“機凱種”とは? わかりやすく解説

“機凱種(エクスマキナ)”

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:39 UTC 版)

ノーゲーム・ノーライフ」の記事における「“機凱種(エクスマキナ)”」の解説

位階序列十位生物ではなく機械でできた種族太古の昔不活性化した神霊種に創られた種族原作8巻神霊種戦(双六ゲーム)終了後神霊種である帆楼が『観測解析検証、対応を行う四機と、それを指揮統括する一つ機械』なるものを作った語ったことや『テト願い望み信じて生んでくれたーーあの子生んだ彼女』とシュヴィ(下記参照)と思われるものを創造したような表記があることから、機凱種を作った神霊種は帆楼だと推測できる。人の形をしているが、体中機械のような装備付いている。 大戦時は「連結体(クラスタ)」という群で行動していた。機凱種が受けた攻撃解析し、その攻撃同等能力武装瞬時設計したり、その攻撃模倣して自分たちのものとすることができる。それ故に、理論上無限に強くなることができる。また、模倣以外にも原理解析し解決策となる応用兵器開発可能である。 敵に攻撃されれば反撃はするが、敵対しなければ攻撃してこないので、他種族から接触してならないとされた。 大戦期には、他種族から天翼種と双璧をなす存在とされ危険視されていた。確認されているだけでも「観測体(ゼーア)」「解析体(プリューファ)」「設計体(ツァイヘン)」「戦闘体(ケンプファ)」「指揮体(ベフェール)」「遺志体(プライヤー)」の6種が存在し解析からの新兵器製造までを一瞬にして済ませるゆえに、アズリールは彼らを倒せにも拘らず倒さなかった。なお、この6種とは異なり道具を扱う者”であるリクを「意志者(シュピーラー)」と呼ぶ。また9巻『 』負けてからは空の事を「遺志者(シュピーラー)」ではなく継ぐ者(フォーツェンサー)」と定義を改めている(本人たちから直接受け継いだではなく独自に過去の人間に迫ったためと思われる)。 動力は、疑似精霊回廊接続神経から精霊回廊精霊吸い上げて扱う。そのため、擬似精霊回廊接続神経は常に露出させておく必要がある戦闘をする際には、精霊回廊から大量精霊吸い上げ殺すことで霊骸排出する。これが機凱種の武器動力となる。大戦後は十の盟約により精霊殺害不可になったため、別の動力源変えている。また、個体ではなく群体という扱いのためエクスマキナ同士なら危害加える事が可能(全体一つ個体であるため、口論喧嘩をもって悩んでいる”と判定され、他個体破壊は“自傷”となるためである)。 9巻にて空のスマホ干渉異世界二進法言語解読しあまつさえリアルタイム変化する暗号すらも一瞬割り出し、「通信端末」であることすら解析する恐ろしい離れ業披露。 本来の理論理論重ね機械演算戦神アルトシュとの交戦経験に基づく最強戦闘能力さらには論理たる「人間の心」すら獲得した強敵となってエルキア王国現れた。 現代想定されている、「神託機械」すら超越するその演算能力から、作中では「超越演算機」と空は称するほどである。あらゆる言語言外意図すら汲み取り、「肯」か「否」以外のそれ以外」という意図を空やステフ感情から解析する異形である。空お得意ペテンであるレトリックすら即座に破り文中の「本当」と「嘘」部分判別し情報抜き出している。全クラスタ連結した時の演算回数はRayo(3↑↑3)回に上るという、本来ならば“あらゆる機械無条件カンストする”ほどの演算回数やってのけた。(Rayo(n)とはラヨ関数であり、「3↑↑3」の「↑」はクヌースの矢印表記であるが、2020年現在この関数定義されておらず、Rayo(3↑↑3)も単一の数を定めない詳しくラヨ数参照。) 本来、二人零和有限確定完全情報ゲームであったチェスに「ランダム要素組み込まれあまつさえ最悪手”の読み合い化した電撃戦チェス全てのパターン暴き読み切るという不可能を可能にした。 その凄まじいオーバーテクノロジーは、エロ漫画から異世界技術文化文明再現するまでに正確無比である。『 』をして“正面から挑んで負け可能性が一番高い種族”と言わしめている。 大戦末期において、焉龍「アランレイヴ」と交戦したことをキッカケ大戦終結大きく関わっていくこととなる。 シュヴィ・ドーラ 声 - 茅野愛衣 機凱種の少女見た目十歳ほどの黒髪の少女だが、実年齢製造経過年数)はリク出会った時点210歳。容姿は白と似ている。 機凱種の中でも平均以下の性能しかない解析体(プリューファ)』である。機体個体識別番号は「Üc(ユーバクラスタ)207番機Pr(プリューファ)型4f57t9機」であり、シュヴィという名は彼女自身提案した『シュヴァルツァー』という名をリク改めたもの。また、「シュヴァルツァー(Schwarzer)」はドイツ語で「黒い男」を意味し形容詞schwarz(シュヴァルツ・黒い)を名詞化した語である。 