SuperH
SuperHとは、主に組み込み用途向けに設計された32ビットのRISC型マイクロプロセッサのシリーズ名である。
SuperHは用途別にSH-1、SH-2、SH-2A、SH-3、SH-4、SH-4A、あるいはSH-Mobileといった、複数の製品が提供されている。WindowsCEを搭載するハンドヘルドPCや、セガサターン、ドリームキャストなどの家庭用ゲーム機、ネットワーク機器、家電製品など、様々な用途に用いられている。
SuperHは、日立製作所によって1992年に最初の製品が開発された。2003年に日立と三菱電機の半導体部門が統合されたことで設立されたルネサステクノロジへ、2010年にはルネサステクノロジとNECエレクトロニクスとの統合により設立されたルネサスエレクトロニクスへと移管している。
参照リンク
SuperH RISC engine ファミリ - (ルネサス エレクトロニクス)
RISC: | StrongARM SPARC64 VIIIfx SuperSPARC SuperH SH-Mobile UltraSPARC II UltraSPARC III |
SuperH
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 06:33 UTC 版)
SuperH(スーパーエイチ)は、日立製作所(後のルネサスエレクトロニクス)が開発した組み込み機器用32ビットRISCマイクロコンピュータ用アーキテクチャである。
- ^ 長期製品供給プログラム Renesas
- ^ HITACHI : News Release : 10/12
- ^ SHマイコンの開発と事業化
- ^ DESIGN WAVE MAGAZINE コラム MPI(9) CQ出版社
- ^ News:日立が組み込みプロセッサ戦略を転換──ライセンスビジネスを拡大へ ITmedia
- ^ 開発秘話:低消費電力SHシリーズマイコン SEMI News •2012, No.3
- ^ 秋にはFOMAにも~3G本格進出するSH-Mobile - ITmedia Mobile
- ^ ルネサス,SuperHファミリを制御用途中心の「SH++」とデータ処理中心の「SH-X」に統合 ――第2回 SuperHオープンフォーラム|Tech Village (テックビレッジ) CQ出版株式会社
- ^ 荒川文男, 小沢基一, 西井修「2.8GFLOPS,36Mポリゴン/sのFPUを搭載するデジタル家電向け組込みプロセッサコア」『電子情報通信学会技術研究報告』第104巻第67号、電子情報通信学会、2004年5月、13-18頁、CRID 1520572358004466432、ISSN 09135685、NAID 110003316502。
- ^ 高性能組み込み機器向け32ビットRISC型CPUコア「SH-2A」を開発 HITACHI : ニュースリリース : 2004年4月19日
- ^ 車載用SoCの拡大を目指すルネサス、目標達成を阻む課題解決に全力 - EDN Japan
- ^ ニュースリリース:2010年2月8日 日立製作所
- ^ ルネサス、40nmの車載マイコン製造を台湾TSMCに委託 - Car Watch
- ^ アプリケーションプロセッサ「SH--Mobile」が実現する携帯電話マルチメディアソリューション 株式会社ルネサス テクノロジ
- ^ 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (2008年7月). “携帯電話の高機能化を支える端末プラットフォーム開発” (PDF). 2009年6月6日閲覧。
- ^ ルネサス エレクトロニクス株式会社 (2007年12月11日). “3G携帯電話向け共同開発プロジェクトの成果について” (PDF). 2013年3月11日閲覧。
- ^ 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (2008年10月16日). “報道発表資料 ドコモ、ルネサス、富士通、シャープの4社がHSUPA対応携帯電話プラットフォームを共同開発”. 2009年6月6日閲覧。
- ^ 報道発表資料 : 台湾 MediaTek社とLTE対応通信プラットフォームのライセンス契約を締結 NTTドコモ
- ^ 「Qualcommと肩を並べる」はずだったルネサス モバイル、事業売却へ:ビジネスニュース 事業売却 - MONOist
- ^ http://lwn.net/Articles/647636/
- ^ http://j-core.org/
SuperH (日立製作所→ルネサス エレクトロニクス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 07:19 UTC 版)
「RISC」の記事における「SuperH (日立製作所→ルネサス エレクトロニクス)」の解説
組み込みシステム向けで、SH-1~SH-5がある。コードサイズの効率化を狙って固定命令長を16ビットとした。このコンパクトな命令セットは他社の命令セットにも影響を与えた。セガのゲーム機にも使用された。
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