ルネサステクノロジとは? わかりやすく解説

ルネサスエレクトロニクス

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/19 13:56 UTC 版)

ルネサスエレクトロニクス株式会社[注釈 1]: Renesas Electronics Corporation)は、東京都江東区に本社を置く半導体メーカー。三菱電機および日立製作所から分社化していたルネサス テクノロジと、NECから分社化していたNECエレクトロニクスの経営統合によって、2010年4月に設立された。社名の『Renesas』は、あらゆるシステムに組み込まれることで世の中の先進化を実現していく真の半導体のメーカー(「Renaissance Semiconductor for Advanced Solutions」)を標榜して名付けられた。




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ルネサス テクノロジ

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ルネサスエレクトロニクス」の記事における「ルネサス テクノロジ」の解説

1980年代後半バブル時代には売上高7兆円を超える世界最大電機メーカーだった日立製作所は、1990年代にはコンピュータ半導体力を入れることによってバブル時代上回る売上高誇ったが、半導体市場は不安定で、1996年より半導体価格下落によって業績悪化し1998年にはDRAM市況悪化によってついに史上初の赤字転落する。そのため、1999年には半導体メモリ部門切り離しNECメモリ部門統合させて「NEC日立メモリ(後のエルピーダメモリ、現・マイクロンジャパン)」を設立したその後2001年度に再び赤字転落したため、2002年に再び半導体事業再編DRAM以外の半導体部門システムLSIマイコンDRAM以外のメモリなど)も切り離し規模勝負するために三菱電機マイコン部門統合させ、新たな半導体会社設立する協議始めた。また同年三菱DRAM部門エルピーダ統合した2003年4月日立三菱半導体部門電力制御半導体を除く)を分社統合し、ルネサス テクノロジが設立された。ルネサス発足した2003年度売上高は約79ドル(約7000億円)となり、半導体売上高それまで国内1位であった東芝上回って日本1位、世界半導体売上高ランキングではインテル・サムスンに次ぐ世界3につけた2010年頃までのフィーチャーフォンいわゆるガラケー」)時代携帯電話用SoC大手で、マルチメディア対応の高性能なアプリケーションプロセッサとして、ルネサスSH-Mobileシリーズ少なくとも日本国内ではテキサス・インスツルメンツOMAPと並ぶシェアがあった。2005年当時は、国内市場のみならず海外市場での採用半数以上を占めており、SH-Mobileコンソーシアム加盟企業世界200社を超え2005年SH-Mobile出荷台数ドリームキャスト出荷台数上回る1300個に達した。後に「ガラパゴスケータイ」と呼ばれる日本国内携帯フィーチャーフォン市場最大手キャリアであるNTTドコモ資源投入したルネサスは、2004年よりドコモと「SH-Mobile G」シリーズ共同開発し、2006年より携帯端末メーカー各社ドコモ向け製品搭載された。SH-Mobile G1採用したのはドコモ陣営の3社だけであったが、2007年には出荷台数早くも1000万個を突破しドコモ展開していた3GサービスであるFOMA端末50%を占め成功収めたSHマイコン車載情報機器向けでも大い普及したNECエレ統合され2010年当時カーナビ車載SoC主要な応用だったが、ルネサス2005年より展開を開始したカーナビ向けSoCSH-Navi」のシェア国内97%海外57%と圧倒的だった。 NEC半導体部門統合する2010年までには、半導体を単に設計・製造するだけでなく、ソフトウェア含めた本当の意味でのシステムソリューション提供する企業へとシフトしていった。2006年より行われたNTTドコモ複数携帯電話製造会社との協業によるFOMA向けプラットフォーム供給開始はその最たる例一つであったルネサスNECエレ統合開始される2009年当時家電などデジタル民生向けソリューション強みがあったNECエレ対しルネサス携帯電話自動車向けソリューション強みがあった。 2000年代における経営好調だったが、マイコン安く買い叩かれるため、例え2006年度売上高は9,526億円、営業利益235億円(売上高営業利益率2.47%)と、1兆円近い売上高に対してほとんど利益出ていなかった。携帯車載ルネサス利益支えていたが、2008年には世界同時不況リーマン・ショック)もあって携帯電話向けと自動車向けが共に不調で、2009年3月期に赤字転落日立グループ1000億近い赤字もたらしたため、抜本的な経営体質強化を図ることになった

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ルネサス テクノロジ

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ルネサスエレクトロニクス」の記事における「ルネサス テクノロジ」の解説

2002年3月18日 - 日立製作所三菱電機との間でシステムLSIなどの事業分社統合する方針基本合意10月3日 - 新会社承継事業などの内容がほぼ決定し社名を「ルネサス テクノロジ(Renesas Technology Corp.)」とすることを正式発表2003年4月1日 - 日立製作所三菱電機からそれぞれの半導体事業一部を除く)を分社承継する新会社として分社共同新設分割により設立資本金500億円(日立55%、三菱45%)。本社丸ビル東京都千代田区丸の内二丁目4番1号)とする。ブランドステートメントEverywhere you imagine」を制定初代会長長澤紘一、初代社長伊藤達が就任2006年4月1日 - 二代目会長伊藤達、二代目社長に塚本克博が就任2007年8月10日 - 本社日本ビル千代田区大手町二丁目6番2号)に移転2009年4月1日 - 三代目会長塚本克博、三代目社長に赤尾泰が就任

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