操作主義的定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:44 UTC 版)
科学哲学者の戸田山和久は、科学を示す用語は、大きく、以下のA群,B群の2種類に分けられると述べている。操作主義的定義の立場に立つと、科学的方法とは、以下のB群の言葉達によって特徴づけられる方法論と言うことも出来る。 A群:科学が取り扱う現象や対象,知見そのものを表すための言葉(例)DNA,RNA,電磁誘導,… B群:科学的な方法論の特徴付に供される言葉(例)仮説,検証,推論過程,アブダクション,… 即ち、B群で特徴づけられるような言葉や手法を用いて、A群で特徴づけられることについて、「予測」すること、「技術的な応用を与えること」、そして「説明」することが科学的方法の特徴づけとする立場である。「説明」について、戸田山は、(P73)以下のように分類している。 原因(因果関係)を突き止めること 一般的・普遍的な仮説/理論から、より特殊な仮説/理論を導くこと 正体(メカニズム)を突き止めること
※この「操作主義的定義」の解説は、「科学的方法」の解説の一部です。
「操作主義的定義」を含む「科学的方法」の記事については、「科学的方法」の概要を参照ください。
- 操作主義的定義のページへのリンク