ドイツ・ロマン主義運動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ドイツ・ロマン主義運動の意味・解説 

ロマン主義

(ドイツ・ロマン主義運動 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 01:44 UTC 版)

ロマン主義(ロマンしゅぎ、: Romanticism: Romantisme: Romantik: Romanticismo西: Romanticismo: Romantismo)は、主として18世紀末から19世紀前半にヨーロッパで、その後にヨーロッパの影響を受けた諸地域で起こった精神運動のひとつである。それまでの理性偏重、合理主義などに対し感受性や主観に重きをおいた一連の運動であり、古典主義と対をなす。恋愛賛美、民族意識の高揚、中世への憧憬といった特徴をもち、近代国民国家形成を促進した。その動きは文芸美術音楽演劇などさまざまな芸術分野に及んだ。のちに、その反動として写実主義自然主義などをもたらした。


  1. ^ ROMANTICISM-Dictionary of the History of Ideas、2009-08-20閲覧。
  2. ^ Romanticism. Retrieved 30 January 2008, from Encyclopædia Britannica Online
  3. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、pp.9-10。
  4. ^ 中込純次 (1982年7月29日). “ルソー、ユゴーから鴎外へ「仏ロマン主義運動と日本文学」”. 財団法人山人会. 2006年6月16日閲覧。
  5. ^ 澁澤龍彦『小ロマン派群像』(「悪魔のいる文学史」〔中公文庫〕所収)
  6. ^ a b ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、p.83。
  7. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、p.25。
  8. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、pp.9-85。
  9. ^ 高橋優「ノヴァーリス生誕250年シンポジウムに参加して」Ikubundo(郁文堂Brunnen Nr.527, Okt. 2022、7-9頁のうち9頁。
  10. ^ a b c d e f g h i 岩本和子、「ベルギーにおけるロマン主義運動ー想像の「国民文化」形成ー」『国際文化学研究 : 神戸大学国際文化学部紀要』 1999年3月 11号 p.1-35, 神戸大学国際文化学部
  11. ^ 田所(1993:150)
  12. ^ ジョゼ/高見訳(1975:44)
  13. ^ ジャック・ジョゼ/高見英一、鼓直:訳『ラテンアメリカ文学史』白水社(文庫クセジュ)、1975/07 p.38
  14. ^ a b c シッコ・アレンカール、マルクス・ヴェニシオ・リベイロ、ルシア・カルピ/東明彦、鈴木茂、アンジェロ・イシ:訳『ブラジルの歴史 ブラジル高校歴史教科書』明石書店、2003/01 p.255
  15. ^ a b c d 田所清克「ナショナル・アイデンティティー構築の歴史とその構想者たち」『ブラジル学への誘い その民族と文化の原点を求めて』田所清克、世界思想社、2001/09
  16. ^ a b c d e 田所清克「ブラジル浪漫主義の思想と主題」『ブラジル学への誘い その民族と文化の原点を求めて』田所清克、世界思想社、2001/09
  17. ^ シッコ・アレンカール、マルクス・ヴェニシオ・リベイロ、ルシア・カルピ/東明彦、鈴木茂、アンジェロ・イシ:訳『ブラジルの歴史 ブラジル高校歴史教科書』明石書店、2003/01 p.254
  18. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、p.41。


「ロマン主義」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドイツ・ロマン主義運動」の関連用語

ドイツ・ロマン主義運動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドイツ・ロマン主義運動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロマン主義 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS