2000-10年代とは? わかりやすく解説

2000-10年代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 23:08 UTC 版)

日朝関係史」の記事における「2000-10年代」の解説

2002年9月小泉純一郎総理大臣北朝鮮訪問して金正日総書記と初の日朝首脳会談実現し17日日朝平壌宣言調印した。この訪問金正日北朝鮮による日本人拉致を「一部英雄主義者が暴走した」として公式に認め、5人の拉致被害者帰国となった。しかし8人死亡1人行方不明とする北朝鮮側の回答日本側から承諾しかねるものに映り拉致被害者家族帰国拒まれるなど、関係者中心に不満が噴出し世論北朝鮮に対して強く反発した日本では特定船舶入港禁止法成立した北朝鮮2002年核開発認め北朝鮮核問題について六者会合六ヶ国協議)が開かれた日本韓国北朝鮮アメリカ中国ロシア参加したが、2007年以降開催されていない2006年には北朝鮮の核実験断行され、日韓首脳会談では日韓連携確認された。この核実験各国批判招き国連安保理非難決議にもつながった地域交流にも影響及ぼし日本唯一北朝鮮との姉妹都市関係にあった境港市は、核実験後に元山市との関係を破棄した2011年12月17日金正日国防委員長死去し世襲により同人物の三男にあたる金正恩北朝鮮第3最高指導者の座に就き新体制へ移行した2016年日本政府北朝鮮による度重なるミサイル発射実験および北朝鮮による日本人拉致問題対す制裁措置として、北朝鮮国籍者の入国および再入国禁止決定した2017年9月北朝鮮対外窓口機関ある朝アジア太平洋平和委員会は、「核兵器使用して日本列島沈める」との声明発表し日本政府はこれに抗議した日本日韓基本条約により、韓国を「朝鮮半島唯一の国家」としているため、北朝鮮国家として承認しておらず、2021年現在にいたるまで国交はない。

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2000-10年代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:51 UTC 版)

女流棋士 (将棋)」の記事における「2000-10年代」の解説

2003年10月 - 奨励会2級上で退会した女性が、そのまま段位女流棋士編入できる規定設けられた。 2007年5月 - 日本将棋連盟退会した女流棋士17名によって「日本女子プロ将棋協会LPSA)」が設立5月30日)。 2009年4月 - 女流棋士育成機能女流育成会から研修会男女混合)に移行し研修会一定のランク昇級した者が女流棋士になれる制度になった2009年4月 - 棋士女流棋士両方を含む新たな棋士会創設され女流棋士会棋士会の中の組織となる。 2011年3月 - 女流タイトル戦リコー杯女流王座戦」が創設され同時に女性奨励会員女流棋戦参加解禁される2011年4月 - 日本将棋連盟公益社団法人に伴い女流四段以上またはタイトル獲得経験ある日本将棋連盟所属女流棋士9名が正会員となる。 2012年7月 - LPSA渡部愛を独自の規定によって女流3級認定したことに端を発し日本将棋連盟棋戦主催社、LPSAの間で深刻な問題発生その後2014年6月連盟LPSAの間で和解成立2013年10月 - 女流公式戦顕著な実績挙げたアマチュア女性が、研修会奨励会経ず女流棋士になれる規定設けられた。 2013年12月 - 里見香奈女性初の奨励会三段昇段2014年1月 - LPSA所属中井広恵2014年1月23日付でLPSA退会し、初の「フリー女流棋士」の立場現役継続2017年2月 - ポーランド人カロリーナ・ステチェンスカ女流2級となり、棋士女流棋士通じて将棋界初の日本国籍を有さないプロとなった2017年5月 - 清水市代女流棋士として史上初め日本将棋連盟常務理事就任した2019年8月 - 女流棋士もしくは女性奨励会員棋士になった場合棋士女流棋士兼業できる規定設けられた。

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2000 - 10年代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 22:05 UTC 版)

