操作不可能なキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 23:27 UTC 版)
「SIREN: New Translation」の記事における「操作不可能なキャラクター」の解説
美耶古(みやこ) 女/16歳/職業不明 演 - 岡本奈月 本作のヒロイン。1976年の人間。その全てが謎に包まれた美しい少女。 儀式に生贄として捧げられているところをハワードによって救われる。後にハワードと再会し共に村からの脱出を目指すも、途中で屍人化した犀賀の銃撃を浴び、アマナに連れ去られ生贄にされるが、直後に時間のループが起こる。 タイムループ後、再びハワードと再会し行動を共にするが、またもアマナに連れ去られてしまう。屍人ノ巣で生贄として火だるまにされてしまうが、自身の血をハワードに分け与えていたために蚕子は不完全な幼体で復活をする。その後、霊体となってハワードの前に現れ、「村も村人たちも全て消し去ってほしい」と願いを告げ、彼をいんふぇるのへと導き、助言を与え蚕子を倒させた。その後、ハワードと共に村へ戻り、屍人を殲滅する彼の力となった。 『SIREN』の神代美耶子の立ち位置にいるキャラクターで、設定と役割がほぼ同じで役者も同一人物だが、本作では盲目ではない。 河辺幸江(こうべ ゆきえ) 女/24歳/看護師 演 - チャン・リーメイ/声 - 杉崎綾子 1976年の人間。サムやメリッサが目撃した謎の儀式で、生贄として犀賀に殺害された看護師。 最初のサイレンと共に屍人化し、サム達テレビクルーのまえに笑いながら姿を現す。その後、犀賀を探しに病院へ侵入し、メリッサと遭遇した。 タイムループ後、最終的に頭脳屍人化し、犀賀省悟の前に度々立ちはだかるが、犀賀によって杭で心臓を貫かれる。 生前は犀賀と恋仲であるが、彼を想うあまり、隠し撮りや尾行を行う一面も見せていた。 『SIREN』の恩田美奈の立ち位置にいるキャラクターで、医師と恋仲であった看護師という点や彼に殺され屍人化する点が同じ。またどちらも形状変化が少ない頭脳屍人となる。 嶋田習次(しまだ しゅうじ) 男/年齢不明/警官(巡査部長) 演 - 白石タダシ/声 - 大山高男 1976年の人間。儀式を偶然目撃したハワードの前に立ち塞がる異様な佇まいをした警官。 異変前、少なくとも前日正午以降から屍人化の兆候が見え始めており、既に駐在所周辺の村人や取材に来た日本のテレビクルーを殺害している。 村人同様にハワードを襲撃し、民家に追い詰めるも、抵抗されたため崖下へ滑り落ち、胴を木材で貫かれ致命傷を負い死亡する。 最初のサイレンによって本格的に屍人化し、ハワードを銃撃した後、村を徘徊し始め、犀賀に狙撃されたりしながらも食事の為に食堂がある波羅宿に現れた。アマナが覚醒した際は他の屍人達と共にアマナを祝福した。後に羽根屍人化し、屍人ノ巣にある飲食店で食事していた。 タイムループ後、再び食事目的で波羅宿に現れた。その後再び羽根屍人化し、屍人ノ巣へとやって来たハワードとベラの前に度々立ちはだかるが、蛾型の頭脳屍人を倒されて動きをとめる。 痩せているが極度の甘党で大食漢。川で溺れた村の子供を助け、その子から感謝の手紙が送られるなど模範的な警察官であった。 『SIREN』の石田徹雄の立ち位置にいるキャラクターで、冒頭に登場する警官屍人という点、生前の性質や羽根屍人化するという点が似ている。ただし結末は異なる。 伊東文子(いとう ふみこ) 女/年齢不明/高校生 1976年の人間。伊東家の娘。両親、祖父と共に田堀集落にある一軒家で暮らす少女。兄は東京にいるらしく、登場しない。「つとむくん」というボーイフレンドがいるらしい。 怪異により屍人化し、家族とともに自宅で笑いの絶えない一家団欒を過ごす。最初から屍人として登場する嶋田や幸江と同様に、同じ顔の個体(共通の役者が演じる屍人)が存在しない固有の屍人である。 自身を含めた伊東家の家での行動は『SIREN』における屍人化後の前田家を彷彿とさせる(ただし、『SIREN』では祖父に該当する人物は登場していない)。
※この「操作不可能なキャラクター」の解説は、「SIREN: New Translation」の解説の一部です。
「操作不可能なキャラクター」を含む「SIREN: New Translation」の記事については、「SIREN: New Translation」の概要を参照ください。
