PC-H98シリーズとは? わかりやすく解説

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PC-H98シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/27 16:16 UTC 版)

PC-H98シリーズは、日本電気 (NEC)(現NECパーソナルコンピュータ)が販売していたパーソナルコンピュータの製品群の名称である。 PC-9800シリーズの上位互換機種に位置づけられ、「エイチ98」もしくは「ハイパー98」と呼ばれる。




  1. ^ 当時の量産DRAMのアクセスタイミングではFSB 33MHz駆動の下でメインメモリアクセスを行う際にウェイト挿入が避けられず、高速CPUの性能をフルに発揮させるには高価なSRAMを用いたキャッシュメモリの搭載が必須であったことによる。なお、後継である486系CPUではこの状況をふまえ、CPUそのものに8KBの1次キャッシュが内蔵されている。
  2. ^ 後のPCIバスで行われているのと同様のレベルトリガ動作。割り込み信号がHighになっている間は自由に追加割り込みを行うことが出来る。
  3. ^ エッジトリガ動作。その名の通り、割り込み信号の立ち上がりを検出して割り込みを行うもので、追加割り込みは出来ない。
  4. ^ PC-H98シリーズ登場以前のCバス用ボードでも音源ボードやSCSIボードなど、煩雑なジャンパ設定が必要なものも少なからず存在したが、大抵の場合は各種類のボードを1枚ずつ挿して使用する限り、出荷時設定の決め打ちで事足りた。実際にジャンパ設定を出荷時状態から変更する必要に迫られるのは、同種ボードを複数枚同時に挿して使用する場合(必然的にリソースの競合が発生する)や、利用するメモリマネージャやアプリケーションソフトの関係で個々の環境によって設定内容が千差万別となる、Cバス用増設メモリボードを利用する場合などに限られた。
  5. ^ PC-9801互換機としてみた場合、非互換なのはV30に依存する各種ソフトウェアの動作や、ごく一部の(実際には利用されることが極めて稀な)グラフィック機能サポート、それにCPUのタイミングに依存したソフトウェア・ハードウェアなどで、ノーマルモードの下での各種アプリケーションは、「要VX/UX以降」とされたものについてはソフトウェアプロテクトやUNIX互換OSなどのOSも含めてほぼ全てが正常動作する。
  6. ^ 実際には同軸コネクタ3本のGND信号線も存在するので32ピン相当となる。
  7. ^ さらに、PC-H98 model 105/U105では専用接続ケーブルを併用することでPC-9801-73からの音声出力も出力可能であった。
  8. ^ NECから発売されたMS-Windows 3.0、MS-Windows 3.0AやMS-DOS 3.3C[基本機能セット](同[拡張機能セット]は共通)などのOSは、ノーマルのPC-9800シリーズとは別にPC-H98シリーズ専用のパッケージが発売されたが、MS-Windows 3.0B、MS-DOS 5.0以降は統合され単一のパッケージになった。
  9. ^ NECの主力商品であったPC-9801型番のデスクトップ機で3.5インチFDD搭載モデルの型番のサフィックスに「U」が付されるようになるのは、1990年11月発表のPC-9801DA/DS/DX以降である。
  10. ^ チェックをパスした場合はPC-H98-B03と同様にPC-9801-55互換のディスクパラメータが適用される。
  11. ^ このパラメータは続くPC-9801-92やPC-9821A-E10から最後のNEC純正PC-9800シリーズ対応SCSIインターフェイスカードとなったPC-9821X-B09・PC-9821X-B10まで、多少の拡張を施しつつ継続採用された。


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