ニューロポインター
ニューロポインターとは、携帯電話端末に備わるポインティングデバイスの一種で、傾けることでポインター(カーソル)を360度自由に移動させることができる装置のことである。主にNECが開発を進めているもので、NTTドコモの携帯電話サービス向けに開発された端末「FOMAN901iS」などに搭載されている。
FOMAN901iSは、パソコン用ブラウザと同様にHTMLを解釈することのできるフルブラウザが搭載されている。携帯電話向けに用意されるアプリケーションも、パソコン向けの仕様に似たユーザーインターフェースを持つものが登場し始めている。そのため、従来の(キーで入力する)タイプと異なってマウスのような操作感を持つニューロポインターが、新しい方式にマッチするデバイスとして注目を集めている。
ニューロポインターは、これまで活躍の場はほとんどなかった。しかしNECが以前よりこだわりをもって開発に取り組んできた。現在は、ニューロポインターの感知バランスが良くなり、本体機能とニューロポインターの親和性も向上している。N901iSでは、画面上の時計アイコンをクリックすればスケジューラーが起動するといった、GUIの操作も実現されている。
2007年4月には、携帯電話に対して位置情報を通知する機能を搭載することが義務化される。それに伴って、地図やナビゲーションサービスが急成長すると予想される。その際に、自由自在に地図を扱うことのできるポインティングデバイスとして、ニューロポインターは重要な機能となると目されている。
※画像提供 / 日本電気株式会社(NEC)
ニューロポインター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/18 14:18 UTC 版)
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ニューロポインター®は、NECが開発した携帯電話端末向けのポインティングデバイスの名称であり、同社の登録商標である。NTTドコモによる第三世代携帯電話 (FOMA) 端末として、2003年1月23日より発売された N2051 に搭載されたのが始まり。以後NEC製FOMA端末の多くにこれが搭載されている。
ニューロポインターは、四方向キーの中央、一般的な機種において決定ボタンが配置されている部分に搭載されており、指で力を加えることで画面内のカーソル(ポインタ)を自由に動かすことができる。操作方法や感覚はパソコンのポインティング・スティックに近い。
ニューロポインターを用いたカーソル移動は、パソコン上でのマウスポインタ移動と感覚的に類似しており、特にフルブラウザとの親和性が高い。ただし携帯電話端末のインターフェースとしての歴史は浅く、意図しないカーソル操作をしてしまうことも多いが、設定により無効化や、任意の加速度にすることもできる。現在は、ニューロポインターの感知バランスが良くなり、本体機能とニューロポインターの親和性も向上している。
他メーカーの類似機能として、シャープ製携帯に搭載されているTOUCH CRUISER(タッチクルーザー)、三洋電機コンシューマエレクトロニクス(旧鳥取三洋電機)製携帯に搭載されているスムースタッチがある。
搭載製品
- NTT docomo FOMA
- Softbank
関連項目
固有名詞の分類
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