操作不可能なキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 01:37 UTC 版)
「SIREN (ゲームソフト)」の記事における「操作不可能なキャラクター」の解説
神代美耶子(かじろ みやこ) 女/14歳/神の花嫁 演 - 岡本奈月 本作のヒロイン。羽生蛇村の旧家・神代家の末娘。村で数十年に一度行われる秘儀の生贄“神の花嫁”として育てられる。そのため役所や警察など公的機関の干渉を一切受けず、戸籍すら持たない特異な存在である。離れに軟禁され、世話係以外との接触を絶たれた環境で育ったせいか、かなりの世間知らずで、初対面の恭也を「お前」と呼ぶなど誰に対してもぞんざいな口調で話す。生まれつき盲目であるためか、神代家の中でも強い幻視の力を持っている。 生贄となる運命を拒み、儀式に必要な堕辰子の首を壊したため村に異変が起こることになる。盲導犬ケルブ の存在により、視力のハンデを感じさせないフットワークをみせるが、ケルブは美耶子を庇って命を落とす。村人に対する根強い不信感 からか、異変後は余所者である恭也と行動をともにし、深い信頼関係を築く。彼女の血には不死の力があり、脱出行の過程で恭也の屍人化を食い止めるため、自らの血を分け与えた。自身を狙っていた神代淳によって須田と引き離された上に、八尾に捕まり儀式の生贄に捧げられてしまうが、霊体となって堕辰子との決戦に挑む恭也を導いた。その後も恭也の傍に寄り添い、異界を彷徨う彼の力となった。幻視を通じて晴海と仲良くなり、彼女から美耶子をモチーフにしたビーズ人形のお飾りを貰っている。 神代亜矢子(かじろ あやこ) 女/16歳/高校生 演 - 松井亜耶 神代家の長女で美耶子の姉。1986年(昭和61年)8月24日生まれ。 “神の花嫁”として常世へ旅立つ運命にある妹・美耶子に対し、子を成して神代の血筋を繋いでいくことを運命付けられた存在である。自分よりも、妹の美耶子に畏敬の念が集まっていることに劣等感を持ち、許婚の淳までもが美耶子に執着していることに激しく嫉妬している。彼女も美耶子と同様、不死の命を持っているが、妹とは違い何不自由ない生活を送り、普通の人間として育てられたせいか、一族の秘密については何も知らされていない。美耶子曰く「やっぱりね、何も解ってない」。しかし「儀式の際に美耶子が人身御供になる」という事実だけは把握しており、美耶子の死で人々の畏敬を独占することを願っていた。そのため、美耶子には辛辣な嫌味を言われている。儀式の時に、次の"実"(神代家の子孫)は必要ないと判断した八尾に焼殺された。 神代淳(かじろ じゅん) 男/18歳/神代家養子 演 - 土倉有貴 神代亜矢子の許婚。1984年(昭和59年)11月29日生まれ。入り婿のため、神代の呪とは無縁である。村の権威・神代家の跡取りであることを鼻にかけ、言動は非常に傲慢で執念深く、無抵抗の人間をいきなり銃撃するなど、残虐な一面を持ち合わせる。 美耶子を我が物にするため、須田と美耶子を引き離すことに成功するが、現れた八尾比沙子に気圧されるままに儀式を手伝う。不完全な復活によって暴走した堕辰子の体当たりを受け、半屍人化する。「いんふぇるの」に現れた須田の前に立ちはだかるが、宇理炎によって滅ぼされた。その後、彼の持っていた焔薙(ほむらなぎ)が須田の手に渡る。 安野依子(あんの よりこ) 女/22歳/大学生 演 - 水野雅美 城聖大学の4年生。1981年(昭和56年)6月25日生まれ。東京都品川区在住。竹内多聞を慕っており、半ば強引に竹内の調査に同行して異変に巻き込まれた。 アーカイブNo.033の大学ノートに記された落書きや、「昔読んだ漫画」 を応用して屍人の巣から脱出を図る描写などから、多分にオタク的思考の持ち主であることが示唆されている。 屍人化した志村晃に撃たれ致命傷を負うが、宮田の手により須田の(既に神代の血が混じっている)血を輸血されて屍人化を免れ、須田同様、神代の呪いを受けて不死となった。須田と共に屍人の巣に潜入し、人でなくなった両親に縋る竹内の目を覚まさせようとするが、ともに異界に取り残されてしまった。竹内同様、その後の詳細は不明。 八尾比沙子(やお ひさこ) 女/年齢不明/求導女 演 - 南りさこ “求導女”と呼ばれる、求導師の補佐役。