライナー。 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では未登場だが、第10話のタイトルページに描かれている。 タラ・I・キケロ オーガスタ基地から派遣されたジム・ストライカー専属のメカニックで、階級は少尉。 暗くやや屈折した性格で、ユージからは「タラ坊」という愛称で呼ばれ、舎弟のような扱いを受けている。極度の緊張などで嘔吐する癖がある。 しかしメカニックとしてはそれなりの腕と熱意があり、稼働不能となったジム・ストライカーを回収される直前で再稼働させる。 本名はマルティン・シャマラン。シャマラン思想の提唱者タマーム・シャマランの実の孫である。祖父の暗殺後サイド3へ渡るが、ジオンと違う思想を持った家ということで迫害される。ジオンに貢献する意思を示すためジオン軍人となるが、捨て石として置き去りにされ捕虜になる。そこで祖父の教え子だったデノーメル准将に「ガルマ・ザビ計画」を持ちかけられ、ネメシス隊へスパイとして潜入し、その裏でガルマの亡霊を演じる。 暗い性格も警戒されず油断を誘うための偽装であり、本来の姿は生身・MS共に高い戦闘能力を持つ。権謀術数にも長け、ガルマの声真似と扇動をやってのけ、実質的に「ガルマ・ザビ計画」のほぼ全てを一人きりで立案・実行した、凄腕の戦闘工作員。 実は、ガルマ・ザビ計画を忠実に実行しているように見せて、ウェイン中将のキャリフォルニア攻略部隊をも、ザンジバル級機動巡洋艦を戦術核ミサイルに見立てた「ザンジバル爆弾」で殲滅し、戦争の泥沼化、ひいては自分を裏切った全てへの復讐を目論んでいた。しかし、最終的にユージによって阻止される。 戦後、タマームの孫であることが公表され、「ガルマ・ザビ亡霊事件」「シャマラン事件」として大々的に扱われる。 ネメシスのメンバー、特に打算抜きで自分に優しくしてくれたユージに対しては、敵対する身でありながら友情めいた感情を持っており、戦い合う立場となっても彼を「ユージさん」と敬称付きで呼び、不可抗力で死に追いやってしまったダグを除き、自分からは決して彼らを殺そうとはしていない。任務遂行の観点から見れば、軍事法廷において彼らを始末した方が効率が良かったにも関わらず、逆にその逃走を手助けしていることからも、彼の根本的な心情が垣間見える。続編の『カタナ』においても、戦後に立たされた自らの苦境に懊悩するユージに対し、彼らしい逆説的な励ましを送っており、彼らなりの「友情」が健在であることを伺わせる。 「ガルマ・ザビ計画」及び、ザンジバル爆弾行使による大量殺戮の責を問われた末に死刑判決を受け、続編『機動戦士ガンダム カタナ』の劇中、刑が執行され故人となる。彼の死は、その後のユージの人生に暗い影を落とす事となる。 搭乗機はガルマ専用ザクII。
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「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊」の記事における「教導団ネメシス」の解説
ネメシスの機体は訓練時に仮想敵と認識しやすいよう区別するため、ダークブルーを基調とした塗装が施されている。 RGM-79C ジム改ホーク・ロイザー大尉が搭乗する機体。オーガスタ基地から渡された後期型GMのひとつ。 RGM-79FP ジム・ストライカーユージ・アルカナ中尉が搭乗する機体。データ収集目的のため性能向上させた強化型。武器のツインビームスピアには加速装置も内蔵されている。 『戦場の絆』にもREV2.03(2009年3月実装)から「ジム・ストライカー(ネメシス隊)」として登場している。 RX-77D ガンキャノン量産型ダグ中尉やジャン中尉が搭乗する機体。 RGM-79SPジム・スナイパーII大破したガンキャノン量産型の代わりに配備された機体。ジャン中尉が搭乗する。 なお、本作では「ジム・スナイパーカスタムII」と呼称されている。 M353A4 MS戦闘支援車輌ブラッドハウンドエリンスト・ポノワ中尉が搭乗する。索敵・後方支援担当。彼女のコードネーム「コックローチ」は当機の外見から由来している。 ライトライナー
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