フグ田マスオとは? わかりやすく解説

フグ田マスオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:58 UTC 版)

サザエさんの登場人物」の記事における「フグ田マスオ」の解説

フグマスオ) 声 - 近石真介1969年10月5日 - 1978年6月4日)→増岡弘1978年6月11日 - 2019年8月18日)→田中秀幸2019年8月25日 - )、島﨑信長日清食品コーポレートCM) 演 - 小泉博川崎敬三小野寺昭宅麻伸筒井道隆観月ありさ版)→葛山信吾舞台版)→西島秀俊 サザエの夫でタラオの父。波平フネ娘婿で、さらにカツオワカメ義兄姉婿)、ノリスケの義いとこ、海平・なぎえ・造・トシオの姪婿、サケオの弟でノリオ叔父(またはフグ田家の次男もあたる)。 原作では、生まれ年1917年大正6年)。32歳(アニメでは28歳)。血液型B型呼ばれ方 波平フネではマスオへの言葉遣い異なっており、波平は「マスオくん」と呼んでやや余裕ある話し方フネは「マスオさん」と呼び敬語使っている。他者からの呼ばれ方については、サザエが「マスオさん」あるいは「あなた」、ノリスケ・タイコが「マスオさん」、カツオが「マスオ兄さんもしくは単に「兄さん」、ワカメが「マスオお兄さん」(担当声優津村になる前はワカメも「マスオ兄さんと言っていた)、タラオ「パパ」ノリオが「マスオ叔父さん」、穴子上司が「フグ田君」となっている。 人物 髪型オールバックで、メガネをかけている。 大阪市住吉区出身住吉大社ほど近い古い住宅街にあり、そばを阪堺電気軌道路面電車通っている。帰省エピソード一度だけある。普段会話では大阪弁使わないが、原作に時々出てくる母親大阪弁を話す。父親死去していて、原作では容姿登場しないが、アニメ版ではマスオ幼少期遊園地行った回想シーン登場している。 友人は、同僚親友悪友穴子義理従兄弟名コンビ波野ノリスケである。2人とはそれぞれ仕事帰りなどによく飲みに行く。 子供の頃学校美人先生近所住んでいる品のよい女性憧れていた。 アニメでは、以前波平同じく自宅浴衣などの和服を着ることが多かったが、近年[いつ?]は洋服統一されており、正月時期などの例外除き普段着として和服を着ることは無くなっている。 仕事など 勤めている会社当初郊外だったが、後に有楽町に移る[信頼性検証]。また、二浪した後に私立大学卒業して入社し平社員から32歳の時に係長昇進アニメ版のみ設定として、二浪した後に早稲田大学商学部入学し在学中野球部在籍(ただし、補欠原作では「学生時代豪速球ピッチャーとしてならした」と自慢している)。同大学卒業後に海山商事株式会社東証一部上場総合商社)に就職し営業課配属され、現在は係長隣席穴子。まだ20代ということ若干空回りうっかりミス発生させるため、部長上司指導を受ける場面もときどき見られるが、真面目な性格ゆえに信頼度も高い。 波平現役サラリーマンであることから、アニメ版ではこの2人会話シーンがよく描かれている。帰宅中に出くわすこともしばしばだが、そのまま二人で梯子酒をして、そろって妻(フネサザエ)に怒られることが多い。 サザエとの結婚と同居生活 原作では2巻サザエ結婚公開見合スピード結婚であり「サザエ全て惚れ込んで」と理由挙げていた(また、サザエ初め会ったときは「なんて髪が綺麗な女性なんだ」と思ったようである)。結婚当初サザエタラオとのフグ田家3人で磯野家近所にある借家住んでいた。しかし、マスオが家の囲い木製)をのこぎり切って(まき)にしようとしたのを大家見られ直後に「家が売れたから出てくれ」と言われサザエ大家歯向かい怪我をさせた。最終的に磯野家同居することになり、現在に至る。 マスオ婿養子ではなくサザエタラオ共にフグ田姓を名乗っており、フグ田家として磯野家同居している形である(二世住宅)。ただし、マスオの「周り気を遣う優しい性格」も相まってアニメ視聴者などからは、「マスオ婿養子」のように思われることもある[要出典]。なお、妻の家族同居している男性を「マスオさん」と呼ぶが、語源はフグ田マスオからきている。バブル期には「マスオさん現象」という言葉まで生まれた(「知恵蔵2007年版」)。なお、磯野家同居しているのは恒久的なものではなくマイホーム購入するまでの一時的な同居」という設定[要出典]。 性格 基本的にはいい兄貴分であるためカツオワカメ慕われている。