物語の序盤、負傷した須田恭也を助けた。穏やかな物腰と献身的な態度で、牧野をはじめ多くの村人達の信頼を集めている。 684年(天武天皇13年)に、飢饉で死にかけていた彼女は堕辰子の肉を口にしたことで不死の呪いを受けた。このとき堕辰子の肉を口にした村人は比沙子を含め三人いたが、生き残ったのは比沙子一人であった。これは当時、彼女が妊婦であったためといわれる。その後は贖罪のために独り、悠久の時を生きてきた。この事件の事実上の原因(黒幕)である。贖罪を終わらせ、堕辰子に楽園へと導いてもらうべく、自らの直系である神代家から代々娘を贄として捧げ続けてきたため、羽生蛇村の住民はほとんどが彼女の血族である(また、村人は八尾の存在に違和感を覚えたりすると、頭がぼーっとしてうやむやの内に忘れてしまうため、志村を始めとした気付いている人間は少ない。これも羽生蛇村の呪いの一つである)。しかし1300年という人間には長すぎる年月が、彼女自身の正体、贖罪の意義、目的すらを忘れ去らせ、いくつもの別人格が形成されていく。記憶を忘れている間は穏やかな物腰の善良な女性だが、記憶を取り戻した本来の彼女は、儀式の為なら手段を選ばぬ残忍な性格である。一方で思い込みの激しい面もあり、根拠も無いのに「儀式を行えば罪は赦される」という動機だけで行動し、美耶子の消滅を見届けた後、保険を掛けることも無く亜矢子を焼殺している。この思い込み故に比沙子は「永遠に赦されない」という絶望に気付かず、彼女自身の悲劇を助長している。 異変後、負傷した須田恭也を助けるが、徐々に本来の記憶が蘇り、別の時空から現れた自分から堕辰子の首を受け取り、遂に神代美耶子を捕らえて儀式を執り行う。しかし生前の美耶子の血分けによって美耶子の“実”は不完全になっており、復活は失敗してしまう。最後は自分の"実"(自分の不死の力)を捧げることで堕辰子を完全に復活させるが、堕辰子は須田によって倒され、自分は別の時空へ延々と堕辰子の首を届ける存在となってしまった。 前田隆信(まえだ たかのぶ) 男/45歳/村役場職員 演 - 外谷勝由 前田真由美(まえだ まゆみ) 女/40歳/主婦 演 - 住吉理栄 前田知子の両親。異変後、知子の身を案じて、村を探し回る。 屍人から逃れ、教会にたどり着いた後、屍人化して血の涙を流す実娘の前田知子を見て一度は拒絶するが、自分たちのした行動に耐えられなくなり、教会を出た矢先に屍人に襲われ、半屍人化する。その後、知子と共に廃屋で(須田恭也が屍人を滅ぼすまで)一家団欒の生活をしていた。隆信はひっきりなしに、トイレやシャンプー、歩きタバコを繰り返し、真由美は包丁をまな板にたたき付け(本人は料理をしているつもりらしい)、映像の映らないテレビを見ながら、高笑いを上げるようになる。 石田徹雄(いしだ てつお) 男/享年24/警察官(巡査) 演 - 江戸清仁 羽生蛇村の駐在所に上司と共に駐在している警官で、階級は巡査。無類の酒好きで、村の利き酒大会で優勝して広報に載ったり、濡れ衣であるが飲酒運転致死の疑いをかけられたこともある。村の異変の際、感応しやすい性質であったため、村が異界に取り込まれる前から赤い水の影響を受けて、正気を失った狂人と化していた(定説とされていた「飲酒していたために屍人化が早まった」は間違い)。 同じく勤務中だった上司を射殺した後、偶然道端で出会った須田恭也にも銃弾を浴びせ、プレハブ小屋へと追い詰める。須田が咄嗟に発進させたトラックに撥ねられ人間として死亡するが、直後に鳴り響いた最初のサイレンに呼応して半屍人化する。その直後に須田の胸を撃ち抜き、落ちていた学生証を拾った。その後、食堂でゼリー状の物体を夢中で食べていたが、宮田により須田の学生証を盗まれた。昼間の堕辰子の鳴き声に誘われ美奈や名越と共に海送り・海還りをして羽根屍人化し、再び須田の前に立ちはだかるが、生来の酒好きを利用され、感電させられて持っていた短銃を奪われた。 正兼米次郎(まさかね よねじろう) 男/不明/警察官 羽生蛇村の駐在所に古くから駐在している石田の上司。眼鏡をかけた年配の人物で、親しみやすい石田とはどこか対照的で寡黙な一面を持つ。神代の祭事について知っているようで石田からそのことを質問されるが、神代の行うことに口を出さないように警告する。村の異変の際、赤い水の影響を受けて、正気を失っていた石田によって射殺される。 