CISCとは? わかりやすく解説

シスク【CISC】


CISC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 15:24 UTC 版)

CISC(しすく、: complex instruction set computer)は、コンピュータ命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計の方向性の一つである。単純な命令を指向したRISCが考案されたときに、対比して(レトロニム)従来のISAは複雑であるとして、"Complex" の語を用いた "CISC" と呼ばれる様になった。典型的なCISCのISAはしばしば、単一の命令で複数の処理を行う、可変長命令である、直交性がある、演算命令のオペランドにメモリを指定できる[1]、などで特徴づけられる。


注釈

  1. ^ AArch64では可変長命令やバンク切り替えなど
  2. ^ フェッチしたコードにつき、全てのワードやバイトごとにそれぞれ命令の先頭であるとみなしてデコードをすすめ、その中から有効なデコード結果の組み合わせを選択するという方式が1995年頃に確立したことから、回路規模を大きくするデメリットがあるものの可変命令長であっても1クロックサイクルで複数の命令をデコードできる。近年のプロセッサは5命令から20命令を一度にデコードできる。

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