アニメ版性格は、生真面目不器用気弱かなりの心配性であり、いつも周囲気を遣っており、優しくお人好しである。お人好しすぎて、損をすることが多い。また、人に頼まれたことはイヤと言えない性格ゆえ、サザエ子供達、あるいはノリスケなどからも物事頼まれたり、相談借金持ち掛けられたりするケース少なくない。非常にゴマすり性格でもある。ただし、八百屋言葉巧みバナナ半値以下に値切ったというしたたかな面も持つ。原作ではサザエ怒鳴りつけたり波平イタズラ仕組んでほくそえむなど、アニメ版にはない人間臭い一面描かれている。 前述通り家族同居していることもあり、アニメ版ではマスオ家族怒ったり、強く意見言ったりすることは滅多にないまた、アニメ放映開始当初マスオは、主に敬語話していた。その後も、波平フネ、およびごく親しい人であっても目上人間には基本的に敬語である。ただし、原作では磯野家に対して主張したり、カツオいたずらに怒ったりする時もある。 サザエ脇の下くすぐってワカメ濡れ衣を着せたり、麻雀をしているのに「雨宿りしてるよ」と嘘をつくこともある。 隠し下手である。例えサザエ本の中にへそくり隠しても、サザエみつかってしまうし、飲んでから帰ろうとする時に「怪車(カイシャ)」という名のバーあるいはスナックにて、その店名利用し「今カイシャにいる」と家に電話をかけて会社残業しているように振る舞うが、サザエに既に退社していることを見抜かれてしまう。 うまい言い訳思いついても、すぐ妻にばれてしまう(穴子も同様)。 頭の中で思っていることや考えていることが顔に出る失言 前述のような周り気を遣う優しい性格割には本人悪気はないがとんだ失言放つことも何度かある。波平考えた句を「どう考えて入選するような句じゃないと言ったり、サザエに絵のモデル頼んだ時「野菜描こう思ったけど、野菜だと高くつくから」と言う見ず知らず女性転倒したときに、転倒した時間計る83歳になる女性年齢を「今日不快指数と同じ」と答える、波平写っている写真ピンボケしていることをサザエ波平話している時、波平本人のことを言っていると思いサザエに「お義父さんはまだピンボケていないと言うなどそれぞれ怒らせたことがあるまた、かつての友人である女性ワカメを「妹の子供です」と紹介したため、ワカメ混乱させてしまったことがある趣味・特技など ゴルフ(あまりうまくない)・麻雀飲酒絵を描くこと。 バイオリン本人いわく学生時代によくやったとのこと本人はうまい思っているが、実際すこぶる下手(原作では、サザエバイオリンを引く音と木をノコギリで切る音の区別付けられていないアニメではサザエから「ガラスを釘で引っ掻いたような音」と例えられている)。まれに家族全員集めて演奏会を開くが、演奏し始めると家族はおろかタマまでも逃げ出すパチンコ原作アニメ共に描かれている。 競馬原作では、夢中になってサザエ怒らせたことがある饅頭中身食べず当てること(粒餡こし餡白餡かなど)。 贈り物振っただけで中身当てることができる。そのため、オイルショックの頃に買い占め売り惜しみ横行したことにより、倉庫中身当ててくれと頼まれことがある体力自信がある。 体が柔らかくホットケーキひっくり返す同時に「ヤーッ」っと叫んで宙返りするなど驚異的な身体能力披露している。別の話では足の裏使って耳を塞いでいる。 肩車しながら走り回って子供喜ばすことが得意である。 サザエよりも裁縫がうまいという一面もある。マスオ縫った雑巾見たフネが「サザエいい人結ばれた」と嬉しがるほどの腕前。これは、子供時にイタズラをすると、母から罰としてよく雑巾を縫わされたため。 結婚後に波平影響相撲好きになった。 読書…これも物凄く大好きで、一度読み出す周り見えなくなり、声をかけられても碌に聞いておらず、空返事をして後で大慌てをする破目になる。また大量の本を読んでいる姿を見たサザエから「そんなに読んだら体の毒よ」と言われた。またテレビ見ている時などでも同様の仕草をすることがあり、これも後にとんでもない目に遭ったりする。食事をとりながら新聞を読むのに夢中になってサザエの話を聞かずテーブル移動させられることもある。 機械いじり…車のワイパー見て自動大根おろし機」を発明したり、家のテレビ修理までしていた(横に倒したまま映ってしまったのがオチ)。押し売り撃退する仕掛け発明したが、すぐに故障してしまった。 ガーデニング…こちらは腕が良く、その出来栄え良い。