なお、彼の人となりや容姿、名前は漫画『赤イ海ノ呼ビ声』が初出であり、原作本編ではその存在が示唆されるのみである。 恩田美奈(おんだ みな) 女/享年21/看護師 演 - 児玉啓 宮田医院に勤務する看護師。恩田理沙の双子の姉。院長である宮田司郎とは恋仲。 異変が起こった日は宮田と共に病院に残っていたが、宮田のコンプレックスに触れてしまったため、激昂した宮田に絞殺される。その後、宮田によって蛇ノ首谷の森に埋められるも、赤い水の力で半屍人化し、土中から這い出て妹の理沙と宮田を探し(実は宮田はこの時すぐ近くにいたが、後述の理由で気付いていない)、村内をうろつく。臨死状態で半屍人化したため意識がはっきりしておらず、気絶していた宮田に気付かずに何処かへ消えたり、病院へ立ち寄ったりと奇妙な行動を繰り返す。彼女が宮田を攻撃するのは殺された恨みによるものではなく「このすばらしい世界を彼に理解してほしい」という思いによるものである。 石田や名越と共に海送り・海還りした結果頭脳屍人化し、無数の蜘蛛屍人を従えて病院へ侵入して理沙と遭遇する。理沙を助けに来た宮田によって一度は撃退されるも再び理沙を追い詰め意識を同調(転写)させ、もう一人の自分とする。その後半屍人化した理沙と共に宮田の前に立ちはだかるが、返り討ちに遭い、拘束・解剖された。助けに来た屍人により拘束から脱した後、依子の眼鏡を拾い調べていたが、そこへやって来た竹内と対峙し、倒された。最後は無数の蜘蛛屍人や犬屍人を従え、さらに頭脳屍人へ変異した理沙と共に宮田の前に立ちはだかるも、ダイナマイトで坑道を爆破され、生き埋めにされた。 名越栄治(なごし えいじ) 男/享年55/小学校校長 演 - 金子達 羽生蛇村小学校折部分校の校長。他の同級生と馴染めない四方田春海を思いやり、担任の高遠玲子が「星を見る会」というイベントを立ち上げようと提案した時、参加者生徒が春海一人であるにもかかわらず校庭の深夜使用を許可した、度量の深い先生でもある。本来の性格は温厚であり、持ち前の優しさから多くの生徒や教諭から慕われている。 異変後まもなく半屍人化し、高遠の前に立ちはだかるも倒され、鍵を奪われた。復活後は春海を探し回るが高遠と共に学校から逃げられる。石田や美奈と共に海送り・海還りしたことで頭脳屍人化し、無数の蜘蛛屍人を従えて春海を探しに学校に戻ってくるが、美浜に倒される。春海を追って屍人ノ巣に現れ、立ち塞がるが、咄嗟の機転による陽動に引っ掛かり逃げられる。最後は春海を追い詰めるが、突如現れた自身と同じく頭脳屍人化した高遠に引っ張られ、奈落へと落ちていった。 竹内臣人(たけうち おみと) 男/享年34/郷土史家 演 - 舘正貴 竹内好子(たけうち よしこ) 女/享年31/主婦 演 - 田中好子 竹内多聞の両親。父親の臣人は村の歴史と文化、独特の宗教性などを書き記した「竹内伝書」を遺している。27年前の土砂流災害で行方不明となる。 27年前に屍人化し、村の外れにあるダムの水底で他の村人たちと共にサイレンの音の誘惑に抗って苦しんでいた。宮田が水門を爆破した際、宇理炎の炎による救いを拒み脱出、息子との再会を果たす。屍人化していない人間には泥まみれのような姿に見えるが、多聞はこの時点ですでに屍人と人間の中間というべき曖昧な状態になっていたため、彼の目には生前の元気な姿で映った。 東エリ(あずま エリ) 女/享年21/歌手 演 - 我妻えり子 27年前に活躍していたアイドル歌手。1955年(昭和30年)生まれ。1976年(昭和51年)に「私の彼の左手に肉球」でデビュー。瞬く間にその年のヒットチャートを席巻しスターダムを駆け上がったが、年末の歌謡祭の授賞式に向かう途中トラックに撥ねられ死亡。2003年(昭和78年)の時点でも根強い人気があるらしく、夭折を惜しむ声は多い。 屍人ノ巣では彼女のレコードやポスターのある部屋が存在する。レコードプレイヤーの針が無いため、そのままでは再生できないが、ある条件を満たすとデビュー曲の「私の彼の左手に肉球」を聴くことができる。
※この「操作不可能なキャラクター」の解説は、「SIREN (ゲームソフト)」の解説の一部です。
「操作不可能なキャラクター」を含む「SIREN (ゲームソフト)」の記事については、「SIREN (ゲームソフト)」の概要を参照ください。
- 操作不可能なキャラクターのページへのリンク