柄谷行人」の記事における「2000 - 10年代」の解説

2001年、『トランスクリティーク カントとマルクス』を、その前年に自らも関わって立ち上げた生産者協同組合である、批評空間社 から出版その内容をもとに、2000年6月アソシエーション=「国家資本への対抗運動」の活動NAMNew Associationist Movement) を立ち上げる。『NAM原理』(2000太田出版)は、WEB上でその内容公開されていたにもかかわらず当時1万7千部以上売れた著名なエコロジー活動家など多数参加し最大700人の会員数数えた2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件発生した際、NAMサイトに「テロにも報復戦争にも反対する」という旨の声明出た。なお『批評空間』のWEBサイト上で9.11同時多発テロ対す柄谷行人コメントとして「これは予言ではない」と題する文章掲載された。 2001年12月にはWEB上でヴァーチャル取引を、制度設計として組み込んだことを目玉とする地域通貨Q を、NAMとは独立した任意団体として西部忠中心に立ち上げた当初の予定では、批評空間社もこのQに参入しproducts部分的にQ支払い可能にし、出版メディア、そして最終的に流通一般そのもの、の既成仕組み徐々に変革していくことが目指されていた。第3期批評空間創刊記念シンポジウムでは、建築芸術ジャンルから磯崎新岡崎乾二郎らがパネリストとして並び地域通貨Qによる流通変革への期待述べられた。しかし、人間関係軋轢未知問題点噴出ネット上でコミュニケーションからおこる通信上の混乱などで、NAM2003年1月早々解散。あるいは柄谷が「身も蓋もなく潰」した。批評空間社社長兼『批評空間』の編集者内藤祐治の死(2002年春)を契機解散した。 『トランスクリティーク自体2003年NAM解散後MITマサチューセッツ工科大学出版から英語版出版された。ジジェクはこれを「必読の書」と評したしかしながらジジェクは、その中で、柄谷のカント読解ヘーゲルによるカント批判軽視しているのではないか商人資本強調労働価値説位置不確かなものにしているのではないか地域通貨という解決策にも疑念が残るのではないか、と疑問羅列するかたちで指摘している。また日本語版としては、岩波書店から柄谷行人第三巻トランスクリティーク』(2004と言う形で第2版出された。なお柄谷のカント読解は、初版出版時、岩波カント全集監訳者の坂部恵から高い評価受けている。 また、柄谷は自身の「トランスクリティーク」という言葉ガヤトリ・C・スピヴァクの「プラネタリー」という言葉親和性が高いとしている。プラネタリー惑星的)とはスピヴァクによると グローバリゼーション地球全域化)という言葉への「重ね書き」」 として提案された。実際短期間所長つとめた近畿大学人文研キャッチフレーズは「プラネタリー惑星的)な思考実践」「芸術とは何かを発見する術であり、認識新たにする術であり、社会生産あり方をも変革する力、すでに存在する事物再生産ではなく、まだ認識もされなかった事物新たに見出し生み出す力、さらにその新たな事物交換流通させていくメディア創設社会関係構築であった2001年頃、翻訳家山口生子再婚以後山口は柄谷凛の筆名用いる。山口明治大学名誉教授山口泰司共訳書があることから、父娘関係ではないかといわれている。 2004年5月には近畿大学人文研での講義をもとにした『近代文学終わり』 を早稲田文学発表。「若い人は「文学」をもうやらなくて結構です。かつての「近代文学」と持っている意義同じだけど、何か、違うことを実現してください」という主旨述べた。柄谷は、事実上この前後から文芸批評行っておらず、このジャンルから撤退同然である。別の場所では「これまでのスタンスのままで「文学」をいうことはできない文学続けたかったら、むしろそれを否定しなければならない」 とも述べている。 『新潮2004年8月にて福田和也と「現代批評」と題した対談を行う。 2004年11月には、京都大学で、この年10月9日亡くなったデリダ追悼シンポジウム参加その中でトランスクリティークとはディコンストラクション否定ではなくその徹底化であると考えてもらってもいい」と述べた2003年MIT出版から『Transcritique on Kant and Marx』 を刊行2004年岩波書店から定本柄谷行人集(全5巻) を刊行。