「心」を知るためにリク押し倒しその後共に行動するうになるその際自身が機凱種間の連結解除されてしまった単独機であることを伝えている。大戦終わらせるための行動始めるのと同時期にリク結婚する。 「星杯」を顕現させるための工作として「通行規制(アイン・ヴィーク)」設置中にジブリール遭遇自身極めて珍しい連結解除され単独機であることをジブリール悟られ結果執着に近い興味引いてしまいやり過ごすことに失敗。また全武装用いた"命乞い"も失敗してしまうが、リクとの約束を守るため、唯一の勝ち筋である機凱種のクラスタ再連結することを選択する通信先のユーバ・アイン自分自身の『心』を同期すること提言認められるものの、4分11秒という絶望的な長さ同期時間提示されてしまう。しかし【全典開】を行い全機凱種の武装火器装備駆使してジブリール対抗する遂にジブリール全力の「天撃」を受け消滅するが、リクから貰った結婚指輪守りきり、同期完了し全機凱種に想い託した。 なお、ジブリールはシュヴィの名を覚えてはいるが、シュヴィは「ドーラ」とは名乗らなかったため、別人思っている。 ユーバ・アイン シュヴィの所属するユーバ・クラスタの指揮体(ベフェール)。再連結申請した際に通話応じた固体。シュヴィの行動疑問持ちながらも、貴重なサンプルデータであると“取り繕って”シュヴィに再連結許可し、『心』を受け取ることを決定する。全クラスタ同期完了させた後、シュヴィに別れ告げた彼のユーバ・クラスタもアヴァント・ヘイム制圧参加している。 アインツィヒ(全連結指揮体) 声 - 諏訪部順一 機凱種の全連結指揮体である男らしき姿の機凱種。消滅し遺志体(プライヤー)」となったシュヴィから託され遺志を果たすため、リク接触した名前の由来ドイツ語形容詞「einzig」であり「ただ一つの、一人だけの」を意味する、 シュヴィが欠けた後の計画補正し実行する大戦終結のためにアルトシュと交戦し、その「神髄剥離成功する正確には「成功したということになっている」と記述されており、アルトシュの「神髄」が消滅した理由についてはあいまいになっている)。 機凱種の歴史上、アルトシュを目視確認し情報最初に記録した個体でもある。 作中にて初め人間嘘をつくという行動出た機凱種。 現代耐用年数超過している、自身後継機目下最優先で作らせている。 最初は空を意思者と呼び勝負挑むが、彼ら機凱種が見ていたものは空ではなく、その影に映る「幽霊であったため、空個人とのチェス戦において、本来ではありえない引き分け”をしている。早打ちチェスにおいても、最終局以外では『 』として見ておらず、白を認識しながらも理解をしていなかった。 最終局では、思いの丈を、嘘をつき、欺き遺志者が愛したものを、自分たちでないと知りながらも愛し、その願い全てぶち壊し思いを、演算ではなく「心」から打ち、たった一度しか通じない『 』全力持って敗れたイミルアイン(アエルト・イミル・クラスタ・アイン) 十代半ばほどの人間少女のような見た目の機凱種。役称は『旧E連結第一指揮体』。識別番号はEc001Bf9O48a2。長いという理由で空によってイミルアイン名付けられるメイド服姿であらわれあやめ色の髪を持つ。 彼女のクラスタは、『真典・星殺し(ステイル・メーター)』製造のために連合火力を受け壊滅。彼女はその生き残りである。 アルトシュ討伐にも参加しており、その際生存している。 “穴”により魂を摂取して新し個体製造するサンプル回収するジブリール断絶空間自力破り侵入し、天移した箇所一瞬割り出すといった手腕。 他の機凱種(アインツィヒ含め)が空に迫る中、一切迫らないため、空に終始疑問思われていた。そのため、空からは「包丁持って迫ってきても全く違和感がない」とヤンデレ疑惑もたれていた。 実際は、終盤早打チェス内にて「自分と空はすでに結婚しており、幸せ家庭築いており、子供もいる」という、呼び名付けた結婚したという認識だったらしく、結婚しているのだから迫る必要がないと、行動をしないだけであった窮地陥ることを予想していた空白すらも驚かせる脳内補完をしており、エラー多発したため連結解除されるゲーム後、次こそはと、最後一度「空」告白行い、空の理性砕きかけた。それにより手応え得たため、「当機は機能停止まで『好き』を偽らない」と、他の面々宣戦布告を行う。(その際新造機体作れそうになったが、連結解除されていたため、失敗妄想現実になる手前まで進んでいた。) 武装 機凱種は創造された際に、「問い答え相手」として“対応”し“答え”を導くように生み出されている。そのため、外部からの反応対応して反応返すように成長し続けた結果大戦期に受けた攻撃一瞬模倣したり、解析結果から新し兵器新造することも可能となった(本来の創造目的から、問いかけに関する返答も可能。真実を語るために、論理的な思考言葉遣いをする)。大戦期に使われ兵器のほとんどは、精霊摂取することを原動力とする。精霊十六種族イクシード)に加わったことで殺傷ができなくなり、今では使うことはできないが、元々持っていた精霊殺さない回路変化させることで、現代において大戦期と同等それ以上戦闘を行うことは可能である。