しかし、植えた植物の周りに置く石が無いからと、代わりにビール瓶逆さにして並べようとするが、それをビール大量に飲む口実とし、家族から呆れられることも。 原作や、かつてはアニメにおいても、タバコ吸っていた。 サザエと共に西部劇ファン献血ハシゴをして貧血倒れたことがある。 1番好きな食べ物カレーライス苦手なもの好きな割に下手なものを含む) ネズミ見てキャッ!」と悲鳴をあげ、座布団かぶって震えシーンがある。 子供の頃、馬に蹴飛ばされことがあるため、乗馬が嫌いである。 子供のときから帽子が嫌いと言っている。 年上の女性の相手をするのが苦手。 手先不器用らしく、裏口木戸修理してもすぐに壊れてしまう。その為サザエマスオ本人のいない時に、こっそり棟梁呼んで再度修理したに釘を打ちつけようとして金槌手を打って時計が下に落ちて足に当たり、手と足を怪我したバイオリン同様日曜大工に関しても、自分が下手であるということを全く自覚していない。 上記のように身体能力の高さをうかがえるものの、いわゆるカナヅチで全く泳げない。原作では川に入っている自殺志願者助けようとして自分溺れ逆に自殺志願者助けられるというエピソードがある。 乗り物関係 通勤手段バス電車で、会社から帰る時は電車乗って駅から歩いて帰るその際波平出会い共に飲んで帰ることも珍しくない2008年5月4日放送マスオ風を切る」(作品No.6019)において、電車通勤辛さ嘆いた上でバイク通勤をすると言い出したことがある大型二輪免許取得するつもりだったようで、まずは原付から始めて三郎手配した配達用のバイク借りて乗ったしかしながら時間経ってマスオ帰って来なかったため家族、特にサザエ激昂するほど心配した結果夜遅く帰宅したマスオサザエに「気持ち良かったんでつい会社近くまで行ってみたが道のりが案外遠く、これを毎日続けるのが億劫になった」と話しバイク通勤断念する至った。なおサザエ事故起こすことを心配し家族の中では唯一バイク通勤には猛反対していた。 アニメ版では一家の中で唯一普通自動車運転免許持っているが、磯野家敷地内に車が入らず家族旅行の際に時々レンタカー借りるか、借りられないときは通勤時と同じく電車バス利用する。 その他エピソード 元々は長谷川上京のために当時地方紙連載していた本作を一旦終わらせた際にサザエ結婚相手として即興描かれキャラクターで、連載再開時に顔を忘れていた長谷川バックナンバーを見に新聞社訪れている。 モデルは、長谷川町子義弟(妹の夫)。 サザエいわく、仲人から「マスオ開けっ放しの人」と言われたようである。 給料は低いと思われており、「ボーナス出たらなにがほしい?」とカツオワカメ聞いた際、カツオは「消しゴムワカメは「風船ガム」と答えている。それに対しマスオは「見くびるな、もっと出るぞ!!」と怒鳴っている。また、マスオベンチで隣に座っていた男に「(給料は)手取り34,000円、楽じゃない」と話している。「磯野家の謎によれば掲載当時1965年)でも「薄給」とされた(「磯野家の謎39頁)。同時期の波平給料税込みで7万円と「高給取り」とされた。 小説執筆挑戦したことがあるが、失敗続き原稿用紙1枚分も書けなかった。 学生時代友人誘われ怪盗風神丸(かいとうふうじんまる)」という時代劇映画エキストラ演じたことがある(しかも監督気に入られ捕り方前方になった)が、腕時計をしていたためマスオ出演シーンカットされた。現在、マスオ出た映画はこれのみである。 「サザエさん30年後」では頭髪がすっかり白髪になっている嘉門達夫楽曲NIPPONサザエさん」で「大阪生まれ だけれど一度大阪弁しゃべらない」という歌詞があるが、実際幼少期時代大阪での同窓会シーンでは、大阪弁話している部分みられる

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フグ田マスオ

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サザエさん」の記事における「フグ田マスオ」の解説

日刊フクニチ連載当時最終回初登場し、2巻サザエ結婚したサラリーマン結婚当初サザエタラオとのフグ田家3人で磯野家近所にある借家住んでいたこともあり、2巻において大家喧嘩し追い出されたため磯野家同居。現在に至る。

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