英語やその他の言語翻訳され著作・論文のみを選定し今まで仕事を「定本」としてまとめた。 2005年4月から朝日新聞書評委員2006年3月近畿大学運営に不満を持ち近畿大学国際人文科学研所 所長を、副所長で、坂口安吾研究者関井光男(柄谷とともに新坂安吾全集編集とともに辞任2006年1月19日公開最終講義以降外国含め大学においてゼミ行っていない。現在は自宅近くで、半年一度長池講義 という無料公開講義行っている(2007年11月より)。 2006年4月には「21世紀教養新書」として再出発 することになった岩波新書赤版から刊行数1001点目・装丁リニューアル第1弾として『世界共和国へ』を出版。なお「世界共和国」という言葉カントの『永遠平和のために』(1795)からとられている。 2007年10月、アメリカスタンフォード大学講演行った映像は、YouTube で見ることができる。 近年佐藤優(『獄中記』) や宮崎学(『法と掟と』) への評価が高い。柄谷のアソシエーション=「国家への対抗」が必然的に国家の法・実定法緊張関係に入る、あるいは、それとは一定程度独立した自治的空間創出目指すことになる、ことから、さまざまな具体的な模索をしていることの一環宮崎学「掟」への高評価中間団体丸山真男)の評価) だと思われる。またヴィトゲンシュタインオースティンハーバート・ハート流れを汲む英米法哲学主流派一人ジョン・ロールズ『正義論』万民の法』)をカント理念を法に持ち込むものとして高く評価している。 なお、ネグリ=ハートマルチチュード有象無象)論に関しては、「二元性帝国グローバルな資本主義)対マルチチュード)は、諸国家の自立性捨象する時にのみ想定される」、つまり国家軽視している、と懐疑的である。とはいえ90年代終わり「『トランスクリティーク』を書いた時点では、(…)ネグリらの観点似たもの持っていた」「グローバルな資本主義深化が、ネーション=ステートというものを希薄にすると考え」ていた、とも認めている。 新自由主義リバタリアニズムに関しても、その思潮は、リベラルな外観のもとに、実質的に国家資本政治と経済結合強め国家的統治強化することにしかならず、しかもそのこと隠蔽する、と批判的である 。 2008年1月には『新現実Vol.5太田出版)で、大塚英志対談その中で柄谷は「批評空間立ち上げはもう無理」「NAMも同じで、違う形ではやるかもしれないが、俺がもう二度とやるとは思うなよ」と述べている。 地球温暖化などの環境問題に関しては、物理学者槌田敦による「『地球温暖化二酸化炭素原因説=原子力発電奨励』への批判」 に注目している。同様な趣旨で、2008年4月7日朝日新聞紙上に「科学者課題は何ですか」という分子生物学者福岡伸一氏とのクロストーク掲載された。 早稲田大学2008年4月1日入学式での不当逮捕抗議声明絓秀実の項を参照)に賛同署名している。 2010年6月岩波書店から『世界史の構造』を出版した2011年3月11日原発震災後、「デモをすることによって社会変えることは、確実にできる。なぜなら、デモをすることによって、日本社会は、人がデモをする社会に変わるからです。」 と新宿アルタ前広場で行われた素人の乱主催による「9.11新宿 原発やめろデモ!!!!」街頭集会スピーチした。 2014年世界史の構造』の英訳『The Structure of World History : From Modes of Production to Modes of Exchange』をデューク大学出版から刊行2014年4月には、デューク大学で、コンフェランス「From Modes of Production to Modes of Exchange」 をもった。 2014年9月から2015年3月まで、『社会運動』(市民セクター政策機構/インスクリプト)で『NAMを語る』を連載同じく社会運動』で2015年5月から7月まで、市民セクター政策機構理事長生活クラブ連合会会長加藤好一のインタビュー受けた2015年8月15日第二次世界大戦終結70年の日に、岩波書店朝日新聞出した全面広告において、「戦後70年 憲法9条本当に実行する」 という 表題インタビュー岡本厚岩波書店社長から受けた2016年1月岩波書店より『定本 柄谷行人文学論集』を上梓

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