武装総数は27451にものぼり、戦闘役割としない解析体(プリユーファ)ですら47固体単位保有する武装含め保有する道具を使う場合【典開(レーゼン)】を行う。武装を典開する場合精霊使用する模倣した武装場合偽典・〜(〜アポクリフェン)】。決戦兵器として独自に開発した兵器には【真典・〜】とつける。 遊戯001『チェス』 精霊用いてチェス盤実体化させるもの。手の平から地面に光を照射して、そこにチェス盤実体化させる。この【典開】は設計体(ツァイヘン)を介さず、シュヴィが作り上げたものでもある。 『偽典空囁(ラウヴアポクリフェン)』 精種(エルフ)の魔法再現した兵器。すべてを切り裂く真空の刃を無数に放つ。 『通行規制(アイン・ヴィーク)』 龍精種(ドラゴニア)の【王】焉龍「アランレイヴ」との戦いの際にシュヴィが解析提案した武装龍精種の【王】の個体と、その従龍(フォロワー)7体すべての『崩哮(ファークライ)』を防御不可能と判断し、“逸らす”ことを目的として新造された武装大戦末期には、連合の全火力をまげて誘導する計画用いられ、神撃の進路逸らした。 『一方通行(ウイン・ヴィーク)』 長距離移動のための武装空間そのもの強引に破壊し破孔が塞がる0.000046秒の間に裂け目飛び込んで一気に100km以内任意の所へ移動する大戦末期に天翼種の『天移』を模倣するまでは、この手段を使って移動していた。 『制御違反(オーヴァ・ブースト)』 機凱種が有するブースター精霊一気吸い込み殺し霊骸指向性持たせて一気排出することによって高速度を得ることができる。連続使用すれば大気摩擦表面プラズマ化するほどの高速度達する。 『全方交差(アシュート・アーマ)』 前述の『制御違反(オーヴァ・ブースト)』の応用で、霊骸指向性持たせず全方位排出することで防御応用したもの。一種防御フィールドと言える。 『偽典・焉龍哮(エンダーポクリフェン)』 龍精種の【王】アランレイヴが自己崩壊代償放つ『崩哮(ファークライ)』の43.7%を再現した火器碧い閃光とともに着弾地点地面地殻ごと蒸発させ、数千度に達す土砂成層圏まで吹き飛ばす強烈な火器である。43.7%の再現率とはいえ、これを自己崩壊なしで発射できる戦闘体(ケンプファ)に比べ32%未満解析体(プリユーファ)が放った場合でも並の天翼種ならば一撃屠ることができ、アヴァント・ヘイム制圧主力武器として機凱種全機がこの武装襲撃し多数の天翼種や地精種の戦艦を屠り猛威振るった。 『全典開(アーレス・レーゼン)』 機凱種有する全部武装、全火力、全装置限界まで同時典開するもの。その数々武装は、遠目から見ると巨大な翼見える。この技の使用は、各個体の所属するクラスタ指揮体(ベフェール)から無制限使用承認を受けることで可能とされる。 『進入禁止(カイン・エンターク)』 防御のための武装範囲効果集束させることも可能で、12mmに集束された際には天撃をも防いだ。 『偽典・天撃(ヒーメアポクリフェン)』 天翼種の『天撃』を模倣する武装。こちらも、天翼種の『天撃』とは異なり一度撃つと6年の間幼児化するデメリット存在しない。 『偽典・天移(シュラポクリフェン)』 天翼種の空間転移シフト)である『天移』を模倣する武装アヴァント・ヘイム制圧時に、アズリールが『天移』を攻撃転用したものを解析設計した跳躍距離が『一方通行(ウイン・ヴィーク)』よりもはるかに拡大した。 Org.000『真典・星殺し(ステイル・マーター)』 戦神アルトシュの『神撃』、霊種の『虚空第零加護』全弾18発、地精種の『髄爆』全弾12発、龍精種8体の『崩哮(ファークライ)』8発の“全エネルギー”の72.8%を再現する切り札実体化させた『真典・星殺し』は銃の形をしているが、あまりに巨大すぎて塔のように聳え立っていたと言う。本来の神撃や決戦兵器とは異なり、その再現したエネルギーをたった一点収束させることによって、連合火力誘導では不可能だった星殺し可能にした。 「真典・空落とし(チェック・マーター)」Prt.0001〜0010 大戦末期にシュヴィから引き付いだ特定のエラー群『心』と、対未知対応アルゴリズム用いて、空のオカズ(8.23GB)を解析して新造した兵器後述『偽典・真愛』異なりオカズ解析の後に空の反応リアルタイム反映し続け作中合計で0001〜0010のプロトタイプ設計し投入している。 『偽典・真愛(エロアポクリフェン)』 空のオカズ(8.23GB)フォルダ収められていた情報を“模倣コピー&ペースト)”したものを、画像データとして出力し全て典開してゆく兵器模倣した時に、空のタブレット内のデータ破損してしまい見られなくなっている。

※この「“機凱種(エクスマキナ)”」の解説は、「ノーゲーム・ノーライフ」の解説の一部です。
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