ハンドヘルドPC
ハンドヘルドPC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 03:20 UTC 版)
「ハンドヘルドコンピュータ」の記事における「ハンドヘルドPC」の解説
ハンドヘルドPC (Handheld PC) はマイクロソフトの用語であり、ノートPCやラップトップPCより小さいコンピュータを指す。マイクロソフトが定義するハンドヘルドPCは、サイズだけでなく、OSとして"Windows CE"が動作することが絶対条件である。 「Microsoft Windows Embedded CE#PDAでの利用」も参照 マイクロソフトの定義するハンドヘルドPCの条件は以下の通り。 マイクロソフトのWindows CE (Handheld PC Platform Release) が搭載されている OEM Platform Releaseとしてアプリケーションをバンドルできる ROMを使用 640×240 - 640×480あるいはそれ以上の画面解像度のディスプレイを持つ キーボードを装備 CFスロットを装備 PCMCIAスロットを装備 赤外線通信ポート(IrDA)を装備 シリアルポートかUSBポートを装備 ほとんどのものは、簡易webブラウザ、メールソフトを搭載し、パソコン用の文書制作および表計算ソフトで生成されるものと同じファイル形式を扱えるソフトを搭載しているものも多い。横長のモノクロまたはカラーの液晶が搭載されている。当時既に完成していた技術をただ組み合わせただけのものであり、機能的には何ら見るべきものがなく、結局優れたソフトも登場しないまま短期間で消滅した。 機種としてはNECの「モバイルギア」、シャープの「テリオス」、カシオの「カシオペア」、日本ビクターの「インターリンク」、日立製作所の「ペルソナ」、ヒューレット・パッカードの「Jornada」、NTTドコモが販売する「シグマリオン」(製造はNEC)などが代表格だが、いずれも生産終了している。
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